ハイスクールD×D 龍の力を持つ4人の戦士達 作:レタスの店長
ショウ達がレーティングゲームの試合場所に転移するとそこはショウ達が通っている駒王学園のレプリカの空間であった……。そしてリアスはショウ達にそれぞれ配置に着かせるようにと指示を出す。ショウ、翔真はグランドに立っては囮役として立つ事になっていた……のだが……
「ぐがぁぁぁぁ……ぐおぉぉぉ…………」
「」
「……に……兄ちゃん………」
「し、仕方ないわよ姉様……クーガーさんや葵さんよりももっととんでもない人と修行してたんでしょ…?疲れていても無理ないわ……」
作戦会議を開いたと同時にソファーに腰かけた……瞬間にショウが一瞬にして爆睡してしまった為にリアスは言葉を失い、イッセーも唖然としてしまうがリサラは苦笑いをしながらショウにフォローを入れる……。
「しょ…しょうがない……リアスさん、俺が1人で囮になります。だからその間に兵藤達には体育館に向かわせてください。」
「………そ……それしか無いわね……ごめんなさい翔真、お願いするわ。でもショウが起き次第すぐに向かわせるから出来るだけ無茶はしないでね…?」
「それが出来れば……ですけどね。」
翔真は仕方なくショウの穴埋めとして単身囮となりイッセー達を体育館へと向かわせる事を言い、リアスも頷いては翔真に任せるのであった……。
「だ……大丈夫なのかよ兄ちゃん~~~」
「……大丈夫よイッセー……普段こうやって気楽だけど…戦いになればここまで頼もしい人は居ないわ……。」
「……ぶ、部長って兄ちゃんの事結構知ってますけど知り合いなんですか…?」
「…まぁね……私も何回泣かされた事か……」
「ゑ」
呑気に爆睡しているショウを見てイッセーは苦笑いで心配そうにするもリアスがそう言い切る為にその件を尋ねると……とんでもない事が聞こえた為にイッセーは唖然としてしまった……。
………それはさて置いてイッセーはレイナーレ、小猫、木場と共に指示が出された通りに体育館へと向かうのだった……。
「……さぁて……ショウの援護は今の状態じゃ期待できないが……とりあえず何処までやれるか…だな……!」
グランドに立ちバハムートを纏った状態で翔真は立ちはだかってきたライザーの眷属の兵士格の少女達を見て武器を構える。
「……はぁぁぁぁぁ!!!」
そして立ちはだかってきた兵士の少女達を次々になぎ倒していった……!この位の強さであれば何とか1人でもなぎ倒す事ができ、翔真はすぐにイッセー達の援護等が出来るようにと今の間に1人でも多くの敵を倒す事を考えていた……。
……そして何とか立ちはだかってきた兵士格の少女達を倒し、額の汗を拭っては小さく一息を吐いていると……
「流石ね……でも、今度は私が相手よ」
「!…君は……」
突如翔真の前に立ちはだかったのは雪蘭であり、彼女は腰に座したソードデバイスを抜いた。
「始動せよ、星砕き果て穿つ神殺しの巨竜。百頭の牙放ち本能を殺せ『テュポーン』」
純粋に戦いたいのは詠唱符を唱え終えると、魔神機竜『テュポーン』を纏い、武器である双天牙月を取り出して戦闘態勢になった。
『おい雪蘭、何をしている!?お前は体育舘の方に行けと言ったはず・・・・』ブチッ
「……良かったのか?命令を無視して……」
「良いのよ、正直今のライザーの言う事なんか聞く気にもならないし…それに私はね、純粋にあなたと戦いたいの。……綾崎翔真、真剣勝負を願うわ。」
「…良いだろう」
しかし突如雪蘭の無線にライザーが騒ぐように無線が繋がる。……が、そんなライザーの命令を無視するかの如く雪蘭は無線を切り、そう尋ねてきた翔真にそう答え、彼に真剣勝負を挑むのであった。
そして雪蘭は双天牙月を構えては翔真に突っ込んで行き、対する翔真も武器のアロンダイトを手にしては振るい、刃と刃がぶつかり合う音を響かせた…!
「レーティングゲームなんてどうでも良い……ただ私はあなたと戦いたい……それだけよ!」
「…そう思ってくれるのは光栄だな…!けど…残念だがこっちは戦いを楽しんでいる時間は無いんだ!!」
雪蘭の言葉に翔真はそう返してはアロンダイトを振るうも雪蘭には回避され、彼女は素早い攻撃を繰り出しては翔真を追い詰め始めた…!
「…大した攻撃だ……だがな……!!」
雪蘭の攻撃をかわし、翔真はアロンダイトを構えながら得意の京都神鳴流の技を出す。
「斬・鉄・閃!!」
翔真は斬鉄閃を繰り出し、雪蘭の動きを封じようとした…瞬間に雪蘭はどう言う訳か笑みを浮かべた。
「今がチャンスね」
「何…?……っ!?し、しまった!」
今のスキから雪蘭はテュポーンからワイヤーを射出させ、翔真を拘束した。
「喰らいなさい!
パイル・アンカーを発動しようとした雪蘭……であったが翔真はそのワイヤーをバハムートのパワーで引き千切ったのだ…!
「!?」
「言った筈だ……戦いを楽しんでいる時間は無いんだ」
「……っ!?」
引き千切られた事に驚いたと同時に……どういう訳か雪蘭の視界には翔真が一瞬銀髪の少年の姿が重なるように映し出された……。その事に何が起こったのかと雪蘭は動揺を覚えた……。
「……はぁぁぁぁぁぁ!!」
「っ!!」
動揺している間にも翔真は黒き残像を残しながら雪蘭に向かって剣撃を繰り出すのであった………
その一方、イッセー達は体育館裏におり、目的地まで難なく向かう事が出来た。これも翔真が頑張ってくれているお陰であろう……。
「…よし、このまま目的地まで走ろうぜ!」
「……でも…やけに静かじゃない…?」
「……!…誰か来ます。」
「…そうだね………」
イッセーがそう言うもレイナーレはここまでうまくいっている事に何処か裏があるのではないかと考え始める。すると小猫の野生のカン、そして木場もその気配に気付き、その瞬間に彼らの前に1人の少女が姿を現した…!
「ここからは私が相手よ!」
「……相手は騎士か……ここは僕が引き受ける、3人は先に」
木場は相手の少女が騎士格である事に気付き、騎士である自分がここは相手をするべきだと判断したのかイッセー達にそう言うと魔剣を取り出した。
「…なるほど、あなたも騎士のようね………あなた、名前は?」
「木場裕斗、グレモリー眷属の騎士さ」
「…なるほど…覚えたわ。……私は『カーラマイン』、その名をしっかり刻みなさい!!」
木場とカーラマインは互いに名乗りを上げた後、戦闘を繰り広げ始めた。そんな木場の身を案じながらもイッセー達は目的地であった体育館の中に入った。するとそこにはライザー眷属の戦車格『イザベラ』と兵士の『イル』『ネル』『ミラ』が待ち構えていたのだ…!
「待っていたぞ、兵藤一誠!」
「!?ど…どうして俺の名前を………」
「そんな事はどうでも良い、私は貴様との勝負を望む!」
「……良いぜ、俺で良ければ相手になる!来い、ブーステッドギアァァァ!!」
『Boost!!』
イザベラの宣戦布告を受け、イッセーは左腕に赤龍帝の籠手を装着してイザベラの前に立ちはだかる。
「イッセーくん!」
「大丈夫だってレイナちゃん、兄貴や龍神丸様にも鍛えてもらったんだ。それに兄貴直伝の必殺技だって伝授されたからな!」
心配するレイナーレにイッセーはそう言うとイザベラに掛かった。
「威勢や動きは良いようだが……実戦経験はまだ浅いようだな…!!」
「ガッ!!……ちぃ……!」
「!?くっ……!」
イザベラはイッセーのパンチをかわすと同時にイッセーの腹に蹴りをお見舞いする。蹴りを喰らったイッセーは胃液を吐き出しながらも反撃で右の拳を繰り出してはイザベラを吹き飛ばした…!
「…ハハハ…今の蹴りは結構効いたぞ…!龍神丸様や兄貴に鍛えられてなかったらダウンしていたな…!」
「ほう?私の蹴りで立っていられるとは……やはり私の勘は正しかった!」
「…そうそう何度も引っかかるかよ!」
『BoostBoostBoostBoost!!』
イッセーがそう言うとイザベラは何処か嬉しそうにそう言いつつ再び攻撃を繰り出そうとした……が、ギアの掛け声が響いてはブーステッド・ギアは炎を纏い始めた!
『explosion!!』
「よし…チャージが出来た…!そんじゃあまずはコイツからだ!……衝撃の……ファァァストブリットォォォォォ!!」
イッセーは力を解放し、クーガー直伝の必殺技『衝撃のファーストブリット』を繰り出した!イザベラも拳で対応するがその攻撃の衝撃で受け止めた右拳から血が噴き出した…!
「…っ!?」
「まずはコイツで終わりだ…だがまだまだ行くぜ!」
(……面白い……面白いぞ兵藤一誠……!そうだ…私が求めていたのはこういう戦いだ……!もっと……もっと私を楽しませろ!!)
血が噴き出した事にイザベラは驚くもイッセーは再び構えてはイザベラと格闘戦を繰り広げた。しかしイザベラはそれで臆す事は無く寧ろイッセーとの戦いを楽しむかのように心の中で自身を奮い立たせていた。
「バラバラにしまーす!」
「解体しまーす!」
「ちょ!?危なっ!?……くっ…!」
一方レイナーレはイルとネルと戦闘を開始するが2人がチェーンソーで攻撃をして来る為にギョッとしながらも攻撃を避ける。…そして電磁波レベルの痛みの魔法を放っては2人の手に直撃させ、チェーンソーを弾き飛ばした。……だがそれだけでは終わらずすぐさまイルとネルを抱きかかえては自身の膝の上にうつ伏せに寝かせ……
「子供がそんな危ない物を持っちゃいけません!悪い子にはお尻ぺんぺんのお仕置きです!!」
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
「ひゃぁ!?痛い!痛いよおねえさ~~ん!」
「うわぁぁ~~~ん!もうしないから許してぇ~~!」
「ダメです!きちんと反省するまで許しません!!」
イルとネルに説教をしながら2人のお尻を叩くお仕置きを始めた。叩かれた痛みで泣きながら許しを請う2人であったがレイナーレはそれを許さず2人のお尻を叩き続けるのであった……。
………戦闘中にこれはどうなのかとは思うが2人を相手にこういう行動で鎮圧させる事が出来たレイナーレもかなりの戦闘力が上がったと言う事であった……。
「どうして!?どうして当たらないの!?」
(……敵の動きが見える……これも葵さんのお陰…)
一方小猫はミラと交戦しており、葵の修行のお陰でミラの動きが先読み出来ており、彼女の攻撃を難なく回避していた。
「終わりです、えい」
「がふっ!?」
そして回避したと同時に渾身の一撃をミラの腹に喰らわせる。その攻撃を喰らったミラは間抜けな声と共に壁に叩きつけられてはそのまま倒れてしまうのであった。
(…よし……パワーも溜まってきたし…そろそろ決めるぜ…!)
『(相棒……何をする気だ………?)』
(まぁ見てなって…行くぜぇ!!)
一方イッセーはイザベラと交戦を繰り広げていた…が、パワーが溜まったと同時にイッセーは何故かニヤけながら内心でそう思い始める為にドライグは嫌な予感がしたのかそう尋ねるとイッセーは内心でそう伝えつつイザベラに突っ込み、ブーステッドギアを装着した左手でイザベラの肩に触れた。
「!?……何をした…?」
『explosion!!』
その事にイザベラは驚きそう問うもイッセーはそれを尻目にしつつブーステッドギアの力を解放し………
ビリリリリィィィッ!!
「!?・・・・キャアァァァ!!」
「うっしゃァァァ!成功だ!」
突如イザベラの服が破れてはイザベラは全裸になってしまいイザベラは悲鳴を上げつつ胸などを隠しては座り込んでしまった。
……『
『うおおおぉぉぉぉぉん!!やっぱりかぁぁぁぁぁぁ!!頼む相棒!!これ以上そんな技を使うなぁぁ!間違いなく俺の悪評として広がるからよぉぉぉ!!!』
「……最低です………」
案の定の技にドライグは泣き狂うかのように騒ぎ、小猫は白い目でイッセーを見る。………しかし……
「……ハッ!?」
「………イッセーくん……何をしているのかなぁ………?」
一瞬にして背後にレイナーレが現れた事にイッセーはビクッと体を振るわせ、尋常じゃない程の冷や汗を流し始めた……。そりゃあそうであろう、何故ならばそのレイナーレは目のハイライトを消しながら笑みを浮かべており、尋常じゃない程の恐ろしいオーラを出していたのだ……。
……しかし時すでに遅しレイナーレはイッセーを抱きかかえては自身の膝の上にうつ伏せに寝かせては……
「イッセーくんのバカ!!そんな悪いイッセーくんもお尻たたきのお仕置きです!」
バシィィッ!!バシィィィッ!!
「ぎゃあああぁぁぁぁぁぁ!!?」
イルとネルの時と同じくレイナーレはイッセーにもお尻ぺんぺんのお仕置きを始め、イルとネルのお尻を叩いていた威力以上にイッセーの尻を叩き、その痛みにイッセーは騒ぎ立てた。
「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!ち、違う!!俺がケツを叩かれるのはこの場面じゃなぁぁぁい!!!原作じゃもうちっと先だよレイナちゃぁぁん!!」バシィィッ!!バシィィィッ!!
「何を誤魔化そうとしているの!!誤魔化そうとする悪いイッセーくんにはもっとお仕置きです!!」バシィィッ!!バシィィィッ!!
「だぁぁぁぁぁ!!助けて小猫ちゃぁぁぁぁん!!!」
「…自業自得です」
イッセーがメタ発言をするもレイナーレは涙目で起こった表情をしつつそう言いつつイッセーの尻を叩き続けた。そしてイッセーは小猫に助けを求めるも案の定小猫はそっぽうを向いてそう呟くのだった…。
「うぅ・・・・裸を見られた・・・・・よりにもよって……兵藤一誠に・・・・」
その一方全裸にされたイザベラは涙目でそう呟く……も何か意を決したのか胸と秘部を隠しつつ立ち上がってはイッセーの方を向き……
「責任を取れ、兵藤一誠!!私の肌を見ておいて・・・・ただで済むと思ったら大間違いだぞ?」
「……ゑ?」
「……………」
バシィィィッ!!
「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!!!!」
イザベラが突然ぶっ飛び発言をした為にイッセーは目を点にしつつ呆然としてしまう…。……が、その瞬間に目のハイライトが再び消えたレイナーレは今のより更に力を込めた掌でイッセーの尻を思いっきり叩き、その激痛により体育館にはイッセーの叫び声が響いたのは言うまでも無かった………
激戦と化するライザーとのレーティングゲーム……果たして翔真は雪蘭との戦いに勝つ事が出来るのか…?レイナーレに叩かれているイッセーの尻はどうなってしまうのか……?
……と言うか早く起きろ!天崎翔!!
遂に始まりましたレーティングゲーム……なのに我らが主人公は爆睡と言う予想を遥かに超えた行動に……滅茶苦茶や………w
それでは次回もお楽しみに!!