最弱と名高い手甲武器を、最強にする【凍結中】 作:ベクセルmk. 5
オリュンポス太陽系惑星群第八惑星デメテル。
その湖の一角で、は早速戦闘が起きていた。
「あーっはっはっはっはっはっはっはっ!!」
二挺ガトリングメイド、エリーゼが湖を背後にミニガンをぶっ放していた。
エリーゼのリアルこと鮎川潤は、生粋のトリガーハッピーである。女子サバゲー同好会に通い詰めていたり、FPSゲーム大会で殿堂入りを果たしたり、アメリカまで留学して銃の撃ち方まで勉強しに行っていたのだ。
「ふぅ。たまりませんわ、この反動を殺す感覚、硝煙の香り、血霧・・・本当にゲームなのか疑問に思ってしまう程に・・・」
瞳を潤ませ、恍惚とした表情のまま、周囲を見回す。
「『換装Ⅴ』【自動装填Ⅴ】」
そう言うと、先ほどまで持っていたミニガンとは違い、片手で持ち上げれる程度の大きさのグレネードランチャーと、見たこともない見た目のミサイルランチャーを持っていた。
「あーっはっはっはっはっはっはっはっ!!」
――――――――――――――――――――ポポポポン、という小気味のいい音を立てて榴弾が発射される。グレネードでカバー出来なかった場所をミサイルで爆破する。
「みんな、して弾切れを狙って慎重になってるみたいだから、言うわね?」
グランドフロントには銃火器用の整備アイテムから消耗品扱いの弾薬アイテムまで充実している。が、プレイヤー一人が持てる限界というのは意外にも少ない。
先程まで使っていたミニガンが80000発。毎分2,000 - 4,000発では数十分で撃ち尽くしてしまう。
因みに、これだけの弾薬をストレージポーチに仕舞っていられるのは、アビリティ『大量格納Ⅴ』と『怪力Ⅴ』のお陰である。
「アビリティ『弾薬調達Ⅴ』の効果はBPを消費して10倍の弾薬を造る事が出来るの」
更に
「私の中で一番高いステータスは回復力なの。大体5000程かしら。その分運気と速力、魔力が3桁だけど」
つまり約3分後には同じ量の弾薬をばら撒けるということだ。
「そしてこれが、私のお気に入り。大口径魔力収束ランチャー、アルテミスレプリカ。エインシェントにはある程度ランクのようなものがあって、オリジナルやユニークに劣るものの、
実際この武器を入手するためにオリュンポス太陽系惑星群第七惑星アルテミスのアステロイドベルトまで取りに行ったのだ。
「それじゃあ、バイバイ♡」
プレイヤー10名 脱落
残り19名