バカとテストと召喚獣 奏で繋ぐ物語   作:ソーナ

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第Ⅶ門 伝えたい気持ち!

~前回の奏で繋ぐ物語~

 

ことり)私のせいでバラバラになってしまったμ's。メンバーがバラバラなそんな中、穂乃果ちゃんにはヒデコちゃんたちが、海未ちゃんには明久くんがそれぞれ声をかける。そして私には恵衣菜ちゃんが・・・・・・。そこで恵衣菜ちゃんが私にある事を言った。私は・・・どうしたらいいのかな・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~明久side~

 

 

色々な事があったここ数日。僕たちはそれぞれの事をした。絵里と希は生徒会の、にこ、凛、花陽はアイドルの、真姫は曲を、海未は弓道部と自身の、僕と恵衣菜は試験召喚戦争の、ことりは留学の、そして穂乃果は自分の気持ちと。

そんな数日があっという間に過ぎ、週末の土曜。今日、ことりが日本を発つ。そうしたら、数年はことりとは会えない事になる。もちろん、電話やメールでやり取りは出来る。だが、それは生身の身体を相手を見て、交えたものじゃない。

そして・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

音ノ木坂学院 講堂 

 

 

午前6時15分

 

 

 

 

「ごめんね。急に呼び出したりして」

 

講堂に入ると、ステージには穂乃果が立っていた。

何故朝早くからここにいるのかと言うと、僕と恵衣菜、零華、海未は昨日の夜、穂乃果に今日、朝早く講堂に来てと、呼び出されたのだ。つばさも呼ばれていたが流石に今日つばさは予定があったらしく来れなかった。恐らくAーRISE関連だと思う。まあ、穂乃果があとで言うみたいだけど。

 

「いえ」

 

「大丈夫だよ。ところで話って?」

 

「・・・ことりちゃんは・・・・・・?」

 

「・・・今日、日本を発つそうだよ」

 

「そうなんだ・・・」

 

「「穂乃果・・・」」

 

「「穂乃果ちゃん・・・」」

 

静かに俯く穂乃果に僕たちは穂乃果の名を呼ぶ。

 

「私ね、ここでファーストライブやって、ことりちゃんと海未ちゃんと歌ったとき思った・・・。"もっと歌いたいって、スクールアイドルやっていたい"って・・・。辞めるって言ったけど、気持ちは変わらなかった。学校のためやラブライブのためとかじゃなくて、私好きなの、歌うのが。それだけは譲れない。だから・・・ごめんなさい!」

 

「「「「・・・・・・!」」」」

 

「これからも迷惑をきっとかける。夢中になっちゃって、誰かが悩んでいるのに気づかないかもしれない。やり込みすぎて空回りしちゃうかもしれない。だって私不器用だもん!でも、追い掛けていたいの!我儘だってのはわかってる・・・けど、私・・・」

 

「「「・・・・・・プ・・・フフフ・・・」」」

 

「・・・・・・ハ・・・ハハハ・・・」

 

穂乃果の本音の言葉に僕たちはつい笑いが漏れ出てしまった。

 

「ちょ、明久くん!?恵衣菜ちゃんも零華ちゃんも海未ちゃんも何で笑うの?!私真剣なのに」

 

「フフ・・・ごめんなさい」

 

「ハハ・・・ごめん穂乃果」

 

「フフ・・・ごめんね穂乃果ちゃん」

 

「フフ・・・ごめんなさい穂乃果ちゃん」

 

穂乃果の戸惑いの声に僕らは見合って笑いを押さえて穂乃果に謝る。

 

「でもね」

 

「穂乃果、はっきり言うけどね」

 

「「「「穂乃果(ちゃん)には昔からずっと迷惑掛けられぱなっしですよ(だよ)(だからね)」」」」

 

僕らは顔を見合って同時に同じ台詞を発する。

穂乃果が僕らに迷惑をかけるなんて今更だしね。

 

「ええっ!?」

 

「みんなでよく話していたんだよ。穂乃果と一緒にいるといつも大変な事になるって。ねっ」

 

「ええ。全くです」

 

「うん」

 

「否定したいけど出来ないんだよね、穂乃果ちゃんには・・・」

 

「どんなに止めても夢中になったら他の事なんて目に入らなくて」

 

「でも・・・そこが穂乃果ちゃんの良い所なんだよね」

 

「大体、スクールアイドルだってそうです。私は本気で嫌だったんですよ?」

 

「明久くん・・・海未ちゃん・・・恵衣菜ちゃん・・・零華ちゃん・・・」

 

「ハハ、海未から散々愚痴を聞かされていたからね」

 

「うん。穂乃果ちゃんとことりちゃんが~って」

 

「あ、明久!?零華!?それは言わなくてもいいじゃないですか!た、確かに私は最初、どうにかして辞めようと思いました。穂乃果のことを恨んだりもしました。全然気付いてなかったみたいですけど」

 

「うっ・・・・・・ごめん・・・」

 

「ですが、穂乃果は連れて行ってくれるんです。私たちでは勇気が無くて届かない、行けない凄い所へ」

 

「そうだね。昔から、穂乃果は僕らが行けない所へ連れて行ってくれる」

 

「私が怒ったのは、穂乃果がことりの気持ちに気付かなかったからではなく、穂乃果が自分の気持ちに嘘を着いているのが分かったからです。穂乃果に振り回されるのにはもう慣れっこなんです。ですよね?」

 

海未は同意を促すように僕らの方を見てそう聞いてきた。僕らは海未の問いに若干苦笑いを含みながらも同意する。

 

「うん」

 

「そうだよ」

 

「そうだね」

 

「だからね穂乃果、代わりに僕らを連れて行ってくれる?」

 

僕たちはステージに立つ穂乃果の目の前に立って同時に笑顔で言う。

 

「「「「僕たちの(私たちの)知らない世界へ!」」」」

 

「それが穂乃果ちゃんの凄い所なんだよ」

 

「ええ。私もことりも、明久も恵衣菜も零華も、つばさも、そして、μ'sのみんなもそう思っています」

 

そう言うと海未は穂乃果の右隣に、恵衣菜と零華は左に立った。

海未が目を閉じ深呼吸し口を開いて言う。

 

「だって、可能性感じたんだ、そうだ進め~」

 

「・・・・・・後悔したくない目の前に」

 

「「僕らの道がある~・・・・・・」」

 

海未に続いて穂乃果、恵衣菜と零華がμ'sの『ススメ→トゥモロー』の最初の歌詞フレーズを奏でる。

 

「さっ、ことりが待ってます。迎えに行ってきてください!」

 

「ええっ?!でも、ことりちゃんは・・・」

 

「私と一緒ですよ。ことりも引っ張ってほしいんです。我が儘言ってもらいたいんです」

 

「我が儘?!」

 

「そうだよ。だって、有名なデザイナーに見込まれたのに残るなんて。そんなの普通じゃないでしょ?」

 

「でも、そんな我が儘が僕らの中で言えるのは・・・・・・!」

 

「「「「穂乃果(ちゃん)だけ!」」」」

 

「さあ、行こう穂乃果。ことりを・・・・・・僕らの幼馴染みで・・・大切な友達を迎えに!」

 

「明久くん・・・海未ちゃん・・・恵衣菜ちゃん・・・零華ちゃん・・・・・・・・・・・・・うん・・・!行ってくる!」

 

差し出す僕の手を取った穂乃果は何時もの元気に満ち溢れた表情で講堂を音ノ木坂学院を飛び出して行った。

ことりを迎えに。

 

「やっと何時もの穂乃果ちゃんに戻ったね」

 

「ですね」

 

「うん」

 

「そうだね」

 

穂乃果の飛び出して行った講堂で僕らは、さっきの穂乃果を見て言う。

 

「けど、明久くんも行かなくて良かったの?」

 

穂乃果の飛び出して行った扉を見る僕に恵衣菜が聞いてきた。

 

「うん。今回は僕じゃなくて穂乃果が行かないと、ね?」

 

「フフ。明久くんらしいね」

 

「全く、明久らしいと言えばらしいですね」

 

「それがお兄ちゃんの格好いい所なんだよ♪」

 

「アハハ。さて・・・・・・居るんでしょ?みんな」

 

恵衣菜たちの言葉に苦笑いを出す僕は穂乃果の出ていった扉ではない別の扉に視線を向けてそう言う。

すると、中央の両扉が開き右の扉から絵里、希、真姫が。左の扉からはにこ、花陽、凛が残りのμ's、6人が入ってきた。

 

「あらら、バレてたみたいね」

 

「まあね」

 

絵里の言葉に肩を竦めて返す。

 

「みんな、ライブの用意は良い?」

 

「もちろんよ」

 

「大丈夫やで」

 

「当然でしょ!」

 

「問題無いわ」

 

「はい!」

 

「もっちろんだにゃ~」

 

僕の問いに絵里たちは予想通りの答えを返してきた。

残りは海未だけ。

 

「海未・・・」

 

海未に視線を向けて無言で聞く。

すると、海未は笑いながら答えた。

 

「ええ。やりましょう、私たちの・・・・・・μ'sのライブを!」

 

「じゃあ・・・・・・やるよ!みんな、音ノ木坂学院スクールアイドル研究部。μ'sのライブを!」

 

「「「「「「「「「オー!」」」」」」」」」

 

僕らはすぐにライブの準備に取りかかる。

音響設備はヒデコたちが協力してやってくれた。

裏方の設営は僕たちが、前もって穂乃果たちには知らせずに、絵里たちと内緒で進めていたのだ。ちなみにライブのことはもう音ノ木坂学院教職員生徒全員に知らせ済みだ。もちろん、理事長のかおりさんにも協力してもらっている。そして、今日今この時間からラブライブのネットにμ'sのライブ告知を発表した。

すべては今日この日のために。そして、僕らの・・・いや、穂乃果たちμ'sの再結成のために。

全てをやり終え、観客席が音ノ木坂学院生徒全員で満員になるなか、僕の携帯につばさから電話が掛かってきた。

 

「どうしたの、つばさ」

 

『見たわよラブライブのホームページで』

 

「ハハ、早いね」

 

『そりゃ当然よ。・・・・・・穂乃果はふっ切れたみたいね』

 

「うん」

 

『私も英玲奈もあんじゅもパソコンから中継を観るわ』

 

「了解。どうだったか後で穂乃果に言ってあげてね」

 

『それは難しいと思うわよ?だって、私たちAーRISEとμ'sはライバルでしょ?』

 

「ハハ。そう言えばそうだったね」

 

『ええ。だから、応援してるわ』

 

「ありがとう、つばさ」

 

『いいのよ。それと、今度時間ある日あるかしら?』

 

「え?」

 

『たまには一緒に出掛けないかしら?』

 

「別にいいけど」

 

『フフ。ありがとう明久くん。楽しみにしてるわ。日程が決まったら連絡するわね』

 

「了解」

 

『じゃあ、またね明久くん』

 

「うん」

 

つばさとの電話を切った僕はスマホをしまい舞台袖で恵衣菜たちと、穂乃果とことりが来るのを待つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~穂乃果side~

 

 

 

学校を出て大急ぎで空港まで来た私はことりちゃんを見つけると、ことりちゃんの腕をつかむ。

 

「ことりちゃん!」

 

「あ・・・」

 

「ことりちゃん!」

 

息を整えて私は自分の気持ちを。本当の気持ちをことりちゃんに言う。

 

「ことりちゃん、ごめん。私、スクールアイドルやりたいの!ことりちゃんと一緒にやりたいの!いつか、別の夢に向かうときが来るとしても!」

 

そう言うと私はことりちゃんの前に回って、ことりちゃんを抱き締める。

 

「行かないで!」

 

「ううん。私の方こそごめんね。私、自分の気持ち分かってたのに」

 

涙声で言うことりちゃんに私は抱き締めて返す。

私の本当の気持ち、それは・・・・・・・

 

"みんなとスクールアイドルをやりたい!"

 

それは1人欠けてもダメ。μ's全員。明久くんと恵衣菜ちゃん、零華ちゃんも入れた12人がμ'sなんだから!

 

「戻ろう、ことりちゃん。みんなが待ってる!」

 

「うん!穂乃果ちゃん!」

 

私とことりちゃんはそのまま空港を後にして急いで音ノ木坂学院に戻る。

何故なら・・・・・・

 

 

 

 

『ライブをやるよ!』

 

 

 

 

と、明久くんからメールが来たから。

それは私たちμ'sの新たなる始まりのライブ。全員で、もう一度やるライブだから!

 

 

 

 

 

 

~穂乃果side out~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ライブ開始まで残り・・・・・・45分

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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次回 『μ's、ミュージックスタート!』 GO to The Next LoveLive!
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