ネタ帳的な何か   作:名無しの権左衛門

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とあるのパクリ

///入学///

 

僕は高校生。今日から、輝かしい生活が始まると思ったんだ。

そんな風に思った僕を、殴りたい。

いや、既にわかっていたとも。

 

どんな事になるということも。

 

そして、当日。

 

委員長をやらされることになった。

 

クラスに、30人いる。

こいつらの委員長をやるなんて…胃が持たない。

とにかく、こいつらの紹介は、一日を使って仲間に引き入れながら性格やその他諸々を把握していく!

 

まずは、どんな場所か。

 

学園都市というもので、山奥の学校に行く事になっている。

 

分校で山奥だけど、クラスを作れるほど人数が多い。

 

常識として、学園都市内で30万人、行政機関に1000人程の超能力者がいる。

 

超能力者の能力は、脳の特殊改造により、特殊脳波を発することで使用できる。

 

特殊脳波を開発できなければ、身を守れる魔法を教えられる。

その魔法は、誰でも使用できるわけではない。

魔法は、特殊脳波を発する筈だった脳の偽特殊脳波を使用して、現象を発生させられる。

 

せこいが、超能力者も魔法を使える。

ただし、超能力が優先して、能力の源である特殊脳波を横取りするので、開発失敗の人物より弱い。

 

そんなものかな。今は4月。それだけ、覚えておけばいいかな。

 

「頑張るしかないか」

 

///耳朶(自分)///

僕は耳朶。フル?必要ないよ。

 

僕は僕だからね。

 

さて、この学校に入って、成り行きというかこじつけで委員長になった。

 

「耳朶君。君、名前がわけわからんから、クラス委員長ね」

 

この担任は、翌日消えたけど今は関係ない。

とにかく、この糞野郎のおかげで、面倒な事になった。

 

「耳朶くん。三カ月後に、体育祭だから」

 

無理だろ。

担任ではなく、学年毎にいるクラス団長先生に言われた。

だってさ・・・こいつら、問題児だぜ?

面倒くさいっていうもんじゃないよ。

 

「君は、特別な力を持っているから、委員長になってもらった。

 でなければ、死ぬだろうからな」

 

これは校長先生。

 

・・・…・・・

 

いや、ふざけんなよ?

あーうん・・・。しょうがないか。

皆、超強いからね。

 

そうだね。前話したように、ここは山奥の学校。

隔離されているんだ。

 

理由はクラスの皆が、異常な奴らだからだ。

 

この言い方だと、僕も異常ということになるけど、そういうこと。

だるー。

 

異常ということは、手を付けられないという事。

更に、体育祭の事を言ったということ。

これは、全員に委員長の言葉が届く様にしておくことだ。

 

本当にだるい。

 

「じゃあ、名簿と報告書を渡しておくよ」

 

これも校長先生。

パソコンがないから、こういうのは助かるんだよなぁ。

それに、忘れやすいし。

 

「期待しているよ、永久停止[ユニティクランチ]君」

 

あーはいはい。わかってますよ。

 

 

・・・

 

学校からすぐに開放される。

 

今日は何もすることがない。

 

入学式だから・・・ということではない。

理由としては、学校のシステムに関わる。

 

簡単に言うと、一定の宿題をやって一週間の末に提出する。

そして、その次の日の土日を除いた日に、その宿題でやったところを勉強する。

 

単位は、宿題をやった数。

もし正解していれば、補足のプリントのみ。

勿論、先に全てをやって提出すれば、その分を終わらせることが可能。

 

何故こんなことをするのか。

 

この学園都市は、能力を使用できる人間が多い。

その中で一番多いのは、若い生徒となる人物。

 

よく遊んで・勉強して・寝る。

これをすると、脳が効率よく活性化して、新たな可能性と威力を発揮するのだ。

 

ゲームをしすぎたり、徹夜すれば能力効率は低くなるし、威力も低くなる。

ただし、例外も存在する。

 

それでも、約30万人は、健康を崩せばすぐに能力が使用不可になる。

例外は、全体の内約20000人。

 

「きゃああああ!!」

 

叫び声が聞こえる。

女性の聲だが、ひったくりみたいだね。

 

山奥から町中に出た瞬間これだよ。

場所は、交差点付近。

 

歩行信号は青信号が点灯して、赤になった瞬間。

 

「そこの男、待てやゴルァ!!」

「・・・」

 

ひったくり犯が、彼氏っぽい人に追いかけられている。

悪人は、マスク・つば付帽子・サングラス・灰色の上着・黒の長ズボン・白のスニーカー。

よくある悪人の格好だ。

 

「捕まるかな?」

 

呟いてみる。でも、つかまらないようだね。

そのまま、赤信号をつっきって彼氏をふっきるんだろう?

解るよ。

だからさ・・・。

 

この時、世界がかなりゆっくりになる。

僕はひったくり犯に、ゆっくり歩いて近づく。

とはいっても、距離はかなりあいている。

 

そうであっても、僕にそれは無意味だ。

僕はすぐに犯人の目の前に行く。

犯人はゆっくりだが、躱して脇を通ろうとする。

 

うん。

無駄な努力、お疲れさま。

 

僕はこの人に、ひざかっくんをする。

 

すぐに、信号の脇へ退[ど]く。

そして、時は正常へ戻る。

 

「っ!?」

 

犯人はひざかっくんによって、その場で屈しながら運動エネルギーと共に前にコケる。

 

「捕まえたぞオォっ!」

「ッ!!」

 

彼氏っぽい人は、うつぶせに転んでいる男の腕と身体を拘束している。

魔法?

撃てないよ。

 

だって、焦っているからね。

感情の整理の為に、脳の働きを使っている。

そんな状態じゃ絶対に無理だよ。

 

彼女っぽい人は、彼氏っぽい人に近づく。

ああ、ちゃんと組みだ。

よかったよかった。

 

あの犯人は、後に来た能力警邏隊・規律部隊により連行された。

 

 

「あの・・・どうしてもですか?」

 

「当たり前だろォ!?」

 

まさか、彼氏っぽい人(確信)が、警邏隊だなんて・・・。

しかも、埋伏警官だったのかよ。

彼女も埋伏警官。

なんという、釣り野伏せ。

 

こりゃ、釣られるわ。

 

「事情聴取は・・・」

 

すると、一人こちらに警官がくる。

 

「ア―ッ!」

「直ぐに終わらせてください」

 

警官が腰を突き出し、マッスルしている。

なんだか、嫌な予感しかしないので、ここは乗っておく。

むやみに力を使いたくないからね。

 

むやみじゃなかった、無意味だ。

 

「じゃ、警察署行こうね」

 

埋伏警官彼女役に、諭される。

さ、パトカーに乗って、連行されよう。

 

・・・

 

お、終わった・・・。

 

埋伏警官男女に、能力と名前を云わされて状況と心境を云ったら終わった。

 

「少年!また協力してくれよなッ!」

「は、はい!」

「ウホッ?」

「ひっ!?」

 

僕はすぐに警察署から出る。

 

ここは首都。

少ししたら、直ぐに自宅である学校の寮へ帰ろう。

時間をくってしまった。

 

すると、お腹から虫の音が。

 

実際、分解が終わった物体を溶解液と共に、十二指腸に流す音なんだよね。

 

僕はそこらへんにある、ファミリーレストランに立ち寄る。

そこでは、普通のメニュー・・・がないな。

ピラフでも頼んでおこう。追加で、野菜やドリンクサービスもだ。

 

・・・

 

さて、どうしようか。

そうだ、帰るんだった。

でも、まだ時間があるっぽいから、もう少し歩いてみよう。

 

僕は左目を瞑る。

 

うん、じゃあ、この先のコンサート会場に向かおう。

 

僕は大通りの先にある階段を上る。

この階段の先に、憩いの場がある。

規則的に敷かれた石畳の道。

この上に、ベンチや区画を決められ埋められた樹木等が存在している。

 

その先には、野原がある。

そこでは、よくコンサートが行われている。

コンサート以外にもよく、他の学校による催しが行われている。

 

今日は有名らしいミュージシャンのコンサート。

僕がここに立ち寄ったのは、この後の事だよ。

 

ほら、来た。

 

僕は力を使う。

 

世界がゆっくり進む。

 

右目で見たモノ。

その結果を引き起こす存在を発見。

結果を起こす前に、その存在をコンサート会場に近づけないように逆方向へ飛ばす。

 

主に、お腹に手のひらを当てて、ちょっとだけ押す。

 

能力を解除する。

 

「キャッ!?」

 

存在は、吹き飛ばされていった。

しかし、近くのビルの壁に着地した。

空中で肉体を後ろに回転させ、足裏を壁につけるという芸当。

 

その存在は顔を上げ、僕を睨み付けてくる。

おーこわいこわい。

 

その存在は、両手にビームソードを持ち、僕に跳躍してくる。

無意味な行為、ありがとう。

 

僕は自然に笑顔になる。

例の存在は、口元を歪め切りかかってくる。

 

でも、僕はその全てを回避して、存在を地面にたたき落とす。

 

ドンッ!

 

石に肉体が当たる音。

 

存在はうつ伏せ。

更に、ビームソードを排除する。

 

「キ・・・サマ・・・アタシの仲間が、直ぐに・・・」

「あはは・・・。そんな心配してたんだ?」

「何?」

 

僕はうつ伏せになり、顔を僕の方へ向けている存在を見下す。

 

「僕の事は知っているよね?」

「ハァ?」

「ルールブレイカーって知ってる?」

 

すると、存在の顔に恐怖の表情に染まっていく。

うん、肩書は必要だよね。

 

「お、お前は、アタシを殺す・・・のか・・・?」

「そんなわけないじゃないか。ただ、暴れたら、どうにかするだけだよ?」

 

僕は下種を見下す表情を変化させ、お友達感覚で笑顔になる。

 

「わ、わかった!せ、説得する!説得するから!」

 

「うん、いいよ」

 

僕は能力を解き、開放する。

 

すると、周囲の人間がザワザワしだす。

まあ外見でいえば、男が女の子を地面にうつぶせにしているんだから。

 

存在・・・彼女は、直ぐに立ち上がって、コンサート会場の方へ行く。

 

うんうん。警告は素直に聴くべきだね。

 

僕は寛大だからね。そう・・・バカな事をする奴は、許さない性分だから。

 

「そう云ったのに」

「アタシは屈しない!」

 

今度は量子ソードを持ってきた。

相も変わらず双剣。

 

「屈しろ!」

「そうだね」

 

彼女はソードダンサーのような魅せる動きではないが、

確実に仕留める最小限の動きで仕留めてくる。

 

一瞬、フードの中の顔が見える。

 

僕がなぜ、存在と云っていたか。

それは、こいつが女以外に何かを、体内に潜めていると思ったからだ。

まあ、それがいま分かった。

 

「「行くぞ!」」

 

二つの聲。

 

刹那。周囲に居る人間や木々を、強力な脳波で吹き飛ばす。

柵はふきとばなかった。

 

今どこにいるか。

 

ここは階段を上ったところから、南北に延びるコンクリの高台の北部。

更に柵により、道路におちないようになっている端っこの通路にいる。

ここからすぐ近くには、広場や野原がある。

 

近くには、県庁所在地近くということで、ビルがものすごく多い。

 

そんな中でのこれ。

 

そして、二つの聲を発した存在。

それは白と黒の存在に分かれる。

 

二人というべきか、二つというべきか。

まあ、二人だが。

 

黒のフードは右手、白のフードは左手。

肉体的に、黒は男・白は女のようだ。

 

量子ソードは、通常のものではなかった。

刃にある球が浮き高速回転。

刃も真ん中から二つに分かれ、球からのエネルギーがレイピアのようなビームをだしている。

 

「「ワレラに屈しろ!」」

 

「来なよ」

 

僕は僕を恐れない人を、全力で迎える。

 

「「うおおおお!!」」

 

二人は、二人の真逆だ。

 

僕は二人の斬撃を回避する。

正に息ぴったりだ。

更に、自分の半身だね。

 

僕は常に、左目を閉じる。

 

「きしょい!跪け!」

「その目を、終わらせる!」

 

「うんうん、良い攻撃だよ。でもね、攻撃だけじゃいけないよ?」

 

 

「だろうな」

 

「あははは」

 

分かっていた方向から、冷たい聲が聞こえる。

この瞬間、後ろからビルが来た。

 

「「うわっ!?」」

 

二人は退避したようだ。

 

力を使用する。

でも、ビルは止まらなかった。

 

うん。分かっていたよ。

だから、既に退去済みなんだ。

 

力によって、周囲の世界が止まっている。

おかげで、ビルは周囲の全てに影響を与えず崩れ去った。

 

「ああ、原君じゃないか」

 

「チッ、誰かと思えば委員長か」

 

力を使って、脳波を使った本人の所に来た。

 

「ちょっとお話を聞きたいんだけどなあ」

 

「チッ。それは、委員長としてか」

 

「うん。それもあるよ」

 

「ならば、退け。お前に、俺を止めることはできない」

 

「その言葉、そっくりそのまま返すよ、ルールブレイカー君?」

 

原は街灯の上に、腕を組んでいる。

僕は見上げている。

 

まだ力を使っているよ。

 

まあ、わかっていると思うけど、ルールブレイカーなんだ。

 

僕らの超能力は、人間の利益になるという事に関して有利であればあるほど、順位が高くなる。

だから、本当の強さは勘定に入っていないんだ。

 

でも、強さも勘定に入れれば、既に人間世界では対処しきれない超能力者も生まれているんだ。

そういうのは、世界の理や常識が通じないとして、『ルールブレイカー』と呼ばれているんだ。

皮肉だよ。なんせ、人間じゃないってことだからね。

 

そう、普通じゃないんだ。僕も彼も。

 

おかげで、色々と暗躍していたりするんだよね。

僕は関わっていないけどね。

 

勿論、僕と彼のどちらが、最強なのか争わせようとしたけど、人間にとっての不利益ということで、

殺し合いは全くなかった。

でも、今回はクラスメイトで委員長。

 

そのまま帰すのは、面倒。

 

「それで、原君はここで何をしていたのかな?」

「お前には関係ない」

「それがあるんだ。委員長として、クラスメイトがしたことを謝罪しなければならないからね」

「俺には関係ない」

「うん、個人ではね。でも、大人になると、子供の戯言は効かなくなるよ?社会的に」

「ならば、消すのみだ」

「それは残念」

 

この瞬間、僕は地球ではないどこかに飛ばされる。

 

既にその結果は知っている。

焦ることはない。

 

「焦らないか」

「知っているからね」

「ここならば、誰にも知られない」

「流石、天地開闢[クリエイトオーダー]。世界を造るなんて凄いなぁ」

 

此処には、ただの荒野しかない。

空気は確保できる。

 

「行くぞ」

「来なよ、原君」

 

その瞬間、スーパープルームによる地上8キロぐらいにまで噴き出す大噴火が発生。

更に、ベテルギウス並の恒星30個による超新星大爆発・ブラックホール発生が巻き起こる。

次に重水素・ウラン・第116、117原子・プルトニウムによる核反応が発生。

ビッグバンによる高温反応・ビッグクランチによる絶対零度以上の零を向かわせて来る。

半径500KMの隕石を落としてくる。

更に、全ての物質を停止させて、呼吸困難にさせて来ようとする。

毎秒3000発のツァーリボンバー・プルトニウムとウランの原始形象崩落融合反応を7回発生させる。

 

「よし、やったか」

「やってないよ?」

「チッ!」

 

盛大な舌打ちが聞こえる。

 

「カオスマテリアルを使用するのはいいけど、そんなんじゃ僕を倒せないよ?」

 

「ならば!」

 

「脳波への割り込みかな?既にそれは対策してるから、無駄だよ?」

 

苦虫を噛んだような顔になる。

なんとも憎々しく思っている顔だ。

 

彼の天地開闢だけど、弱点がある。

 

全てを操るために、ところどころ弱い所がある。

だから、そこを突けばあっという間に無効化できる。

 

それに、ルールブレイカーでも、分散させると脳波による制御が難しくなる。

固くしていてもいいけど、色々と『永久停止』させる僕には無意味だからね。

 

だって、停止すれば何かが逆に働くということだからさ。

 

つまり、僕と彼の存在は矛盾しているんだ。

 

「くっ!」

「ほらほら!」

 

それでも、確実に終わりは来るんだ。

 

それは、疲れ。

疲れは脳波の動きにかなり影響がある。

結構前に説明したとおりだよ。

 

何故そうなるか?

 

それは、周囲の通行人がビルによって、つぶれなかった理由も含まれる。

 

まずは範囲。

僕も彼も、範囲は太陽系なんて目じゃない。

ミルキーウェイ全てのものを操れる。

 

次は操るもの。

僕は素粒子等全ての動き。

これらを操ることで、空中に浮いたり真空で生きられる。

彼はカオスマテリアルやこの世の原子等全て。

つまり、無というカオス(ダークマター・カオスマテリアル)で、素粒子・陽子・原子・分子・物体と作れる。

 

お互いに意識するところ。

僕は自分が死なないようにする。

彼は僕を殺そうとする。

 

この戦闘での範囲。

僕は自分の周囲。

彼はベテルギウス30個以上の範囲。

 

さて、範囲による疲労もあるが、僕が助かった理由についてだ。

上記のビルにより一般人が、つぶれなかったことについてだ。

 

 

例として、包丁は大根を切れるか。

勿論、切れる。

 

ならば、同じ鉄でできた日本刀は?

それは切れない。

 

理由として、密度と分子間の結束力だ。

物質は、常に素粒子レベルで動いている。

その素粒子により、原子・分子の結束力が決定されている。

ならば、その結束力の間に、何か別のモノを挟めば?

 

時の停止中に、ビルでつぶれない程度に固くする為に、

素粒子を一時停止させて物質間の結束力を高めたんだ。

 

解りにくい?

だったら、物質で燃えやすいのは何だと思う?

 

紙等の炭素(発火による酸化現象)・粉塵(静電気による加熱現象)等だね。

でも、樹木・石は燃えないよね。(色々度外視して考える為、溶解や高温状態は無視)

それは結束力が強いからなんだ。つまり、隙間がない。

 

藁や乾燥した木々を入れれば、燃える。

でも、押し付ければ?

燃えないよね。

 

火事が起こっても、布団などで押し付けろっていうのはそういうこと。

 

結論として、ビルの重さでつぶれないように人を一時的に固くしたっていう事。

そして、それを行うように、僕の周囲にバリアとして張ったんだ。

 

おかげで、物質がバリアに入る瞬間に周囲の物質が硬化して、空気なのに物質をはじくことができたんだ。

 

それと、彼が見失ったのは、熱と光の素粒子を形象崩壊させたから。

彼は僕を殺せないもの、簡単に殺せない物質は放っておくからね。

 

加熱やビームは、圧縮が必要だからね。

膨張だと運動を停止できるし、形象崩壊は停止すればいいからね。

停止も圧縮?

 

残念。圧縮はエネルギーと対象の素粒子が、大量に必要なんだ。

 

「チッ!これ以上は持たないか」

 

あきらめたかな?

 

目の前が反転する。

 

先ほどの場所だ。

 

「今日は見逃してやる。次、俺の目の前に出てきたら、殺す」

 

ははは・・・。

ちょっと溝が深いなぁ。

 

っと、あの二人は死んでないよね?

僕は周囲を見る。

其処には、フードが焼けくすぶった男か女かわからない存在がいた。

 

その存在は、顔の中央に縦に縫い痕がある。

 

「で、原君。この存在は?」

 

「ああ。ドッペルゲンガーというやつだ。

 俺にとってはどうでもいいからな。捨て駒だ」

 

「それで、見逃せと?」

 

「当たり前だ。これは命令だ。お前は俺に勝てない」

 

「うん、わかった。この存在は、僕が預かるよ」

 

原君は僕の能力を解除していない現実から、そのままどこかへ去る。

彼自身に、僕の停止は効かない。

 

カオスマテリアルが、彼の生命に反応しているからだ。

 

そういえば、カオスマテリアルについて説明していなかったね。

 

こいつは、カオスのスープ・ダークマターと呼ばれるものなんだ。

つまり、ビッグバンの前にそんざいしていた、全にして一つ、一つにして全な物質。

とある物質が一つの方向性に進んだ結果、ビッグバンが起こったという説がある。

ダークマターは、そのカオスマテリアルが向かった方向以外に残ったカオスマテリアルの事。

 

実際、一つの方向性を保ち、扇形円錐で翼ができている。

ならば、翼が宇宙なら、それに触れる空気はカオスマテリアル(ダークマター)とわかった。

 

ちなみに、宇宙が広がったのは熱による膨張で、カオスマテリアルが急激に振動加速したせいとなっている。

今では拡張し、ビッグバンという加熱が終わったため、後は冷えて元のカオスマテリアルに戻るだけとなっている。

 

まあ、彼が居るからこの世界はなくならない。

新たな宇宙が生まれる。

 

彼は創造神。僕は破壊神だね。

今まで僕は、全てを零にしながら加速しているからね。

 

「じゃあ、行こうか」

 

能力を停止して、世界が動き出す。

この停止は、天の川銀河全てに関係する。

故に、使うたびに、小マゼラン銀河・大マゼラン銀河・アンドロメダ銀河と衝突する年がずれていく。

 

「う・・・ぐ・・・アタシは・・・」

「行くよ」

「え、え?」

 

僕はこのまま連行と共に、明日まで保護する。

 

「っつ・・・」

「ん?ああ、なるほど」

 

存在が立ち上がらなかったけど、左目で見てみると怪我している事が分かる。

僕はその場にしゃがむ。

そして、左足に手のひらを向ける。

 

「あ、アタシに何をする気!?」

「まあまあ、ちょっとじっとしておきなよ」

 

脚を動かそうとしているけど、痛そうだ。

さっさと治療しよう。

 

僕は空気中に漂っているカオスマテリアルを上手く停止させ、足や脚の怪我を治す。

 

「あれ?痛くない・・・?」

「ほら、いくよ」

「あ、アタシはお前を攻撃したんだぞ?なぜだ?何が目的なんだ?」

 

はぁ・・・。

 

「そんなのどうでもいいよ。でも、明日、身体で色々払ってもらうよ」

「っ!?」

 

何を驚いているんだろう?

明日、原君にお灸を据えてやらないとね。

じゃないと、調子に乗ったまま人生を過ごしそうだからね。

 

「そういや、君は男?女?」

「女だけど」

「肉体も?」

「っ・・・そうだけど。何か問題でもあるのか?」

 

あ、気づいていないのか?

 

「知っているかどうかわからないけど、君自身色々半々なんだ」

「知ってる。でも、今は大丈夫だから」

「へぇ。じゃあ、安心。男女交わってちゃ、扱いがわからないからね」

「どういう意味?」

 

「原君とのお遊戯に参戦するか否か」

 

「死にたくないんだけど!?お前なんかの為に、死にたくないから!」

 

うんうん。その言葉を聴けてうれしいよ。

つまり・・・

 

「戻りたいんだね?」

「・・・」

 

「じゃあ、明日、アジトまで頼むね」

 

「はあ!?」

 

ふざけるなという声が聞こえた。

だけど、知らない。

そっちの都合より、こっちの都合が優先だ。

 

さあ・・・原君。おしおきだよ?

 

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