狼っ娘のヒーローアカデミア!!   作:ノイカ

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投稿が遅れてしまい申し訳ありませんでした!
出来るだけ早く投稿出来れば良かったのですが、中々満足にいく話を作ることができずずっと書き直していたため皆さんを待たせる結果になったこと、深く反省しております。
更に前回の後書きで、他のキャラからの視点や過去回想など入れたいと言っていたのにも関わらず、途中で力尽きてしまい、書くことができませんでした
いつか必ず過去編は書いていきたいと思いますので、どうか暖かい目で見守っていただけるとありがたいです。
大変長らくお待たせしました!それでは2話をどうぞ!


2話

ヤッホー! 転生者さんだよー!

突然だが、私は今自分の部屋のベッドの上で滅茶苦茶転がっていた。端から見たら変質者のソレだ。何故こんなことをしているのかって? それは . ..今日が原作開始日だからだ!

いや~、この世界に転生したことに気づいたその時から本当に待ちわびたよこの日を。具体的には興奮しすぎて夜更かししてしまうぐらいには、ようやく物語がスタートするんだ、興奮しない方がおかしいと思う

「千遥~、いつまで寝ているつもりなのー?学校に遅刻しちゃうわよー?」

そんなことを考えていたら階下から母の声が聞こえた。

おっと危ない危ない

「はーい、今行きまーす!」

そう返事をして階段を降り、リビングへ向かうと...

「おはよう千遥、今日は少し遅かったわね」

そう言って微笑みかける女性は私の母である

大神千叡(おおかみ ちえ)だ 私と同じ腰まで伸ばした銀髪の髪、青い瞳 おっとりとした性格の持ち主で、

個性は「遠くのものをみる個性」だ。 

「うん、ちょっと昨日夜更かししちゃってね」

「そうなの?もうご飯できてるから早く食べないとお迎え来ちゃうわよ?」

「うん、分かった!」

いつものように食卓につき、朝食を食べてから部屋に戻って身支度を整える、それが私の普段の1日のはじまりである。

そうしていると...

「千叡さん、おはようございます!」

「あら、出久ちゃんおはよう、千遥~出久ちゃん来たわよー」 

「ちょっと待って、すぐ行くから!」

そう言いながら急いで玄関に向かって迎えに来てくれた人物に挨拶をする

「出久~、おはよう!」

「あっ!おはよう千遥ちゃん!」

そう言って笑顔で挨拶を返してくれたのは今世の幼馴染みであり原作主人公でもある緑谷出久だ。

うん、やっぱり可愛いわ

「じゃあお母さん、行ってきまーす!」

「うん、行ってらっしゃい、気を付けるのよ」

「はーい!」

いつものように挨拶をし、出久と共に学校へ向かう

道中出久のヒーロー話に付き合っているとヴィランが暴れていた。第1話で最初に暴れていたあいつである。

そして敵に対して応戦するヒーローたち、あっ、出久が野次馬の中に入っていっちゃった。まったく本当にヒーローが好きだなぁ、出久のやつ え?一緒に行かないのか?君たち私の身長のこと忘れてない? そんなことを考えながら待っているうちにヴィランが逮捕され、出久も帰ってきた。

「ごめん千遥ちゃん、つい!」

「いいよー、それより早く学校行こう?遅刻しちゃうかもしれないし」

「うん!」

そんなことを言いながら学校へ行き、席について(ちなみに出久の近くの席だ)先生を待っていると、程なくしてプリントの束を持った先生が教室にきた

「全員席についてるか~?ホームルーム始めるぞ~」

そう言ってクラスメイト全員がいることを確認してから

「お前らも三年ということで本格的に将来を考えていく時期だ、今から進路希望のプリントを配るが...」

そこで一呼吸おいてから

「みんな大体ヒーロー科志望だよねー!」

そう言った瞬間、一気にクラスが沸き立った。いやテンション上がってるのは分かるけど個性使ったら危ないからね皆?

「みんな良い個性だ!でも校内での個性の発動は原則禁止だからな」

そう言って先生はやんわりとクラスのみんなを叱って、手元の名簿に視線を落とした。いやちゃんと叱れよ、と脳内で突っ込んでいると..

「先生ぇ!皆とかいっしょくたにすんなよ!俺とはこんな没個性どもと一緒に底辺なんか行かねぇよ」

勝己の暴言に周りは彼に野次を飛ばしていたが...

「あ~、爆豪は確か...雄英志望だったか?」

という先生の台詞で野次はなくなったが、逆にその言葉によって教室はざわつき始めた。

そのあとは勝己が「トップヒーローとなり高額納税者ランキングに名を刻むのだ!」となんか自信たっぷりにみみっちい話をしていたけど面倒臭かったので割愛しておこうと思う

で、徐々に教室が落ち着いてきたところで、

「そういや、緑谷と大神も雄英志望だったな」

先生が特大の爆弾を落とした

 

「緑谷が雄英志望!?無理っしょ!」

「勉強出来るだけじゃヒーロー科入れねぇんだぞ!」

「大神はともかく緑谷も!?無理に決まってるだろ!」

そんなことをクラスメイト達は言う、呆れ、嘲笑、侮蔑、そういったものを含んだ視線が出久に対して降り注ぐ、まっすぐ夢に向かって歩んでいる彼に「お前じゃ無理だ、諦めろ」と悪意を持って 原作を知っていたとはいえ本当にひどい

あぁ、本当に

「...うるさいなぁ、人の夢を頭ごなしに否定して馬鹿にして笑ってるとか本当に貴方達ヒーロー科志望なの?そんなんでヒーローになれると思ってるの?」

反吐が出るほどにむかつく

「.......」

水を打ったようにシンと静まり返る教室 おっと、つい威圧しちゃったや 反省反省

そんな静寂の中でただ1人、私たち(多分出久の方)のことをを睨み付けている生徒がいた。 

もちろん彼、爆豪勝己だ。

「デク、テメェ!!」

「か、かっちゃん」

手を爆破させながら怯えている出久に近づく彼の前に私は立つ

「別に良いでしょう?選ぶのは自由なんだから、それに私も同じ志望校なのにどうして出久にだけ怒ってるなのさ、勝己」

「ウッセェんだよ千遥!テメェはどうでもいいんだよ!さっさとそこを退けや!」

「相変わらずヒドイなぁ、それで退くほど私は優しくないからね?なんなら実力行使で退けてみたらいいじゃん、まあそれをやったら内申点とかに響くだろうけど」

と挑発混じりに言ったら

「チッ、まあいい、どうせそいつが受かるはずねぇんだからな」

そう言いながら自分の席に戻った。最後の台詞でこっちがあの爆破野郎のことを殴りそうになったが寸での所でホームルーム終了のチャイムがなったため自分の席につくことにした。     

「ご、ごめん千遥ちゃん」

「良いの良いの、夢を追いかけることは決して間違ってなんかいないし、逆にそれを最初から否定して他人を見下しているやつの方がもっと酷いんだから」

「う、うん、でも助けてくれてありがとう千遥ちゃん」

そう言って笑顔でお礼をいう出久に胸を締め付けられる、ああ、本当に良いやつだなぁ...

「さて、そろそろ授業始まるし後で話でもしよう」

「うん、じゃあまた後で!」

そう言ってお互い授業をするために席についた

          ~放課後~

とりあえずそのあとは何事もなく普通に時間は過ぎて、昼休み中に出久とお弁当を食べながら談笑した。そのあとは特になにも起きることなく現在放課後である。

「あれ?今日は帰るの早いんだね千遥ちゃん」

「うん、ちょっと用事があってね」

そう言って出久と別れ商店街へ向かって行く

理由はもちろん、「あの事件」に関わるために。

「ヘドロ事件」

原作1話、オールマイトと出久の邂逅、そしてオールマイトが出久に自身の個性を譲渡するきっかけになった事件だ。

一応考えの一つとして、出久と一緒に帰ってオールマイトに会うことで事件及び原作に関わってみることも考えたがやめることにした。原作知識によりオールマイトの秘密を知っているとはいえ、本来は厳重に秘匿されている情報なのだ。そういった話はあまり関わらない方が良いだろう。バレたらどうするか?...ちゃんとした言い訳考えよう。

そんな風に考えながら商店街に行き「その時」を待っていると爆発音と悲鳴、怒号が聞こえてきた。そこで外の様子を千里眼を使って「見る」と、ヘドロに飲まれかけて必死に抵抗している勝己の姿があった。やっぱり仲が悪いとはいえ幼馴染みが苦しんでいるとこ見ると少し辛いな

とにかく店の外へ出て野次馬の近くに紛れていると、焦ったヒーロー達の声が聞こえてきた。

色々言ってるが、要約すると「有利な個性」持ちがその場にいないということ、そしてそれが到着するまで人質である勝己には頑張ってもらうしかないということだった。そんなことをしている間も敵は暴れている。

その時、勝己と目があった。いつもの自信たっぷりの目ではなく、助けを求める目で

「...!」

その時、野次馬の中から一人の少年が勝己に向かって走っていった、出久だ。 

「馬鹿!!止めろ!!!」

周囲からそんな声や悲鳴が聞こえるが彼には関係ない、ヘドロ野郎から必死に勝己を助けようとしている。あぁまったく、本当に..

「お人好しだよね!本当!!」

そう言って私は野次馬を飛び越え彼の元に走り出した、後ろからまた呼び止める声がするが無視だ

「千遥ちゃん!?なんで!?」

驚いた顔をしているが今は話をしている余裕はない

「話はあと!私があいつの気を逸らしている間に出久は勝己の馬鹿を助けてきなさい」

「でも、それじゃあ千遥ちゃんが!」

「問題ないよ!それに、出久はあの馬鹿のこと助けようとしてるんでしょ?」

「! うん!!」

「なら出久はあの馬鹿引っ張りあげてきなさい、大丈夫だよ、アレにやられるほど私は弱くないから!」

そう言いながら個性により底上げされた身体能力によってヴィランの元へ一気に走る、敵はこちらに気付き「邪魔をするな!」と腕を振り上げ攻撃しようとするが 

「遅い」

そう言って攻撃をかわし、散乱している瓦礫の中から拳ほどの破片を拾いあげて、それをヴィランの顔めがけて全力で投擲する

「!」

慌てて敵が顔をガードするのを見てニヤリと笑う、たしかに相手のヘドロの個性には物理攻撃がほとんど効かないかもしれないが、何事にも例外はあるものだ。

例えば

「目とか口の中とか狙われたらどうなるだろうね!」

「っ!このガキ!」

その言葉で相手は私を一番最初に排除すべき驚異と認識し、さっき以上の攻撃をしてきた。普段の私だったら食らっていただろう攻撃の数々、それを、もう一つの個性である千里眼で俯瞰風景から「見る」ことでかわし続ける。相手と私の個性は相性が最悪なため、相手の急所を狙って瓦礫を投げるなどの攻撃手段しかない。だが私の目的は時間稼ぎだ、相手を倒すことではない。あの馬鹿を出久が引っ張り上げるだけの猶予を与えられればそれでいい。原作の展開を変えたりするのはあまり好きではないが、幼馴染みの手助けをするぐらいなら少しぐらい問題ないだろう

そう思いながらも油断せずに相手の攻撃を避け続け、同時に顔面に瓦礫を投げるという妨害工作もし続ける

正直言えばかなりきつい、千里眼は私の情報処理能力に依存しているため、時間が経てば経つほど膨大な情報を処理しきれなくなって精度が下がってくるのだ、多分、

もってあと2、3分程度だろう、体力的には問題ないが、補助があるとないとでは大違いだ。まだ出久はヘドロ野郎の中から勝己のことを助けようと頑張っている、とにかくあともう少し耐えることができれば...!!

そう思った時、

「君が救けを求める顔してた」

「なんで来た」と怒鳴る勝己に対し

そう言って恐怖の中でも笑う出久の声が聞こえた

そして...

「情けない、君を諭しておいて己が実践しないなんて」

彼が...

「プロはいつだって命懸け!!!」

《平和の象徴》オールマイトが、そこに立っていた




投稿が遅れながらも待っていてくれた方、評価、お気に入り登録をしてくれた方々、本当にありがとうございました!
次話は出久の特訓と高校入試をやりたいと思います!
今度は出来るだけ早めに投稿しますのでどうかよろしくお願いいたします!
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