こんなfateを考えてみた 作:すまないさん
今回はsnとfgoのクロス。設定がガバガバなのは許して。
だって、fgo世界線の聖杯戦争、何が会ったのかサッパリなんだもん!
キャスニキとソロモン、なんでキャスターが2人いんの!
てか、1回目の聖杯戦争なら、士郎は参加できてるの?!
そもそも、士郎は衛宮になってるの!?
全くわからない!
「遠坂、こうして話すのは久しぶりな気がするな。ほんの、数日なんだけど。冬木、特異点Fは無事解決したよ。 ああ、あれからしばらくごたついててな、来れなかったんだ。」
一部の髪が白く変色した赤毛の青年は、コールドスリープ状態で眠っている女性に声をかけた。当然、答えなど帰ってこないが、それでも彼は話し続ける。
「この間、遠坂の言っていたアーチャーが召喚されたんだ。なんたか気にくわない奴だけど、頼りになる。当たり前だけど、考え方が近いから連携もしやすい。食堂事情がこれで解決したよ。
ーーー、ああ、言ってなかったか、あの火災で人員不足で食堂に割けないんだ。俺1人じゃ賄いきれないし、アーチャーが来てくれて助かったよ。だけど、戦闘面は手も足までない、あいつは人と英霊の差だっていうけどさ、同じ自分だから立つ瀬が無くてさ、」
そういうと、一部が褐色に染まった顔を緩ませた。当然、返事などなく、代わりに帰ってくるのは静寂だけだ。
それに気がつくと青年の顔は一気に暗くなった。けれど、無理やり笑みを浮かべて話を続けながら、『投影』して作ったカップを2つ並べそれぞれに酒を注ぎ、遠坂と呼ばれた女性の脇に置いた。
「そういえば、2人で酒を飲むのなんて何年ぶりだろう? 俺も遠坂も飲む方じゃないからな。 ヤバイ、あの事件を思い出した。」
青年は今年の正月に里帰りした時のことを思い出した。思い出してしまった。姉のような存在が、慕ってくれる後輩、親友に、悪友などを呼び。さらにら噂が噂を呼び、呼んだ覚えもない遠坂の友人の黒豹達も、衛宮家に集まり、大宴会に発展した。
その後何が起きたのかは、記憶の奥底に封印した。
「……話を変えよう。ここに来た時、遠坂、所長と喧嘩して怒られてさ。そして、何故か俺がミッションから外され、遠坂はAチームの臨時メンバーになって。あの時は驚いたよ、……………世の中の理不尽に。」
渇いた笑いを士郎わ浮かべた。
初め、士郎はカルデアに1人で来るつもりだった。しかし、『魔術師が人類史を護るなんておかしい。怪しすぎる。』と、凛が言い始め士郎について来たのだ。
そして、カルデアに来た初日のブリーフィングで凛と所長は喧嘩し始め止めに入った士郎が怒られてファーストミッションから外されてしまった。所長は凛も外したかったようだったが、凛はレイシフト先の『
「先輩! ここにいたのですか? ダヴィンチちゃんが呼んでます。」
「ああ、分かったよ。
自身のことを先輩と呼ばれ、悪友の妹で弓道部の後輩である少女が頭に浮かび、反射的に名前を言ってしまったが、此処にはその少女はいない。代わりに居るのは片目を隠した髪型をした少女である。
その少女は不思議そうに首を傾げて居る。
「……サクラ、ですか?」
「すまん、マシュ。前まで、俺を先輩って呼ぶのは桜だけだったから。」
そう言いながら、かつての平和だった高校生活を思い浮かべた。
桜という少女は士郎にとって大きな存在なのだと全てが燃え尽きた今になって思った。日常にはいつも横にいて、そして、桜が中心にして起きた、起きていた事件。桜を救うための戦いがあったから士郎は凛に出会ったのだ。
良い悪い関係なく、桜という少女がいたから士郎は此処に居る。
「会ってみたいです。」
そう言うマシュに青年は笑みを浮かべて答える。
「そうだな、全てが解決したら冬木に来るか? 此処に居る遠坂は勿論、みんな良い人ばかりだ。 」
「はい! 是非!」
そして、2人はその部屋を後にして管制室に向かった。
この時、青年は知らなかった。遠坂凛というコールドスリープになって居る女性や、桜という後輩、姉のような虎、養父などにそっくりなサーヴァント達に出会うことを………。