問題:『色や形などの特徴が親から子へ伝わるという遺伝の法則を発見した人を答えなさい』
解答
吉井明久
『メンデル』
教師コメント
『正解です。さすがですね』
園田海未
『メンデル』
教師コメント
『お見事です』
矢澤にこ
『メンタル』
教師コメント
『違います。メンタルは人ではありません。精神面のことです』
~outer side~
「明日の準備はいいかしら?」
「もちろんですわ」
「みんなも準備出来てるみたいだよ」
「やれやれ、あんたたちは一体誰に似たのかね~」
「そういうお祖母ちゃんだって手伝う気満々じゃん」
「そりゃそうさね。この日のために今日中に明日のこと全て終わらせたのさね」
「さすがお母さん~」
「これって遺伝なのかなお姉ちゃん?」
「多分そうかと思いますわ」
「明日の午前7時に例の場所集合ってことでいいわね?」
「うん。みんなにもそう伝えてあるよ」
「ええ」
「じゃあ明日は二人のサポートを思いっきりするわよ~♪題して!」
「「二人でイチャイチャ、パーフェクトデート!サポート!!」」
「イエーイ!!」
「やれやれ」
明久と恵衣菜が知らぬ間に大人数での何らかの作戦が行われていることに、明久と恵衣菜はまだ気づいていない。
~outer side out~
~明久side~
ブルッ!
「い、今なんか寒気がしたんだけど・・・・・・気のせい・・・かな・・・・・・?」
南家から帰ってきた僕は自室のベットに横になっていた。
「ハァー・・・・・・。僕はどうしたらいいんだろう・・・・・・」
南家でことりから聞いた僕は、途中で会ったかおりさんと別れたあと、家に帰ってからも終始この状態だ。
「穂乃果と海未には言ってないって言ってたっけ。多分恵衣菜と零華、つばさにも話してないよね・・・・・・」
僕は呆然とただ独り言を呟く。
「僕の予想より遥か上の相談だったよ・・・・・・」
寝返りをうち、僕はスマホの画面を開いて写真フォルダを開く。そして、ある写真フォルダを開封し中身を見る。その中身は僕ら幼馴染7人で撮った様々な写真が入っていた。その中には今日撮った写真もある。
「ハァー・・・・・・」
僕はまた、溜め息をつく。
すると。
「どうしたの明久くん?スマホ視ながら溜め息ついちゃって」
「恵衣菜・・・・・・」
いつの間にか恵衣菜がベットの横にちょこんと座っていた。
「ことりちゃんと何かあったの?」
「ううん。なんでもないよ恵衣菜」
「そう?ならいいけど・・・・・・」
「うん。明日は8時半に文月駅前でいいかな?」
「うん♪それじゃあ明日ね。楽しみだね♪」
「うん」
恵衣菜はそう言うと自分の家へと帰っていった。
明日の準備をするみたいだ。
「今はとにかく明日のことを考えないと・・・」
そして、時間は過ぎていき―――――
翌日
文月駅前 午前8時20分
「お待たせ明久くん」
「僕も今来たばかりだよ恵衣菜」
僕は時計塔前で恵衣菜と合流した。
「その服似合ってるよ」
「ありがとう明久くん♪」
「それじゃあ行こうか」
「うん♪」
僕は恵衣菜に左手を差し出し、恵衣菜は右手を出して手を繋いだ。
そして僕らは文月駅から電車に乗り、如月ハイランド前駅に向かった。
そしてその二人を見守る影が二つ―――――
「こちらY・SとS・K。対象二人は文月駅から電車に乗って如月ハイランド前駅に移動した」
『こちらR・Y。Y・S、S・K了解。引き続き尾行をお願いします』
「了解した」
「・・・・・・行こう」
「ああ。・・・・・・・・・・・って、近すぎないか?」
「・・・・・・そんなことない」
「そうか?まあ、お前がいいなら構わんが・・・・・・」
そんな会話をして明久と恵衣菜を物陰から見ていた二人は移動した。明久と恵衣菜の二人を追いかけるかのように。
如月ハイランド
「「ついた~!」」
時間は9時半を過ぎた頃。
駅から徒歩数分のところにある如月ハイランドはプレオープン中の為か人は余りいなかったが、それなりに人はいた。
「さっそく入ろう明久くん♪」
「そうだね――――って、引っ張らないでよ恵衣菜~」
僕は恵衣菜に引っ張られる形で入場口に立った。
そして入場口で僕は茫然としていた。何故ならそこにいたのは―――――
「いらっしゃいマセ!ヨウコソ如月ハイランドへ!本日はプレオープンなのデスが、チケットはお持ちデスカ?」
「・・・・・・・・・・何やってるの穂乃果?」
幼馴染の1人にして、μ'sのリーダー高坂穂乃果だった。
「穂乃果?それは一体ダレデスカ~?わたしは穂乃果、という人じゃアリマセンヨ?」
そして、何故かエセ外国人を演じていたりしている。
「・・・・・・・・・・まあ、いいけど。チケットだよね、はい。これでいいかな?」
僕は自分と恵衣菜のプレミアムチケットを取り出し、エセ外国人穂乃果に渡した。
「拝見しマ~ス」
エセ外国人穂乃果はチケットを受けとると、笑顔をしたまま固まった。
「そのチケット使えないの?」
「イエイエ、そんなことないですよ?ですが、チョットお待ちくだサーイ」
すると、エセ外国人穂乃果は僕らに背を向けた。
「―――こちらH・K。対象二人が来たよ。作戦開始用意を」
何処からか取り出したスマホを持って電話をし始めた。
「って、何処に電話してるの」
「なんでもないですよ。ハイ!確認イタシマシタ。お客様のチケットはプレミアムチケットなので、あるトクテンがツキマ~ス。ですので、少々お待ちクダサーイ」
「は、はい」
僕らはエセ外国人穂乃果の言う通り待つことにした。作戦というのが気になるが。
そして待つこと3分後―――――
「お待たせしましたー。こちらカメラになります」
「ありがとうございまーす」
穂乃果と同じ如月グランドパークの従業員の服を着た、つばさがカメラを持ってきた。
「・・・・・・・・・・何してるのつばさ」
「つばさ?それは誰でしょう?私はつばさという名の人ではないのですが」
「そ、そう・・・・・・」
僕は穂乃果にも返された言葉にそう答えるしかなかった。ちなみに恵衣菜は気付いてなかったりする。さすがことりと同じ天然。
「それではお写真を撮らせていただきます」
「写真?」
「はい。プレミアムチケットの方には当社がお送りするあるイベントに参加してもらいマ~ス」
「い、イベント?」
僕は穂乃果とつばさの言った、イベントというものに疑問を抱いた。
「恵衣菜は知ってる?」
「ううん、しらないよ。でもいいじゃん♪なんか楽しそうだよ」
「アハハ・・・・・・」
相変わらずの恵衣菜に僕は苦笑する。
「では撮らせていただきます。お二人はもう少し近付いてください」
つばさがカメラを構えて、レンズに僕と恵衣菜を視界に捕らえた。
「はい、チーズ」
そしてカシャッ、という音ともにカメラからフラッシュが発生した。
「ありがとうございます。すぐ現像して参りますので少々お待ちを」
つばさはそう言うとカメラを持って何処かへ行ってしまった。
「て言うかつばさ、AーRISEの練習はいいの?穂乃果もだけど・・・・・・」
僕は唖然とそう呟いた。
「ん?」
僕はそして見知った気配がかなりあることに気付いた。
「これは・・・・・・うわ、かなりいる。って、ちょっと待って、穂乃果とつばさがいるということは・・・・・・」
そう思っていると。
「お待たせしました。こちら先程のお写真となります」
「あ、ありがとう」
つばさが何かを渡してきた。
「なんだろう?」
渡された物を開けるとそこには――――――
「これってさっきの写真だね。しかも可愛らしくされている」
「・・・・・・・・・・」
中身はさっき撮った写真が入っており、その写真の回りに小さな天使が浮かんでいるのが描かれていた。そして、写真の上には何故か、結婚しました、の文字が書かれてあった。
「あのさ、これって・・・・」
「はい。こちらで加工してみました」
「そ、そう。じゃなくてこれじゃなくて普通のでお願いしたいんだけど」
「でしたらこちらをどうぞ」
普通のあるのね!
僕はそこに驚いた。
普通のには特に加工されていない、写真が張られていた。あるとすれば枠斑が花々に囲まれているところだ。
「これって貰ってもいいの?」
「ハイ」
「ホント♪やったー!」
恵衣菜は嬉しそうに二つの写真を抱き締めた。
「アハハ・・・・・・」
僕はつい苦笑いする。見てみると、穂乃果とつばさは必死に笑いを耐えているのが見えた。
「では、イベント時間になりましたらお呼び致しますので、どうぞ御ゆっくり園内をお回りください」
そういうとエセ外国人穂乃果とカメラマンつばさはどっかへ行ってしまった。
「じゃあ回ろうか恵衣菜」
「うん♪」
僕らは園内を周り始めるため歩き出した。ちゃんと手を繋いで。
「こちらT・KとH・K。対象二人は、メリーゴーランドの方に移動したわ」
『こちらR・Y。T・K、H・K了解』
「行くよつばさちゃん」
「ええ。行きましょう穂乃果」
「何処から回る?」
「う~ん・・・・。じゃあ―――――」
恵衣菜と相談して何処から回るか決めようとしていると―――
『お兄さん、お兄さん♪』
「?僕のこと?」
『うん♪お兄さんたちもしかして何処に行くか迷ってるのかな?』
「(なんかどこかで聞いた声なような・・・・・・)」
僕は目の前に現れたキツネの着ぐるみを着た人に思った。
『お兄さんたち?』
一応試しておこう。
「あぁ!あそこにアメリカ限定ベイクドチーズケーキがある!」
『えぇっ!チーズケーキ!?どこどこ!?』
「アメリカ限定のベイクドチーズケーキ!?どこどこ!?」
「って恵衣菜も!?」
とまあ、それはおいといて。確信確定。このピンク色のキツネの着ぐるみ着た人の中身は・・・・・・
「揃いも揃って何してるのさことり」
『あ・・・・・・っ!ち、違うよっ!こと――――じゃなくてフィーはことりなんて人じゃないよ♪見ての通りキツネの女の子ですよっ♪』
「そ、そうですか・・・・・・」
ことりの気迫に僕はちょっと引きながら答えた。
ちなみに恵衣菜は。
「このキツネ、かわいいよ明久くん♪声がことりちゃんに似ていて目茶苦茶かわいい~」
目を輝かせてことり(INキツネの着ぐるみ)を見ていた。
「恵衣菜ってそんな性格だったけ?」
僕はそんな恵衣菜についそう呟いた。
「まあ、それはおいといて。フィーちゃんがオススメのアトラクションを教えてくれるの?」
『そうだよ~♪』
「ちなみにそのオススメの場所は?」
『えっとね~。あそこにある~、古い病院を改造したお化け屋敷だよ~♪』
ことり(INキツネの着ぐるみ)が指差した場所には、病院のような建物があった。
「(そう言えば如月ハイランドには目玉のお化け屋敷があったけ?)」
「お、お化け屋敷か~。た、楽しそうだね~」
「あ、恵衣菜ってお化け―――――「ふにゃぁーーーーーー!!!」――――うわっ!」
「言わないで言わないでぇ!」
「う、うん。わかった」
『他にも色々あるよ♪』
「例えば?」
『そこから先はわた―――――ではなく、このノインちゃんにおまかせあれ~♪』
「(またもや聞いたことのある声の気が・・・・・・。これも気にしたら敗けと言うやつなのかな)」
「アッ!ノインちゃんだ!」
『こんにちわ~。僕はノインだよ』
「(うん。確定。ノインの中身ってあんじゅだ。っていうかまさか英玲奈もいるんじゃ・・・・・・。いや、まさか、ね。あの英玲奈に限って・・・・・・・・・・・・・・・・・ありえるかも)」
「明久くん、明久くん!」
「ん。なに恵衣菜?」
「写真撮ろうよ♪」
「うん。いいよ」
僕はスマホをカメラ機能にして、近くにいた従業員さんに渡して、ノイン、僕、恵衣菜、フィーの順に並んで撮ってもらった。
「ありがとうございます」
「いえ、では私はこれで」
従業員さんはそう言うと何処かへ去っていった。
「え~と、ノインさん。お化け屋敷の他のオススメのアトラクションを教えて貰ってもいいですか?」
『はーい。えっとね、まずはあそこにあるジェットコースターだよ。 速いけどかなり面白いんだ~。あとは夕方のパレードかな~。あっ、あと一番乗って欲しいアトラクションはね、あの観覧車だよ。特に夕方から夜になる頃にかけて乗った方がいいよ』
「ありがとうございます」
『いえいえ~。それでは僕らはこの辺でね~。二人とも楽しんでね~』
『またね~』
ことり(INフィー)とあんじゅ(INノイン)は仲良く僕らとは反対側に歩いていった。
「それじゃあ。お化け屋敷から行く?」
「う、うん」
僕らはまず始めにお化け屋敷に向かうため、アトラクションの場所の廃病院へと向かうことにした。
「こちらK・MとA・Yだよ~。二人は最初にお化け屋敷に行くみたいだよ~」
『こちらU・Sです。K・M、A・Yわかりました。何かありましたら連絡してください』
「りょうかーい」
「ことりちゃん、私たちはどうする~」
「そうですね~。取り敢えず、ことりたちの役割をしましょうかあんじゅちゃん~」
「そうだね~」
如月ハイランド お化け屋敷
「ここがお化け屋敷・・・・・・」
「わ、わぁー・・・すごい迫力・・・・・・」
僕らは今、目的地のお化け屋敷の前にいる。
「いらっしゃいませ、2名様でよろしいですか?」
「・・・・・・はい」
もうツッコミたくないんだけど、あえて言う。
「なんでここにいるの須川くん?」
「ではどうぞ奥へお進みください」
須川くん?は僕の言葉をスルーして僕らを奥へと案内した。
ああ、もうなれてしまった自分が怖い。
僕と恵衣菜は須川くん(受付)に案内されて奥へと進んだ。
「こちらR・S。二人がお化け屋敷に入った」
『こちらA・Kですわ。R・S、了解致しました。第一作戦開始いたしますわ』
「了解」
お化け屋敷内
「ひうっ!」
「あ、あの恵衣菜?歩きづらいんですけど・・・・・・」
「い、いいからこのままにして!お願い!」
「う、うん」
お化け屋敷に入り、暫くして色々なお化け?らしきものが出てきて、その度に恵衣菜は可愛らしく悲鳴を上げて、僕にしがみついてくる。
まあ、しがみついてくるのはいいんだけど・・・・・・・。
「(やばい、恵衣菜が密着してるからか匂いと感触が・・・・・・)」
襲わないか理性がもつか大変だった。
「う~ん。そろそろ恵衣菜にはお化け屋敷、馴れて欲しいんだけど」
「そ、それは無理だよ」
「ですよね~」
僕は学園祭でもこんなんだったのを思いだし苦笑する。
「むぅぅ。笑わないでよ~」
「別に笑ってないよ。ただ、恵衣菜が可愛いなって」
「か、かわ、かわっ、可愛い//////」
「あー、恵衣菜がショートしたかも」
顔を赤くして、プシューと頭から蒸気が出ているような状態の恵衣菜に僕はそう呟いた。
そして、そのままお化け屋敷を巡りゴールへとたどり着いた。
「ついたよ、恵衣菜」
「ほ、ホントだ~。わーい、お日様の光だ~」
「幼児退行してないかな・・・・・・?」
隣の恵衣菜を見て僕はつい、くすりと笑いそう呟いた。
すると。
「吉井明久さまと姫宮恵衣菜さまですね」
後ろから声がかけられた。
というよりこれも聞いた覚えのある声の気が・・・・・・
僕はゆっくりと背後を振り向いた。
そこにいたのは――――――
「・・・・・・・・・・・」
顔を真っ赤にして如月ハイランドの従業員服を着てメガネをつけて立っている海未がいた。海ではなく海未である。
「・・・・・・・・・・・」
僕はつい海未に同情してしまった。
幾らスクールアイドルμ'sとして注目されていているとはいえ、海未は昔からこう言うのが苦手なのだ。特に、スカートの裾丈が短いものや、派手なものは。まあ、穂乃果や恵衣菜たちがしらない海未の秘密を僕は何度か見てしまっているのだが・・・・・・。
「お二人には当園がご用意いたしました昼食がございますのでご案内に参りました」
「え!?そうなんですか!」
「はい。ご案内いたします」
「海未・・・・・・」
僕はブルブルと振るえながら歩く海未を見てなんとも言えない表情を出していた。
「行こう、明久くん」
「う、うん」
いつの間にか幼児退行から戻っていたのか、恵衣菜は楽しげな足取りで海未の後について行った。
「って、あれ?恵衣菜、お弁当持ってきていたような・・・・・・」
「うん。持ってきているよ」
「そっちはどうするの?」
「後でゆっくりと落ち着いたところで食べようよ」
「了解」
「こちらU・Sです。二人を昼食会場に案内します」
『こちらK・M。了解だよ~』
「あ、あと、この服どうにかなりませんか?」
『えー、似合ってるよ~海未ちゃん』
「ちょ、K・Mじゃなくてことり!?」
「こちらになります」
お化け屋敷から徒歩5分程のところに僕らは案内された。
途中康太が写真を撮っていたり、にこがにこにーをしていたり、凛が猫の着ぐるみを着てニャーをしていたり、木下さんが放送をしていたりと、色々ツッコミたい。
て言うか何人いるのさ!?
「わぁ・・・・・・」
「すごい・・・・・・」
昼食会場に案内され、会場内に入った僕と恵衣菜は感嘆にそう呟いた。
内部は中央の天井にシャンデリアがあり、壁にはタペストリーや絵が飾られていた。
「お待ちしておりました。吉井さま、姫宮さま」
「秀吉・・・?」
ウエイターとして現れたのは、何故か執事服姿の秀吉だった。
「秀吉?それは誰のことでしょう?」
「(あ、これ完全に役者モードに入ってるわ)」
「お席へご案内します。こちらへどうぞ」
僕らが案内された席は窓際の日当たりがいい場所だ。
中央には小さな噴水があり、何故か正面にはクイズ会場のようなクイズ解答台があった。
そして、クイズ台のすぐ近くのグランドピアノでは真姫がピアノを弾いていた。
「ん?」
もう一度よく見てみよう。噴水、クイズ解答台、グランドピアノを弾いてる真姫
「ゲホッコホッ!(ま、真姫もいるの!?)」
そしてさらによく見てみると、ウエイターのほとんどが知り合いだった。
「(秀吉に天野さん、英玲奈に横溝くん、エレンさん、桜咲さん、希、恭二に友香さんまで!?)」
幾らなんでもいすぎな気がする。
ていうかこれお祖母ちゃんと母さんも絡んでる気がする。
僕は頭痛がするかのような気分だった。
「豪華な場所だね~」
「そ、そうだね」
恵衣菜にそう言いつつ僕は頭の中で母さんとお祖母ちゃん。そして恐らく関わっているであろう零華と葵姉さんを問い詰めることにした。
それから食事が始まり、今は食後のチーズケーキと紅茶を飲んでいた。
「美味しかったね」
「うん。あのカルパッチョのソース。今度作ってみたいな・・・・・・」
「私は煮込みハンバーグの工程かな。どうやったらあそこまで中まで味が通るのか試してみたいかも。他にも色々あったよ」
「じゃあ、今度一緒にやろうか」
「いいね♪」
恵衣菜とそんなこと話していると・・・・・・・
「あれ?」
「停電かな?」
突如部屋の電気が消え、辺りが暗くなった。
窓にはいつの間にかカーテンが閉められていて、中はあっという間に暗くなる。
すると。
《みなさま、本日は如月ハイランドプレオープンに、ようこそお越しくださいました》
クイズ解答台の横の司会者席にスポットライトが当たり、そこにメガネを掛けた絵里と零華がいた。
ってなにしてるのさ二人とも!!?
そんな僕の心情を無視して二人は司会を進めていっていた。
《プレオープンに連なり、本日当園ではイベントとしてお客様の中から一組、抽選で当如月グループがお贈りする、ウエディング体験をプレゼントいたします》
《ですが抽選で一組選ばれましても、こちらの出題する問題に全問正解していただけなければプレゼントすることができません》
《では、見事抽選に当選したお客様は・・・・・・・・・・・》
何処からかドラムロールの音が聞こえてきた。
そして。
「えっ?」
「わ、私たち!?」
何故か僕と恵衣菜のテーブルにスポットライトが降り照らされた。
《おめでとうございます!あそこのお客様が見事当選いたしました~!》
「え、ええ?」
「あ、あわわわ」
もしかして僕たち?
《それではそこの高校生お二人様、どうぞこちらへ!》
次回 『ウエディング体験 そして・・・・・・』 Let GO to The NextStory!