バカとテストと召喚獣 奏で繋ぐ物語   作:ソーナ

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バカテスト

『強化合宿一日目の日誌を書きなさい』


吉井明久の日誌

『途中で渋滞に巻き込まれ遅れましたが無事に着いて良かったです。都会とは違い森の香りなどこの地域の匂いが感じれました。悩み事があるけど恵衣菜と零華と解決しようと思います』


教師コメント

『無事に着いて良かったです。都会とは違った空気が味わえて良かったですね。悩み事があるのなら私たちにも出来れば相談してください。アドバイスが出来ると思いますよ』



姫宮恵衣菜

『明久くんと零華ちゃんと一緒に来れてよかったです。卯月高原の風景に見惚れました。合宿所についてもなにかと大変でした。明日からが不安です』


教師コメント

『先生も卯月高原の風景には見惚れてしまいました。姫宮さんもそうだったんですね。合宿所について大変でしたねお疲れ様です。明日も頑張っていきましょう』


吉井零華

『お兄ちゃんと恵衣菜ちゃんと来れてよかったです。周りの景色が綺麗で凄かったです。合宿所についても、問題があったりと、移動中に睡眠できて良かったです』


教師コメント

『卯月高原は避暑地ですからね、景色が綺麗です。問題があったりとに関してはお疲れ様です。移動中に睡眠できたということは吉井君と姫宮さんと寝たのでしょうか?ゆっくりできて良かったです』





第Ⅱ門 覗き騒動

~明久side~

 

 

 

"バタンッ!"

 

 

 

「そこまでよ!観念なさい!」

 

 

 

雄二たちといたところに突如として、島田さんを筆頭に女子たちが部屋に流れ込んできた。

え、これ、なに?

 

「全員両手を挙げて跪きなさい!」

 

島田さんが命令口調で怒鳴っていった。

何故殺気立ってるんだろ?

 

「たく、いきなりなんだぞろぞろと」

 

雄二が僕らを代表して、思っていたことを言ってくれた。

 

「よくもしらばっくれるわね。あんたたちが犯人だって事ぐらい知ってるんだから!」

 

「犯人?一体なんのじゃ?」

 

「惚けるつもり?脱衣場にカメラを仕掛けたでしょ!」

 

「「「「「「は?」」」」」」

 

島田さんの言葉に僕らは頭に疑問符を浮かべながら意味がわからないように首をかしげた。

 

「なんのことだ?」

 

「カメラ?意味がわからんぞ?」

「・・・・・・同じく」

 

「島田よ、お主はなにを言っておるのじゃ?」

 

「これを見てもまだそんなこと言えるの?」

 

島田さんが見せてきたのは高性能の小型カメラだった。

 

「それがなに?」

 

「これが脱衣場に仕掛けられていたのよ!こんなのするのってどう考えてもあんたたちだけじゃない!」

 

「・・・・・・・・・・それ、僕たちが仕掛けた証拠でもあるの?」

 

「そ、それは・・・・・・」

 

僕の問いに島田さんは淀んだように退く。

 

「ないよね?」

 

「う、うるさいわね!いいからさっさとお仕置きを受けなさい!瑞希!みんな!」

 

「はい!美波ちゃん!」

 

「了解!」

 

よく見ると、島田さんのとなりには姫路さんがいて、その後ろには様々なクラスの女子がいた。しかも全員殺気だっている。

 

「さぁ、アキ。お仕置きの時間よ!」

 

「へ?いや、意味がよくわからないんだけど?」

 

「うるさいわね、とりあえず黙ってなさい!」

 

島田さんはそう言うといつの間にか近づき、

 

「グアッ!」

 

僕の関節を外した。

 

「明久!」

 

「しっかりしろ吉井!」

 

「島田、それ以上やめろ!」

 

「ゴミがうるさいわね。みんな殺ってしまいなさい!」

 

たちまち体の至るところが関節が外れる音がした。

その痛みにより、僕は――――

 

「なにしてるんです貴女たち―――――――って、兄様!」

 

「明久くん!」

 

「れい・・・・・・か・・・・・・え・・・・・・いな・・・・・・」

 

「明久くん!!」

 

――――――電源がプツリと切れたように、意識を失った。

 

 

~明久side out~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~恵衣菜side~

 

 

「なんか騒がしいですね」

 

「うん」

 

私と零華ちゃんは翔子ちゃんたちの部屋から帰る最中、3階から聞こえてきた声に疑問符を浮かべた。

騒ぎの場所へと向かう途中、

 

「なんだこの騒ぎは?」

 

「あ、西村先生」

 

顔をしかめた西村先生が来た。

かなりお疲れみたいだけど、大丈夫なのかな?

 

「おぉ、吉井妹、姫宮。この騒ぎはなんだ?」

 

「それがわからなくて・・・・・・」

 

「聞こえてくる限り女子が話してるみたいですけど・・・・・・・」

 

「あれ、でも、ここって男子の部屋だよね?」

 

「そう言えば・・・・・・・」

 

「はぁ、取り合えず行ってみるか」

 

私と零華ちゃん、西村先生は騒ぎの元凶の場所へと向かった。

少し歩くと部屋の前に大人数の女子がいるのがわかった。

 

「あれは・・・・・・・DクラスとEクラスの女子?」

 

「Cクラスの女子もいますね」

 

「なにをしてるんだ?」

 

そんなことを言った私達の耳に、

 

『グアッ!』

 

そんな声が聞こえてきた。

 

「今の声って明久くん?」

 

「西村先生、あの部屋は?」

 

「あの部屋は坂本、木下、土屋、須川、横溝の部屋だな」

 

「取り合えず行きましょう」

 

私たちはよくわからず部屋へと近づいたすると、

 

『明久!』

 

『しっかりしろ吉井!』

 

『島田、それ以上やめろ!』

 

『ゴミがうるさいわね。みんな殺ってしまいなさい!』

 

次第にそんな声が聞こえてきた。

嫌な予感がしながらも私たちは部屋の前へとたどり着いた。

 

「なにしてるんです貴女たち―――――――って、兄様!」

 

「明久くん!」

 

部屋の中を扉から見た私と零華ちゃんは驚愕した。

部屋の中には島田美波と姫路瑞希が明久くんの体を今まさに折檻してる最中の姿が見えたから。

 

「明久くん!」

 

私は瞬時に部屋の中に入り明久くんの側による。

途中で他クラスの女子が何か言うが無視。そして、島田美波と姫路瑞希から明久くんを離れさせる。

 

「れい・・・・・・か・・・・・・え・・・・・・いな・・・・・・」

 

「しっかりして明久くん!」

 

明久くんは小さな声で言って、目を閉じた。どうやら気絶したみたい。

 

「おい、これは一体どういう状況だ」

 

するとそこへ西村先生が入ってきた。

西村先生を見た島田美波と姫路瑞希を始めとする女子は僅かに後ずさった。何人かは逃げようとしたが。

 

「逃がすと思いますか?」

 

入り口を零華ちゃんが塞ぎ、逃げ場をなくした。

 

「姫宮、吉井兄の様子は?」

 

「恐らく気絶しているだけかと思いますか」

 

「そうか。次に坂本」

 

「なんだ?」

 

「状況説明を頼む」

 

「わかった。明久と俺たちでトランプしている最中、島田を先頭に女子がなだれ込んできた。そして、脱衣場にカメラがあっただとかで濡れ衣をきせられた。で、明久に島田と姫路がお仕置きと称して関節を外した。そこへ、姫宮たちが来た。ざっと説明するとこんな感じだ」

 

坂本君は簡潔に分かりやすく言ってくれた。

つまり、明久くんと坂本君たちが遊んでいるところに島田美波たちが現れ、脱衣場にあったカメラを明久くんたちが仕掛けたと言って濡れ衣をきせ、明久くんに関節技をかけた。と言うことかな?

 

「なるほどな。さて・・・・・・」

 

腕を組ながら島田美波たちを西村先生は振り向いた。

 

「まず始めに、俺は脱衣場にカメラがあったなんて報告聞いてないが?どういうことだ島田」

 

「カメラを仕掛けて盗撮しようとするなんてアキたちに決まってます!だから、お仕置きしたんです!」

 

「そうです!私たちは悪くありません!」

 

「は?」

 

「・・・・・・・・・・」

 

島田美波と姫路瑞希は悪くない、とさも当然のように言った。

と言うか、先生に報告しないで、勝手に決めつけて来たわけ?

 

「と言うことみたいだが吉井妹、姫宮、坂本。お前たちの意見を聞きたい」

 

「わかりました。まず貴女たちに聞きます」

 

「な、なにかしら?」

 

零華ちゃんが近くにいた女子生徒に尋ねた。

 

「始めに、どうして先生に報告せずに来たんです?」

 

「それは、島田さんと姫路さんが犯人は吉井君たちだって言うから」

 

「なるほど。では次に、何故兄様たちだと?」

 

「こんなことするのは吉井君たちしかいないって島田さんが」

 

「そうですか」

 

「なあ、聞きたいんだがそのカメラどこにあったんだ?」

 

「え、えっと、脱衣場の籠の中に隠されていたわ」

 

「そうか、ありがとう」

 

零華ちゃんと坂本くんは聞きたいことが聞けたみたいだ。

私は後で聞こうっと。

 

「西村先生、島田美波、姫路瑞希以外の女子たちは返しても構わないかと思います。まあ、後程話を聞く必要があると思いますけど」

 

「そうだな。では、島田と姫路を除いた女子は全員部屋に戻れ。後で話を聞くと思うがそれまで待機だ」

 

西村先生がそう言うと島田美波と姫路瑞希を除いた女子はぞろぞろと帰っていった。

 

「さて、後は・・・・・・・」

 

「なんでウチらだけ残されたのよ!」

 

「そうですよ!」

 

「無罪の明久くんに関節技をかけて何もなしで帰れるわけないじゃない?」

 

「全くですね恵衣菜ちゃん」

 

「なんでよ!ウチらは悪いことしてないじゃない!」

 

「そうです!全部明久くんたちが悪いんです!」

 

「西村先生」

 

「なんだ姫宮」

 

「私たちがついたのは何時ごろでしたか?」

 

「姫宮たちが着いたのは17時過ぎだな」

 

「はい。そのあと明久くんは私と零華ちゃん、後は坂本くんたちと一緒にいたんです。なので、脱衣場にカメラを仕掛ける暇なんて無いんですよね~」

 

私はかなり頭に来ているため、冷たい眼差しで島田美波と姫路瑞希を見て言う。

 

「うるさいわね!いいからさっさとアキを渡しなさい!」

 

「はぁ。零華ちゃん」

 

「うん」

 

私が零華ちゃんを呼ぶと、零華ちゃんはうなずいて島田美波と姫路瑞希の首筋に手刀を当て気絶させた。

手刀が何時もより強かったのは零華ちゃんも頭に来ていたからだと思う。

 

「では、西村先生、この二人お願いします」

 

「わかった」

 

西村先生は気絶した島田美波と姫路瑞希を連れて部屋から出ていった。

 

「ふぅ。助かったぜ、サンキュー姫宮、吉井妹」

 

「ううん、気にしないでください坂本君」

 

「明久の容態はどうだ?」

 

「気絶しているだけだから問題ないと思うけど・・・・・・」

 

「肉体と精神面は別、だからなぁ」

 

「ええ」

 

私は膝に頭を乗せている明久くんを見て言う。

肉体より精神が心配だ。まあ、肉体も心配だけど。

 

「ところで、土屋くんあのカメラどう思いました?」

 

「・・・・・・あれは高性能の小型カメラ。録画時間は短いが精度がかなりいい。それは置いといて、あの話は幾つか腑に落ちない点があった」

 

「それはなんじゃ康太?」

 

「カメラが見つかったことだろ」

 

「・・・・・・(コクリ)その通り。盗撮するのに籠の中に隠されていたというのはおかしい」

 

「確かにそう言われてみればそうだな。もし、俺が盗撮するなら絶対に見つからない場所に置くはずだ」

 

「俺もそう思う」

 

「ということはこれはフェイクってことか」

 

「・・・・・・多分。恐らくだが後一つか二つは隠しカメラがあると思う」

 

「私たちが対処するしかないね」

 

「けど、隠し場所が分からないと」

 

「・・・・・・俺なら10秒もあれば見つけられる。だが、俺は脱衣場に入れない。そうなると愛子に頼むしかない」

 

「だね」

 

私たちは除き騒動について話合い、時間のため一回部屋に戻り後で話すことにした。

 

「よっと」

 

「大丈夫か姫宮?俺が明久を運んだ方がいいんじゃ」

 

「ううん、大丈夫だよ。ありがとう坂本君」

 

「そうか?」

 

「うん。何かあったら連絡して」

 

「わかった」

 

私は零華ちゃんと協力して、明久くんを4階の部屋へと運んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 4階 401号室

 

 

「よいしょ、と」

 

明久くんを運んだ私は、明久くんを零華ちゃんに引いてもらった布団の上にゆっくり置いた。

 

「さて、恵衣菜ちゃん、この後なにが起こると思います?」

 

明久くんを横にテーブルを挟んでお茶を飲む私と零華ちゃんに、零華ちゃんが聞いていきた。

 

「多分だけど、Fクラスの男子が覗き騒動を起こすんじゃないかな?」

 

「ですよね」

 

私と零華ちゃんは、はぁとため息をつく。

すると。

 

「あれ・・・・・・?ここは・・・・・・」

 

明久くんが起きたみたい。良かった~

 

 

~恵衣菜side out~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~明久side~

 

 

「あれ・・・・・・?ここは・・・・・・」

 

目を覚ました僕は、目の前に天井が見えそう呟いた。

 

「よっ、と」

 

上体を起こすと、身体中に痛みが走った。

 

「アイタッ!」

 

すると。

 

「お兄ちゃん、大丈夫?」

 

「明久くん、大丈夫?」

 

「あれ、零華?恵衣菜?ってことはここは僕らの泊まる部屋?」

 

「うん。身体大丈夫、お兄ちゃん?痛くない?」

 

「ちょっと痛みが走るけど・・・・・・」

 

「そう」

 

僕は軽く延びをして恵衣菜と零華のいるテーブルへと向かい、座った。

 

「はい、明久くん」

 

「あ、ありがとう恵衣菜」

 

僕は恵衣菜から渡されたお茶を飲んだ。

 

「それで、あの後どうなったの?」

 

「えっとですね・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

〈事情説明中〉

 

 

 

 

 

 

「というわけです」

 

「なるほどね」

 

零華と恵衣菜から聞き終えた僕はそう一言言った。

 

「にしてもよく二人とも怒らなかったね」

 

「?なに言ってるのお兄ちゃん、私たちかなり頭にきてましたから」

 

「ホントだよ」

 

「いや、僕が言いたいことはそういうことじゃなくて・・・・・・」

 

僕が苦笑いぎみで言ったその途端。

 

"ピピピ、ピピピ"

 

タイマーの音が鳴った。

 

「あ、お風呂の時間ですね」

 

「ホントだ」

 

現時刻は20時ジャストだ。

 

「じゃあ行きましょう恵衣菜ちゃん」

 

「うん」

 

「あ、僕も行くよ」

 

「え!?明久くん、もしかして私と入りたいの?」

 

「え?恵衣菜となら入り・・・・・・・・・じゃなくて!違うから!」

 

「お兄ちゃん、じゃあ私と?」

 

「零華とか~・・・・・・・・・・そうじゃなくて!僕もお風呂に行こうかなって思ってるの!」

 

「「な~んだ」」

 

「なんでそこで落胆するのさ?!」

 

僕は恵衣菜と零華にツッコミを入れて着替えを持って部屋を後にした。

 

「ところで夕食って?」

 

「あ、私たちはこの後みたいです」

 

「そうなんだ」

 

会話をしながら大浴場へと続く階段付近にまで来た。

 

「じゃあまた後でね」

 

「うん」

 

「行ってくるねお兄ちゃん」

 

恵衣菜と零華は仲良く姉妹のように一緒に階下へと降りていった。

するとそこへ。

 

「お、目を覚ましたのか明久」

 

「雄二!みんなも!」

 

雄二たちが着替えを持ってやって来た。

さらにそこへ。

 

「よっ、明久」

 

「やぁ、吉井くん」

 

恭二と久保くんも来た。

 

「恭二、久保くん」

 

「明久、これから風呂か?」

 

「まあね。ちなみに夕飯もまだなんだ」

 

「そうなのか?」

 

「うん。ここに着くのが遅れちゃってね。後で食べることになったんだよ」

 

「へぇ。大変だな」

 

「まあね。それより恭二、ここ最近友香さんとなんかあった?」

 

「えっ!?いや、それは、まあ・・・・・・」

 

「もしかして友香さんの家に泊まりに行ったとか」

 

「なんでわかったんだ!?」

 

「え?そうなの」

 

「あ」

 

「そうかそうか、遂に恭二と友香さんがそこまで行ったんだね」

 

「や、やめてくれ明久!恥ずかしくて死んじまうから」

 

「あははは」

 

僕と恭二は中学生の頃と同じ様に笑いあって仲良く話していた。

そこへ。

 

"ドドドドドド!!!"

 

「なんだ?」

 

「この音、もしかして」

 

地鳴りのような音が僕らの耳に入ってきた。

そして。

 

 

『おおおおおっ!障害は排除だーっ!』

 

『邪魔するヤツは誰であれブチ殺せーっ!』

 

『サーチ&デェース!』

 

『いざ楽園へーっ!』

 

 

そんな声が上から聞こえてきた。

 

「ねぇ、雄二。この声って・・・・・・まさか?」

 

「あぁ、あのバカどもだな」

 

「どうする?」

 

「ハッ、決まってるだろ明久」

 

「だな」

 

「じゃあ」

 

「ああ。―――ここでヤツラを食い止める!」

 

するとそこへ。

 

「ん?吉井、坂本か?なにしてんだ?」

 

「あ、西村先生」

 

「西村先生、実はFクラスの連中が――――」

 

「ハァー。なるほどな。よし、お前らこっち来てくれ」

 

「「「「「「「「「???」」」」」」」」」

 

僕らは西村先生につれられて恵衣菜と零華が降りた女子風呂の方へと向かった。

西村先生の後に続いていくとそこには。

 

「あれ、恵衣菜、零華?」

 

「明久くん?」

 

「兄様?どうしてここに?」

 

恵衣菜と零華がいた。

いや、他にも霧島さんに工藤さん、天野さん、エレンさん、桜咲さん、木下さん、友香さん、三上さん、中林さん、玉野さん等々、女子が大勢いた。

 

「西村先生、これはどう言った状況なんですか?」

 

「あー、実はだな。あのカメラ騒動のあと絶対Fクラスの連中が何かすると思って女子生徒による防衛部隊を作成した」

 

「なるほど。では、僕らも連れてこられたということは、降りてきた彼らを相手にすればいいんですね?」

 

「そう言うことだ。全体の指揮は吉井兄、お前に任せる」

 

「わかりました」

 

僕は西村先生から手早く聞き恵衣菜たち女子と、雄二、康太、秀吉、須川くん、横溝くん、恭二、久保くん、平賀くんを見る。

 

「みんな!あと少しで覗きに来る男子が着く!誰一人として通さないで!」

 

『『『『『『『『『『了解!』』』』』』』』』』

 

僕の声にその場の全員が息のあった返事をした。

 

「雄二、霧島さん、部隊の指揮を!木下さんは霧島さんのフォローを!恭二は雄二をお願い!康太と工藤さんは前線をお願い!」

 

「任せとけ」

 

「・・・・・・わかった」

 

「任せて」

 

「わかったぜ」

 

「・・・・・・(コクリ)」

 

「了解だよ」

 

そして。

 

 

『うおおおおおっ!桃源郷!!』

 

『女子の裸ーっ!!』

 

『姫宮さんと吉井さんの裸。ハアハアハア』

 

 

バカが来た。

 

「全員召喚獣召喚!試獣召喚(サモン)!」

 

『『『『『『『『『『試獣召喚(サモン)!』』』』』』』』』』

 

僕らは同時に召喚獣を召喚して構える。

 

「そこまでだ!」

 

『なっ!?吉井?!』

 

『バカな!何故吉井がここに!』

 

『吉井だけじゃねぇ!坂本や久保、他にも女子が大勢いるぞ!どういうことだ!』

 

「君たちの進行はここまでだよ。おとなしく投降したら?」

 

『ふざけるなっ!ここまで来て引き返せるか!試獣召喚(サモン)!』

 

『『『『『試獣召喚(サモン)!』』』』』

 

一人が召喚獣を召喚したのに続いて他のクラスメイトも召喚獣を召喚した。

 

「全員、敵を撃破せよ!撃破した相手は須川くんと横溝くん、秀吉動けないように縛って!」

 

「了解だ」

 

「任せろ」

 

「わかったのじゃ」

 

僕ら防衛部隊の人数に対して、Fクラスメイトは40人以下、結果はすぐに出た。

5分と経たずに全員撃破されたのだ。こちらの被害は0。

 

「西村先生、あとお願いします!」

 

「わかった」

 

何処からともなく現れた西村先生は縛られているクラスメイト全員を一気に連れてそのばから離れた。

 

「ふぅ。みんなお疲れ様。あとは日程通りにね」

 

僕はそう言うと着替えを持って雄二たちと隣の男子風呂へと移動し、お風呂に入った。

ちなみにお風呂には露天風呂もあるらしく中は広くとても満喫できた。ガールズトークならぬ、ボーイズトークに華が咲いたのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 数時間後

 

 

お風呂と夕飯が終わった俺たちは部屋でのんびりとしていた。

零華はお茶を、恵衣菜は僕の隣で読書、で僕は窓の外の星を見ていた。

そのとき。

 

"コンコン"

 

「ん?誰だろう」

 

僕はノック音が聞こえた扉へと向かった。

 

「はーい。ってあれ?」

 

扉を開けるとそこには誰もいなかった。

 

「あれ、いない?」

 

僕は周りを見渡すが誰もいなかった。

 

「ん?」

 

扉を閉めようとしたとき、床に何かが落ちているのに気がついた。

 

「これは・・・・・・手紙?」

 

落ちていた手紙らしきものを手に、扉を閉め僕は部屋に戻った。

 

「お兄ちゃん、何方でしたか?」

 

「いや、それが、誰もいなかったんだ」

 

「そうなの?」

 

「うん。あったのは落ちていたこれだけ」

 

「手紙?」

 

「手紙、ですか?」

 

右手に持っていた手紙を見せた僕は手紙を確認する。

 

「差出人はなし。宛先もないね」

 

「一応中身を確認しましょうか」

 

「そうだね」

 

手紙はのり付けされておらずすぐ開いた。

そして中には一枚の紙が入っていた。

紙にはこう書かれていた。

 

 

【貴方の秘密を握っています。周りにバラされたくなかったら貴方の傍にいる女子にこれ以上近づかないこと。及び、今後の試召戦争に参加しないこと。この忠告が聞き入れない場合、同封されている写真やその他を公表します】

 

 

と。

 

「はい?」

 

「これって・・・・・・」

 

「脅迫状・・・・・・・?」

 

「だね・・・・・・」

 

 

「「「ええぇぇえええええええ!!」」」

 








次回 『合宿二日目』 Let GO to The NextStory!
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