バカテスト 清涼祭編
問題『あなたが今一番欲しいものはなんですか?』
解答
吉井明久
『恵衣菜や親友たちとの思い出』
教師コメント
『良いですね。思い出は一生の宝物になると思いますよ。大切にしてください』
姫宮恵衣菜
『明久くんや友達との思い出』
教師コメント
『忘れることのない、大切な思い出を築いてください』
吉井零華
『みんなとの思い出』
教師コメント
『思い出は自分の一生の宝物なので、沢山思い出を作ってください』
~明久side~
Aクラス メイド喫茶
「ねぇ、明久くん。Aクラス、メイド喫茶って書いてあるんだけど」
「うん。僕もそう見える」
僕と恵衣菜はAクラスの出し物に呆然としていた。
まさか、メイド喫茶とは思わなかったのだ。
中に入ると。
「「おかえりなさいませ、ご主人様、お嬢様」」
妹の零華と霧島さんがメイド服を着て立っていた。
「「「・・・・・・・・・・・」」」
僕と恵衣菜は絶句して声が出なかった。
よく見ると雄二も同様だ。
「わぁ!お姉ちゃんたち綺麗です!」
「ありがとう♪」
「・・・・・・嬉しい」
「はいはい、葉月。吉井と霧島にあまり迷惑かけないようにね」
「島田美波、この子はあなたの妹?」
「ええ、そうよ。名前は葉月よ」
「・・・・・・驚いた」
「うん。私もちょっと驚いたよ。まさか島田美波にこんな可愛い妹さんがいるなんて・・・・・・・よろしくね葉月ちゃん」
「・・・・・・よろしく」
「よろしくです!綺麗なお姉ちゃんたち!」
葉月ちゃんは零華と霧島さんにペコリと可愛らしく頭を下げる。
正直、葉月ちゃんが島田さんの妹だと言うことが未だに信じられない僕であった。
「あのさ、零華。そろそろ席に案内してくれてもいいかな?」
「あ、ご、ごめんなさい兄様。え~と・・・・・・・・・では、こちらへどうぞ」
僕らは零華の後をついていった。
「こちらへお掛けください」
6つある椅子にそれぞれ、右から僕、恵衣菜、雄二、姫路さん、島田さん、葉月ちゃんの順に座った。
椅子に座った僕らは、手元にあるメニュー表をみる。
メニュー表には『ふわふわシフォンケーキ』や『モンブラン』を初め『ミルクレープ』や『サンドイッチ』の軽食。『ナポリタン』や『オムライス』などが少しだけあった。飲み物も『アールグレイ』や『ロイヤルミルクティー』『ローズヒップ』があった。
「色々あるね」
「明久くんはどれにする?」
「ん~。僕は『ミルクレープ』と『コーヒー』にしようかな」
「じゃあ、私はこの『ふわふわシフォンケーキ』と『ロイヤルミルクティー』」
「あ、私も『ふわふわシフォンケーキ』をお願いします。飲み物は『アールグレイ』で」
「ウチも『ふわふわシフォンケーキ』をお願い。葉月はどうする?」
「葉月もお姉ちゃんと同じのがいいです!」
「うん。えっと、『ふわふわシフォンケーキ』をもう1つと、『アールグレイ』と『オレンジジュース』をお願い」
「んじゃ、俺は・・・・・・「・・・・・・ご注文を繰り返します。『ミルクレープ』が1つ、『ふわふわシフォンケーキ』が4つ、『コーヒー』が1つ、『ロイヤルミルクティー』が1つ、『アールグレイ』が2つ、『オレンジジュース』が1つ、『メイドとの新婚生活』が1つ。以上でよろしいでしょうか」・・・・・・よろしくねぇよ!」
霧島さんが雄二の台詞を遮り、僕らのオーダーを繰り返す。
それを雄二はつっこんで霧島さんに反論する。
「しかも翔子、なんで俺のだけメニューが違うんだ!?」
「・・・・・・雄二のは特別製」
「頼むから普通のにしてくれ!」
「・・・・・・わかった」
「はぁ・・・・・・俺のは『サンドイッチ』と『コーヒー』で頼む」
「・・・・・・畏まりました」
霧島さんは雄二のオーダーも聞き終えると、伝票を持って厨房があるらしき方へ行った。
「坂本。あんた、苦労してるのね」
「頼む島田。その同情的な視線は止めてくれ。むなしくなる」
「アハハハハ・・・・・・・」
「やれやれ」
「坂本くんは将来、翔子ちゃんの尻に引かれると思うな~」
島田さんの同情的な視線は雄二を見て、それに、姫路さんと僕は苦笑し、恵衣菜は何か予知的な事を言った。
しばらくして、零華と霧島さんが僕らの頼んだ品を持ってやって来た。
「お待たせしました」
二人がそれぞれの目の前に食べ物を置いていく。
「それでは失礼します」
「あ、零華」
僕は、立ち去って行こうとする零華を呼び止めた。
「どうかしましたか兄様?」
「うん。ちょっと聞きたいことがあるんだけどいいかな?」
「うん。あ、でも後10分待ってくれる?その後は、私も翔子ちゃんも暇だから」
「うん。わかったよ」
零華はそう言うと、次の注文を取りに向かった。
「さてと、食べようよ」
「ええ」
「そうだな」
「はいです!」
「はい」
「そうね」
僕らは頼んだ品を一口食べる。
「あ。美味しい」
「ああ・・・・・このサンドイッチ、レタスは水気が拭き取られてシャキシャキしているし、こっちのタマゴサンドはピリッと胡椒が効いていて旨い」
「ええ。シフォンケーキも甘過ぎなくていいです」
「ホント、いくらでも食べれるくらいね」
「はい。作ってる人が余程上手なのでしょう」
「とっても美味しいです!」
僕らはそれぞれ食べた感想を言う。
姫路さんや島田さんも好評みたいだ。
葉月ちゃんが喜んでくれて嬉しいと思う。
「ところで。葉月ちゃんが噂を聞いた場所ってここであってる?」
「はい!大きな二人の男の人が大声で話していたです」
「大きな二人の男・・・・・・・」
「確定だな・・・・・・」
僕と雄二が葉月ちゃんの言葉を聞きそう口走ると。
『いらっしゃいませ。何名様でしょうか?』
『おう。二人だ』
そんな声が聞こえた。
『ここは綺麗で良いなぁ!』
『全くだな!さっき行った2年Fクラスなんて汚かったからな』
『ああ!教室はボロボロ、料理は不味いし、接客態度も悪いからな!』
『『ギャハハハハ!!』』
そして、とてつもなく嫌な声とともに、Fクラスをバカにする大声で喋る声が聞こえた。
「あ!あの人たちです」
そして、葉月ちゃんの確証も得た。
「どうするの坂本?」
島田さんが葉月ちゃんを心配そうに見ながら雄二に聞く。
すると。
「お待たせ兄様」
「・・・・・・お待たせ」
零華と霧島さんが来た。
メイド服を着たまま。
「二人とも・・・・・・それで回るの?」
「うん」
「・・・・・・(コクリ)」
「そ、そう」
「ところで零華ちゃん。あの二人ってここ何回目?」
「もう、五回くらい繰り返しよ。話す内容も同じで、わざと大きな声で言うものだから私たちとしても困っているわ」
「・・・・・・ホント迷惑」
零華はともかく、霧島さんがそこまで言うと言うことは、余程Aクラスとしても好ましいお客。先輩ではないのだろう。
「そうだ。吉井、翔子。予備か余っているメイド服はないか?」
「え?一応ありますよ」
「なら1着持ってきてくれないか?」
「・・・・・・わかった」
霧島さんが、メイド服?を取りにどこかに行った。
「姫宮、姫路、島田。化粧道具を持ってないか?」
「?持っているよ」
「はい。持っていますけど」
「ウチも」
3人は荷物からポーチを取り出し、テーブルの上に置く。
「すまない。ちょっと借りるぞ」
「・・・・・・雄二、持ってきた」
「サンキュー翔子」
「・・・・・・貸し1つ」
「あー。今度の休み出掛けるでいいか?」
「・・・・・・(コク)」
「ところで雄二。メイド服なんか何に使うの?」
「ん?決まってんだろ明久。あいつらをしばくのに使うんだよ」
「なるほど」
「んな訳で・・・・・・・・・明久、頼むぞ」
「はい・・・・・・?」
「秀吉にも応援を頼むか」
「ちょ。ちょっと待って雄二。なんで僕がメイド服着ることになってるの!?」
「お前しか適任者がいないんだ仕方無いだろ」
「他にもいるじゃん!」
「そうか?じゃあ、姫宮・・・・・・・「却下!僕が殺るから!」・・・・・・地文がなんか違う気がするが。早いな」
恵衣菜が着てあいつらに何かをするくらいなら、僕が着てやる。
恵衣菜のメイド服姿が見たいのは本音だけど、それ以前に、恵衣菜にそんなことはさせない。と言うか、他の人に恵衣菜のメイド服姿を見せるものか!」
「明久くん///////」
「兄様・・・・・・・・」
「あ、あれ?」
周りの空気がなんかおかしいのに気付き見てみると、恵衣菜は顔を赤くして、零華は頭に手を当てていて、雄二は呆れた眼差しを、姫路と島田さんに限っては何とも言えない、怒っているとも言えないなんと言うか、よくわからない表情をしていた。その中で霧島さんが雄二を見て頬を赤くしていた。そんな中、葉月ちゃんは首を横に傾げていた。
「明久、お前よく公衆の面前で言えるな」
「え、えっ?」
「兄様、聞いていて恥ずかしいです」
「ゴメン、ウチも恥ずかしいわ」
「私もです」
「・・・・・・さすが吉井」
「も、もしかして・・・・・・」
「あ、あの、明久くん。明久くんの言ったこと丸聞こえだったよ」
「ど、どこから・・・・・・?」
「その・・・・・・私のメイド服姿が見たいのは本音だけど、のところから」
保々全部じゃないか!!?!
嘘、声に出して、しかも雄二たちに聞かれた・・・・・・ヤバい、ちょう恥ずかしい!
「べ、別に私はき、気にしないよ」
「////////恵衣菜~」
「はいはい」
僕はこの恥ずかしい気持ちを恵衣菜に落ち着かせてもらった。
「あーー。明久、早速で悪いが頼む」
「わ、わかった」
僕は秀吉がいると思われる、Aクラスの隣の教室に雄二とともに向かった。
「うむ。よい出来じゃ」
「秀吉、やりすぎじゃないかな?」
「そんなことないぞ。・・・・・・・よし。これで思う存分悪党を倒してくるのじゃ」
「う、うん」
僕は一足先に雄二が戻っている、Aクラスに入る。
僕が入ると、周囲からざわめきが起こる。
『なに、あの子』
『メチャクチャ可愛くないか?』
『スゲー、あんな子始めてみたぜ』
『髪の毛長いわね』
『あんな子がこのクラスにいるのね』
と、様々な声が聞こえる。
そう、僕は今女装をしている。しかもメイド服を着て。
腰まで届くほどの栗色の長い髪はカツラを被っている。
そして、僕は予め雄二に言われていたこと実行する。
それは―――――
「―――――マジであのクラスヤバいんじゃねぇか」
「―――――食中毒が出たらFクラスが原因だな」
「すみません、足元を掃除したいのですがよろしいでしょうか?」
僕は声のトーンを上げて、男だとバレないようにする。
「あ?ほら、さっさと掃除しろよ」
「失礼します。それでは――――」
「な、なんだ。俺にほれ・・・・・・「くたばれぇぇっ!」・・・・・ごばぁぁっ!」
この常夏コンビへの制裁だ。
僕は夏川?先輩の胴に手を回し、バックドロップで夏川先輩の頭を地面に叩きつける。
夏川先輩は本日二回目の脳天痛打だ。だが、同情はしない。
「なっ!?」
「き、キサマはFクラスのよし・・・・・「キャァーーー。この人、今私の胸を触りました!」・・・・・・・って、ちょっと待てぇ!」
「なっ!?なんだ!?」
「バックドロップをするために当ててきたのはそっちだし、まず第一にお前はおと・・・・・・「ふんっ!」・・・・・・ぐぶぁっ!」
未だに戸惑う常村先輩は僕と、吹き飛ばされた夏川先輩、そして夏川先輩を吹っ飛ばした雄二を見た。
「公衆の面前で痴漢行為とは、このゲス野郎が!」
「な!?なに言ってんだ!?どう考えても被害者はこっちだろう!」
「黙れ!つい先程コイツはウエイトレスの胸を揉みしだいていただろうが!俺の目は節穴では無いぞ!」
いや、節穴だと思うけど、言わないでおこう。
とにかくこの二人から話を聞くのが先だ。
「そこのウエイトレス!」
「は、はいっ!」
「そこで倒れている男を頼む!」
「え?あ、はい、わかりましたっ!」
さて、僕はどうしようか?
目の前で延びてる夏川先輩を見て考える。
あ。秀吉から渡されたこれ、頭に着けようかな。夏川先輩の頭に。瞬間接着剤で。
「さて、痴漢行為の取り調べのため、ちょっと来てもらおうか先輩方」
「くっ・・・・・・」
「イテテ・・・・・」
「キャァーーー!この人変態です!」
「な、夏川・・・・・お前、それ・・・・・」
「ん。なんだ、これ・・・・・・」
夏川先輩の頭には秀吉から渡され、僕が取り付けた女性の下着、白のブラジャーがあった。
そしてそれを、夏川先輩は揉みしだいている。
「誰がどう見ても変態だな」
「すまん夏川・・・・・それを見ていると否定したくてもできねぇ」
「はぁっ!?」
「行くぞ夏川!」
周囲の人が自分達を見て形勢不利と判断した常村先輩は夏川先輩にそう言う。
「お、おぼえてろよ!」
夏川先輩はそう言い、先に出た常村先輩の後を追いかける。
「逃がすか!」
「了解!・・・・・・・って、あれ?」
「秋菜ちゃん、悪いんだけどそろそろ時間だよ」
「え!?もうそんな時間!?」
恵衣菜の言う通り時間は12時15分を指していた。
「雄二、悪いけど・・・・・・」
「ああ、わかってる。お前は、お前のやることをしろ。こっちは俺たちで何とかする」
「お願い」
「ああ。行くぞ、秀吉!」
「うむ。心得た」
いつの間にかいたのか、雄二は秀吉とともに出ていった先輩、もとい変態を追いかけていった。
「私たちも早く行かないと」
「そうだね。それじゃあ零華、あとお願い。あ、料金はここに置いておくから払っといて」
「了解です兄様。姉様も気を付けていってきてください」
零華の声を背に、僕と恵衣菜はAクラスから出て、ライブを行う文月学園スタジアムに向かった。
女装して、メイド服を着たまま。
文月学園スタジアム
「ごめんなさい、遅れました」
「あ、恵衣菜ちゃん。と・・・・・・・・そっちの女の子は誰?」
「え?」
スタジアムの控え室に入ると、中にいたμ'sの1人、ことりが声をかけてきた。
控え室の中にはμ'sの全員がいる。ちなみに、ツバサたちA-RISEもこの控え室だ。
そして、ことりの言葉で、僕は今自分が女装していることを気付いた。
「あれ~。恵衣菜ちゃん、その子って?」
「なんかどこかで見た気がするのですが・・・・・・」
ことりに続いて、穂乃果と海未が見てくる。
「そう言えばこのままの格好で来ちゃった」
「どういう意味?」
僕の独り言にツバサが首をかしげる。
「この女の子は明久くんだよ」
「「「「「「「「「「「「はい?」」」」」」」」」」」」
「ちょ、恵衣菜!?」
「あれ、秋菜ちゃんのほうが良かった?」
「そう言う意味じゃないよ!?はっ・・・・・・・!なんか悪寒が・・・・・・・」
「明久く~ん、じゃなくて秋菜ちゃん。ちょっとこっちに来て~」
悪寒の正体はことりだった。
とてつもなく嫌な予感がする。
「こ、ことり・・・・・・?」
「秋菜ちゃん、これ着てみてくれる~?」
そう言って取り出したのは――――
「あ。似合いそうだね、その服」
「イヤイヤイヤ!!なんで、μ'sの服を着ることになるのさ?!」
ことりが取り出したのは、今自分が着ているのと同じμ'sの服だった。
「はっ!え~と、この人は明久くんで合ってるの?」
「そうだよ穂乃果ちゃん」
「へぇーそうなんだ。なるほどなるほど・・・・・・・」
「「「「「「「「「「「ええぇぇぇぇぇぇぇえっ!!?」」」」」」」」」」」
そして、ことり以外のμ'sとA-RISEの声が響いた。
「ほ、ほんとに明久さんなんですか?」
「そうだよ、凛さん」
「こ、これは・・・・・・」
「にこもさすがに驚いたわ・・・・・・・」
「本当の女子みたいだにャー」
「意外に似合っているよ、明久」
「英玲奈!お願いだから言わないで!」
「ウチも驚いたわー」
「希さん!?なんで両手をワシワシするかのように寄ってくるの!?」
「ええやんよ」
「え、恵衣菜~助けて~!」
「じゃあ私も明久くんをこちょこちょしようかな♪」
「あんじゅまで!?」
「なんか昔もこんなのあった気がするよ」
「ええ」
「それで恵衣菜さん、なんで明久くんは女装。しかもメイド服を着ているんです?」
「アハハハハハ・・・・・・実はね・・・・・・・」
恵衣菜はみんなに僕が女装、メイド服を着ている理由を話した。
「なるほどね。それにしても、なんていうのかしら・・・・・・」
「そこら辺の女子より可愛いよ明久くん♪」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
僕はその言葉に心臓を射たれた、気がした。
「アハハハハハ・・・・・・・とにかく着替えてこようよ明久くん」
「うん。そうする」
僕は着替えるため、隣の控え室を使用することにした。
着替えは何故か恵衣菜がちゃんと持ってきていた。
さすが僕の恋人。
「ただいま~着替えたよ」
僕が普通の制服に着替え、控え室に戻ると時間は12時45分だった。
「おかえりなさい」
「うん。みんなには伝えた?」
「もちろん。最初にツバサちゃんたちA-RISEで最後に穂乃果ちゃんたちμ'sだよね」
「そして、待っている間は舞台袖で待機だよね」
「合ってるよ。それと今回はテレビカメラも入るみたいだよ」
「そうなの!?」
「うん。だからと言って、緊張してミスらないようにね穂乃果ちゃん」
「う、うん。大丈夫」
穂乃果の大丈夫は心配しかないのだけど、と言うのはやめといた。
「それじゃあみんな、ライブ頑張って!」
「うん」
「もちろん♪」
「練習の成果を見せるときですね」
「頑張るにゃ」
「が、頑張ります」
「全力を出しきるわ」
「にこの可愛さを会場のお客さんに見せてあげる」
「精一杯やるやね」
「気を抜かずにいくわよ」
μ'sのみんなが自己を昂らせる。
A-RISEも無言で頷く。
「それじゃあみんな、着いてきて」
僕と恵衣菜は控え室からみんなを舞台袖まで誘導する。
午後12時55分 舞台袖
「うわぁー。お客さん沢山いるね」
「うん。スタジアム満席だよ」
僕と恵衣菜は舞台袖から観客席を見てそう口走る。
観客席は大勢の人で満席になり埋まっていた。
「さて、やるわよ」
「もちろんだ」
「うん♪」
衣装に小型のマイクを取り付け終わったA-RISEの3人がそう言う。μ'sのみんなも小型マイクの取り付けは終わったみたいだ。
そして時間になった。
『ご来場の皆様、本日は文月学園学園祭《清涼祭》にお越しいただき誠にありがとうございます。これより、UTX学院【A-RISE】と音ノ木坂学院【μ's】のスクールアイドルによるライブを開演いたします』
放送が終わると、スタジアム内に歓喜の声が響いた。
『それではまず始めにUTX学院【A-RISE】です!』
「行くよ、二人とも」
「ああ」
「うん♪」
会場が暗くなり、ツバサたちが舞台へ上がっていく。
そして今始まった。
文月学園スタジアムでスクールアイドル、A-RISEとμ'sのライブが。
なんかたまにキャラの口調を忘れてしまいます。
感想や評価お願いします!
次回 『A-RISEとμ's』 ここテストに出ます。