君が帰る場所   作:pwpa

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2年生になったところで
全員集合の絵が出来上がりました

六花と小恋の描き分けがほとんど出来なくなりましたぁぁぁぁぁぁぁぁ(゜ロ゜)


【挿絵表示】



どっちの料理deショウ!!

★大雅side

 

 

「今日帰り飯食いにいかねぇ?当然小恋ちゃんも」

 

「金がねーよ」

 

「そんくらいオレが払ってやるからよ、小恋ちゃんからも言ってやれ」

 

「気持ちはありがたいのですが、六花ちゃんも来るんですよね?」

 

「いや、来ねぇよ」

 

嘘じゃない、決して嘘ではない

 

「今日は六花が予定あるみたいだから先に帰ったしさ

なぁいいだろ?じゃないとオレぼっち飯になるからよ」

 

「わかったからくっつくなよ」

 

「はい!決まり♪」

 

 

六花と大和の勝負は2時間でどちらが多く注文を受けれたかということらしい、少し心配だからオレと昴と小恋ちゃんの3票も入れさせてもらう

しかも複数人だろうが、六花が小恋ちゃんと向き合えるチャンスでもある

 

 

大和のいるラーメン屋に付近にはまぁまぁな大きさのポスターが貼られていた

 

『どっちのラーメンが食べたいか!!

伝統の味VS素人

どっちの料理deショウ!!』

 

おいおいおいおい………

こんなもん作られたら六花でも怒るぞ?

 

「なんだこれ?」

 

「あぁ、クラスに大和って奴いるだろ?

そいつの実家ラーメン屋なんだ、そこで勝負するらしいから参加しようぜ」

 

「大雅のおごりならもっと良いもん食いたいけどな」

 

「小恋ちゃんはこういう店に入らなさそうだし、少しは楽しみだろ?」

 

「は、はい、誰かとラーメンを食べに行くとなっても、チェーン店が主なので、こういうお店は初めてでドキドキします」

 

あー、小恋ちゃん可愛いわー

 

「おい大雅!!小恋に鼻の下伸ばしてんじゃねぇよ」

 

「のばしてねぇよ!」

 

 

駄弁りながらもラーメン屋に到着すると昴はため息をついた、当然その理由はわかる、六花と二人で来たラーメン屋に再度小恋ちゃんとも来るからだろう、オレに内緒で行った罰だと思え

 

「っしゃーせーー!!」

 

「ヤッホー、来ちゃったよ」

 

一瞬驚いた顔を見せたけど、すぐにいつもの顔に戻った

 

「何で来るのかな……」

 

「だってこんな面白そうなことしてるのに、行かない理由がないだろ?

で?途中結果はどうなってんの?」

 

昴と小恋ちゃんはまだ状況を掴めていない様子でいたから、簡単に経緯を説明した

 

「あたしはゼロ、素人のラーメンにお金払えないってさ、完全にアウェイで気分悪い」

 

「言い訳か?御昴

だけど約束はしっかり守って貰うから」

 

「まぁまぁ、オレらから始まれば良いんだろ?

六花のラーメン3つ良いかな」

 

「はいはい」

 

 

六花が目の前でラーメンを作ろうとしている姿は他の客も当然のように見ていた

3人分を別々だけど同時に作る姿はラーメン屋ならではの豪快さは無くとも動作の一つ一つは目を奪われる

 

「はい」

 

「サーンキュ」

 

多分オレら全員が一口食べて同時に思った

 

「旨っ!?」

 

「あっさり系のスープなのに少しだけとろみがある不思議な感じだな」

 

「六花ちゃん凄いです!初めての感覚ですよ」

 

それだけで十分だったはずなのに六花は更にラーメンの上にドデカい肉を乗せてきた

 

「御昴!?経費は決められた範囲って言っただろ?」

 

「ん?これはお肉じゃないよ?」

 

オレですら肉かと間違える見た目に驚きながら六花に聞くと、簡単に答えてくれた

 

「これは植物性タンパク質、大豆だね」

 

「大豆?大豆って納豆とかの?」

 

「そそ、それを固めたものを照り焼きにしたものだから、経費なんてほとんどかからないし健康的」

 

周りの客もラーメン屋に似合わない匂いにつられて、六花への注文が一気に殺到した

それもそうだ、安い値段なのにこんな肉っぽいものを乗せられたら食べたいに決まってる

 

それから2時間もかからず六花の材料は見事に無くなった

 

 

「はい、あたしの勝ち」

 

結果は同情してやりたくなるほどの差が出来上がっていた

 

「何で…何で負けたんだ……」

 

「そんなの、あたしの作った方が美味しかったからでしょ

きみ程度になにか命令するのもつまらないし、賭けは無しにしてあげるよ、帰ろっか」

 

多分味だけで見れば大和だって凄いとは思うけど、六花は味だけでなく、料理を魅せにきたところが決め手だろう

出来上がるまでの一連の流れを目で追ってしまうくらいだったからな

 

 

「来てくれてありがと」

 

「当然だろ」

 

「六道さんも西城さんも来てくれなきゃ注文を取れずに負けるところだったし、本当に感謝してるよ」

 

「似合わねぇこと言うなよ、調子狂うな」

 

「六花ちゃん、この後少しだけ二人で話したいけど大丈夫ですか?」

 

六花はスマホを見て時間を確認するとすぐに答えた

 

「じゃあどこか寄って行こうか、大雅と六道さんは先に帰ってなよ」

 

小恋ちゃんもしっかり言えたじゃんか

 

 

心配する昴の肩を組んでオレと昴は先に帰った

オレは心配なんてしてない、六花なら大丈夫だと信じている

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