生徒会長選挙の立候補用紙を書いていたら6時近くなっていました。これが今日の分の小説なのに……。これはもし、もしも生徒会長になれたら毎日投稿は無理そうですね……。なるだけ頑張りますが。
それでは本編、レッツゴーー☆
「そう言えば今日の14時くらいに三春来るってー」
僕が金銭面で一安心している横で愛莉がそう言ってあっけらかんとした笑顔を見せる。
「っていうかこの間から思ってたんですけど、御陵三春さんって教育学部ですか?」
山梨がそう尋ねると愛莉は即答した。
「そうそうそう。あそっか山梨くんも教育学部だもんね」
「はい。たまに講義が同じくらいですけど」
へえ、そうだったのか。
「ところで御陵さんはお年玉をずっと貯めていたそうだが、それを今回の日本全国制覇に使っていいのか?」
会長が話の切れ目でそんな質問をする。
──あ、それは大丈夫だと思います。
そう答えようとしたらまたもや愛莉が即答した。
「それはもう安心してください」
「ほう、というと」
「三春はいざというときのために貯めてて、その時になるとパーっと使うの」
愛莉の説明に僕は補足する。
「小学生くらいの時かなぁ。幼稚園生のときに貯めてたのを使って、親にプレゼントを買ってたし」
「まあ貯めてたのを使って買ったのはあれが最初で最後だけどね〜」
思わず思いで話に花が咲く。すると──
コンコン。
小さくスチール製の扉が叩かれる。
会長が立ち上がり、扉を開けた。
そこには少し茶色がかったセミロングの女性が立っていた。
「三春ーーーー!!久しぶりーー!!!!」
愛莉がパイプ椅子から勢いよく立ち上がり、彼女に抱きつく。
「ちょっとちょっと。数ヶ月で久しぶりはないでしょ!」
そうキレのあるツッコミを返した彼女はこちらに気づいた。
5、6年ぶりに会う彼女──御陵三春は髪型が変わり印象もかなり変わった。でも良く見ると少し色素の薄い髪だったり、真面目な表情だったりは何年か前のそれと変わらない。
「おお、優生だ!!ん、太った?」
「いやいやそこはお世辞でもたくましくなった?って言ってよ〜」
僕は三春のボケにそう返して、改めて「久しぶりだね」と言葉を交わす。
目の前にいる相手だが、中学の一年半くらい付き合ってたりする。一応、元カノということになるが、愛莉の親友だけあって三春もあっけらかんとした性格なのでそれまでと同じように接してくれている。まあありがたいが。
「いや〜でもあの頃はあんなチビだった優生が私の抜いてるなんてちょっと癪にさわるな〜」
そう言って笑う。もちろん冗談だということは分かっているので、「男子は背伸びるの遅いからな」と答える。
「あ、そうだタビケンのメンバー紹介するね」
愛莉はそう言うと三春を扉の近くから長机の前まで進ませた。
というわけでいかがだったでしょうか♪
感想・評価等いただけるととても嬉しいです!
それではまた明日の小説でお会いしましょう!!サラダバーー☆