バカとテストと召喚獣 奏で繋ぐ物語   作:ソーナ

47 / 84
第Ⅲ門 召喚獣操作(レクチャー)

~前回の奏で繋ぐ物語~

 

恵衣菜)明久くんとの模擬戦が終わって音ノ木坂学院で過ごす最初の昼休み!まさか同じクラスに穂乃果ちゃんたちがいるとは思わなかった私は明久くんと、穂乃果ちゃんたちがいる姿に驚いちゃったよ。そして始まる音ノ木坂学院での召喚獣操作訓練。私も明久くんも教えることは少し苦手だけど、頑張らないとね。一緒に頑張ろうね明久くん♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~明久side~

 

 

 

「「明久くん!」」

 

「明久!」

 

「な、なに三人とも」

 

「「「詳しく話を聞かせてくれる(ますか)?!」」」

 

「え、あ、うん」

 

 

 

同じクラスの幼馴染三人に至近距離から言われた僕は恵衣菜と一緒に中庭でお昼を食べながら説明するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「――――――と言うわけで僕と恵衣菜は夏休み前まで音ノ木坂学院に通うことになったんだよ」

 

手早く、簡潔に説明した僕は恵衣菜から渡されたお茶を飲んで喉を潤わせた。

 

「なるほど・・・・・・そういうことですか」

 

「なるほどね~」

 

「え?えっと、どういう意味?」

 

海未とことりが理解できるなか穂乃果は理解できてないみたいだった。

 

「えっとね、文月学園と音ノ木坂学院が姉妹校になって、音ノ木坂学院に文月学園の試験召喚システムを提供したんだけど、音ノ木坂学院には試験召喚システムを知ってる人や召喚獣を教えることができないでしょ」

 

「うん」

 

「それで、僕と恵衣菜が文月学園から派遣されてしばらく音ノ木坂学院に通って、システムと召喚獣の操作を音ノ木坂の人に教えるということ」

 

恵衣菜と僕は苦笑しながら穂乃果に分かりやすく説明する。

 

「なるほど。そういうことか~」

 

「わかった?」

 

「うん」

 

「ですが、何故教えてくれなかったのですか?」

 

「あー、えっと、学園長・・・・・・お祖母ちゃんから言わないようにって言われてたから」

 

僕は海未の不機嫌そうな声にそう言う。

 

「はぁ。まあ、明久と恵衣菜と一緒にしばらく通えますからね。良しとしますか」

 

「「あはは・・・・・・」」

 

僕と恵衣菜は海未の言葉に苦笑いし、穂乃果たちと会話しながらお昼を過ごした。

そして午後の授業が終わり、帰りのHRで明日は召喚獣操作の練習があることを伝えられ各々帰宅となったのだが。

 

「つ、疲れたぁ~~~~」

 

僕と恵衣菜はHRが終わり、〈アイドル研究部〉に来ていた。そして僕は〈アイドル研究部〉の中にあった椅子に座り身体をテーブルに伸ばしていた。

 

「だ、大丈夫明久?」

 

「大丈夫かしら?」

 

「一体なにがあったのよ」

 

「あ、あははは・・・・・・」

 

真姫と絵里が心配そうにするなか、にこは僕のこの状態に恵衣菜たちに聞いていた。

そもそも何故僕がこの状態になっているのかというと・・・・・・。

 

「休み時間の度にあんなに観られたり質問されたら誰でもこうなりますよ」

 

「た、確かに・・・・・・」

 

「明久くん、大丈夫・・・・・・?生きてる、よね・・・・・・」

 

そう。某IS学園の主人公のような扱いを受けたのだ。

いや、まあ、学生寮がなく学院でしか会わないため、それよりはまだマシなのだが・・・・・・。

 

「うぅぅ・・・・・・零華ぁ~~」

 

「明久くんが壊れ始めちゃってる!?」

 

「妹分が足りないです・・・・・・」

 

僕は机に突っ伏しながらそう言う。

正直、妹分。通称、零華成分。略して妹分。が不足しているよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その頃文月学園では

 

 

 

 

「に、兄様ぁ~~」

 

「だ、代表!?しっかりしてください!」

 

「うぉい!ちょっ!これどうなってるんだぁ!!?」

 

「・・・・・・零華が変になった!?」

 

「れ、零華が壊れちゃった!?」

 

「に、兄様成分が不足しています!兄様ぁ~~~!」

 

『『『『『兄様成分ってなに!!?』』』』』

 

「あらあら。これは思っていた以上に重症ですわね・・・・・・。この様子では恐らく明久君の方も・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

放課後のAクラスでそんなことが起きていたりしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 音ノ木坂学院 アイドル研究部

 

 

 

「こ、これは思った以上に重症ね」

 

「明久くんがこうなっているところを見ると多分零華ちゃんもなってるんじゃないかなぁ」

 

「なんなのよこの兄妹・・・・・・」

 

絵里が引き攣った笑みを浮かべながらいい、ことりは予測をいい、にこは呆れた感じで言い放つ。

 

「あはは。と、取り敢えず私たちは先に帰るね」

 

「え、ええ。というより練習は水曜までないから平気よ」

 

「じゃ、じゃあ帰ろうか」

 

絵里の言葉にみんな帰り支度をし、僕は右側を恵衣菜に左側を絵里に支えてもらって昇降口に移動した。

 

「大丈夫なの明久」

 

「うん、大丈夫。心配掛けてごめん絵里」

 

「あまり無理しないでよ明久くん」

 

「うん。ありがとう恵衣菜」

 

正門を出た僕は恵衣菜に支えてもらって歩き、そのまま恵衣菜に手伝ってもらって家まで帰った。

途中ことりや海未が助けてくれた。さすがに穂乃果は足を怪我してるからやらない。というか、この一日で状態になるってことは明日から大丈夫かな?まあ、なるようになれだしね。頑張りますか。

僕は家に向かって歩くなかそう考えていた。

家についた僕は、すでに帰宅していた零華を抱き締め妹分を補充した。

ちなみにその光景を葵姉さんと、恵衣菜が引き攣った笑みで見ていたのを視界の端で捉えていた。

そして、今日は零華と一緒にベットで寝た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌日

 

 

 音ノ木坂学院 グラウンド

 

 

 

 

 

 

翌日、僕は穂乃果たち2年生二クラスと2年の先生とグラウンドにいた。

僕と恵衣菜は前に出て挨拶していた。

 

「え~と、それでは今から試験召喚獣の操作をします。分からない所は僕や恵衣菜に聞いてください」

 

僕と恵衣菜の前にはクラス毎に4列に並んでいる。

 

「では、始めたいと思いますので体操体系と同じように距離をとってください」

 

『『『『『はい!』』』』』

 

僕の言葉に元気よく返事して体操体系をとった。

みんながある程度離れたのを確認した僕と恵衣菜は目配せをして、

 

「それじゃあ・・・・・・」

 

右手を上に上げ唱える。

 

「「―――承認!」」

 

僕と恵衣菜を中心に召喚フィールドが形成される。

フィールドはグラウンド全てを覆うように展開された。

フィールドが何時もより広いのは、端末で僕と恵衣菜のフィールド展開範囲を広くしたからだ。

 

「「―――試獣召喚(サモン)」」

 

さらに僕と恵衣菜は召喚獣を召喚する。

表示されている科目は総合科目。

そして僕らの点数は。

 

 

 

 

 

 総合科目

 

 

 2年一組 吉井明久  5681点

 

 2年一組 姫宮恵衣菜 5347点

 

 

 

 

 

昨日の最後の点数が表示されていた。

そして僕と恵衣菜のあとにみんなも召喚した。

 

 

『『『『『試獣召喚(サモン)』』』』』

 

 

「それでは自分の身体を動かすようにして召喚獣を、このように少し動かしてください」

 

僕はお手本で召喚獣をその場で手を上げたりジャンプをして見せた。

 

『『『『『はい!』』』』』

 

僕の召喚獣の動作を真似するようにみんなの召喚獣も手を上げたりジャンプしたりした。

 

「はい、ストップです。次は歩く動作をします」

 

僕は召喚獣を僕の周囲を歩かせる。

 

「基本的には僕たちが日常通りに、いつも通り歩くのと同じです」

 

召喚獣を歩かせる動作のコツを教える。

思い返せば去年、僕らもこんなことしたんだっけ。

僕は去年、一年生の時に体験した召喚獣操作の練習を思い出した。

歩く動作は難しいのか転んだりふらついたりする召喚獣がいる。

その人には僕と恵衣菜が近づき手助けする。

その行動をして15分後。

なんとか全員歩けるようになった。そして、上達が早い人はすでに走ることも出来ていた。

そのあと一時間ほど掛けて召喚獣の動作のレクチャーをして全員召喚獣が走れたり、装備している武器を扱えるほどにまでいった。

そして今は軽く模擬戦のようなものをしている。

 

「いくよ明久くん!」

 

「いきますよ明久!」

 

「いくからね明久くん!」

 

僕は今、穂乃果、海未、ことりを相手していた。

 

「いいよ三人とも」

 

僕は召喚獣の装備を片手剣一本のみで相手する。

 

「やああああっ!」

 

「せええええいっ!」

 

「てやああああっ!」

 

穂乃果の召喚獣は実家の穂むら屋の時の似たような動きやすい服装に細身の片手剣。海未は弓道着に似た武士のような服装に弓。ことりはメイド服のような服装に魔導士の使うような錫杖を持っていた。

三人の声に合わせてことりが魔法の弾を放ち、穂乃果がそれを追い掛けるように片手剣を構えて、その後ろから海未が援護するように弓を射つ。

 

「なるほど・・・・・・」

 

僕はことりの魔法を弾いて、穂乃果の片手剣を受け止め、海未の放つ矢を穂乃果の片手剣を反らして避ける。

 

「うそぉ!?」

 

「ええっ!?」

 

「そんなのありですか!?」

 

僕の召喚獣の行動に穂乃果たちは驚きの声を上げた。

 

「ほら、召喚獣の動きが止まってるよ三人とも。それじゃあ・・・・・・・!」

 

「「「っ!」」」

 

僕は一瞬で距離を詰め右手の片手剣を寸止めで止め、

 

「攻撃を受けちゃうよ?」

 

僕は少しおちゃけたように三人に言う。

 

「強いよ明久くん~!」

 

「ほんとだよぉ~」

 

「さすがですね明久」

 

「あははは。でも、さっきの連携は良かったよ。ことりの魔法で先攻して、その後に穂乃果が近接で攻撃。そしてそれを海未が弓で援護。連携は良かったんだけど、戦略がまだ足りないかな?」

 

「戦略、ですか?」

 

「うん。試召戦争のときはこうして相手はまってくれないから、次々に戦略や作戦を出さないと。そうじゃないとすぐに殺られちゃうよ?」

 

「う~ん、そう言われても・・・・・・」

 

「あはは、まあ、まだ始めたばかりだし、僕と恵衣菜が戻るまでまだ時間があるからそれまでに考えようよ、ね」

 

「はーい」

 

「うん」

 

「わかりました」

 

「うん。さてと、恵衣菜の方は・・・・・・」

 

恵衣菜の方を見ると、恵衣菜の方は問題なく、5人ずつのチームとチーム戦をしていたり、一人一人の操作を見ていた。

 

「良かった、大丈夫みたいだね」

 

僕が恵衣菜の方を見て安堵し、回りを見てそうも思っていると。

 

 

キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン♪

 

 

 

授業終了のチャイムがなった。

どうやら練習時間の二時間を過ぎたみたいだ。

 

「みんな!動きを止めて!」

 

僕は前に出てみんなにそう言う。

 

「時間になったから今日はここまでです」

 

僕はそう言うと恵衣菜と目配せし、召喚フィールドの展開を解除する。

 

「次の授業に遅れないように移動してください。今日は、ありがとうございました」

 

僕と恵衣菜はみんなに頭を下げて言い、みんなを見る。

頭を上げると、拍手が聞こえてきた。

その拍手に僕と恵衣菜はクスッと笑みを互いに浮かべ、穂乃果たち二年生が校舎内に戻っていくのを見る。

そこへ。

 

「吉井と姫宮はこのまま一年生の召喚獣操作訓練になるんだっけな?」

 

山田先生が何時ものジャージ姿できた。

 

「あ、はい」

 

「そうなりますね」

 

「大変なもんだな」

 

「まあ、慣れてますから」

 

山田先生の言葉に僕と恵衣菜は苦笑いを浮かべて答える。

大変なのは文月学園で慣れてるからね。

 

「そんじゃ、あんま無理すんなよお二人さん」

 

山田先生は手を振りながら校舎内に向かった。

召喚獣の操作訓練がある時間帯は基本的にそっちが優先的になるため、操作訓練の時間の授業は後で渡されるプリントを書いて提出すれば出席として判定されるのだ。まあ、僕と恵衣菜だからみたいだけど。

そんなこんなで三、四限目は絵里や希、にこたち三年生の召喚獣操作訓練を、五、六限目は真姫や花陽、凛たち一年生の召喚獣操作訓練で今日一日が過ぎた。

 

「まさか、全時間召喚獣の操作訓練だとは思わなかったよ」

 

「ほんとだね」

 

2年一組で帰りのHRが終わったあと、今日も穂乃果たちμ'sの練習が無いため、穂乃果たちと帰っている最中そう呟いていた。

 

「だ、大丈夫?明久くん、恵衣菜ちゃん」

 

「うん。なんとかね」

 

「教えるのがこんなにキツいなんて・・・・・・」

 

「さすがに六時間連続で全学年に教えたらそうなるわよ」

 

「でも、明日からは一学年ずつになるみたいですから、少しは楽になるのではないでしょうか?」

 

そう、海未の言った通り明日から召喚獣操作訓練は一学年ずつあるのだ。つまり、全学年召喚獣操作訓練は今日だけだったりする。

 

「まあ、ね」

 

「それにしてもみんなの召喚獣、よく似合っていたね」

 

「そう言えばそうやね。ウチが巫女服に刀でエリチが騎士服に細剣やろ」

 

「にこはアイドル服に槍で、花陽は魔女みたいなローブと魔導書でしょ」

 

「真姫ちゃんは音ノ木坂じゃない制服と二丁銃で、凛ちゃんはローブと短剣で動きやすい姿だったね」

 

僕らはみんなの召喚獣の装備を思い出していた。

 

「それにしても意外に召喚獣の操作って難しいのね」

 

「まあ、僕らも去年は同じことしたからね」

 

「そう言えばそうだね~。でも、今は明久くん以上の召喚獣操作者はいないよ」

 

「そうかな?」

 

「先生たちの間で噂になってるみたいだよ」

 

「ええぇ・・・・・・」

 

まさか文月学園の先生方の間でそんな噂が流れているとは・・・・・・思いもよらなかった。

そのあと穂乃果たちと他愛ない話をしたりして時間を過ごし、みんなと分かれ家に恵衣菜と帰宅し、一日が終えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんななか今のμ'sの崩壊が始まろうとしていることに、僕を含め、誰も誰一人として気付かなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 









次回 『崩壊の欠片』 GO to The Next LoveLive!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。