問題:『本校で学期末に行われ次年時のクラスを決める試験をなんと言うか答えなさい』
解答
吉井明久、姫宮恵衣菜、吉井零華
『振り分け試験』
教師コメント
『正解です。吉井くんと姫宮さんは次回の振り分け試験、頑張ってください。応援してます』
根岸洋介
『学年末試験』
教師コメント
『違います。文章をきちんと読みましょう』
Fクラス生徒(一部)
『定期試験』
教師コメント
『あなた方にはこの後補習を行いますので補習室に来るように』
~明久side~
午後1時
キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン♪
"ドンッ!"
「開戦だ!総員戦闘開始!!」
「「「「「「「「「「「「おおーーーーーーっ!!!」」」」」」」」」」」」
鐘の音とともにBクラス戦が始まった。
「吉井!Bクラスの奴ら数学教師を連れてるぞ!」
「オッケー須川くん!左翼を島田さんの部隊で、右翼を秀吉の部隊で足止めするんだ!中央は須川くんの部隊で!」
「「了解!」」
「わかったわ」
何故僕が指示を出しているのかと言うと、僕がこの部隊の司令だからだ。恵衣菜は、Fクラス本陣で待機中だ。
現在、戦闘は渡り廊下で行われている。
左翼が数学、右翼は古典、中央は総合科目で戦闘している。
「「「「「「
数学
Fクラス 島田美波 197点
VS
Bクラス 鈴木二郎 202点
古典
Fクラス 木下秀吉 252点
VS
Bクラス 里井真由子 213点
総合科目
Fクラス 須川亮 3206点
VS
Bクラス 吉田卓夫 2854点
「「「「「「なんじゃそりゃーーーーー!!??」」」」」」
秀吉と須川くんの点数を見てFクラスとBクラスから絶叫が上がった。
「な、何よその点数」
「これでもまだ手を抜いている方かな?須川くんと秀吉は」
「う~む、少々手を抜きすぎたかの?」
「木下、それなら次のAクラス戦で本気の点数を出せばいいだけだ」
「ふむ。それもそうじゃの」
「取り敢えずさっさと片付けようぜ」
秀吉と須川くんがそれぞれの相手に攻撃し点数を減らす。
古典
Fクラス 木下秀吉 252点
VS
Bクラス 里井真由子 133点
総合科目
Fクラス 須川亮 3206点
VS
Bクラス 吉田卓夫 2306点
更にFクラスとBクラスの両陣営から召喚獣が召喚される。
すると。
「お、お待たせ、しま、した」
呼吸を落ち着かせながら遅れて姫路さんが来た。
「姫路さん、来たところ悪いけど早速お願いね」
「は、はい。わかり、ました」
フラフラに歩いて前線に出る。
「先生、Bクラス岩下律子がFクラス姫路さんに勝負を申し込みます!
「あ、はい。姫路瑞希受けます!
「律子、手伝うよ。
数学
Fクラス 姫路瑞希 432点
VS
Bクラス 岩下律子 233点
菊入真由美 240点
「あれ、瑞希召喚獣にアクセサリーがついてるわよ?」
互いの召喚獣が現れるなか、島田さんが姫路さんの召喚獣を見てそう言った。
「あ、はい!今回の数学は結構解けたので」
「そ、それって!」
「そんなの勝てるわけないじゃん!」
姫路さんの召喚獣が装備している腕輪を見て、Bクラスの岩下さんと菊入さんが狼狽する姿が見えた。
「それじゃあ行きますね!」
姫路さんの召喚獣は右手を前に出し、グッと握り掌を二人の召喚獣に向けた。
「ま、まずいよ真由美」
「と、とにかく避けるのよ律子」
二人の召喚獣は避ける動作をするが時既に遅し。
"キュボッ!"
そんな音を出して姫路さんの召喚獣から赤いビーム≪熱線≫が放たれた。
「キャアァァァ!」
「り、律子!」
「ご、ごめんなさい!」
一瞬にして勝負がついた。
1体は熱線に焼かれ、もう1体は断ちきられて終わった。
Fクラス 姫路瑞希 362点
VS
Bクラス 岩下律子 0点 戦死
菊入真由美 0点 戦死
姫路さんの点数が減っているのは腕輪を使った代償だ。
「戦死者は補習~~!!!」
と、何処からか鉄人・・・・・・・西村先生が現れ戦死者を運んでいった。
ほんと何処から出てきたんだろう?
「えっと。それじゃあお願いしますね!」
姫路さんが振り返ってFクラスの面々に言う。
それだけでFクラスの士気は上昇した。
「姫路さんは下がって補充試験に、他のみんなは連携してBクラスを撃破」
僕はみんなにそう指示を出す。
姫路さんのお陰もあってみんな指示を聞いてくれた。
そして上手く戦闘の立合がいっているなか僕は下がった秀吉と話していた。
話す内容は根岸くんの事だ。
根岸くんの事は事前に雄二と秀吉、康太に言って今康太に調査してもらってる。
「秀吉、一回Fクラスに戻るよ」
「・・・・・・・根岸のことじゃな?」
「うん。彼の事だから何か企んでると思うんだ」
「じゃろうな。昔の根本じゃったらやりそうじゃが今の彼は違うからの」
「うん」
「わかった。一回戻るとしようかの」
「須川くん、一旦指揮権を渡すからお願い!」
「了解だ!」
僕は須川くんに指揮権を一時的に渡し、秀吉とFクラスに戻った。
Fクラス
「うわっ・・・・・」
「これは・・・・・」
Fクラスの中は備品が滅茶苦茶にされていた。
卓袱台は壊れており、シャーペンや消しゴムはバラバラにされている。
「正直ここまでするなんて思わなかったよ」
「儂もじゃ」
僕と秀吉はFクラスの惨状に呆れしか出なかった。
「ん?どうした、お前ら?」
秀吉と教室の中にいると雄二と恵衣菜が戻ってきた。
「明久くんと木下くん?どうした・・・・・・ってこれは・・・・・」
「スゴいなこれは・・・・・・」
恵衣菜と雄二も僕と秀吉が思ったことを言った。
「ところで雄二と恵衣菜は何処に行っていたの?」
「ああ、Bクラスから提案があってな午後4時になっても決着がつかなかった場合、翌日の午前9時に持ち越しはどうだ?、と言われてその調印をしてきた」
「何故明日に持ち越しなのじゃ?」
「体力の関係。でしょ雄二」
「ああ。俺たちは体力があるからいいけど、姫宮と姫路は、な」
そう、姫路さんは体育関係。体が弱く体力が他の人より少し劣っている。だが何故か僕に攻撃してくるときは他の人よりスゴい。ほんとなんでだろう?
恵衣菜は運動神経も良いのだが万全の状態で戦闘に参加するためには必要だ。
「取り敢えず鉛筆と消しゴムは補充しておこう」
「わかった」
雄二と話していると、
「吉井隊長大変だ!」
Fクラスの1人確か朝倉くん?だっけ
「どうしたの?」
「島田が人質に捕られた!お陰で残り3人なのに見ているしか出来ない!」
「「「「はっ?」」」」
朝倉くんの言葉に僕たちは呆気にとられた。
「・・・・・雄二、どうしたらいいかな?」
「取り敢えず行って、下らない理由だったら戦死させても構わない」
「了解。恵衣菜もつれてっていい?」
「姫宮か?まあ、良いだろう」
「サンキュー。恵衣菜行くよ」
「うん」
僕は恵衣菜と朝倉くんと戦闘が行われている渡り廊下に向かった。
「ところで須川くんは?」
「須川も迷っている状態だ」
「そう。ところでいつ島田さんは部隊から消えたの?」
「わからん。いつの間にかいなくなっていた」
朝倉くんから事情説明を聞きながら向かっていると渡り廊下に着いた。
「吉井!」
「須川くん!どんな状況」
「朝倉から聞いたと思うがそのまんまだ。まず島田がいつ部隊からいなくなったのかわからない」
「そう。ありがとう須川くん」
僕と恵衣菜は他のクラスメイトより前に出て確認した。
「アキッ!」
「動くな!それより前に動けばこの女の召喚獣を戦死させて補習室に送るぞ!」
はて?何時から島田さんは僕の事を下の名前で呼ぶようになったんだろう?恵衣菜は島田さんに僕の名前を言われちょっと怒っている感じだった。
その場にいるBクラスの男子生徒が自身の召喚獣の武器を倒れている島田さんの召喚獣の首に当て言う。
その近くには西村先生が待機していた。
「島田美波、聞きたいことがあるけどいいかしら?」
恵衣菜が島田さんに聞く。
「何よ?」
「どうして貴女はBクラスに捕まっているの?部隊の指揮官ではないにしろ今は戦争中。安易に何処かに行くことは出来ないはずよ?それなのに貴女は部隊から離れた。貴女は一体何処に行っていたの?」
「そ、それは・・・・・・」
「何故、こいつが捕まっているか教えてやろうか?」
「ええ。教えてくれる?」
「こいつ、吉井の偽情報を流したら1人部隊を離れ保健室に向かったんだよ」
「保健室?島田美波、貴女は明久くんが一回教室に戻ると言うことを聞いてなかったの?」
「そ、それは・・・・」
「島田さん、ちなみになんで保健室に向かったの?」
「だって、アキが瑞希のパンツ見て鼻血が止まらないって言われたからよ!!」
「「はっ?」」
島田さんの言葉に僕と恵衣菜はなんとも言えなかった。
姫路さんのパンツを見て鼻血が止まらない?あり得ないでしょ。いや、恵衣菜のだったらもしかしたら・・・・・・・じゃなかった。うん、これは・・・・・
「同情の余地無しだね」
「ええ。ありませんね」
「恵衣菜、よろしく」
「うん。
僕は島田さんとBクラス3人を恵衣菜に任せた。
「島田美波、貴女に慈悲はありませんよ」
数学
Fクラス 姫宮恵衣菜 673点
VS
Fクラス 島田美波 0点 戦死
Bクラス 生徒×3人 0点 戦死
勝負は一瞬で着いた。
恵衣菜の召喚獣の突進技を喰らい4人の召喚獣は点数が0になり戦死した。
「戦死者は補習~~!!」
「「「「いぃぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁぁあ!!」」」」
西村先生に連れられて4人の戦死者は補習室に連行されていった。
「お疲れ恵衣菜」
「うん」
「みんな!点数が危ない人は補充試験に向かって!まだ、余点がある人はここで防衛戦をお願い!」
そう僕はみんなに指示を出し恵衣菜と須川くんと教室に戻った。
Fクラス
「戻ったよ雄二」
「お疲れさん。島田はどうした?」
「島田美波は補習室送りにしたよ、坂本くん」
「って事はどうでもいい理由で離れたのか。バカかアイツは」
「今さらだと思うよ坂本くん」
「まあな」
現時刻は午後3時45分。あと15分もすれば一旦試召戦争は中止だ。翌日に持ち越される。
「それで雄二。明日はどうするの?」
「明日は古典や日本史・・・・・文系で攻めていくつもりだ」
「なるほど」
「明日も明久には指揮官として行ってもらう。恵衣菜はその補佐として頼む」
「オッケー」
「了解だよ」
"キ~ンコ~ンカンコ~ン♪"
午後4時のチャイムが鳴った。
「今日はここまでだな。みんな、今日はこれで終わりだ!明日に備えてゆっくり休んでくれ!」
チャイムと同時にクラスに戻ってきたクラスメイトに雄二がそう言う。
雄二の言葉に各自帰宅の準備をするとそれぞれ教室から出ていった。
「・・・・・明久」
クラスメイトの大半が出て行ったその時、僕の背後から僕を呼ぶ声が聞こえた。
「あ、康太。お疲れ、それでどうだった?」
「・・・・・(コク)情報通り根岸はBクラスにいる」
「そうか」
「・・・・・それとBクラスで根岸が1人で何か言っていた」
「それって聞こえた?」
「・・・・・・(コク)もちろん。確か姫宮を動けなくさせることが出来た、と言っていた」
「恵衣菜を?」
「・・・・・(コク)でも確証はない」
「そう・・・・・・・ありがとう康太」
「・・・・・(フルフル)構わない」
そう言うと康太も帰っていった。
秀吉は演劇部へ、雄二はAクラスに霧島さんを迎えに行ったのだろう。ああ、見えて雄二は霧島さんの事をとても大切にしている。
「僕たちも帰るか・・・・・・恵衣菜、帰ろうか」
「えっ、う、うん。そうね」
「どうかしたの?」
「う、ううん。なんでもないよ明久くん」
「そう?」
この時、恵衣菜の様子がおかしいのを聞いていれば良かったのかも知れない。この時の僕にはまだ、それがわからなかった。
まさか、あの時に恵衣菜の大切なものが無くなっていたなんて・・・・・・・
~明久side out~
~恵衣菜side~
なんで、なんでないの!?鞄の中に大切に、何時も入れてるのに!?
あれ。これは?
「!?」
明日の朝・・・・・・行くしかないわね。
明久くん。ゴメンね。
~恵衣菜side out~
翌日
~明久side~
午前8時55分
Fクラス
昨日から恵衣菜の様子がおかしい。何処かに行っていたのか、さっき教室に戻ってきた。
昨日、零華も心配して聞いたが、なんでもないよ、の一点張りだった。けど、夜零華と恵衣菜二人の時に何かあったのか、零華の顔に怒りの表情が見えた。
不思議に思い僕も聞いてみたがやっぱり、なんでもないよ、と返された。
「恵衣菜、何かあったの?」
「明久くん。ううん、なんでもないよ、気にしないで」
「そう?何かあったら言ってね」
「うん」
"・・・・・・ゴメンね明久くん"
恵衣菜が何か言ったみたいだが小声で言ったため聞き取れなかった。
キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン♪
Bクラス戦二日目の開始の鐘の音が鳴り響いた。
それと同時にクラスからクラスメイトたちが勢いよく飛び出す。
雄二が出した作戦はこうだ。
『今回の作戦はBクラスの両扉を攻める』
と。つまり徹底的に攻撃し殲滅させると言うことだ。
Bクラス前廊下
「扉を上手く使って相手を防ぐのじゃ!」
もうひとつの扉から秀吉の声が聞こえた。
「どうも向こうの戦況は芳しくないようだな」
「どういう事、須川くん?」
「・・・・・・・・・・姫宮の様子がおかしい」
「恵衣菜の?」
「ああ。何度か助けに入ろうとするんだが、Bクラス内を見ると何故か立ち止まるんだ」
「Bクラス・・・・・教室の中・・・・・?」
僕は須川くんからの情報にBクラスを見た。
中には代表の恭二を含め十数人がいる。その中にはあの根岸くんもいた。
ただ彼は何故か恵衣菜と秀吉たちがいる扉の方にいた。
「戦闘に参加するわけでもないのに何故・・・?」
『すまん、誰か入ってくれ!』
『私が行きます!・・・・・・・あっ』
『くっ。横田代わりに入るのじゃ!』
『了解!』
『どうしたのじゃ姫宮?』
『木下くん・・・・・・なんでも、ないの・・・』
恵衣菜を見ると須川くんの情報通り、Bクラスを見て立ち止まっていた。その表情は悲しげだった。
「Bクラスの中に何が・・・・・?」
僕はクラスメイトたちが戦闘するなかBクラスを見た。
「!!あ、あれは・・・・・・・・!!」
僕は根岸くんを見て、彼が手に持っている物を凝視した。
彼が持っている物は僕が恵衣菜にプレゼントした、指輪とペンダントだったからだ。
「・・・・・・・・なるほどね・・・・・・そう言うことか」
「吉井?」
僕は昨日からの疑問がわかった。そして恵衣菜が泣きそうな顔をしていた理由が。
「須川くん」
「な、なんだ?」
「指揮権を君に渡す。須川くんがこの後指揮して」
「わ、わかった」
「それじゃあ、僕は行くところがあるから」
「あ、ああ」
僕は指揮権を須川くんに譲渡し恵衣菜と秀吉に寄った。
「秀吉、恵衣菜を下げて」
「あ、明久?」
「恵衣菜を前に出さないで、いいね」
「明久くん・・・・・」
「大丈夫だよ恵衣菜」
僕は恵衣菜の頭を軽く撫でその場を離れた。
行き場所はFクラス本陣。雄二に頼むためだ。
「根岸くん。僕は君を絶対に許さないっ!!」
遅くなりごめんなさい、速く投稿出来るようにします
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次回 『明久の怒り、決着Bクラス』 ここテストに出ます