バカとテストと召喚獣 奏で繋ぐ物語   作:ソーナ

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今回はAクラスでの自己紹介です。


第Ⅱ問 自己紹介Aクラス編

~零華side~

 

兄様と恵衣菜さんと別れると私は目の前の教室。Aクラスに入った。

 

「ここはどこのホテルよ・・・・・・」

 

私は教室の中に入ると咄嗟にそう口走った。

まあ、それもそのはずである。何故なら中はまるで高級ホテルのロビーのような感じだったからだ。

 

「ええ~と、私の席は・・・・・・・あそこね」

 

私は自分の机を見つけ椅子に座った。

 

「うわっ。これリクライニングシート?普通の学校にはないわよね」

 

Aクラスの設備はリクライニングシートに巨大プラズマディスプレイ(しかも新型)個人冷暖房設備、冷蔵庫完備等々普通はあり得ない物ばかりです。

私が一人このクラスを見て呆気に取られていると、

 

「・・・・・・・おはよう、零華」

 

「あ、翔子ちゃん。おはよう」

 

友達の霧島翔子ちゃんが話し掛けてきた。

 

「・・・・・・・うん。あれ、明久と恵衣菜は?」

 

「あー、兄様と恵衣菜さんはFクラスだよ」

 

「・・・・・・・Fクラス?雄二と同じ?」

 

「え!?坂本くんFクラスなの?」

 

「・・・・・・うん。やりたいことがあるからって」

 

「へえ。・・・・・・もしかして兄様と恵衣菜さんと関係あるのかな?」

 

「・・・・・・・?・・・・・・明久と恵衣菜と?」

 

「うん。実は・・・・・・・・・」

 

坂本くんがFクラスに行ったであろう理由を翔子ちゃんに説明した。

 

「・・・・・・だから明久も恵衣菜もFクラスなんだ」

 

「うん。学園長先生もどうにかしたかったみたいだけど、出来なかったんだって」

 

「・・・・・・・なるほどね」

 

と、翔子ちゃんと会話していると。

 

「おはよう、代表、零華」

 

同じく友達の木下優子ちゃんが声を掛けてきた。

 

「あ、優子ちゃん。おはよう」

 

「・・・・・・おはよう優子。あと、代表は私じゃない、零華」

 

「あ、やっぱそうだったんだ」

 

「・・・・・・?」

 

「いや、明久くんと恵衣菜がいないから二人のどっちかと思ったから、なんとなく」

 

「・・・・・・なるほど」

 

3人でそのあとも会話しているとあっという間に時間が過ぎ、

 

「HRを始めます。席に着いてください」

 

Aクラス担任の高橋女史が入ってきた。

私たちはそれぞれの席に着席し高橋先生の方を見た。

 

「皆さん進級おめでとうございます。Aクラスを受け持ちます高橋洋子です」

 

そう言うと高橋先生は後ろの巨大プラズマディスプレイに自分の名前を写した。

 

「設備の確認をします。リクライニングシート、ノートパソコン、個人エアコン、冷蔵庫。その他不備のある方は挙手してください」

 

 

いやいや高橋先生、流石にこれで不十分って言う人いないと思いますけど。

 

 

「それでは自己紹介をしてもらいます。そうですね、出席番号順にお願いします」

 

高橋先生の声で出席番号順に自己紹介が始まりました。

 

「・・・・・霧島翔子です。よろしくお願いします」

 

みじかっ!翔子ちゃん短いよ!

 

「木下優子です。これから1年間よろしくお願いします」

 

う~ん、優子ちゃんも相変わらずね。

 

「1年の終わりに転入してきた工藤愛子です。好きな食べ物はシュークリームで特技はパンチラです。スリーサイズは上から・・・・・・「愛子ストップ!」・・・・・・やっぱなんでもないで~す。よろしくお願いします」

 

ぶほっ!誰、こんな変な人!?自己紹介でこんなこと言う人初めて見ました。

 

「久保利光です。よろしくお願いします」

 

あ、久保くんもAクラスだったんだ。

 

とそんな感じで自己紹介が進んでいき、残りは私一人になりました。

 

「最後に吉井零華さん。お願いします」

 

「はい」

 

「吉井さんはAクラスのクラス代表でしたね」

 

「ええ~と・・・・・はい、一応」

 

本当なら主席は兄様か恵衣菜さんなんですけどね。

 

「え~と、Aクラスの代表になりました吉井零華です。クラス代表になったからには精一杯頑張るつもりです。これからよろしくお願いいたします」

 

私は自己紹介を終えると席に着席しました。

 

兄様と恵衣菜さん大丈夫でしょうか?坂本くんがいるみたいですけど。ちょっと心配ですね。

 

そんなこと思いながら前を見ていると、

 

"ピンポンパンポーン♪"

 

『えー、2年Fクラス対2年Eクラスの試召戦争が行われます。全教員は至急職員室に集合してください。 繰り返します。2年Fクラス対2年Eクラスの試召戦争が行われます。全教員は至急職員室に集合してください』

 

"ピンポンパンポーン"

 

「えー、と言うことらしいので今日は自習にします。何かありましたら職員室に来てください」

 

そう言うと高橋先生はAクラスから出ていった。

 

「始まったね・・・・・・」

 

私は放送で流れた試召戦争にそう口ずさんだ。

 

「・・・・・零華、これって」

 

「うん。恐らく坂本の狙いこれだね」

 

「・・・・・雄二らしい」

 

自習になると分かると私のところに翔子ちゃんがやって来た。その後ろには優子ちゃんと久保くん、佐藤美穂ちゃんと変な自己紹介をした工藤愛子さんがいる。

 

「え~と、あなたは確か工藤愛子さん。ですよね」

 

「そうだよ~。あ、ボクのことは気軽に愛子でいいよ~」

 

「じゃあ、愛子ちゃんで」

 

「うん。よろしくね零華」

 

「こちらこそよろしくお願いします」

 

「それにしても坂本くんだけじゃなくて吉井くん、姫宮さんまでFクラスとわね」

 

「ええ。久保くんの言う通り驚きました」

 

「ううん。あと一人いるよFクラスにAクラス並みの人」

 

「・・・・・零華それって?」

 

「うん。翔子ちゃんの思っている通り、もう一人は姫路瑞希だよ」

 

「え!?姫路さんもFクラスなのかい?」

 

「恐らくね。Aクラスに姫路瑞希がいないと言うことはさっき確認したから。多分振り分け試験の時出られなかったんじゃないかな」

 

「なるほど。ところで零華さんはなんで姫路さんの事を姫路瑞希とフルネームで言ってるんですか?」

 

「あー。美穂それにはちょっと色々あるのよ」

 

「?」

 

「大丈夫よ優子ちゃん。私が説明するわ。・・・・・・・美穂ちゃん、私の兄様のことは知ってる?」

 

「零華さんのお兄さんと言うと明久さんのことですね」

 

「うん。そして兄様を虐めていたのが姫路瑞希よ」

 

「え!?」

 

「あとは確か帰国子女の島田美波とFFF団って名乗っている集団ね」

 

「そんな・・・・・」

 

「ごめんなさい。一応、翔子ちゃんや優子ちゃん、久保くんは知っているわ」

 

「そうだったんですか・・・・」

 

「・・・・・うん。明久は私と雄二の恩人。それに明久の恋人の恵衣菜は私たちの親友だから」

 

「わたしも弟の秀吉から聞いていたからね」

 

「僕も聞かされていたからね。吉井くんが危ないときは助けようと誓ったんだ。彼には色々助けてもらっているからね」

 

「ボクは初めて聞いたけど、それは許せないな。零華、ボクも協力するよ!」

 

「わ、私も協力します!明久さんや恵衣菜さんには一杯助けてもらってますから」

 

「ありがとう、愛子ちゃん、美穂ちゃん」

 

兄様。兄様の行動がこんなに沢山の人を動かしているんですね。流石私の兄様です!恵衣菜さん、兄様のことお願いします。

 

~零華side out~




次回、自己紹介Fクラス編

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