バカとテストと召喚獣 奏で繋ぐ物語   作:ソーナ

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「みなさんこんにちはソーナです」

「こんにちは明久です」

「恵衣菜だよ」

「穂乃果だよ~」

「ことりです」

「海未です」

「今章からオリジナル章開始だよ!」

「うわぁ~、ついに穂乃果たちも召喚獣を操作できるんだね」

「楽しみぃ~」

「ですね」

「僕らもしばらくは音ノ木坂にいるよ」

「穂乃果ちゃんたちと学校生活送れるね」

「あー、でも、零華が心配かも。というかイモウトブンが足りないかも」

「あはは、相変わらずのシスコンだね」

「絵里ちゃんでもここまでじゃない気が」

「さてさて、これからどうなるんだろうね」

「楽しみだよ」

「そうだね。それではみなさん、今章から始まる『音ノ木坂学院編』をどうぞ!そしてこれからも《バカとテストと召喚獣 奏で繋ぐ物語》をどうぞ・・・」


「「「「「「よろしくお願いします!」」」」」」










*この放送は音ノ木坂学院放送部よりお送りいたしました。










「あ、ところで明久のヒロイン増やそうかな~って思うんだけどどうかな?」

「「「「ぜひ増やしてください!!」」」」

「恵衣菜も!!?」

「あはは・・・・・・考えてみるね」

「「「「お願いします!」」」」






第Ⅳ章 音ノ木坂学院編
第Ⅰ門 音ノ木坂学院での始まり


~穂乃果side~

 

 

 

「はぁ~~・・・・・」

 

学校に向かう途中の階段を前に、私は二日前絵里ちゃんたちから告げられた事で頭がいっぱいだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二日前

 

 

穂むら屋 穂乃果の部屋

 

 

 

 

「穂乃果」

 

私が部屋で三つ目のプリンを食べていると扉の前から声が聞こえ、声の主が入ってきた。

 

「海未ちゃん!ことりちゃん!」

 

入ってきたのは海未ちゃんとことりちゃん、絵里ちゃん、希ちゃんににこちゃんだった。

 

「良かった~。起きられるようになったんだ」

 

「うん。風邪だからプリン三個食べてもいいって」

 

「プリン三個って・・・・・・」

 

「心配して損したわ」

 

「お母さんの言うとおりやね」

 

「それで、足の方はどうなの?」

 

「ああ、うん」

 

私は布団の中の右足をにこちゃんに見せる。

右足は包帯で足首を固定していた。

 

「軽く挫いただけだから、腫れが引いたら大丈夫だって」

 

私はにこちゃんに見せた右足を布団のなかに戻して絵里ちゃんたちを見た。

 

「・・・・・・本当に今回はごめんね。せっかく最高のライブになりそうだったのに・・・・・・」

 

「穂乃果のせいじゃないわ・・・・・・私たちのせい・・・」

 

「でも・・・・・・」

 

絵里ちゃんの言葉に反論しようとすると、絵里ちゃんが何かを私の目の前に出してきた。

 

「はい」

 

「え?」

 

それは一つのCDだった。

 

「真姫がピアノでリラックス出来る曲を弾いてくれたわ。これ聞いてゆっくり休んで」

 

「わぁ~~」

 

私はとっさに窓の方に出て外にいた真姫ちゃんに手を振った。外には真姫ちゃんのほか、凛ちゃんと花陽ちゃんもいた。

 

「真姫ちゃん!ありがとう~~~!」

 

真姫ちゃんにお礼を言うと、両側をにこちゃんと絵里ちゃんに押さえられた。

 

「ちょっと!なにやってんの!風邪引いてるのよ!」

 

「うわぁ!ゴホッ!ゴホッ!」

 

中に入り海未ちゃんが窓を閉めてくれた。

 

「ほら。病み上がりなんだから無理しないで」

 

「ありがとう。でも、来週からは学校に行けると思うんだ」

 

「ほんと?」

 

「うん。だからね・・・・・・短いのでいいからもう一度ライブ出来ないかなって。ほら、ラブライブへの出場グループ決定まで、まだ少しあるでしょ。なんていうか埋め合わせって言うか・・・・・・なんかできないかな~って」

 

無理した笑みを浮かべてみんなに提案する。

けど、海未ちゃんやことりちゃんの表情は暗かった。

その理由が絵里ちゃんから告げられた。

 

「穂乃果」

 

「ん」

 

「ラブライブには出場しません」

 

「え・・・・・・」

 

一瞬、私の耳がおかしくなったのかと思った。

けど、絵里ちゃんの顔を見てすぐにわかった。

本当なんだって。

 

「理事長にも言われたの。無理しすぎたんじゃないか、って。こういう事態をまねくためにアイドル活動をしていたのかって。それで、この間の夜、明久に電話して相談したの。でも、それは私たちが決めることだって・・・・・・。だから、この前みんなで相談してエントリーを辞めたの。もうランキングにμ'sの名前は・・・・・・どこにもないわ・・・・・・」

 

「そっか・・・・・・そんな・・・・・・」

 

「私たちがいけなかったんです。穂乃果に無理をさせすぎたから」

 

「ううん。違う・・・私が調子にのって・・・・・・」

 

「穂乃果ちゃん」

 

「誰が悪いかなんて話してもしょうがないでしょ。あれは全員の責任よ。体調管理を怠って無理をした穂乃果もそうだけど・・・・・それに気付かなかった私たちも悪い。最も明久は穂乃果の様子がどこかおかしいことには気付いてたみたいだけど・・・・・・」

 

「さすがに明久が悪い訳じゃない。にこたち全員の責任よ」

 

「エリチとにこっちの言うとおりやね。ウチらは明久に少し頼りすぎてたんやと思う」

 

「ええ。私たちは文月学園の文化祭のときから明久や恵衣菜、零華には頼りっぱなしだったのよ」

 

「うん・・・・・・。そうかも・・・・・・」

 

 

海未ちゃんとことりちゃんたちが帰ってからしばらくして私はノートパソコンでラブライブの公式サイトを開いた。そして、そこのラブライブ出場ランキングページを見た。そこには、絵里ちゃんの言った通り、どこにも《μ's》の文字がなかった。一番上から一番下までどこを見ても。もうどこにも《μ's》は無かった。

悔しかった。私のせいで全てが・・・・・・・今までやって来たことが・・・・・・みんなの想いを不意にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 現在

 

 

 

原因は分かってる。私のせいだ。私があの時、倒れたりしなければ・・・・・・。ううん、前日の夜、雨の日に無茶な走り込みをしなければこんなことにならなかった。自分のことや皆のことを考えてなかった。

今にして思えば、後悔ばかり出てくる。ううん、ランキングを見たあのときから後悔ばかり脳裏に浮かぶ。

 

「穂乃果ちゃん・・・・・・・」

 

「ことりちゃん」

 

「大丈夫ですか穂乃果。まだ体調が悪いんじゃ」

 

「ううん、大丈夫」

 

一緒に登校している海未ちゃんとことりちゃんに心配された。私は二人に少し無理して笑みを浮かべて答えた。

 

「本当に大丈夫なの?」

 

「あんま無理しないでよ」

 

「うん。ありがとう絵里ちゃん、にこちゃん」

 

後ろには絵里ちゃんたちがいた。

 

「そう言えば今日全校集会があるって言われたんですけど、なにか聞いてますか絵里?」

 

「確か姉妹校がどうのって、じゃなかったかしら」

 

「姉妹校?」

 

「ええ。音ノ木坂学院は文月学園と姉妹校になったみたいなの」

 

「そうなの!?ことりちゃんはなにか聞いてる?」

 

「ううん。でも、お母さんが楽しみにしてて、って言ってたよ」

 

「へぇ」

 

そう会話しているとあっという間に昇降口についた。

 

「じゃ。穂乃果は集会中に寝ないようにね」

 

「ね、寝ないよ絵里ちゃん~!」

 

絵里たちと分かれた私は海未ちゃんとことりちゃんと二年一組に入った。中にはいるとビテコ、フミコ、ミカたちクラスメイトから大丈夫だったなど、心配の声を掛けられた。そして、HRが終わり講堂に移動した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 講堂

 

 

『それでは全校集会を始めさせて頂きます。理事長、お願いします』

 

 

司会の先生がそう言うと理事長がステージに出てきた。

 

 

『みなさん、すでにお聞きしていると思いますが、この度我が音ノ木坂学院は文月学園と姉妹校となります。それにより、文月学園から、我が音ノ木坂学院に試験召喚システムを提供していただくことになりました』

 

 

理事長の試験召喚システムに周囲がざわめき始めた。

私も驚いて両隣の海未ちゃんとことりちゃんを見る。二人も驚きの表情を浮かべていた。

 

 

『それに伴い、今日から夏休み前。一学期が終わるまで文月学園より二名、生徒が音ノ木坂学院に来ることになります』

 

 

理事長の言った、生徒、という言葉にさらにざわめきが走った。

 

 

『今からその二人を紹介したいと思います。二人ともこちらへ』

 

 

理事長がステージ袖に視線をずらして言うと、ステージ袖から足音が二つ聞こえた。

ステージ袖から出てきたのは一人の男子と一人の女子だった。その二人を見て私たちは驚きの声を出した。

 

「え!?」

 

「うそ!?」

 

「まさか!?」

 

何故なら出てきて理事長の横に立ったのは・・・・・・。

 

 

 

『こちらの男子生徒は吉井明久くん。そして、女子生徒は姫宮恵衣菜さんです』

 

 

私たちの幼馴染だったのだから。

 

 

~穂乃果side out~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~明久side~

 

 

 

 音ノ木坂学院 午前8時

 

 

他の音ノ木坂学院生がいない時間、僕と恵衣菜は音ノ木坂学院に来ていた。

今日から夏休み前までの期間、僕と恵衣菜が音ノ木坂学院の生徒に召喚獣の操作などを教えるからだ。

 

「どう恵衣菜?そっちは?」

 

「うん、一応全員分の点数はシステムに保存されてるよ。何時でも召喚可能だね」

 

「了解。あとは僕と恵衣菜の召喚獣のデータをこっちに、と」

 

僕と恵衣菜は地下一階に置かれた召喚システムのサーバーにタブレットでアクセスし最終調整を行っていた。

一応昨日も確認したが念のためだ。

もちろん、システムへのアクセス権は理事長のかおりさんも所有している。僕らがいなくなってもマニュアルを渡してあるし、システムのオートメーションシステムでそんなに手入れは必要ないとは思うが、念のため。

そして、最終調整を終えたのは30分が過ぎてからだった。調整を終えた僕らは理事長室に足を運んでいた。

 

「それじゃあ今日からしばらくお願いね二人とも」

 

「はい」

 

「分かりました」

 

「集会まではまだ時間があるからここで待っていてちょうだい。全生徒が講堂に移動してから私たちも行くから」

 

理事長室でかおりさんと話ながら過ごすこと、さらに一時間が過ぎ・・・・・・

僕らは講堂の舞台袖にいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 講堂

 

 

『それでは全校集会を初めさせて頂きます。理事長、お願いします』

 

 

ステージの方から聞こえてくる司会の先生の声に耳を傾けながら僕は恵衣菜を見る。

 

「そういえば明久くん」

 

「なに?」

 

「模擬戦をしてほしいって言っていたけどどこでするのかな?」

 

「多分ステージじゃないかな?」

 

「う~ん、でも、その都度言ってくれると思うからいいかな」

 

「だね」

 

僕と恵衣菜の右腕には虹色に輝く腕輪と空色に輝く腕輪があった。

そして。

 

 

『今からその二人を紹介したいと思います。二人ともこちらへ』

 

 

 

「さあ、行こうか恵衣菜」

 

「うん!」

 

僕と恵衣菜はスポットライトの照らす、ステージへと歩いていった。

ステージに出た僕と恵衣菜はかおりさんの横に立ち止まり、前を向いた。

 

 

「こちらの男子生徒は吉井明久くん。そして、女子生徒は姫宮恵衣菜さんです」

 

 

かおりさんは僕と恵衣菜の名前を言うと、マイクを渡してきた。

それを受け取って僕と恵衣菜は、右手にマイクを持ち言う。

 

「はじめまして音ノ木坂学院生のみなさん。只今理事長からご紹介されました、文月学園より参りました、吉井明久です」

 

「同じく姫宮恵衣菜です」

 

「吉井くんと姫宮さんの二人は文月学園二学年で序列一位と二位の成績保持者です。そして、召喚獣の操作は他の生徒より群を抜いているため文月学園の学園長に依頼され我が音ノ木坂学院に来ました。二人ともここから先はお願いします」

 

かおりさんから場所を譲られ、僕は登壇に、恵衣菜は昨日と同じようにパソコンに開いて後ろのスクリーンに写す。

その間に先生たちは生徒に昨日の縮小改訂版のプリントを二枚配っていた。

配り終えたのを確認すると、僕は恵衣菜に視線を向け軽くうなずいて説明を始めた。

 

「では、試験召喚システムについて説明させていただきます。試験召喚システムは文月学園学園長、藤堂カヲル学園長が学生の学習意欲向上のために開発したものです。この中にも当校の学園祭やオープンキャンパスに来ていただいたかたもいらっしゃると思います」

 

そこまで言うとスクリーンには人が写し出された。

 

「スクリーンに注目してください。こちらは僕たち人間です。そして・・・・・・」

 

次に人の隣に小さい人、召喚獣が写し出される。

 

「こちらの60センチ程が召喚獣です」

 

そして、次に様々な召喚獣が写し出される。

 

「召喚獣には幾万と装備や服装があります。そして、召喚獣の強さは自身のテストの点数により決められます。

例えば・・・・・・」

 

スクリーンにはAクラスからFクラスまでの召喚獣が一体ずつ並べ写される。

 

「こちらの召喚獣Aとこちらの召喚獣B。どちらが強いかと言われるとこちらのAが強いです。自身の保有する点数は召喚獣の頭上に表示されます。Aの召喚獣が100、Bの召喚獣が80と、このように、表示されます。こちらの点数は召喚獣の攻撃力や速さ、防御力となります。自分の点数が高ければ高いほど強くなっていく仕組みですね」

 

そして次に写したのは腕輪だ。

 

「そして、高得点保持者の召喚獣にはこのような腕輪が付きます。腕輪の力は強力ですが、代償として点数が減ります。腕輪にも幾つかありますが何が現れるかはその人によります」

 

次は点数とテストが写される。

 

「召喚獣の頭上に表示されてる点数が0になるとその人は戦闘不能。戦死と言うことになりますので、戦うことは出来ません。しかし、戦死する前。つまり、点数が0にならなければ補充試験、再度テストを受けていただくことで点数の補充が可能です。ですが、もう一度テストを受けると、前のテストの結果が白紙になりその時受けたテストの点数がその人の点数になりますので注意してください」

 

そしてスクリーンに次のことが写し出される。

 

「試験召喚戦争のルールは・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《説明中》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・以上が試験召喚システムについてとなります」

 

それからさらに試召戦争のルールや召喚範囲などを説明した。

 

「なにかご不明な点はありましたか?」

 

僕は周囲を見渡して聞く。

 

「では、僕からは以上となります。ありがとうございました」

 

質問者がいなかったため僕は説明を終了することにした。

説明を終えるとステージ袖からかおりさんが出てきた。

 

「二人とも説明ありがとう」

 

「いえ」

 

「このあとは実際に吉井くんと姫宮さんの召喚獣とその操作を観てもらいます。生徒のみなさんは先生方の指示にしたがってグラウンドに集合してください」

 

「「え!?」」

 

僕と恵衣菜はかおりさんの声に小さく声を漏らした。

まさか講堂ではなくグラウンドでするとは思わなかったのだ。

 

「それでは先生方お願いします」

 

かおりさんはそう言うと僕と恵衣菜を連れてステージ袖に向かった。

 

「二人ともいい説明だったわ」

 

「ありがとうございますかおりさん」

 

「ありがとうございます」

 

「それでこのあとは二人に闘ってもらうんだけど・・・・・・」

 

「はい、準備は大丈夫ですよ」

 

「私も大丈夫です」

 

「そう?ならよかったわ」

 

「あ、かおりさん」

 

「なにかしら?」

 

「フィールドの構築かおりさんにお願いしてもいいですか?」

 

「ええ、いいわよ」

 

「ありがとうございます」

 

フィールドの構築をかおりさんにお願いして、僕らはかおりさんとともにグラウンドへ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 グラウンド

 

 

グラウンドに来て対面する僕らは、周囲を生徒と先生に囲まれていた。

 

「それじゃあ二人ともいいわね?」

 

「はい!」

 

「大丈夫です!」

 

「では・・・・・・承認します!」

 

かおりさんを中心に召喚フィールドが構築された。

フィールドの範囲は十メートルではなく三十メートルだ。かおりさんにからの要望で、僕が端末で変更したのだ。フィールドの周りを生徒と先生たちが興味深そうに見守る。

 

「はじめようか恵衣菜」

 

「ですね明久くん」

 

「「試獣召喚(サモン)!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 総合科目

 

 

 二年 吉井明久  10245点

 

VS

 

 二年 姫宮恵衣菜 10057点

 

 

 

 

 

 

 

「それでは・・・・・・・・・・始め!」

 

 

 

「いくよ!」

 

「いきます!」

 

 

かおりさんの始めの声が掛かると僕と恵衣菜の召喚獣はそれぞれ双剣と細剣を構えて、フィールド中央に向かって駆け、同時にぶつかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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次回 『明久VS恵衣菜』 GO to The Next LoveLive!
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