~前回の奏で繋ぐ物語~
明久)常夏コンビ率いる三年生の巧みな作戦により、失格者が続出するなか、常夏コンビの挑発ともいえる言動に僕と雄二は本気を出すことにした!しかし、僕らの仲間はほとんどが失格になってしまってる。まさか、葵姉さんがあんなことするなんて・・・・・・そして秀吉には同情しかない。ウン。さあ、ここから僕らの逆転劇を始めようか雄二!
~明久side~
「それで雄二、どうするの?もうかなりの数が三年生にやられてるよ?」
「ああ。須川、横溝」
「なんだ坂本?」
「どうかしたか?」
「おまえたちに頼みがある」
須川君たちを呼んだ雄二は、二人に何かを話。
「―――そんじゃ、頼んだぞ」
「ああ」
「了解した」
雄二から聞いた二人は、それぞれのパートナーである彼女のもとに向かい、そのままお化け屋敷の中にへと入っていった。
「雄二、二人になにを言ったの?」
「ん、ああ。ちょっとな」
「??」
雄二の何か企んでいる表情に疑問を持ちつつも、僕は須川君たちの映ってる画面に視線を戻した。
「さて、さすがのアイツらも須川たちの対策は取ってないはずだ。須川たちの正念場だな」
「?対策を取っていないって、どういうこと坂本君?」
雄二の言葉に同じく画面を見ていた恵衣菜が雄二に聞く。
「姫宮、俺たち二年生は総勢約300人近くいるんだ。その中でも対策を取る人物は限られてくる」
「土屋君や木下君みたいに?」
「あー・・・・・・木下のあれは対策なのか疑問だが、まあそんな感じだ」
雄二の歯切れの悪い台詞に僕も内心同意していた。秀吉はトラウマになっているのか顔が真っ青になっていた。
葵姉さんの、康太対策はまあ分かるけど、秀吉のあれは対策なのか疑問しかない。常夏コンビの
「しかも、アイツらは対して俺たちのことを知らない。康太や秀吉は有名だから当然だが、須川たちは成績が優秀な序列上位としか認識してないはずだ」
「ということはつまり?」
「アイツらが仕掛けてくるとしたら俺と明久が入ったときだろう」
油断できねぇ、と忌々しげに常夏コンビを思い出しているのか声に出した。確かに、あの二人なら何か仕掛けてきそうだ。
画面には、さくさくとは行かないが、順調に進んでいってる須川君と横溝君たちのペアや他のペアの様子が映し出されてる。
「雄二、あと何組残ってたっけ?」
「俺と明久たちのペアを入れてあと4組ぐらいか?突入準備をしているペアも含めると8組だな」
「あれ、もうそれだけ?もう少しいなかったかなお兄ちゃん?」
「私も、零華ちゃんと同じこと思っていたけど?」
残りペアの少なさに零華たちが疑問符を浮かばせる。確かに、もう少しいたが、彼らはもう行けない。失格にはなっていないが、彼らはもう行けないのだ。理由は言わずもがな。
「あの坊主センパイのせいで動けないペアが多いんだよ。ったく、幾らなんでも後遺症を残すほどの脅かしをするか、っつんだよ」
そう、あの
そうこうしている内に。
「お。横溝たちがクリアしたみたいだな」
横溝君とエレンさんのペアがCクラスのチェックポイントにいた三年生の女子生徒二人を撃破したようだ。
「・・・・・・次が最後、Aクラス」
「ああ・・・・・・」
霧島さんの声に雄二は今まで以上の、張り詰めた声を喉から絞り出す。そんなところに。
《きゃあ!!》
《うわっ!!》
画面から横溝君とエレンさんの悲鳴が響き渡った。
「なんだ?!」
雄二が聞くと。
「・・・・・・Aクラスに入ってしばらくした時なにかあった」
「何かだと?」
「・・・・・・(コク)恐らく接触型」
画面を見て、二人の驚き用から康太はそう判断したのだろう。
確かに、あんな暗い所でいきなり何か接触してきたら誰でも驚く。
「たぶん、こんにゃくなどじゃろう。二人が驚く寸前に画面の端に小さく映っておった」
「なるほどな。お化け以外のことは予想外だった」
「ルールでも召喚獣以外で驚かしてはならない、って無いからね。さすがに人はアウトだけど、ああいう道具は許容範囲だからね」
事前のルールにも『道具を使って驚かしてはならない』とは明記されてない。けと、まさか召喚獣以外の脅かしをするとは誰も予想しなかった。
そう思っていると。
《うわぁ!》
《きゃあ!》
《うおっ!?》
《な、なにっ?!》
立て続けに二組が失格になった。
「やべぇな・・・・・・」
「このままでは突入しているペア全員失格になってしまうぞ」
「・・・・・・今待機していた四組が入った」
「これで残りは俺たちか・・・・・・」
雄二は顔をしかめて呟く。そこに。
《ふっ。まずはテメェらか》
画面からそんな声が聞こえた。
「須川たちがたどり着いたみたいだな」
「だね」
「綾香ちゃんたちなら倒せるかな?」
「坂本君、確かあそこの科目は・・・・・・」
「科目は物理だ。にしても、常夏コンビがいるとはな・・・・・・アイツらそんなに成績いいのか?」
雄二の言葉に普段の言動からの常夏コンビ先輩を思い返す。
「でも、あそこにいるってことはかなり自信があるんじゃないかな?」
僕がそう言うと。
「かなり自信があるんじゃないかな、ではなくあの二人は自信があるのですわ」
後ろからそんな声が聞こえてきた。
後ろを振り返るとそこには葵姉さんがいた。制服姿で。その隣には戻ってきた横溝君とエレンさんがいる。
「ここに来て良いの葵姉さん?」
「あら、
「いや、驚いてるよ」
内心、葵姉さんの登場に驚いている。というか三年生の葵姉さんがここに来ていいのかな?
「それで、葵お姉ちゃん。葵お姉ちゃんはここに来て良いの?」
「ええ。私の役目は終わりましたし、後はあの二人が負けるのを観るだけですから」
「負けるのを観るだけって・・・・・・」
葵姉さんの台詞に僕はひきつり笑いを浮かべた。
「葵さんはどっちを応援してるんですか?」
恵衣菜が苦笑いをしながら訪ねると。
「もちろん、明久くんたちに決まっていますわ」
と、すぐに答えた。
「三年生の方応援しなくていいのかな・・・・・・」
「いえ、応援しなくていい・・・・・・というより、応援したくないですわね」
「なんで?」
「・・・・・・常村君と夏川君が原因ですわ」
葵姉さんのその言葉に僕らは『あー』と理解してしまった。
「あー。ところで、アイツら常夏コンビが自信があるというのはどういうことなんだ?」
「言葉通りですよ坂本君。彼らの得意科目は・・・・・・・」
葵姉さんがそう言うのと同時に。
《 《
物理
二年Fクラス 須川亮 453点
二年Aクラス 桜咲綾香 471点
須川君たちの召喚獣の点数が表示され。
《 《
物理
三年Aクラス 常村勇作 562点
夏川俊平 558点
「―――理系なのですわ」
そして、対する常夏コンビの召喚獣の点数も表示された。
『『『なにぃっ!?』』』
常夏コンビの召喚獣の点数を見た僕らは、思わずハモってしまうほどに驚いた。
「え、ちょちょっと、どういうこと!?」
「常夏コンビ先輩ってあんなに成績優秀だったの葵お姉ちゃん!?」
恵衣菜と零華が声をあげて言う。
僕も正直かなり驚いている。まさか、あんなに点数が高いだなんて。あれではまるで。
「あれではまるでAクラスの優等生じゃな」
「・・・・・・信じられない」
秀吉と康太があり得ないとでも言うように言い。
「マジかよ・・・・・・。アイツらまさか典型的な理系だったのか・・・・・・!」
雄二も驚いていた。
「彼らの得意科目である理数系類は、私たち三年生でもトップ五に入るくらいなのですわ。しかも彼らは三年生の序列七位と八位なのです」
「三年生の序列上位者!?」
「あの二人そんなに優秀なら、自力で大学入試受ければいいのに」
零華の呟きに葵姉さんを含む全員がうなずいた。
数ヵ月前の清涼祭で常夏コンビは、前教頭である竹原の手下として僕らの邪魔をしてきた。理由は大学への推薦のためだ。竹原は清涼祭で、学園長であるお祖母ちゃんの失脚を狙うため、僕たちのクラスの出し物に妨害をしてきたり、恵衣菜や零華、穂乃果、ことり、海未、ツバサたちμ'sとAーRISEのみんなを外部の高校のチンピラ共に誘拐させた。しかも、まだ小学生五年生の葉月ちゃんにも怖い思いをさせた。そして、常夏コンビはクラスの出し物に妨害だけではなく、封印指定の腕輪である【血金の腕輪】と【赤金の腕輪】を使って僕だけでなく恵衣菜に傷を負わせた。大会後、二人の所持していた二つの腕輪は直ぐ様お祖母ちゃんが回収し、現在はお祖母ちゃんが直接管理して二つの腕輪の能力をどうにかしている。
そのことを思い返しながら須川君たちと常夏コンビの戦いを見る。
《まさか俺たちよりも上の点数だとはな・・・・・・》
《私たちはどうやら二人を甘くみていたようですね・・・・・・》
須川君と桜咲さんも常夏コンビの点数に驚愕していた。
《へっ!どうせおまえら、俺と常村の点数が低いと高を括ってたんだろが、ざんねんだったな!》
《俺たちの力をみせてやるよ!》
そこに夏川先輩が須川君と桜咲さんをバカにするような言い方で発言する。常夏コンビの召喚獣は牛頭と馬頭と、二人の本質まんまだった。
戦いは長引かず、あっという間に終わった。
《うそだろ・・・・・・》
《私と亮ちゃんが・・・・・・》
須川君と桜咲さんのペアが常夏コンビ負けたのだ。
「二人が負けた・・・・・・」
「どうする雄二」
「正直アイツらを甘くみてたな。幾らAクラスといえどもせいぜい400点に届くかどうかと思ってたが・・・・・・」
「まさか500点オーバーだなんてね」
この点数に関しては予想外としかない。
三年生は受験に照準を合わせて勉強しているため、二年生と違い一部の科目。物理・化学・生物・地学・地理・日本史・世界史などが選択制になっている。その為三年生の試召戦争のルールも二年生のものと若干変わるらしい。国立である音ノ木坂学院の試召戦争ルールは全学年統一しているが、文月学園は進学校のため現在は各学年ごとに変わってるみたいだ。三年生の試召戦争ルールでは【物理⇔生物】【化学⇔地学】といったようにそれぞれ対応する科目に置き換えられる。大まかに言うと、三年生の試召戦争ルールは基本センター試験に合わせた設定だ。ちなみに僕たち二年生の総合点数も概ね、センター試験に準じて算出されるものとのことだ。まあ、お祖母ちゃんから具体的な話を聞いたというわけじゃないけど。
全学年を通じて保健体育は必修科目だが、受験に使用する科目ではないためあまり力を入れてる人はいないことの方が多い。例外が康太や工藤さんだけど。全科目を履修している僕たち二年生に対して、三年生は受験のため選択科目と一部の必修科目以外の学習はしないためああいう物理や地理などの選択科目ではその科目に特化している三年生が有利だ。
そう思っているところに。
「・・・・・・雄二、私たちもそろそろ」
「ああ。みたいだな」
長い黒髪をなびかせて、霧島さんが雄二に言った。雄二も顔を引き締めて答える。
「ってことは僕らもだね」
「ああ。行けるな明久」
「もちろん。恵衣菜と零華も大丈夫?」
「うん」
「行けるよお兄ちゃん」
「そんじゃ、行くか」
雄二のその言葉に、僕たちはFクラスから出てお化け屋敷の入り口にへと向かった。
Aクラス(お化け屋敷Ver)
『うらめし・・・・・・や・・・・・・』
「「―――!!」」
『おげああ゙あ゙あ゙―――』
「「ひうっ!!」」
『ゔぉぉお゙お゙お゙お゙―――』
「「ふぇぇぇっ!!」」
お化け屋敷に入ってから、僕の両腕には恵衣菜と零華が抱きついていた。歩きにくいが、二人を置いていけるわけもなく。
『ぶわ゙ああ゙あ゙あ゙!』
「「ひゅぐ・・・・・!!」」
今も急に現れたお化けに二人は少し涙を浮かべた。
「大丈夫二人とも?」
「う、うん・・・・・・大丈夫」
「ぅぅ・・・・・・お兄ちゃん」
僕の問いに恵衣菜は顔を少し青くしながら答え、零華は涙目で抱き締めてる力を強くした。うん、零華が可愛すぎる。
「明久くん、顔が緩んでるよ」
「ハッ!」
呆れたように言う恵衣菜の言葉にハッと改めて気を引き閉める。
「それにしても・・・・・・」
歩いてしばらくして僕は不思議に思ったことがあった。
「なんか、お化けが少ない気が・・・・・・」
他のクラスだったらもうお化けと六回ほど会っていてもおかしくないのだが、まだ四回しかあってなかった。いや、四回も会ったと言うべきかな?
「・・・・・・怖くない、怖くない・・・・・・っ。お兄ちゃんと恵衣菜ちゃんが一緒だから、怖くないです・・・・・・っ。大丈夫です・・・・・・っ」
零華は僕みたいに余裕はないみたい。まあ、当然だけどね。
「もしかしてAクラスは広いから少ないのかな?」
僅かばかり震えている恵衣菜の声に、なるほどと相槌をうって返す。
「それとも来るぞ来るぞと思わせて、疲弊したところに一気に驚かして来るんじゃ・・・・・・「そ、それ以上言わないでよお兄ちゃん!恐いから!」・・・・・・ご、ごめん」
ムニュッ、と零華の年相応より少しだけ大きい胸が腕に押し付けられる感触にどぎまぎしながら、涙を目尻に浮かべる零華に謝る。
「零華って小さい頃からこういうのって苦手だよね」
「だ、だって怖いんだもん。お兄ちゃんや恵衣菜ちゃんとかが一緒ならある程度は平気だけど、やっぱり怖い・・・・・・」
「零華ちゃんが怖がるようになったのって、小さい頃遊びに行ったとき海未ちゃんと一緒に私たちからはぐれちゃった頃からだよね」
恵衣菜は思い出すように言う。
小さい頃僕たちが遊びに行ったとき、零華と海未がはぐれてしまいその頃から零華と海未はこういうお化け屋敷なとが苦手になってしまったのだ。というか、僕が一緒でないと何故かダメになってしまったという、一種の依存症を零華は発症してしまったのだ。ちなみに海未も微妙に発症してしまってる。
「恵衣菜は平気なの?」
「零華ちゃんよりは幾分かはね。明久くんがいるから」
恵衣菜はニコッと微笑んで言った。
そこに。
「もう、恵衣菜ちゃん私は?」
零華が少しだけ頬を膨らませて聞いた。
「もちろん零華ちゃんも一緒だからだよ」
「恵衣菜ちゃん」
恵衣菜の言葉に嬉しかったのか、零華は怯えた表情から変わって笑顔を浮かべて恵衣菜に抱きついた。
何時もの見慣れた光景に微笑みながら二人を見る。その僕の耳に。
『・・・・・・雄二、もう少しくっつきたい』
『いくら何も出てないからって言ってもこれ以上くっつかられると歩けないんだが・・・・・・?それにカメラを持っているんだが』
『・・・・・・でも、もう少しくっつきたい。カメラは私が持つ』
『後にしてくれないかそれは・・・・・・。それとカメラを翔子が持てばいいという問題じゃない気がするが・・・・・・』
『・・・・・・やだ。いま』
『あとで思う存分くっついてもいいから今は勘弁してくれないか?』
『・・・・・・・・・・・・・・・わかった。今は我慢する』
『いつも以上に間が長かった気がするんだが・・・・・・?』
『・・・・・・気のせい』
『いや、気のせいじゃ・・・・・・』
『・・・・・・気のせい』
『いや、だから・・・・・・』
『・・・・・・気のせい』
『わかった・・・・・・』
『・・・・・・フフフ。夜が楽しみ』
『俺は一体何をされるんだ・・・・・・?!』
すぐそばの通路から。というより、すぐ近くの壁越しから聞こえてきた。こっちの二人も相変わらずみたいだ。しかし、雄二と霧島さんの会話に一つ気になるところがあった。
「雄二の方にも何も仕掛けられてなかった・・・・・・?」
ますますおかしい。雄二と霧島さんの方に何も出てなかったということはお化けすら出なかったということだ。僕たちの方には少しばかりお化けが出たのに雄二たちの方には出なかった。二年生の序列四位と五位の二人に警戒すらしないのはなにかおかしかった。というより、不自然すぎた。
そう思った瞬間。
「・・・・・・っ!?」
薄暗く道を照らしていた照明の灯りがフッとクラスの室内すべてが一斉に消えた。
『え・・・・・っ?あ、明久くんどこ・・・・・・?』
『お、お兄ちゃん、どこにいるの・・・・・・?』
恵衣菜と零華の戸惑う声が聞こえてくる。
零華の声から怯えている声が分かった。すぐに二人の近くに行ってあげたいが、完全に光のない真っ暗闇の状態ではすぐには動き出せない。
「(しまった。まさか少し距離が離れていたところを狙われるなんて)」
舌打ちしたい気分に捕らわれながらも頭を回転させる。
「恵衣菜、零華、二人とも離れないでそこにいて。それと暗闇に目がなれるまでなにもしないでおいて。あと、目も瞑っておいた方がいいかも」
『う、うん』
『わ、わかったお兄ちゃん』
二人にそう言い、僕も暗闇に目がなれるまで動かずじっとその場に留まる。目を閉じ、耳を済ませていると。
「(な、なんの音だ・・・・・・?)」
何かを動かすような音が聞こえた。
床と物がずれる物音が収まると、僕の目も少しずつだが暗闇に慣れ周囲の様子が分かるようになった。ぼんやりとしかみえないが、見えるのには変わりない。
「(二人のところに行かないと・・・・・・ん?なんだろこれ?)」
二人のところに向かおうとしたその時、僕の目の前には突然壁が現れていた。
「これ・・・・・・もしかして壁?」
手で触って確かめなにかと判断した。
「(まさか、迷路を造り替えられた!?まずいまずい・・・・・・!早く二人とも合流しないと・・・・・・!)」
慌てて二人と出会う迂回路を探す。
恵衣菜もだが零華はまずい。一度だけ、僕と一緒ではなく穂乃果たちと行ったことがあるのだがその時出てきた零華は目を回して気絶していたのだ。そして、僕を見ると周りの目を気にせず泣いて抱き付いたのだ。昔から僕の後ろを着いてくるのは、生まれたときから一緒にいたなのか僕が一緒でないと寂しいようなのだ。
僕も零華が一緒でないと寂しいため、急いで探す。
数十センチどころから、たったの数センチ先しか見通せない暗闇のなかを手探り状態で進んでいく。すると、しばらく行ったあたりで人の気配を感じた。
そこにまでゆっくりと歩いていくと、いきなり照明が点灯し。
「雄二?!」
「あ、明久!?」
僕は恵衣菜と零華ではなく、雄二と出会った。対して雄二の近くには霧島さんの姿が無かった。
次回 『恋する乙女たちの頑張り!』 Let GO to The Next BAKALiVE!