「それで?何でオレがお前とラーメン屋来なきゃならねぇんだよ」
「西城さんにプレゼント買いたいから付き合ってほしいって頼んだの六道さんでしょ?
結局選んだのもあたしなんだからそのお礼にラーメンくらい良いじゃん」
「なら1人で入れよ」
「あたしが1人でこんなお店入るわけ無いじゃん」
こんなって酷いな
といっても夕方に大雅の家に行けばいいし、小恋にもその連絡は既にしてある
プレゼントに悩んで悩んで悩み続けた結果こいつの意見を聞いて、一緒に選んでもらった結果だ
後悔はしない!
「HEY!!」
「えっと……」
「Why does this shop not have a fork!?」
「あー……っと……」
「なんか外人がキレてるぞ?」
「ほっとけば?」
「でもあれバイトの子だろ?可哀想じゃね?」
「そうだね」
こいつ、全く興味を示さずにラーメンを口に運んでやがる
こういうのどうしても気になるんだよな……
「Damn it!!This is why I hate a japanese!」
「ねぇおじさん、この店にフォークってある?」
「あ、あぁ子供向けのなら置いてあるけど
お嬢ちゃん使うのかい?」
「使うかなー多分」
こんな時に何言ってんだこいつは!!
店のおじさんも困ってるじゃないか
「はいよ」
「はい、ありがと」
フォークを受け取ると外人のところまで行って手元にフォークを突き立てた
「Oh!!」
「Shut up. Think about a nuisance.
Or,Is it the common sense of your country?
Just stop harassing me.」
見ていられないと思いながらも急いで止めに入った
「おい、なに首突っ込んでんだよ!
えっとソーリーソーリー……」
「It is common to eat the noodles using this…」
「It is different in this country.Work harder.」
「HAHAHAHAHAHA!!
You are an interesting girl!」
「Thank You」
外人は笑いながらフォークを手にとって少し伸びたラーメンを食べ始めた
「行こっか」
「あ、あぁ」
店を出てすぐに、さっきのバイトくんが追いかけてきて割引券を渡してきた
「あの、さっきは助かりました
これ良ければ使って下さい」
「マジで!?良いのかよ!!やったじゃん」
「いらない」
は?
一瞬オレ達の時間は止まった
「客を神様だと思えなんて言わない
ああいうクレーマーを自分以上になんて見たくないから
ただ、今回はあたしがいたから何とかなったけど
次回も同じように誰かに頼って割引券を渡したところで自分の成長には繋がらないよ
それと、男なんだから圧力に負けないようにしな
外人相手だろうが所詮は人間なんだから」
「こいつが受け取らないならオレも受け取れないよな
まぁ気にすんなよ、あんなの急に来られたって応対出来るようなやつの方が少ないに決まってんだから」
「でも……」
スタスタと先を歩いていくのを追いかけるようにオレもバイトくんから離れていった
「六道さんもなかなかの傍観者っぷりでしたよ」
「う、うるせぇ!」
「そうだ、あたしと買い物に行ったこと西城さんには言わないようにね」
「何で?」
「そういうものなの、あたしはこのまま大雅さんの家に行くから」
「よくわかんねぇけど分かった
選んでくれてありがとな」
「いいよ、あたしも暇だったし」
女心が分からねぇのかあいつの心が分からないのか……まぁ良いか