君が帰る場所   作:pwpa

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嫌よ嫌よは結局嫌なんだから勘違いをするな

「六花ちゃんはなにをそんな真剣に読んでんの?」

 

「解体新書」

 

解体新書って普通の女子高生が読む本かよ!!

 

「べ、勉強熱心なんだな」

 

「そのまま知識として残るからね」

 

だとしても読まねぇだろ、解体新書

 

「六花ちゃんは将来医者とかになりたいの?」

 

「どうなんでしょ、楽にある程度の暮らしが出来れば良いって思えてるから、働かないで投資して生活でも良いかな~とか思ってるよ

大雅さんは?」

 

「オレ?」

 

まさか六花ちゃんにオレの事を聞かれるなんて思いもしなかったから焦った

 

「オレは……親父の会社を継ぐくらいしか考えてねぇかな」

 

「ならお互いあまり将来のこととか考えてないんだ」

 

「まだ高1だしな」

 

会話が途切れてまた本に集中される

 

 

窓から吹く風で揺れる髪をただただ見つめる時間

 

「後夜祭って程じゃ無いらしいけど、キャンプファイアとかするみたいだからさ、六花ちゃんも行かない?」

 

「あたしが人混み嫌いなこと知ってるでしょ?」

 

「だけど一応七不思議的なもので、後夜祭で一緒に踊った二人は結ばれるとか聞いたことあるしさ」

 

「行かない」

 

「お願い、ちょっとだけでいいから」

 

「いーや」

 

「先っちょだけだから、そしたらすぐ帰るから」

 

六花ちゃんは本を閉じて、風で乱れる髪を直しながらも笑顔で否定された

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

笑っているようで圧力強いんですが……

 

「そもそも大雅さんはそうしないとあたしが離れていくと思っているの?」

 

「そ、そういうことじゃねぇけど」

 

「ならキャンプファイアとかで踊らなくても良いじゃん」

 

「六花ちゃんと少しでも長く一緒にいたいって思ったんだよ

あーーーー!もう!!オレこんなキャラじゃねぇ!!

なら別に踊んなくても良いけど

ちょっとくらいイチャイチャしたい」

 

「図書室では静かにね」

 

周りの目なんて気にしない

 

「六花ちゃん、着替えてこよう

ほとんどの生徒が外にいるから教室もどこか空いてるだろうし」

 

「随分と急だね」

 

8割方断られることの覚悟をしたいたけど、六花ちゃんは了承してくれた

 

着替えも終わって教室に戻るとクラスメートの奴らは売り上げで盛り上がってる

 

「お、聞けよ大雅!オレんちクラスの売り上げが学校始まって以来1位みたいだぜ」

 

「1位ってすごくね!?

なにか良いもんくれんのかな」

 

「去年は食券とか配られたらしいですよ」

 

「聞いたかよ六花ちゃ……あれ?」

 

「六花ちゃんなら少しだけ笑ってどこか行っちゃいましたよ?」

 

なんてこった!やべぇやべぇ!!

ここで帰られたなんて日にはもう学祭の思い出が最悪になる!

 

スマホを確認すると六花ちゃんからLINEが一件入っていた

 

『あたしを見付けて』

 

 

分かるか!!

 

「悪い、打ち上げとかの話決まったら教えてくれ」

 

それだけクラスの奴らに伝えて今日一緒に回った所を走り回った

以前のように情報を頼りにするのではなくオレ1人だけの力で

 

 

そして最後にたどり着いた屋上を開けると、屋上の金網の前に六花ちゃんは立ってキャンプファイアを見つめていた

 

「やっと見つけた」

 

「やっと見付けてくれたね

それにしてもこんなに汗だくになっちゃって」

 

ハンカチを頬にあてられて心の底から安心した

どうしたの?なんて聞かない

 

「キス……して良いよな」

 

「うん」

 

目を瞑って斜め上を向く六花ちゃんの唇を少し強引に奪った

走り回って息すら上がっている状態だったのに

 

 

「……ぷはぁ」

 

「足りねぇ」

 

膝や腰の力が抜けて倒れそうになる六花ちゃんをささえながらも口内を犯した

 

そしたまた口を離すと、オレの口と六花ちゃんの舌にどちらの唾液かわからない淫靡(いんび)なアーチが出来上がった

 

そっと手の力を抜くと六花ちゃんはペタンと座りこんだ

 

「アハハ、力抜けちゃった」

 

「オレもっと六花ちゃんを味わいたい」

 

返事を待たずにキスを繰り返し、思わず下半身へと手を伸ばした

 

骨抜きするくらいのキスの反応だったのに、思ったより濡れてない

まぁでもここまで乱れてればすぐに濡れるか

 

少し指に力を入れると反応は予想と全く違った

 

「痛っ…!」

 

「ごめん!!」

 

オレがビビって後ろに退いた

まさか処女だったとは思ってもいなかった

ていうか初めての子を相手にしたことなんて無い

 

「えっと……大丈夫か?」

 

「うん……」

 

すこし気持ちを落ち着かせて、今度は隣に座りただ手を繋いだ

 

「オレ焦ってたかもな、今まで女なんて可愛い子はエッチ出来りゃ良いって考えてたけど

本当に好きな子にはそれなりのペースで向き合わなきゃな」

 

「らしくないね、あのまま処女卒業するかと思ってたのに」

 

「好きだから尚更簡単に出来ないんだよ」

 

初めての子を相手にしたことがないから、どうすればいいのか分からないなんて口が裂けても言えない

 

「でもなんか、凄く興奮した」

 

「オレの方がもっと興奮したぞ」

 

六花ちゃんの力が戻るまで屋上からキャンプファイアを見て学園祭の終わりを迎えた

 

 

★大雅sideout




動きのある絵というのは難しい、本当に難しい、あぁ難しい
時間も無いのが惜しい、本当に惜しい、あぁ惜しい

そう考えると漫画家さんってすげー

科学の力ってすげー



以下ネタバレ要素あるかもしれないしないかもしれない
それは私の気分次第


髪の毛の長い人を描くの面倒なので、近々バッサリ切らせます
そうすることで、5話に1枚位で絵が描き上がるんじゃないかなーって思います
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