それでは本日もお楽しみください! 本編、レッツゴーー☆
少しばかり愛莉や三春と雑談をしていると目の前に電車が入ってきた。普通の四角い電車だ。
すると突然三春が叫んだ。
「こ、これ!!E219系ですよ!芦西・銚子間でしか使われていない車両!!!!」
彼女はメモ帳を取り出し、何かを記述した。
僕らは目の前に書かれている車両形式を見て呟く。
『モハE219 502……』
「はい!『モ』というのは電動車のこと、『ハ』というのは普通座席車ということ、『E』は最近のJR東日本の車両につけられる記号で、『2』は直流を、『1』は──」
「ちょ、ちょっと三春!?電車乗り遅れるとまずいから!!」
突然始まった車両形式講義に呆けていたが愛莉が機転をきかせて三春を止め、僕らは安堵のため息を落とした。
「よ、よし。忘れ物はないな?」
『はい!』
「じゃあ乗るぞ」
そう言ってスーツケースを持ち上げた会長の後ろに僕ら4人は続く。
もう通勤通学の時間は過ぎ、車内は空いていた。どうせ次が終点なのでどこでもいいと思い、真ん中あたりに並んで座る。
10時6分。定刻どおり出発した電車は3回ほど道路の下をくぐるとすぐに下に下がり始めた。二両目なのでよく分からないが、一両目だとトンネルがよく見えることだろう。だんだん併走している県道と離れていき──突然外の景色が見えなくなった。三芦県芦西市と千葉県銚子市を結ぶ16.18kmのトンネルで、抜けるのにはしばらくかかりそうだ。明るい車内の中、ガラス越しに見えるのはうつった自分たちの姿と暗闇、そしてチラチラとした白い蛍光灯の明かりだけだ。
トンネルに入ってから4、5分ほど経っただろうか。突然ガラスの外に光が戻ってきた。トンネルを抜け、千葉に入ったのだ。
「おお〜千葉に上陸しましたよ!!」
山梨がそう言ってはしゃぎ、会長が「子供か」とツッコミを入れている。
10時22分。会長の言っていたとおりの時間にこのE219系は銚子駅の2番ホームに入っていた。隣には途中から並走していた銚子電気鉄道の切欠きホームがあり、ライトグリーンの電車が停まっていた。
僕らは荷物の忘れ物がないかを確認し、銚子駅のホームに降り立った。しかしすぐに困り果てた。
銚子駅で昼食などを買ってから千葉に向かうつもりだったのだが、ここにはキヨスクしかなかったのだ。会長は「調査不足だった」としきりに謝っていたが、一本早い電車で千葉に行けば千葉で買う時間ができるだろう、ということになり、島式ホームの反対側に停まっていた4両の209系に駆け込んだ。
総武本線や成田線などの千葉県のJR線で使用されている209系2000番・2100番は房総をイメージした黄色と青色のラインが入っている。
ちなみに今乗っている電車は成田線経由なのだが、総武本線と時間的に変わりはない。南から回るか北から回るかの違いだ。
と、いうわけで千葉駅に着くまでの2時間くらいのんびり過ごしておこう。喋るか寝るか。
というわけでいかがだったでしょうか!!
いや〜これは本当に楽しいシリーズです。どんどん鉄道の知識が増えそう。で、読者も楽しめる(?)と。これがウィンウィンの関係ってやつですね!
さて、感想・評価などお待ちしておりますし、良かったら知り合いにこの「音槌政旨」という一介の小説投稿者の名を広めていただければ幸いです。
それではまた、明日の小説でお会いしましょう!サラダバーー☆