さて、本日お送りするのはサブ投稿の新シリーズです。これはとても書きやすそうな予感がするのですが、なぜサブなのか。下調べに時間がかかるからです。(音槌でも下調べしてるの?という意見は受け付けておりません)
まあそんなわけで月に1、2回と更新になるかと思いますが、よろしくお願いします!!
「タビケン」いよいよ活動開始!!
「さて、みんな例の
梅雨で日本中がドンヨリとした気分の中、僕ら日本・旅行研究会、通称タビケンの会長である
「もちろんですよ会長」
僕──
それを見たサークル最年少の
「え、二人ともそれを持ち歩いてきたんですか? え、不用心すぎません? ねえ関先輩」
「私は封筒に入れてそれをビニール袋に入れてそれをリュックに入れてきたわよ」
僕の幼馴染である
「僕は南京錠が付いた四角い金属製の箱に入れて、カバンに入れてきましたよ」
山梨のその言葉に思わず、それは用心しすぎじゃないか? と思ったが会長が進めたので何も言わないでおいた。
「さて。君たちには金銭面でかなり苦労したと思う。しかしこれからは『共に旅をする』という共通目的を果たそうではないか!! 私はこの旅が終わり次第このサークルの会長の座を近江君に託そうと思う」
その言葉に僕は「責任重いっすね」と苦笑い、愛莉や山梨は「会長じゃなくなっても名誉会長ですからね」と言っている。
「まあ暇な時には顔を出そうか。で、君たちはタビケンの目的を知っているだろう」
タビケン、正式名称は日本・旅行研究会。ここの目的はただ一つ「旅をする」。
僕や愛莉がこのタビケンに入ったのは1年前だが、サークル自体は2年前からあった。坂口会長が立ち上げたタビケンの目的は前出のとおり「旅をする」ことだが、目標は別にある。それはこのタビケンを芦学園大学公認サークルにすることだ。今はなんの活動実績もないため非公認だが、
そんなわけで一刻も早く旅に出れるように、なおかつ大きな話題性を持った方がいい。情報部発行の学内新聞「芦学新聞」は8割の生徒が毎日読んでいる、という芦学新聞の調べも出ており、それに載ればかなり話題にはなるだろう。そこで会長が考えたこと。
──活動実績がないサークルの年限である2年半ギリギリまで粘り、全都道府県を制覇しようと思う。
タビケンに入ったときの会長の言葉が脳裏に浮かぶ。
「全都道府県を旅することですよね!」
愛莉が元気よく答える。
「そういうことだ。きっと帰ってきたあとにはがくしんの一面になるんじゃないかと思う」
ちなみに「がくしん」とは芦学新聞の略称である。
「それはもう。ならないとおかしいレベルですよ。それでどういう行程なんですか?」
僕がそれを質問すると、会長は大きく頷き部屋の隅にあった広用紙を広げた。
そんなわけで第一話です。次回は実力テストが終わったあとですかねぇ……。ちょっと今精神的にキツいのですが頑張ります……。