バカとテストと召喚獣 奏で繋ぐ物語   作:ソーナ

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第ⅩⅧ問 The Answer

 

~前回の奏で繋ぐ物語~

 

恵衣菜)学校に復帰した明久くん!零華ちゃんと穂乃果ちゃん、ことりちゃん、海未ちゃん、ツバサちゃんに告白されて悩んでいたみたいだけど吹っ切れたみたいだね。まあ、私は一夫多妻大歓迎なんだけどね♪さあ、明久くん、明久くんの決めたことをハッキリ言ってあげてね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~明久side~

 

 

 

穂乃果たちにメールした翌日。いつもと変わらない日常・・・・・・?を過ごしたはず・・・・・・。

いや、すでにおかしい日常だけど。昨日の時点で。

とまあ、そんなこんなで時間が過ぎて放課後。

僕たち幼馴染み7人は昔よく一緒に遊び、友達にもなった思い出の公園に来ていた。

辺りは夕陽が差し込み、空にはうっすらと三日月が輝いていた。時間も時間な為、広い公園内には遊具と僕ら以外誰もいない。

 

「えーと・・・・・・」

 

そんな中、僕は零華、穂乃果、ことり、海未、ツバサの五人の前に立っていた。恵衣菜はすぐ近くで見守っている。

 

「お兄ちゃん、私たちに対する答え・・・・・・出たの?」

 

「出たよ零華」

 

零華の問いに僕は、零華の目を見て返した。

それから順に、零華、穂乃果、ことり、海未、ツバサの顔を見る。

 

「明久、聞かせてくれますか。あなたの出した答えを」

 

「うん」

 

海未の言葉に心を落ち着かせるために深呼吸をして、改めて五人を見る。

 

「零華は僕の双子の妹でずっと一緒にいたけど、恵衣菜や穂乃果たちとは幼稚園やここで出会ったんだよね」

 

思い懐かしむように公園内を見渡して言う。

 

「それから色々なことがあった。小学校から中学校。そして学校は分かれちゃったけど今・・・・・・。正直なところ言うと、みんなから告白されるなんて思ってもみなかったんだ。零華は妹だしね」

 

最後の部分を苦笑い気味に言って零華を見る。

零華は顔を真っ赤にして視線を下に移した。

 

「本音を言うとね、僕がみんなのところに居て良いのかなって、思ってたんだ」

 

「どういうこと?」

 

「だって僕は男の子で、みんなは女の子だから、なんて言うか居づらいと言うかなんて言うか・・・・・・」

 

昔から一緒に居たからからか、昔はそんなに違和感はなかったけど中学に入ってからは男が僕だけのなか、残りはみんな女の子って言うのに違和感があったのだ。場違いとでも言うべきなのか、みんなの輪に僕が、自分がいても。入っていても良いのかと。零華を始め、恵衣菜や穂乃果、ことり、海未、ツバサのみんなは美人と言うより可愛いに対して、平凡な僕が居ても良いのか思ったのだ。

 

「みんな可愛いし美少女って言うのかな、そんななか僕は平凡で、特に遜色がないからさ居ても良いのかなって」

 

「いやいや、明久くんが平凡ならほとんどの人がそれ以下だよ」

 

「自分で平凡で、特に遜色がないって言わないわよ普通」

 

僕の言葉にええー、って感じにことりとツバサがツッコんできた。

 

「そ、そう言われてもなぁ」

 

ことりとツバサのツッコみに僕はどう返して良いのかわからず頬を掻いた。

 

「僕は何時からか分からないけど、みんなのことを好きになっていたんだと思う。零華はさすがに、だけど」

 

「え、どうしてお兄ちゃん?」

 

「いや、零華は妹だからね。近親相姦になっちゃうよ」

 

「私は全くの問題なし。むしろ、お兄ちゃんのお嫁さんに憧れてる」

 

「ほえっ!?」

 

零華の真顔で言う台詞にすっとんきょうな声をあげた。

するとそこにことりが。

 

「あはは、零華ちゃん小学生の作文でタイトルがお兄ちゃんのお嫁さん、って書いてあったからね」

 

「あ~、ありましたねそんなこと」

 

「私たちが慌てて書き直させたんだよね」

 

「穂乃果のあれよりは良いと思いますけどね」

 

「ちょっと!穂乃果のあれは零華ちゃんより良いでしょ!?」

 

「だって穂乃果ちゃん、あの時、『おまんじゅう、ウグイス団子、もう飽きた』って言ったじゃん」

 

僕の知らないところで女子だけのなかでなにやらあったみたいだ。まあ、穂乃果の『おまんじゅう、ウグイス団子、もう飽きた』は小学二年の頃に穂乃果が実際に発表したヤツだし。というか零華の作文のタイトル始めて聞いたんですけど?!

 

「あの~」

 

気まずそうに零華たちに言うと、零華たちは、あ、と思い出したかのように僕の方を見た。その間恵衣菜は笑いを必死に耐えていた。

 

「あ、ごめん明久くん」

 

「いや、いいんだけど・・・・・・なんか不穏な言葉が聞こえた気がする」

 

「あはは」

 

引きつり笑いを浮かべて、僕はもとの話に戻した。

 

「とまあ、前前提とか全部吹っ飛ばすと、僕はみんなのことが好きだと言うことだね」

 

「うん、見事に吹っ飛ばしたね~」

 

僕の言葉に恵衣菜は微笑みを浮かべてツッコんだ。

 

「えっと、つまり?」

 

「その、みんなが良ければなんだけど、僕で良ければみんなの彼氏になってもいいかな・・・・・・?」

 

僕は恐る恐るそういった。

正直なところ、これはさすがに世間から見たらアウトもアウト、超激ヤバアウト。六股なんて周囲に知られたら何て言われるかわからない。それにツバサはAーRISE、穂乃果、ことり、海未はμ'sとして、スクールアイドルなのだ。これが知られたら彼女たちも非難を受けることになる。

故に恐る恐る聞いたのだ。

僕が言って10秒後。

 

「お兄ちゃん」

 

「明久くん」

 

「明久」

 

「明久くん」

 

「明久くん」

 

上から零華、穂乃果、海未、ことり、ツバサが呼んだ。

 

「お兄ちゃん、私たちの答えは決まってるよ」

 

「そうだよ」

 

「うん♪」

 

「というより、私たちの好きな人は明久以外いません」

 

「ていうか明久くん以外あり得ないわね」

 

「零華、穂乃果、ことり、海未、ツバサ」

 

「だからお兄ちゃん」

 

「「「「「―――私たちもお兄ちゃん(明久くん)(明久)の彼女にしてください」」」」」

 

零華たちが声を合わせて言ってきた。

それに対する僕の答えは決まってる。

 

「僕でいいなら、喜んで」

 

「「「「「!///」」」」」

 

そう言うと、零華たちは顔を赤くしながら喜んだ表情を浮かべながら、僕に飛び込んできた。

そこに。

 

「おめでとう明久くん。よかったねみんな」

 

恵衣菜の嬉しそうな声が耳に入ってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

音ノ木坂学院屋上

 

 

「1、2、3、4、1、2、3、4・・・・・・」

 

「はい、そこまで!」

 

「つ、疲れたぁ~」

 

「お疲れ様穂乃果」

 

「ありがとう明久くん~」

 

絵里の号令で床に崩れ落ちた穂乃果に、労いながら飲み物を渡す。

 

「はい、ことりと海未の分。で、こっちが絵里のやつ」

 

「あ、ありがとう明久くん」

 

「ありがとうございます明久」

 

「ありがとう明久」

 

僕はことりたちに飲み物を渡しながら穂乃果たちを見る。

 

「みんな結構、動きにキレが出てきたね」

 

絵里と海未の指導によるトレーニングを見た僕は、飲み物を飲みながら首から下げているタオルで汗を拭う絵里にそう言う。

 

「ええ。正直、私も驚いてるわ。最初の頃とは見違えたわね」

 

「ふふ。さすが、バレエ経験者だね」

 

「昔のことよ。亜里沙に聞いたのかしら?」

 

「まあね」

 

くすり、と微笑んで絵里は言った。

 

「絵里も変わったんだね」

 

「え?」

 

「穂乃果の、いや、μ'sに入ってから前のツンツンした感じが柔らかくなってるって穂乃果が言ってたから」

 

「穂乃果が?」

 

「うん。僕はみんながどういう経緯でμ'sに入ったのか、自分の目で視たわけじゃなくて穂乃果たちの言葉でしか聞いてないから分かんないけど、穂乃果たちの様子からなんとなく分かるからね」

 

「明久たちが私たちに関わり始めたのは文月学園の文化祭での出演以来の時からだものね」

 

「まあ、穂乃果たち3人だけの頃は少し手伝ったけどね」

 

「そうなのね」

 

思い懐かしむ様に言いながら穂乃果たちの方を見る。

するとそこに。

 

「うふふ、うちとしては明久くんが穂乃果ちゃんたちになにかした、ってことが気になるやんね」

 

「ウグッ!」

 

「あ、やっぱり明久が穂乃果と海未、ことりに何か言ったのね。どうりで3人とも何時もより凄かったわけだわ」

 

まさか絵里と希に気付かれているとは思わなかった僕は、不意を突かれ口を淀んだ。

昨日のあのあと、僕は穂乃果、ことり、海未、ツバサ、そして零華と恋人。彼氏、彼女の関係になった。まあ、周囲には言えないことだが。何せ僕は恵衣菜と付き合っているのだから。その恵衣菜も零華たちが僕の彼女になることに大歓迎してたけど。

とまあ、そんなこんなで今に至る。

僕が希と絵里に言い淀んでいると。

 

「なに話してるのよ」

 

「凛たちだけ仲間外れにゃ!?」

 

「ちょっ、り、凛ちゃん・・・・・・!」

 

真姫、凛、花陽の一年生組がやって来た。

そしてその後ろには。

 

「なあに話してるのよ明久、絵里、希」

 

「明久くん、絵里ちゃんと希ちゃんとなに話してるの?」

 

「なに話してるのか穂乃果気になるなあ~」

 

「ですね。私も気になります」

 

「あはは。私も気になるかなあ~」

 

にこと恵衣菜、穂乃果、海未、ことりが興味深そうに見てきた。

 

「は、はは、ははは。ねえ、絵里、希」

 

「なに?」

 

「???」

 

「今の僕ら、最初の頃よりかなり絆が深まってるんじゃないかな」

 

「ふふ、それもそうね♪」

 

「そうやね♪」

 

僕と絵里、希の会話に恵衣菜たちはただ怪訝そうに不思議な顔を浮かべるだけだった。

そんな恵衣菜たちに、僕は絵里と希と話していたことを言った。

 

「穂乃果たちのことを話していたんだよ」

 

「私たちの?」

 

「うん。穂乃果とことり、海未だけしかいなかった最初のμ'sの頃と今の穂乃果たちμ'sのことをね」

 

「なるほどね~。てっきり昨日のことかな~って思ったけど」

 

「ほ、穂乃果?!」

 

穂乃果の言葉に僕とことり、海未はギョッとした趣で穂乃果を見た。

すぐに穂乃果の口を塞ごうとしたが。

 

「昨日のこと?」

 

時すでに遅し、穂乃果の言葉をバッチリ聞いてきたらしい真姫が怪訝そうに眉を寄せて言った。

 

「あ・・・・・・」

 

穂乃果も自分が何を口走ったのか思い出したらしくとっさに両手で口を押さえるが。

 

「ねえ、穂乃果昨日何があったのかしら?」

 

「え、え~と・・・・・・」

 

穂乃果に詰め寄る絵里の姿を脇目に、僕は気配を消してそろりそろりと屋上から立ち去ろうとしたが。

 

「どこ行こうとしたん明久くん?」

 

希に捕まってしまい逃亡が失敗に終わった。

 

「の、希?」

 

「んん?なんや~?」

 

「い、いえ、あの、その手は一体なんでしょうか・・・・・・?」

 

「ふっふっふ。逃げようとした明久くんにはワシワシMAXの刑やな~」

 

「ヒエッ!?」

 

上ずった高い声をあげた瞬間に、希の両手が僕の胸に来て。

 

「ほれ、行くで~!ワシワシMAXや~!」

 

「ひょわああああああああああ!」

 

希のワシワシMAXが発動した。

その10分後

 

「あ~、その~、実はかくかくしかじかでして・・・・・・」

 

僕は息を整えながら目の前にいる絵里たちに昨日の事を説明した。

 

「なるほどね。だから穂乃果たちの動きが良かったのね」

 

「え、それだけ?」

 

絵里の声に僕はついそう訪ねた。

 

「?ええ」

 

「いやいや、絵里。なんでそこで終わらせるの?!さすがにアウトじゃないの!?」

 

絵里に、当事者である僕が慌ててそう言うと。

 

「ま、当人たちが良いって言ってるならいいんじゃない?私たちが口出しすることでもないでしょ」

 

にこが呆れたように言ってきた。

 

「それと当然、この事は周囲に広めないようにしなさいよ。アイドルに恋愛なんてご法度なんだから」

 

「りょ、了解」

 

にこのアイドル魂に僕は問答無用で返したのだった。

そんな僕の耳に、後ろから恵衣菜の声が少し耳に入ってきた。

 

「ふむ。これは一度嫁会議かな?議題は絵里ちゃんたちのことだね」

 

「???」

 

余りにも小さな声だったため全部は聞こえなかったが、なにか不穏な言葉を発していたのはなんとなく聞こえたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 











次回 『SurpriseEvent』 GO to The Next LoveLive!
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