漫画家と主夫高校生のD×D   作:カチカチチーズ

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 いがいと早くに投稿で来たぞ!
 そういえば皆さんドレススキンはどうでした?チーズはスプリングフィールドとM950Aのしか手に入りませんでした。
 浴衣はG36Cのを狙っていく予定です!


四十二頁

 

 

 

 冥界での一日目を過ごした翌日。

 なんやかんやで宮廷働きをしているリゼヴィムの護衛としてアンジェリカのガワを被り、猟兵と一部の人形らを連れてルシファードへと向かう。出る際に何やらニヤニヤとしながら猟兵以外の人形を連れていくことを勧めてきたリゼヴィムに軽く嫌な予感もとい面倒な気配を感じるがしかし、それはおとなしく胸の中に収めておく。

 まあ、そういうわけで二亜の護衛として幾体かの人形を残して四体の人形と猟兵四体を引き連れてリゼヴィムとユーグリットの後をついていく。

 

 施設へと転移術式を用いて転移して城内直通の地下通路を通って城へと入っていく最中に軽く偵察用のナノマシンをばら撒きつつ、視線のみを動かして周囲をうかがう。如何に前魔王の嫡子であり一応現政府に属しているとはいえ、ろくなチェックもなくこの城に直通の地下通路を通すのはいくら何でも不用心すぎではないだろうか。

 途中魔力で何らかのチェックを行った様子もなく、その不用心さには流石に頭痛がする。

 

 

「……あの施設の転移術式には一種のパスワードのようなものがあるらしくそれを知っているのはこうして直通通路の通れる一部の貴族だけなんですよ」

 

「なるほど」

 

 

 ユーグリットが察したのかこっそりとそう教えてくれて俺は納得しつつ、頭の片隅で軽く呆れていた。技量の足りない解析では弾かれるだろうが解析特化やそういうハック系統の専門家なら問題なくそのパスワードとやらを引っこ抜けそうだ。

 帰り際辺りに軽くちょっかいでもかけてみるか……。

 

 

 そうして、廊下を抜け城内へと入った俺たち。だが、ここは予定の場所ではない。

 一度、ここをはさんでから目的地へと向かう。なぜこの城を挟んだのか、単純な理由だ。

 もしも、現政府と殺し合うときに拠点の情報を知っていれば有利だろう?そんな、それだけの理由だ。無論、俺らは現政府とやり合うつもりはない。ああ、決してやるつもりはない。俺らは、な。

 さて、軽く通路を確認して、今度こそ俺たちは目的地へと転移する。

 

 

 同都市ルシファード、城の次に大きな施設。今日、ここで若手悪魔らの謁見がある。俺らの仕事とはそこでの警備とリゼヴィムの護衛。

 なんともしちめんどくさい仕事だが仕事は仕事、仕方なし。

 

 

「ま、基本的に無視してな。最悪、俺の名前だしときゃなんとかなるさね」

 

「お前の名前を出すような事態にならなければいいんだがな」

 

 

 からからと笑いながら言うリゼヴィムに俺は肩を竦ませながら、猟兵たちと指揮役に人形を一体、若手悪魔らの待機ホールの方へと向かわせ、俺と他の人形ら、それにユーグリットはそのままリゼヴィムについていく。

 ああ、まったく嫌な予感しかしない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 地下鉄から乗り換え数分、俺らが着いたのはこの都市で二番目に大きい建物の地下にあるホーム。

 若手悪魔、旧家、上級悪魔のお偉いさんが集まる会場と同じ建物。ボディガードさんたちと別れてから乗ったエレベーターの中で俺たちは部長から一つ警告?注意?を言われた。その時の部長はいつも以上に気合の入った言葉で、凄みを感じた。言うなら誰にも負けられない、そんな臨戦態勢時の声音だった。

 それには俺もアーシアも唾を飲み込んで自分を落ち着かせた。他は…やっぱり流石だなって思った。

 木場も小猫ちゃんも朱乃さんもそれにゼノヴィアもみんな、俺やアーシアみたいについ最近悪魔になって裏のこういった物事に関わるようになった奴とは違って落ち着いていた。

 え?ギャスパー?……聞くなよ。

 

 と、エレベーターがついたらしい。扉が開いてエレベーターの外が視界に広がる。

 そこは広いホールだった。近くには使用人らしい人がいて、俺らをというか部長を視界に入れると会釈してきた。

 

 

「ようこそ、グレモリー様。こちらへどうぞ」

 

 

 そういって案内し始める使用人のあとに続く俺たち。通路を進んでいけば、一画に複数人の人影が───

 

 

「サイラオーグ!」

 

 

 どうやら、部長はその人影の一人を知っている様子だった。

 あちらも部長を確認すると、近づいてきた。男性だ。結構デカいな……俺らとおんなじぐらいの年齢だろうか。あと、その体格に見合った武闘家みたいな感じの活動的な服装を着てる。なんだかプロレスラーみたいだな。

 

 

「久しぶりだな、リアス」

 

 

 部長とにこやかに握手を交わしてる。……?なんだか部長やサーゼクスさまにどこか似てる顔立ちをしてる。というか、もしかして部長と同じ若手悪魔?俺でもわかるぐらいの、こうなんかすごい迫力を感じる。

 あとはこの人の眷属悪魔らしい人たちもこちらに視線を向けてきてる。うわぁ、どなたもなんだか強そうですね……。

 

 

「ええ、懐かしいわ。変わりないようで安心したわ」

 

「ああ、初めての者もいるわね。彼はサイラオーグ。私の母方の従兄弟でもあるの」

 

 

 そんな風に部長はこの悪魔さんを俺らに紹介してくれる。………って、従兄弟!?だ、だからなんとなく部長やサーゼクスさまに似てるのか。

 

 

「俺はサイラオーグ・バアル。バアル家の次期当主だ」

 

 

 バアル!バアルって魔王の次に偉いっていう『大王』じゃなかったっけ!?無知な俺でも知ってるぞ!?ってことは部長のお母さんはバアル家出身の悪魔だったのか?

 それにしても大王か。すげえな、グレモリーは魔王と大王ですか!

 そんな驚く俺を余所に部長はバアル家の次期当主さんとの会話を再開させた。

 

 

「それで、こんな通路で何をしていたの?」

 

「ああ、くだらんから出てきただけだ」

 

「……くだらない?他のメンバーも来ているの?」

 

「アガレスは来ている……そこにゼファードルだ。着いた早々にゼファードルとアガレスがやりあい始めてな」

 

 

 心底嫌そうな表情でそう話す、サイラオーグさんだっけ?というか、何をやり合い始めたんだ?そんな風に疑問を俺は感じて────瞬間、建物が大きく揺れた。

 同時に破砕音も聞こえてくる!?いったい何事!?

 すっげぇ近くから聞こえてきたんですけど!?

 部長もそれが気になったのか、躊躇いもなく音のした方。大きな扉の方へ向かって

 

 

 一瞬、その脚を止めた。

 そりゃそうだろ。

 

 

 

「………問題ない」

 

「……参加者同士のいさかいに我々の介入は許可されていない」

 

「…また、テロリストの報告もない」

 

「ならば待機」

 

 

 扉の前付近に見覚えのある奴らがいたからだ。

 黒づくめの銀鳥マスクが二体。そこにいた。

 いったいどうしてここにいるのか、そんな疑問も脳裏に過ったが部長が再び歩き出したから俺らもそれを追う。

 

 

「まったく、だから開始前の会合などいらないと進言したんだ」

 

 

 嘆息しながらサイラオーグさんが自分の眷属悪魔らしき人たちと部長を追って俺らを追い越していった。

 疑問と不安がないまぜになりながらも俺たちは部長の後を追って、黒づくめたちを過ぎて開いた扉をくぐった。

 

 

 

「は?」

 

 

 扉の向こう。そこに広がっていたのは破壊され尽くした大広間。

 テーブルも椅子も装飾品も全部破壊されている!?

 中央には両陣営に分かれた悪魔の皆さんが睨みあってる!どっちも武器を取り出していて、一触触発という言葉が似あう様相だった。

 一方は邪悪そうな格好の魔物やら悪魔さんたち。もう一方は比較的普通そうな見た目の悪魔の一行さんたち。ただ、両方ともおっそろしいほどに冷たく殺意に満ちたオーラを放っていた。

 怖い!とてつもなく怖い!なんつうオーラの量と質だよ。俺らよりも上に感じる。

 

 

 

 

 そんな中、俺の視界の片隅にこの場の殺伐とした雰囲気とは切り離されたかのように落ち着いた空気の場所が映った。

 壁際に近いところにいる三つの人影。

 内二つは扉前にいた銀鳥マスクだったが、最後の一人はまったく違う人物だった。

 腰ぐらいまで伸ばした黒髪に青いメッシュを入れた、白い軍服みたいな服の上から白いコートを羽織った杖をついている女性。

 

 その視線はまるでくだらないものを見るかのようなモノのように俺は感じた。

 

 

 

 

 




 私用で土用は執筆出来ないんで早くて月曜日に投稿になるかな?次の投稿は
 G36Cが出てくれたら日曜になるかもしれない


 感想ください


 本編最後に出た人形……いったいどこの人形なんだ……
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