問題:『文月学園に今回から作られた試召戦争の為の施設の名前は何?』
解答
吉井明久、姫宮恵衣菜、吉井零華
『文月学園スタジアム』
教師コメント
『正解です。今回はここでFクラスとAクラスの試召戦争を行いますね。頑張ってください』
Fクラス生徒(一部除く)
『コロシアム』
教師コメント
『一応あってはいるのですが正式名称が違うので三角とします』
姫路瑞希、島田美波
『『明久君(アキ)のお仕置き場』』
教師コメント
『・・・・・・・・はい?』
~明久side~
みなさんこんにちは。主人公の吉井明久です。
さて僕は今とんでもなく、大変な場面にいます。
それは・・・・・・・
「明久くん・・・・・お願い・・・・・・して・・・・・」
僕の恋人。姫宮恵衣菜に自室で押し倒されているからです。
「ちょ、恵衣菜!?」
「はやく・・・・・」
なんでこうなったのかは時間を数刻前に戻る。
数刻前
「あの、恵衣菜さん?」
「なに、明久くん♪」
「歩きにくいのですが・・・・・」
「ええー。ダメ?」
「そうじゃないんだけど・・・・・」
「じゃあいいじゃん♪ギュー♪」
「恵衣菜姉様・・・・・・」
学校の屋上でキスされた後、教室でHRとひと悶着があったもののそれをいなし、Aクラスに零華を迎えに行き、今は帰路についている。
そして、今恵衣菜がベッタリと僕の左腕に抱き付いている。零華は零華でなんとも言えない表情をしている。
「あらあら・・・・・ウフフフ」
ちなみに、ついさっき偶然出会った葵姉さんも一緒にいる。
「葵姉さん、見てないでなんとかしてほしいんだけどなー」
「それは無理ですよ、明久くん」
「ですよね~」
結局、僕は恵衣菜に抱き付かれたまま帰ることになった。まあ、僕も僕でうれしいからいいんだけど・・・・・・せめて人の目を気にしてほしい。先程からスゴく注目されているから。
「でも、まあいいかな・・・・・・」
僕は1人そんなことを呟いた。
自宅
葵姉さんと自宅近くで別れ、僕と恵衣菜、零華は自宅に帰ってきた。
「それじゃあ、今日の夜ご飯は私が作るので兄様と恵衣菜姉様はゆっくりしていてください」
「うん、お願いね零華」
「ありがとう、零華ちゃん」
僕たちはそれぞれ自室で制服から部屋着に着替えた後、零華は台所に、僕と恵衣菜はリビングのソファーに座り夕方のニュースを見ていた。この時も勿論恵衣菜は僕に抱き付いてきた。左腕から伝わる恵衣菜の胸の感触にドキドキしながらも、僕は昨日から辛かったであろう恵衣菜の頭を優しく撫でた。
この時、零華が台所で僕と恵衣菜を見ながら誰かに連絡をしていることに、僕は気付かなかった。
更に時間が過ぎ今は夜の11時近くだ。
零華の作った夜ご飯を食べ、お風呂に入り自室で読書をしているとあっという間に時間が過ぎていった。
「そろそろ寝ようかな」
僕は読んでいた本に栞を挟みベッドに横になった。
部屋の明かりをナイトモードにすると余程疲れていたのかすぐさま眠りに落ちた。
そして、僕が眠りに落ちてしばらくして。
「・・・・・・・くん・・・・・・久くん・・・・・明久くん・・・・」
「んん」
僕は誰かに呼ばれ起こされた。
眠たい瞼を少し開けて部屋を見る。
声の主はすぐ見つかった。
何故なら。
「ん・・・・・・・恵衣菜・・・・・?」
僕の目の前。正確には僕に跨がって恵衣菜がいた。
「おきましたか明久くん」
「って、なんで恵衣菜が、ふぐっ!!」
言葉が変になった理由は恵衣菜が自分の口で僕の口を押さえたからだ。
「かはっ・・・・・・どうしたの恵衣菜?」
僕は恵衣菜が口を離すと小さな声で聞いた。
「明久くん、お願いがあるの」
「お願い?」
「うん」
恵衣菜は頷くと僕に近づき・・・・・・って、ちょっとぉ!!??
「なんで服をはだけるのさ!?」
恵衣菜がいきなりパジャマのボタンを外し始めたのだ。
僕は驚きで少し大きな声で言ってしまった。
「シーーッ。零華ちゃんが起きちゃう」
「い、いや、だから!」
僕ははだけた服から覗く恵衣菜の白い肌を極力見ないように顔を反らして聞いた。
「こっち見て明久くん」
「え、恵衣菜!?」
顔を反らしていたがえが強引に視線を自分に向けた。
時間はまだ午後11時半辺りだろう。
窓から降り注ぐ月明かりに照られ、恵衣菜の肌がよく見える。
雪のような白い肌に上下お揃いの純白の下着が恵衣菜の体を覆う。
恵衣菜の長い黒髪と半裸の状態が絶妙にあっていたため、僕はその姿に見とれていた。
「明久くん・・・・・お願い・・・・・・して・・・・・」
「ちょ、恵衣菜!?」
「はやく・・・・・」
「れ、零華は起きないの!?」
「零華ちゃんなら・・・・・・ぐっすり寝てるから」
「そ、そう言う事じゃなくて!」
どう考えても恵衣菜は夜這いに来たみたいに見える。
「明久くんに夜這いしに来たの」
考えていたことを恵衣菜がはっきり言ったぁー!!
まじで夜這いですか!?あれ、普通夜這いって男女逆じゃあ?
僕がそう思っていると。
「なんで僕の服を脱がそうとするのさ!」
恵衣菜が僕の服を脱がそうとしてきた。
「お願い・・・・・・私の事、抱いて・・・・・」
恵衣菜のこの表情を見て断れる人がいたら是非とも会ってみたい。と言っても会わせるつもりは無いけど。
「・・・・・・わ、分かったよ」
「ありがとう明久くん」
この日僕の部屋で、月明かりに照られながら僕と恵衣菜は互いの体を重ね合わせ1つとなった。
その翌日、僕を起こしに来た零華によると、僕と恵衣菜は一緒に抱き合って寝ていたらしい。
その光景を見た零華は顔を赤くして慌てていたのを僕と恵衣菜は零華より顔を赤くして見た。
通学路
朝の出来事があったため僕と恵衣菜、零華は互いの顔をまともに見られずに登校していた。
「おはようございます、明久くん、恵衣菜ちゃん、零華ちゃん」
「お、おはよう葵姉さん」
「お、おはよう、葵ちゃん」
「お、おはよう、葵お姉ちゃん」
通学路の途中で葵姉さんと出会った。
そして三者三様の挨拶を返す。
「?3人ともどうかしたのですか。様子がおかしいですよ?」
「な、なんでもないよ葵姉さん!」
「う、うん、そうだよ!」
「い、いや、その・・・・・」
「ふむ。何故か明久くんはやつれていて、逆に恵衣菜ちゃんはいきいきしていて、零華ちゃんは顔が赤い。・・・・・・ああ、なるほどそう言うことですか」
「「「・・・・・・・・・・(ギクッ)!」」」
「明久くん、恵衣菜ちゃんおめでとうございます!零華ちゃん、今夜は赤飯ですね!」
葵姉さんは僕たちの様子すぐさま分かったらしく一人盛り上がっていた。
伊達に長年僕たちといる訳じゃないと言うことだ。もしくはお姉さんとしての勘か。
「ちょ、葵姉さん。こんな人が多いところで言わないでよ!」
「あら、ごめんなさい」
葵姉さんは、テヘペロという感じで返してきた。
そんな感じで4人で学校を向かった。
道中、葵姉さんは恵衣菜と零華と一緒に話していたが僕には聞こえなかった。
文月学園
葵姉さんとは昇降口で別れ、僕たちはそれぞれの教室に向かう。
「今日はAクラスとCクラスの模擬試召戦争だけどどっちが勝つかな」
「友香ちゃんには悪いけど多分Aクラスが勝つと思うよ」
「そうだろうね。あ、恵衣菜先に教室に行っといてくれない?僕行くところがあるから」
「うん。わかった。じゃあ鞄を持って先に行ってるね」
「お願いね」
僕は恵衣菜とFクラスに向かう途中の廊下で別れ学園長室に向かった。理由は昨日の事でだ。
学園長室
"コンコン"
「学園長、吉井明久です」
「入りな」
「失礼します」
学園長からの返事を受け取り僕は学園長室に入った。
「さてと、吉井昨日はお疲れ様だったね」
「いえ。学園長、昨日はありがとうございました」
「なに、構わないさね。あたしとしてもあんたたちには色々協力してもらってるからね」
「はい」
「協力で思い出したんだが吉井。Fクラスは確か打倒Aクラスを掲げているんだったね」
「はい、そうですが。何かありましたか?」
「いんや。実はそのAクラス戦の時に新しい腕輪を試してほしいさね」
そう言うと学園長は机の引き出しからブレスレットの形の腕輪を3つ出した。
「3つともですか?」
「ああ。吉井妹と姫宮にも頼む予定さね」
「分かりました、受けます」
「すまないね、これがこの腕輪らの説明書さね」
「はい」
僕は学園長から三枚の紙の挟まったクリアファイルと腕輪を3つ受け取った。
「それとFクラスの設備について調べたさね」
「学園長、それで・・・・・」
「ああ。教頭の竹原によるものみたいだね。一応、Fクラスの設備はキチンとしたものに交換済みだよ」
「ありがとうございます」
「それじゃあ吉井、頼むよ」
「分かりました」
僕はクリアファイルと腕輪を持って学園長室を出て教室に向かった。
Fクラス
「えー。今日はAクラスとCクラスの模擬試召戦争があるので自習とします」
担任である福原先生はHRで今日の予定を伝えるとFクラスから出ていった。学園長が言っていた通り、Fクラスの設備はどれも新品でボロボロでは無くなっていた。
壁の傷や割れた窓ガラスもちゃんとしたものに変わっている。
「自習か~大体予想通りだったね」
「フフ。そうだね」
「なんだ、明久と姫宮は知っていたのか・・・・・・って、そりゃ当然か」
「ハハ、雄二だって霧島さんから聞いていたんでしょ」
「まあな。ところで二人ともAクラスの代表って誰か知っているか?」
「え?なんで?」
「いや、それがまだAクラスの代表が誰なのか分からないんだよ。翔子に聞いてもはぐらかされちまうし」
「へぇー。僕も分からないな~零華に聞いてもはぐらかされちゃうと思うし」
これはウソだ。僕と恵衣菜は零華がAクラス代表だということを知っている。これを雄二にまだ言わないのには理由がある。その理由は・・・・・・・言わない方が面白いのと僕が零華と闘いたいからだ。恵衣菜にはキチンと説明してある。
「それで雄二、Aクラス戦はどうするのさ」
「ああ。Aクラス戦は両クラス代表の選抜で闘う一対一の闘いにしようと思ってる」
「つまり、勝ち数が多いクラスの勝ちってこと?」
「そうだ。詳しいことは後でアイツらを交えて話す」
「了解。あ、雄二お願いがあるんだけどいいかな?」
「お願い?」
「うん。Aクラス戦で僕を零華と戦わせてほしい」
「・・・・・・わかった」
「ありがとう雄二」
雄二は頷くと何処かに行ってしまった。
僕と恵衣菜は取り敢えず配られた自習のプリント全てを一時間以内に終わらせるとのんびりと過ごした。
模擬試召戦争の結果は予想通りAクラスが勝った。
だが模擬試召戦争は模擬――練習みたいなもののためクラス間設備交換や設備ダウンは受けない。
そのまま、時間が過ぎ放課後
「我々AクラスはFクラスに試召戦争を申し込みます!」
HRの後すぐにAクラスからの大使、木下優子さんがそう言った。
「試召戦争の細かなルールは明日。午前9時にAクラスで行うわ」
「わかった」
木下さんはそれだけ言うとFクラスから出ていった。
「さて、雄二これは予想外だったんじゃない?」
「ああ。まさか向こうから仕掛けてくるとは・・・・」
「・・・・・だがお陰で俺たちが宣戦布告する必要が無くなった」
「そうじゃな」
明日の日程を雄二に聞いた後、僕と恵衣菜は昇降口に向かう。
「そう言えば今日はなんともなかったような・・・・」
僕は階段を降りている最中、ふと呟いた。
「そう言えばそうだったね。なんでだろうね?」
「さあ?何時もなら必ず2回は彼らが来るのに・・・・・」
「ん~。無駄だと思ったんじゃないかな?」
「いやいや、恵衣菜。そう思えるからまだいいけどあの連中だよ?」
「・・・・・あ~」
「無駄だと思うわけないでしょ」
「確かに」
「恵衣菜姉様に同感ですね」
「「えっ?」」
不意に聞こえた零華の声に隣を見るといつの間にか零華がいた。
どうやらいつの間にか靴を履き替え校門のところに来ていたみたいだ。
「零華何時からいたの!?」
「いえ、つい先程から。兄様と恵衣菜姉様が仲良く話していたのでお邪魔する気は無かったのですが、あのバカたちの事のようだから・・・・・」
「な、なるほど~」
零華の説明に恵衣菜は若干引いていたが理解したようだ。
「じゃあ零華も来たことだし帰ろうか」
「「ええ」」
僕たちはそのまま帰路についた。
道中、零華がCクラス戦の事を話したり恵衣菜がFクラスであったことを仲良く話していた。
自宅
「「「ただいま~」」」
家に着くと、僕らはそう言いながらリビングに向かった。
リビングに着くと、
「あら、おかえりなさい3人とも」
何故か制服にエプロンをした葵姉さんがいた。
「「「葵姉さん(お姉ちゃん)(ちゃん)!!??」」」
「はい、葵お姉ちゃんですよ~」
「なんでここに!?」
「朝言ったじゃないですか、今日は赤飯ですね、と」
「まさか本気だったの!?」
「はい」
僕らはその場で唖然としながら料理する葵姉さんを見た。
この中で料理が上手い人を順に言おう。
まず僕、恵衣菜、葵姉さん、そして零華だ。
女子3人曰く、僕の料理はこの3人の中でも別だそうだ。曰く、女子としてのプライドが砕け散るほど、らしい。
ちなみに一番料理が出来ないのは僕と零華の姉さんだ。
今日はそのまま葵姉さんと一緒に葵姉さんが作った夕飯を食べた。夕飯では様々な話題が出た。特に何故か僕の話題が多かった気がするが・・・・・多分気のせいだろう。
中でも葵姉さんと零華が僕と恵衣菜に昨夜の事を聞いた際は僕たちは顔を真っ赤になった。
ちなみに夕飯のご飯は、葵姉さんの宣言した通りお赤飯だった。
翌日
午前9時
文月学園 Aクラス
「――――――つまり、試召戦争は5日後、両クラスから選抜の9人で戦う勝ち抜き戦にしたいってこと?」
「ああ、そうだ」
僕たちは予定通りAクラスで試召戦争について両クラスで話し合っていた。
今この場にいるのは、Fクラスの幹部9人とAクラス生徒だ。え?他のFクラス勢はどうしたかって?彼らは多分今頃、夢の世界にいるんじゃないかな~(惚けた感じ)
「どうする?」
雄二からの提案に木下さんが霧島さんや零華に聞く。
「・・・・・・私は雄二の案で構わない」
「うん。こっちも同じことを提案しようと思っていたところだしね~。坂本君の提案を飲むよ」
「決まりだな」
「ハァー。全くこの二人は・・・・・」
「お疲れ様、木下さん」
「全くよ、明久くんがいないせいで大変よ。こっち」
「アハハ・・・・・」
どうやら相当お疲れらしい。こんどお礼しなくちゃね。
「零華~、あんまり木下さんに迷惑かけちゃダメだよ」
「大丈夫だよ、兄様~」
「やれやれ」
「ア、ハハハ・・・・・」
「あー、話を戻していいか・・・・・の前に、翔子頼むから今抱きつかないでくれ」
「・・・・・わかった。なら後で抱き付く」
「いや、そういう意味じゃないからな!」
雄二も雄二で霧島さんに抱き付かれていた。
「・・・・・・・頭痛いわ」
「あー、すまん。こっち助けてくれ」
「同じく」
木下さんは額に右手を当て頭痛がするような動作をし、少し離れたところでは須川くんと横溝くんが何故か正座していた。ちなみにその前には二人の女生徒・・・・・もとい二人の彼女が腕を組んで立っていた。
それぞれ、須川くんの前に立っている女生徒が須川くんの彼女、桜咲綾香さん、横溝くんの前に立っている女生徒が横溝くんの彼女、エレン・A・リューゼンハイムさんだ。
「リョーちゃん!聞いてる!」
「浩二もですよ!」
「「は、はいっ!聞いてます、聞いてます!」」
「わたくしもエレンちゃんも二人に対して怒っている理由わかりますか?」
「「い、いえ」」
「私たちが怒っている理由もわからないんですか!?」
「「は、はい」」
「私たちが怒っている理由は・・・・・・」
「「・・・・・(ゴクッ)」」
「「二人が自分勝手だからです!」」
「大体今回の振り分け試験だって幼馴染のわたくしにもエレンちゃんにも相談なしで、勝手に決めたようじゃない!」
「そ、それは説明しただろ」
「確かに説明は聞いたわ。でもわたくしたちが怒っているのはそこじゃないの」
「浩二と亮は私たちの事をもう少し考えてください!二人がいなくてどれだけ私も綾香ちゃんも寂しいかわかりますか?」
「「はい・・・・・」」
「そう思うなら今度リョーちゃんはわたくしと、浩二くんはエレンちゃんとデートして!」
「「で、デート!?」」
「あと、今回のAクラス戦で私たちと戦ってください」
「「ちなみに拒否権は・・・・・・・「「ないです(ありません)!!」」・・・・・・ですよね。分かりました」」
4人の会話がここまで聴こえてきたため内容は筒抜けだった。
「あの4人は相変わらすだね明久くん」
「ああ、うん。そうだね」
「・・・・・・・雄二、今度私ともデートするべき」
「ああ、もお、わかったからとにかく離れてくれ!話が進まない!」
雄二と霧島さんはまだやっていたようだ。
「コホン・・・・・・・え~と、優子ちゃん、科目の選択はどうするの?」
「そうね。こっちが4つ、そっちが5つ選択出来るで良いかしら?」
「ああ。構わない」
「坂本くんようやくおわったんだ」
「ああ・・・・・」
何故か雄二は遠い目をしていた。
あー、これはご苦労様としか言えないなー。
ちなみに秀吉たちは余りの光景に呆気と言うより愕然としていた。
「ところで兄様、坂本くんたちにはもう言ったんですか?」
「ん?吉井どう言うことだ?」
「その反応を見る限り兄様はまだ言ってなかったようですね」
「明久、なんのことだ?」
「・・・・・・・・零華、いいの?」
「うん。え~と、では。・・・・・コホン。坂本くん、Aクラスの代表はこの私、吉井零華です」
「「「「「「「なにーーーーっ!!??」」」」」」」
零華が言葉に僕と恵衣菜以外驚きの声をあげる。
「なんとなく想像していたが・・・・やはり翔子ではなく吉井が代表だったか・・・・」
「ええ。でも、本当の代表は・・・・・」
「ああ、わかってるって」
零華と雄二は今の会話で互いに言いたいことが伝わったのか頷いていた。
「それじゃあ勝負は5日後。時間は午前9時半からでいいか?」
「ええ」
「よし。それじゃあ失礼する」
会談も終わり教室に戻ろうとしてその時。
「その話ちょっと待つさね」
「「「学園長!?」」」
Aクラスに学園長先生が入ってきた。
突如現れた学園長先生に僕、恵衣菜、零華は驚きの声を漏らした。
「学園長、待つとはどう言うことですか?」
「今回の試召戦争。聞いたけど勝ち抜き戦をするみたいさね」
「はい」
「それで、学園としてその戦いの場。バトルフィールドを提供してやろうと思うのさ」
「学園長、この学園にそんなバトルフィールドありましたっけ?」
「確かにまだないさね姫宮。けど、前々から準備だけはしていたからね。まず始めにあんたたちに使ってほしいのさ。それに昨日渡したあれのテストもあるからね」
「なるほど・・・・・・・。わかりました。雄二もそれでいい?」
「あ、ああ。バトルフィールドを提供してくれるなら此方としても喜ばしいからな」
「私たちも同じです」
「決まりさね。それじゃあバトルフィールドが出来るのは今日から約1週間後。それまで各クラスで点数補充などをするといいさね。教師たちには言っておくよ」
学園長は伝えることは伝えたのかすぐさまAクラスから出ていった。
僕ら3人以外は未だに呆然としていた。
「それじゃあ僕らはFクラスに戻ろうか雄二」
「そ、そうだな。よし、お前ら帰るぞ」
「・・・・・雄二、試合楽しみにしてる」
「ああ、本気でやってやるぜ翔子!」
「・・・・・・・うん」
「リョーちゃん、手抜いたりしたら許さないからね!」
「浩二も本気でやってくださいね!」
「わかってるって」
「俺も亮も本気でやるに決まってるだろ」
僕らは会談を終えAクラスから退出した。
Fクラス
「さて、今回のAクラス戦は両クラス代表9名による勝ち抜き戦だ」
Fクラスに戻ると雄二が教壇に立ちクラスメイトに話していた。
「代表は俺、姫路、島田、秀吉、康太、須川、横溝、姫宮、そして明久の9名だ。試合順は始めに島田、次に秀吉、康太、横溝、須川、姫路、俺、姫宮、明久の順で行く」
「「「「「「「「「「「「おおーーーー」」」」」」」」」」」」
「今言った8人は必ず全科目補充試験を受けてくれ」
「了解」
「わかったわ」
「・・・・・・承知」
「うむ」
「はい!」
「ええ」
「ああ」
「了解だ」
「以上でAクラス戦の説明は終了だ。なにか質問のあるやつはいるか?」
雄二はクラスを見渡すが誰一人として質問をしない。
「無いようならこれで終わりだ。各自テスト勉強しといてくれ。明日から補充試験に入る!」
雄二の言った通り、翌日から全科目の補充試験が行われた。
僕は西村先生にお願いして1人別室でテストを受けさせてもらった。
1週間後
「大きい・・・・・・」
「大きいわね・・・・・・・」
「大きいですね・・・・・・」
僕たちは文月学園の敷地内にある、ある一角にいた。
目の前には1週間前には無かった、スタジアムが建設されていた。
「学園長、無駄にお金使いすぎじゃないかな・・・・・・」
「今更だと思うよ、明久くん」
「アハハ・・・・」
「そう言うんじゃないよ吉井兄」
「あ、学園長」
「「おはようございます、学園長」」
「おはようさね。さて3人とも、この間渡した腕輪は用意してあるさね?」
「はい」
「ここに」
「大丈夫です」
「うむ。じゃああたしは学園長室で観戦するさね。3人ともしっかりとね」
そう言うた学園長は校舎へ歩いていった。
「さ、入ろう」
「「うん(ええ)!」」
文月学園スタジアム
スタジアムの中に入りAクラスの零華は自クラスの僕と恵衣菜はFクラスの待機場所へ向かった。
ルームないではすでに他の7人が揃っていた。
「来たな明久、姫宮」
「雄二こそ」
「それより聞いたか、今日AクラスとFクラスの試合、全学年が観戦するんだとよ」
「へぇー」
僕はスタジアムを見てなんとなく予想ついていたことを雄二から聞いた。
15分後。
『2年AクラスVS2年Fクラスによる試召戦争、開幕です!』
スピーカーからそんな実況が聞こえてきた。
「じゃあ行ってくるわね」
島田さんがそう言うとルームから出ていった。
ルームには巨大なスクリーンがあるためリアルタイムで試合が分かる。
『今回の試召戦争は両クラス代表9名による勝ち抜き戦です!勝ち数が多いクラスの勝利となります!解説は第2学年学年主任の高橋洋子先生が行います。高橋先生よろしくお願いします』
『こちらこそよろしくお願いします』
『なお、実況は放送部2年、新野すみれが行います。よろしくお願いします』
何故か放送席にCクラスの新野さんと高橋先生が座っていた。
暇なのかな、高橋先生?
『高橋先生、今回の試召戦争どう思われますか?』
『そうですね。今年の2年FクラスはAクラス上位、序列持ちの人が数人います。それに加え彼らは2年CクラスとAクラス以外のクラスに全て勝っていますからね。結果は分からないでしょう』
『なるほど。オオーッと!出場選手が来たみたいです!では登場していただきましょう!』
選手入場口にスタジアムのスポットが当たる。
『まず2年Aクラスから!Aクラス1人目は第2学年序列第8位木下優子さん!』
『『『『『おおーーーーー!!』』』』』
『2年Fクラスからは島田美波さん!』
『『『『『おおーーーーー!!』』』』』
『お姉さまぁーーーー!』
二人の登場にスタジアム内から声が上がる。
1人変な人がいたけど。
『科目は何するのでしょうか?』
『数学でお願いします』
実況の新野さんに木下さんが答える。
『承認する!』
バトルフィールドの脇に西村先生が待機しており、西村先生がフィールドを張った。
『『
木下さんと島田さんが召喚獣を呼び出す。
『まず第1戦目は数学での勝負です!では・・・・・・・
『『『『『『『『『『おおーーーーーーーー!!』』』』』』』』』』
遂にFクラスVSAクラスの試召戦争が幕を開けた。
書いていてなんか疲れました。
こんな学生生活を送ってみたいです!
それでは次回もよろしくお願い致します。
次回 『開幕、FクラスVSAクラス』 ここテストに出ます。