~前回の奏で繋ぐ物語~
明久)ついに復活?・・・・・・というより、新しくなったμ's!その中に何故か僕や恵衣菜、零華もいて、μ'sは総勢12人となった!まさか、僕たちまでμ'sのメンバーになるとは思わなかったよ。今回は、新生μ'sのライブ後の僕たちの音ノ木坂学院の日常。どうぞ、ご堪能あれ!
~明久side~
μ'sの再スタートライブから数日。
μ'sは、僕たちも入れて12人で活動していた。ライブの最中に他校の生徒の僕たちをメンバーに入れることに関しては音ノ木坂学院の生徒は全員賛同的だった。
もちろん、ことりの留学もなし・・・・・・というより、延期?なのかな?高校を卒業するまでに決めるみたいで、相手の方も、かおりさんだけでなくどうやら母さんの知り合いらしくて、母さんも口添えしてくれてそうなった。決めるのはことり次第ということだ。つまり、卒業するまでことりは音ノ木坂学院に通うということだ。
そのことを報告した際、穂乃果が大泣きしてことりに抱き付いたのを今でも覚えている。まあ、海未や零華、恵衣菜もなんだったけどね。
僕?僕は逆にことりに抱き付かれたよ。もちろん、泣きながらね、ことりが。
とまあ、そんなこんなで数日経って。
「それでは、今から二年一組と三年一組の試召戦争を始めます。両クラスとも、正々堂々戦ってください。それでは、始め!」
『『『『『
僕の開始宣言により両クラスの生徒が召喚獣を召喚した。
「始まったね」
「うん」
僕と恵衣菜は教職員方と同じようにフィールドの構築と両クラスのフォローをしながら言った。
何故、今試験召喚戦争が起きているのかと言うと、発端は昨日の放送だ。
昨日
「えー。音ノ木坂学院生徒のみなさん、吉井明久です。今回はみなさんにお知らせがあります」
お昼休みが始まった音ノ木坂学院の校舎内に僕の声が響き渡った。
僕は今放送室にいた。もちろん、隣には恵衣菜もいる。
何故、僕たちが放送室にいるのかと言うと。
「理事長と相談して、明日より試験召喚戦争を解禁することにしました」
この間かおりさんと相談して決めた試験召喚戦争の解禁宣言のためだ。
「試験召喚戦争を行うクラスは、代表が相手クラスと教職員、または僕か姫宮さんの何方かに宣告してください。なお、僕たち二人は試験召喚戦争に参加せず、教員と同じ立場になります。みなさんのフォローに回りますので分からない事があったら聞いてください」
僕は予めかおりさんと決めていた事を放送で全生徒に通達する。
「僕からの放送は以上になります。みなさん、今までの召喚獣操作の授業で習った事と、自分の能力を思う存分発揮してください。以上、吉井明久でした」
そう締め括り、僕は全校放送のスイッチを切る。
スイッチを切り、放送席から立ち上がると右手の親指を立てて笑顔の恵衣菜が、僕と自分の分のお弁当を持っていた。
「これで明日から音ノ木坂学院も試験召喚戦争が始まるね」
「うん。穂乃果や絵里、真姫たちみんながどういう風に闘うのか楽しみだよ」
「そうだね」
僕と恵衣菜は放送室を後にし、何時もの中庭の樹の側で待っていた穂乃果たちと合流した。
「明久くん!恵衣菜ちゃん!試験召喚戦争解禁ってどういうこと!?」
「どういうことですか明久!恵衣菜!」
「明久くん!恵衣菜ちゃん!」
「なんか前にもこんな展開があったような・・・・・・」
「あはは・・・・・・」
合流した途端、近寄ってきた幼馴染み3人の反応に僕と恵衣菜はどこかデジャビュを感じた。
そんなこんなで、説明してお昼を食べていた。
「なるほど~」
「だからお母さん、明日すごい告知が来るわよ、って言っていたんだ」
穂乃果は相変わらずパンを、ことりは自分のお弁当食べながら言ってきた。
「そういえばなぜ明久と恵衣菜は参加しないのですか?」
「あー。あのね、海未。僕と恵衣菜の点数は知ってるでしょ」
「なるほど、そう言うことですか」
「そう言うこと」
「え?どういうこと?」
「僕たちが参加したらすぐに戦闘が終わっちゃうでしょ?それに、僕と恵衣菜は今は音ノ木坂学院生徒だけど、元々文月学園の生徒だから、音ノ木坂学院の試験召喚戦争に参加は出来ないんだ。まあ、逆に先生たちと同じ感じになってるけどね」
「なるほど~」
「穂乃果、ちゃんと理解しているのですか?」
「理解してるよ海未ちゃん」
海未の質問に自信満々に答える穂乃果。そこに海未が。
「では、明久と恵衣菜の試験召喚戦争での立場は?」
僕の言った言葉を確かめるために穂乃果に聞いてきた。
「えーと・・・・・・」
だけど、穂乃果は視線を泳がしていた。
「はぁ。やっぱり理解してないじゃないですか」
「ちょ、ちょっと忘れただけだよー」
「ところで明久、各クラスの代表は誰でしたっけ?」
「まさかの無視っ!?」
穂乃果を無視して聞く海未に僕は苦笑しながら、事前に設定した各クラスの代表を思い出す。
「え~と、三年一組は絵里で、二組が希、三組が
そう、何故か二年一組の代表は何故か穂乃果なのだ。海未でも、ことりでも、ヒデコたちでもなく、穂乃果なのだ。
「そう言えば穂乃果ちゃんがうちのクラスの代表だったね」
「不安しかしないのは気のせいかな」
「私も同じです。穂乃果が代表で大丈夫なんでしょうか」
恵衣菜と海未が不安げに言うと。
「ちょっと~。皆ひどくない?穂乃果だってやる時はやるよ?」
穂乃果が、心外だな~って言う風に言ってきた。
そこに海未かジト目で穂乃果を見据えて言った。
「何時も夏休みの宿題ギリギリで終わらせるのは誰でしたか?」
「うっ・・・!」
「他にも、テストがあるごとに毎回勉強を教わってるのは誰ですか?」
「ぐっ・・・!」
「更に、何時も寝坊しているのは誰でしたっけ?」
「ぐはっ!」
まるで吐血したかのような反応の穂乃果はその身に海未からの矢・・・・・・と言うより否定できない言葉の槍を受けたようだった。
「う、海未ちゃん、そこまでにしてあげたら」
「穂乃果ちゃんもう倒れてるよ」
「え?」
「わ、私だってやればできるもん。ここ最近穂乃果、寝坊してないもん」
「あはは・・・・・・」
実際、隅っこに移動して体育座りをしながら地面にのの字を書く穂乃果に苦笑いを浮かべた。というかフォローが出来なかった。
とまあこんな感じで何時もの?なのかな。音ノ木坂学院でのお昼休みが過ぎていき、放課後。
「明日、絵里ちゃんたちのクラスと試験召喚戦争するよ!」
HR前に突如穂乃果がそんなこと言った。
『『『『『はい?』』』』』
もちろん、いきなりそんなこといわれた僕らはそう返すしかなく。
そこへ。
「そんじゃ帰りのホームルーム始めるぞ。それと、明日うちのクラスは三年一組と試験召喚戦争するからな~」
担任の山田先生がそう言ってきた。
『『『『『はいぃぃぃぃいいいいいいいい!!?』』』』』
突然のことに僕らは驚きを通り越して絶叫した。
「穂ぉぉ乃ぉぉ果ぁぁ!!」
「うわっ!?」
そこに海未が鬼のような・・・・・・
「明久、今何か失礼な事思いませんでしたか?」
「き、気のせいです」
ではなく、怒った顔付きで穂乃果に迫った。
さっきの海未が少し怖く背筋に寒気が走ったのは気のせいだと思いたい。
「いきなり試験召喚戦争なんて申し込んで何してるんですか貴女は!」
「う、海未ちゃん、落ち着いて、ね」
「これが落ち着けますか!」
海未はいつも穂乃果を怒るときとは違う・・・・・・というかどう考えても全く違う。凄まじい勢いで穂乃果に迫り、
「お、おい、園田、す、少し落ち着け、な」
「山田先生、ちょっと穂乃果と
「あ、ああ」
止めに入ろうとした山田先生も、若干引きつった笑いを浮かべながら海未を止めようとするが、今の海未に効果はなかった。
「え、ちょっ!?あ、明久くん、助けて!」
「えっと・・・・・・ごめん、ムリ」
「恵衣菜ちゃん!」
「あはは・・・・・・頑張って穂乃果ちゃん」
「こ、ことりちゃん!」
「え、え~と・・・・・・ゴメン」
「さあ、行きましょうか穂乃果?」
「いやぁぁぁああ!ダレカタスケテー!!」
『『『『『・・・・・・・・・・』』』』』
悲鳴を上げて連れていかれた穂乃果を僕らは無言で見た。もちろん、山田先生も僕ら同様だった。
そしてその数十秒後。
『ゴメンナサアァァァァァァァァァアアアアアアイ!!!!』
穂乃果のそんな声が音ノ木坂学院全体に響き渡った。
後に聞いた話だと、一年生や三年生のフロアはもちろんのこと、理事長室のかおりさんの所にまで響いていたみたいだった。
数十分後
〈スクールアイドル研究部〉
HRで明日試験召喚戦争をやることになった僕らは・・・・・・というか僕と恵衣菜はでないけど。僕たち二年一組はあのあと戻ってきた穂乃果を見てなんとも言えなかった。何故なら。
「ごめんなさいもうしません。ごめんなさいもうしません。ごめんなさいもうしません。ごめんなさいもうしません。ごめんなさいもうしません。ごめんなさいもうしません。ごめんなさいもうしません。ごめんなさいもうしません。ごめんなさいもうしません。ごめんなさいもうしません。ごめんなさいもうしません。ごめんなさいもうしません。ごめんなさいもうしません。ごめんなさいもうしません。ごめんなさいもうしません。ごめんなさいもうしません。ごめんなさいもうしません。ごめんなさいもうしません。ごめんなさいもうしません。ごめんなさいもうしません。ごめんなさいもうしません。ごめんなさいもうしません。ごめんなさいもうしません。ごめんなさいもうしません。ごめんなさいもうしません。ごめんなさいもうしません。ごめんなさいもうしません。ごめんなさいもうしません。ごめんなさいもうしません」
教室に戻ってきた穂乃果は今も変わらずこの状態だったからだ。海未を見ると、海未はやりきったような顔をしていたため何も言えなかった。現に山田先生もかなり退いていた。穂乃果を見て。
「なるほどね。あの悲鳴はそう言う事だったの」
「まさか校舎全体に響き渡るなんて・・・・・・」
「す、すみません」
「海未が謝ることじゃないでしょ?今回は穂乃果が悪いと思うわ」
「え、えっと、穂乃果ちゃん大丈夫?」
「さっきより白くなってる気がするにゃ」
「まるで屍みたいね。生きてるのに・・・・・・」
「自業自得やね」
「あはは・・・・・・」
〈スクールアイドル研究部〉の部室にやって来た僕たちは穂乃果を見て驚いた絵里たちに説明すると、絵里たちは納得したように以上の反応をしたのだ。
というか穂乃果がどんどん白くなっているような・・・・・・海未、君は一体なにを穂乃果にしたんだい?
「取り敢えず穂乃果がこんな状態じゃとても練習は無理ね」
「す、すみません。ちょっとやりすぎました」
『『『『『これでちょっとって』』』』』
海未の言葉に僕らは同時に穂乃果を見てそんなことを思ったそうだ。
「絵里のクラスは試召戦争大丈夫なの?」
「私のところは大丈夫よ。まあ、いきなり先生に明日試召戦争があるって言われて驚いたけどね」
絵里ははにかみ笑いで答えた。
とまあ、穂乃果のとてもじゃないが練習できる感じでは無かったので、今日はそのまま帰ることになり、翌日。
「それでは、今から二年一組と三年一組の試召戦争を始めます。両クラスとも、正々堂々戦ってください。それでは、始め!」
『『『『『
午前9時半、二年一組と三年一組の試召戦争が開戦した。
「二年一組
「三年一組南條咲希、二年一組佐野美琴さんの申し出を受けます!」
「承認します!」
『『試獣召喚!』』
承認した僕はフィールドを構築する。両クラスの先陣がそれぞれ勝負を仕掛け、両者は召喚獣を呼び出した。
数学
二年一組 佐野 美琴 211点
VS
三年一組 南條 咲希 224点
二人の召喚獣の頭上に、自分の保有する科目の点数が表記する。
「いきます!」
佐野さんの召喚獣の武器は短剣。南條先輩の武器は刀だ。
ガキンッ!
佐野さんの召喚獣が南條先輩の召喚獣と鍔迫り合いをし、金属音が響く。
「これが本物の試験召喚戦争・・・・・・練習と違って難しい」
「周りに気を付けないといけないなんて・・・・・・」
佐野さんと南條さんは実際に体験する試験召喚戦争が練習と違って戸惑いながらも召喚獣を操作する。
周囲の人たちも少し不安感を醸し出していた。
「みんな、落ち着いて」
「吉井さん・・・」
「吉井くん・・・」
僕の声に周囲入学のみんなは僕を見た。
「操作の練習で僕や姫宮さんと練習した時のことを思い出して。そうすれば大丈夫だから」
「吉井さんと姫宮さんと練習した時の事・・・・・・」
「・・・なるほど・・・・・・分かりました!」
「分かったよ吉井くん!」
僕のこの一言により、周りのみんなは練習を思い出したかのように操作した。
「細かい操作は今は余りしないで。ただ、相手と周りを見渡すんだ」
『『『『『はい!』』』』』
アドバイスにも相手と闘いながら返事を返してくれた。
「これでどうですか!」
佐野さんの召喚獣は短剣の特徴である小回りの利きやすさを十分に利用して南條先輩の召喚獣を攻撃していく。そして南條先輩は刀のリーチを活かして防ぎ、カウンターで攻撃する。
周囲も。
数学
二年一組
VS
三年一組
それぞれ自分の召喚獣の武器を上手く活用していた。
「(それにしても全員点数が文月学園のBクラス以上って凄いんだけど・・・・・・しかも、Aクラス並みの人もいるし)」
僕はフィールドを見ながらそう思っていたのだった。
「(恵衣菜の方はどうなんだろ)」
両クラスの戦闘を見ながら、別の場所でフィールドを構築しているであろう恵衣菜のことを僕は思った。
~明久side out~
~恵衣菜side~
音ノ木坂学院最初の、二年一組VS三年一組の試験召喚戦争が始まって一時間、私の構築しているフィールドの中ではある意味凄いことが起こっていた。それは・・・。
「せいやっ!」
「遅いです!」
国語
二年一組
VS
三年一組
三年生の十条先輩が二年一組の召喚獣を一人で四人も倒したからだ。
負けて点数が0点になった雪澤さんはルール通り、別室での待機となる。文月学園だと西村先生が戦死者を補習室に連れて行くんだけど、ここでは試験召喚システムに自動的に戦死者か生存者が記録される。つまり、ここで離れて別の所で対戦を仕掛けても召喚獣を出せないから闘えないのだ。文月学園でもこのシステムを入れたら良いと思うんだけど。
「(西村先生が居るからその必要は無いかな?)」
直ぐに私はそのシステムの案を止めた。なにせ、我が文月学園には西村宗一という補習教師が居るのだから。
未だかつて、試験召喚戦争で戦死者となった生徒を逃がした事は無いと言われる西村先生。一部の生徒からは鉄人や鬼の西村、補習の鬼等々と呼ばれている。この中で最も生徒に広まっているのが鉄人という名前だ。
西村先生の趣味はトライアスロンらしく、そのためか文月学園の生徒達からは鉄人と呼ばれている。もっとも、鉄人と呼んでいるのはFFF団のような人達だけなのだが・・・・・・。
「(ってあれ?私たちは呼んでないけど確か殆どの生徒が呼んでるって聞いた気が・・・・・・)」
私は前に聞いた噂を思い出してそんな事を思い浮かんだ。
「(というか前々から思ってたけど西村先生ってほんとに人間なのかな?)」
文月学園での西村先生を思い出して私はついそんな事を思ってしまった。
なにせどんなところにでも瞬時に走ってくる行動力、十数人の人を一片に運んでいく、さらに高橋先生並みの学力、正直こんな人間っているのかなと思ってしまう。
そんなこと思っていると。
「あの、姫宮さん?」
「あ、はい。どうかしました十条先輩」
十条先輩たち三年生が心配そうに見てきた。
「いえ、ここにいた二年一組の人達全員倒しましたけど?」
「へ?」
十条さんに言われた通り、見てみるといつの間にかその場には私と、三年一組だけしかいなかった。
「それで、移動したいんですけど・・・・・・」
「あ、分かりました」
私はフィールドの構築を解き、召喚フィールドを消す。
「それでは行きましょう」
私は十条先輩たち三年一組の後を着いていった。
~恵衣菜side out~
~明久side~
時は過ぎてお昼休み。
「うぅぅ・・・・・・試験召喚戦争がこんなにも大変だったなんて~」
「あはは・・・・・・大丈夫、穂乃果?」
「穂乃果ちゃん、生きてる?」
「生きてるよ恵衣菜ちゃん~」
「あはは・・・・・・穂乃果ちゃん大丈夫?」
「まったく、穂乃果は何もしてないじゃないですか。殆ど私とことりやヒデコたちが言った事を伝えたり指示しただけじゃないですか」
「海未ちゃんがいじめるよー」
「まあ、代表ってのは大変だからね。相手の戦略と自分達の戦略の考えに自陣の戦力の把握、相手の配置や自陣の戦力分配、斥候部隊や諜報、護衛、後方支援、などなどかなり頭を使うからね」
「そうだね。文月学園ではそれが大変だよね」
「さすが明久くんと恵衣菜ちゃんだね」
「まったくです。穂乃果も見習ってほしいものです」
「さ、流石に穂乃果には無理だよ~」
お昼時は試験召喚戦争は一旦取り止めになり各自で昼食を取り、午後からの開戦では最後に自分がいた場所から開始となる。
そして僕と恵衣菜は屋上で穂乃果、海未、ことりと一緒にお昼ご飯を食べていた。そのときの話題は試験召喚戦争の大変さだった。主に穂乃果が。
もちろん僕と恵衣菜は試験召喚戦争での情報は漏らしてはならないから、一切この試験召喚戦争に関しては何も言わないようにしている。まあ、さっきの話の試験召喚戦争の大変さ位は教えてもいいと思う。
「僕からはとにかく頑張ってとしか言えないよ」
「私も。立場が先生と同じだからね」
「二人も大変そうですね」
「まあね。でも、文月学園よりは疲れないと思うよ?ね、恵衣菜」
「あー、う~ん、まあ、少しはね」
「ん?なにかあったの?」
「ううん、なにかあったのというか、西村先生ってほんとに人間なのかなって思ってて」
「あー、確かに」
恵衣菜の言った意味が分かり思わず遠い目をしてしまった。
「どういうこと?」
「いや、文月学園には補習教師の西村先生って人がいるんだけど」
「西村先生がほんとに人間なのかなって思ったの」
「???」
僕と恵衣菜の言葉に穂乃果、海未、ことりは首をかしげた。
「いや。だって、一人で十数人の人を一片に運んで行くんだよ?」
「はい?」
「しかも、どんな場所にでも試験召喚戦争で戦死者が出たら補習室に連れて行くし」
「え?」
「西村先生の名言が、趣味は勉強、尊敬する人は二宮金次郎、なんだもん」
「それって洗脳じゃ・・・・・・?」
「他にも生徒から鉄人とかって呼ばれてるし」
「ほ、ほんとに人間なんですか?」
穂乃果、海未、ことりが僕と恵衣菜の言った西村先生に対して、驚きの反応を見せた。
そりゃ、誰でもこの話を聞いたらそうなるよね。
僕と恵衣菜は三人の予想通りの反応に苦笑して返した。
そんな感じの昼休みが過ぎ、僕たちはそれぞれ分かれ、恵衣菜は3階の廊下に、僕は2階の廊下付近を、穂乃果、海未、ことりは教室に戻り、午後1時15分。午後の試験召喚戦争が開幕した。
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