バカとテストと召喚獣 奏で繋ぐ物語   作:ソーナ

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バカテスト

『強化合宿の総日誌を書いてください』


解答


吉井明久

『一日目から覗き騒ぎの冤罪や覗きの阻止、脅迫状などなど様々なことがあり、色々思い出に残る強化合宿になりました。特に、零華がクラスの人と仲が良いのがみれて嬉しかったです』


教師コメント

『一日目から大変な強化合宿でしたね。さすがに吉井くんのシスコンにはもう見慣れました。色々と思い出が残ったみたいで良かったです』


姫宮恵衣菜

『一日目から大変な強化合宿だったと思います。明久くんと零華ちゃんとほぼ丸々1日一緒に過ごせて良かったです。今回の強化合宿は色々といい思い出に残ることとなったと思います』


教師コメント

『思い出に残るような強化合宿で良かったと思います。日誌でも相変わらずのバカップルぶりありがとうございます、もう見慣れてしまいました』


吉井零華

『強化合宿一日目から大変な日でした。兄様たちが覗き犯と疑われるや脅迫状が届くなど大変な強化合宿でしたが、兄様と恵衣菜ちゃんと一緒に入れたので良かったです。特に兄様と一緒に入れたのが嬉しかったです』

教師コメント

『大変な強化合宿でしたね。吉井くんと同様に吉井さんのブラコンぶりももう見慣れてしまいました。色々と大変でしたがいい思い出残ったと思います』





第Ⅵ門 強化合宿最終日

~明久side~

 

 

 

 

 

 

 

「もしもし?どうしたの絵里?」

 

『こんばんわ明久。今いいかしら?』

 

「大丈夫だよ。もしかして・・・・・・昨日の件?」

 

『ええ・・・・・・』

 

「それで、話し合った結果は」

 

『話し合った結果・・・・・・今回、私たちはラブライブを・・・・・』

 

「うん・・・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『――――出場しないことに決めたわ・・・・・・』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「兄様」

 

「明久くん」

 

零華と恵衣菜に呼ばれた僕は、昨日の夜の出来事から意識をもとに戻した。

 

「あ、ごめん。ちょっと考え事してたよ」

 

今は食堂で朝食を、何時ものメンバー・・・・・・・(より何名か多くいるが)と食べていた。

 

「ん?明久、なんかあったのか?」

 

「なんでもないよ雄二」

 

「そうか?」

 

「うん。今日で強化合宿も終わりなんだな~、って思ったんだよ」

 

「なるほどな。まあ、色々合ったからな、覗き騒ぎとか」

 

「そうだね~」

 

僕らは遠い目をして語った。

 

「アハハ・・・・・・」

 

「男子の目が遠いよ・・・・・・」

 

工藤さんと木下さんは苦笑いして言う。

 

「・・・・・・この後の予定ってなんだっけ」

 

「この後は帰るだけですよ。来た時と同じですね」

 

「・・・・・・ありがとう、美穂」

 

「ってことは僕と恵衣菜と零華は来た時と同じリムジンなんだ」

 

「リムジンで来たのかよ明久たち」

 

「なんか先生たちが用意してくれたみたいだよ恭二」

 

「ああ~なるほど。先生たちの考えがわかったぞ」

 

「・・・・・・・なるほど」

 

「なるほどのぉ~」

 

「え?どう言うこと須川くん、康太、秀吉」

 

「それはまあ・・・あ、あれだよ。明久たちの何時ものことだ」

 

「???」

 

「アハハ・・・・・」

 

僕の問いに横溝くんが苦笑ぎみでいい、女子勢は納得してように首を縦に振って頷いていた。

うん、ここで言う言葉はこれだけだね。

イミワカンナイ、っと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 数時間後

 

 

朝食の後、軽く集会があり学園長や学年主任の高橋先生、西村先生から話があり、その場で全体のHRをしそれぞれバスに乗ったりして帰っていった。

そんな中、Fクラスの男子、雄二たちを除く、と姫路さん、島田さん、清水さんは纏まって帰った。もちろん、西村先生が監視役として付いてだ。

聞いたところによると、お風呂の覗き騒動に加担した男子生徒は一週間の停学。Fクラス男子は二週間の停学。姫路さんと島田さんに関しては特にないが来週から一週間、平日1日二時間の西村先生の補習が付けられた。

そして清水さんに関しては・・・・・・

 

「疲れたよお兄ちゃん~」

 

「はいはい、お疲れ様零華」

 

「えへへへ~~♪」

 

「それにしても彼らの処分甘くないかな?」

 

「うーん、まあ、重罪の清水さんよりは摘罪だと思うけど」

 

「まあ、たしかにそうだけど・・・・・・」

 

「清水美春の処分って確か、一ヶ月間の停学と指定観察処分者ですよね」

 

「うん」

 

「ところでこの指定観察処分者ってなに明久くん?」

 

「え~と、確かお祖母ちゃんが言うには、僕の《観察処分者》と似てるけどフィードバックが僕より強く、物理召喚は出来ないんだって。後、1日二時間の西村先生の補習が義務付けられる、って言ってたよ」

 

「へぇー。お祖母ちゃん、明日から大変そう」

 

「だよねぇ」

 

今回の強化合宿では問題が多くあった。

まず始めに、女子脱衣所の盗撮、Fクラス男子先導の覗き騒動。そして脅迫、盗撮、盗聴、殺人未遂と色々あったのだ。

全てを処理するのにはかかる時間はかなり掛かり大変だと思う。

 

「これ穂乃果ちゃんたちに言ったらみんな驚くだろうね~」

 

「アハハ、確かに。でも、今言ってもなぁ・・・・・・」

 

「そっか、μ'sは・・・・・・」

 

「うん。来週から忙しくなるね」

 

僕の膝の上に乗って甘えてくる零華の頭を撫でて外の景色を見ながら言う。

窓から見る外の風景は、行きとは違った感じだった。

 

「とにかく、来週からお兄ちゃんと恵衣菜ちゃん頑張ってください」

 

「アハハ・・・・・・まあ、やるだけやってみるよ」

 

「そうだね明久くん」

 

零華の無邪気な笑顔と声に僕と恵衣菜は苦笑を浮かべて答えた。

 

「家に帰ったらまず服とかを洗濯しないとね」

 

「そうね」

 

「お兄ちゃんそれ私がやっておくね」

 

「お願いね零華」

 

「うん♪まかせて♪」

 

「じゃあ私は食材を買ってきた方がいいかな?」

 

「あー、う~ん。一応冷蔵庫の中身を見ないと分からないね。無かったら僕が買ってくるから、恵衣菜は掃除機を掛けといてくれる?」

 

「了解だよ」

 

「あ、お兄ちゃん」

 

「なに零華?」

 

「今日一緒にお風呂入らない?」

 

「零華と?僕はいいけど・・・・・・・・・・じゃない!なんで、お風呂に一緒に入るの!?」

 

つい何時もの癖で返事してしまうところで気づき、膝の上に座ってる零華にツッコむ。

 

「ダメ、かな・・・?」

 

「うっ・・・・・・」

 

零華のウルウルと煌めく瞳で見られた僕は少し視線をずらした。正直これは卑怯だ。

だって可愛い妹にこんな瞳で見られたら断れるわけないじゃん!!

あ、今シスコンって思った人、一つ言っておくね。

この世は可愛いが正義!!

そして妹は世界で一番可愛いのだ!!

ちなみに僕がこの世で可愛いと思うのは零華だけじゃないぞ。妹だけの点で世間から見たら零華が一番可愛い!

この点に関してはシスコン同盟を組んでいる絵里もそうしているからね。

 

「お兄ちゃん、お願い」

 

「うっ・・・・・・うん、いいよ・・・・・・」

 

「やったー♪」

 

「相変わらずのシスコンだね、明久くん・・・・・・」

 

僕の声に恵衣菜は乾いた笑みを出して言った。

あ、もちろん恵衣菜も可愛いからね。

そんなこんなで、家に着いてからの予定を立て、そのあとは二人が僕に寄り掛かって寝てきて、それに釣られて僕も寝たりと、三人で静かな家に着くまでの時間を過ごした。

家に着いてからは明日が土曜なのもあって、時間を掛けて洗濯したりして三人で夕飯を食べて、僕は零華とお風呂に入った。途中、恵衣菜も入ってきそうになったがそれは全力で止めた。

浴場が狭いとかではなくて、妹の零華だけじゃなくて恵衣菜も入ってきたらさすがの僕も理性が崩壊するよ。

だって、強化合宿の時だってギリギリ我慢していたんだから。ここが家となると多分・・・・・・いや、絶対僕は理性が保てなくなるよ。というか零華でさえ理性がギリギリなんだから。さすがに実の妹に理性が崩壊したところを見られた暁には多分、いや、絶対に凹む、僕が。鬱状態になること間違いなし。

とまあ、こんな理性を保つお風呂が終わったあとは久しぶりに三人でゲーム大会を開いた。

順位はまあ、なんというか・・・・・・決着が付かなかったと言っておこう。

そのあとは三人で川の字?のような形で恵衣菜、僕、零華という形で寝た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 二日後 

 

 

 

 日曜  音ノ木坂学院理事長室

 

 

 

「―――試獣召喚(サモン)

 

「え~と、試獣召喚。で良いのかしら・・・・・・?」

 

「はい、あってます」

 

強化合宿から二日後の日曜。僕と恵衣菜は音ノ木坂学院の理事長室でかおりさんに試験召喚システムを起動していた。

 

 

 

 

 日本史

 

 

 吉井明久 947点

 

 VS

 

 南かおり 578点

 

 

 

 

「これが召喚獣なのね。可愛いわね」

 

召喚した自身の召喚獣を見てかおりさんはそう言う。

予め音ノ木坂学院の全教師には文月学園と同様点数上限無しのテストを受けてもらっている。その為、文月学園と同様に点数が表示される。

 

「それにしても、明久くんの点数って常識はずれなのね」

 

「そ、そうですか?」

 

「ええ」

 

かおりさんは僕の召喚獣を見て、少し引き気味に言った。

これで異常なら、高橋先生や西村先生はどうなんだろう?と思ってしまったりする。

 

「無事に召喚できるみたいだね明久くん」

 

「うん。召喚フィールドは学園のと同じ、範囲十メートルでいいかな」

 

僕と恵衣菜は手元のタブレット端末で軽く操作して、音ノ木坂学院の地下一階に置かれている試験召喚システムのサーバーにアクセスして調整する。

 

「範囲はこれくらいで・・・・・・」

 

「あとは学年とクラスを入れないとね」

 

一応サーバーには文月学園のメインサーバーにも搭載されている、オートメーションシステムが搭載されている。これにより自動で最新の点数などが更新される。

 

「・・・・・・っと、このくらいでいいかな?」

 

「こっちは大丈夫だよ」

 

「オッケー。それじゃ、かおりさん他の教職員方にも説明したいので良いですか?」

 

「ええ。職員室に行きましょうか」

 

僕と恵衣菜はかおりさんの案内のもと職員室に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 職員室

 

 

 

「今日集まってもらったのは他でもありません。当校は明日より、事前通達したように姉妹校となった文月学園の試験召喚システムを開放します。其にともない、明日より夏休みに入るまでの一ヶ月半、文月学園から二名、当校で召喚獣の操作をレクチャーしてもらいます。では、二人とも入って来てください」

 

「「はい」」

 

職員室で音ノ木坂の教職員全員に話していたかおりさんからの呼びに、僕と恵衣菜は職員室に入った。

 

「彼は吉井明久くん、文月学園の二年生序列一位です。そして彼女は姫宮恵衣菜さん、吉井くんと同じく二年生序列二位です。二人とも自己紹介をお願いします」

 

「はい。理事長より、ご紹介に上がりました、吉井明久です」

 

「同じく、姫宮恵衣菜です」

 

「それではこのあとの司会進行は二人に任せますのでよろしくお願いします」

 

かおりさんはそう言うと、僕と恵衣菜にその場を渡し、近くの椅子に座った。

 

「それでは試験召喚システムについて説明させていただきます」

 

僕がそう言うと、恵衣菜が説明が書かれた書類を教職員方に渡して回った。

渡し回り終えると僕は説明を始めた。

恵衣菜はプロジェクターに資料を映した。

 

「お手元の書類、1ページ目の一番上をご覧ください」

 

僕の声にあちこちから紙を捲る音が聞こえる。

 

「まず、試験召喚システムとは――――――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《説明中》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここまでで何かご不明な点はございますでしょうか?」

 

僕が一旦説明を止め質問を受ける。

 

『はい』

 

すると、奥の方から手が上がった。

 

「どうぞ」

 

「この『点数が0になったら補習』と書かれている文に関して質問なのですが、点数が0になった場合当校ではどうするのでしょう」

 

手をあげた女の先生は立上がり質問をした。

 

「その点に関して説明させていただきます。理事長と相談して、音ノ木坂学院では点数が0になりましたら別室にて待機となります。これは生存者と戦死者を分けるためであり、この別室ではもちろん補習のような勉強を受けることが可能です」

 

「なるほど、ありがとうございます」

 

女の先生はそう言うと椅子に座った。

 

「いえ。他に質問はございますか?」

 

僕はそう言い回りを見渡す。

 

「では、再度説明に入らせていただきます」

 

質問者がいないのを確認して僕は次の説明に進めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《再度 説明中》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「以上となります。質問がある方はいらっしゃいますか?」

 

残りの説明が終わり再度聞くと何人かの教職員が手をあげた。

 

「では、そちらの先生」

 

僕は窓側の先生の一人を指した。

僕の指した先生は立上がり質問をした。

 

「はい。試召戦争に関してなのですが、現時点で三年は三クラス。二年は二クラス。一年は一クラスだけなのですが、この点はどうするのでしょうか?」

 

「はい、説明させていただきます。現時点では各学年事に試召戦争は不可能です。その為、他学年への試召戦争申し込みが可能となります」

 

「わかりました。ありがとうございます」

 

「他に質問はございますか?」

 

その後も何人かの先生の質問に答え、説明が終わったのは説明してから約2時間後だった。

 

「以上で試験召喚システムについての説明を終わらせていただきます。ありがとうございました」

 

僕と恵衣菜は資料類を閉じ、頭を下げる。

すると、何故か拍手の音が響く。

 

「二人とも説明ありがとう」

 

拍手が終わるとかおりさんが立っていった。

 

「二人は明日から二年一組に入ってもらいます。山田先生よろしくお願いしますね」

 

「はいよ~」

 

かおりさんの声に近くにいた青いジャージを着た女の先生が手をあげて返事した。

 

「本日の会議は以上となります。なお、明日の全校集会で二人の説明をしますのでそれまで生徒には漏らさないように」

 

かおりさんの言葉に教職員全員うなずいて返した。

 

「では、明日からお願いします」

 

そう言うとかおりさんは僕と恵衣菜を連れて職員室を出て理事長室に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 理事長室

 

 

「お疲れ様二人とも」

 

「つ、疲れました~」

 

「うん。疲れたね」

 

理事長室のソファーに座った僕と恵衣菜はついそう溜め息をついた。

 

「あらあら、ウフフ」

 

僕と恵衣菜のその姿にかおりさんは自分で淹れた紅茶を飲んで微笑んだ。

 

「それじゃ、明日からお願いね二人とも」

 

「は~い」

 

「わかりました~」

 

そうして1日が過ぎていき・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌日

 

 

 

「さあ、行こうか恵衣菜」

 

「うん!」

 

僕と恵衣菜はスポットライトの照らす、ステージへと歩いていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 










次回 『音ノ木坂学院での始まり』 Let GO to The NextStory!
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