あとあとがきにわりと重要なことが書かれているからそこら辺もちゃんと読んでほしいです。
ん・・・・・?
ああ、もうそんな時間だったか。すまない、前々から一つのことに熱中してしまうと周りのことは気にならなくなってしまう要領の悪い女だからな。
それで、私なんかにインタビューとはお前も物好きだな。同じ大洗高校だったよしみか?
・・・・・なに?冷泉と会長のことについて聴きに来た?そんなの二人に直接聴けば済む話だろう。移動費も経費で落ちないわけではあるまいし・・・・
二人とも話したがらない?あぁ…………まぁ、二人とも自身の過去は元々話そうとはしない人だったからなぁ…………それで、高校時代の二人の装填手をやっていた私にインタビューか。
ま、私なんかの話でよければ構わないのだが…………。
そうだな…………冷泉の第1印象としては遅刻魔だったな。よく当時の風紀委員長に怒られている様子を見ていたからな。だが、そんな冷泉だったが、戦車の操縦士となってからは、目を疑ったよ。
アイツはこと操縦に関して右に出てくるやつはいないだろう。当時素人だった私でも分かってしまうレベルなんだ。西住辺りはどのように見ていたのだろうな。
…………ん、すまない。話が逸れてしまったな。まぁ、前々から普通の学生とは何かが違うとは思っていたが、それがより顕著になったのは、プラウダ高校との試合の時だったな。
実はあの時に隠していた廃校のことが明るみに出てしまって、みんなの士気が落ちてしまったんだ。
まぁ、あれは私が狼狽してうっかり喋るより先に二人が自らバラすことで幾分マシにはなったとは思う。それでもかなり落ち込んでいたがな。
そんな雰囲気の中、冷泉と会長は自身の言葉だけでみんなの沈んでいた気持ちを奮い立たせたんだ。
その時に確か冷泉はたとえ話を使っていたな。確か………巨大な岩が迫ってきた時、逃げるか、立ち向かうか。あまり具体的には覚えていないが、そんな感じの内容だった筈だ。お前ならどうする?
…………まぁ、大方逃げるだろうな。できるはずがないからな。
だが、当時はなんとも思わなかった冷泉のそんな言葉だが、今の私はどうもこう感じるんだ。
冷泉は実際にその場面に立ち会っている、もしくはそれに類するような経験をしている。私にはそう思えて仕方がないんだ。
…………まぁ、これはあくまで私個人の所感だ。お前がどう思うかの判断は私の管轄外だ。
そして、あとは知っている通りだと思うが、プラウダ高校で同じ戦車に搭乗した冷泉と会長は、プラウダ高校の約半数………いや、今現在世界で活躍しているカチューシャやノンナ、そして当時プラウダに留学していたクラーラ。
この三人を含めたプラウダの戦列を真正面から、なおかつ被弾せずに叩き潰したから、実質1輌でプラウダを全滅させたと言っても過言ではないだろう。
その時のフィールドが雪原だったからか、今のアイツには白き流星なんていう異名が付いているがな。
なぜ流星かは、お前もまだ記憶に新しい方だろう。というか、あんなものを見せられて忘れられる奴はいないと思うがな。
優勝して廃校を免れると思っていた矢先に文科省からの廃校の通達。これには流石に憤りを感じたよ。もっとも会長は文科省がそういう対応をしてくることはわかっていたようだったけどな。
その会長がなんとか取り付けた条件、大学選抜チームに勝利することだが、はっきり言って勝てる見込みなど微塵もない試合だったがな。
30対8だぞ?その上にいつものフラッグ戦ではなく相手全ての車輌を撃破しなければならない殲滅戦。常識的に考えて勝てる見込みはどこにもないだろう?
しかも………その時に冷泉は黒森峰との決勝戦で負った傷が癒えてなかったしな。柚子ちゃんが穴埋めのような形で西住の乗るⅣ号に移動したから、私や会長は戦車に乗って試合に参加することはできなかった。
…………もちろん、聖グロや黒森峰、そしてアンツィオやプラウダやサンダース、挙げ句の果てにさほど交流のないはずの継続と地波単まで援軍として来てくれたのは嬉しかったさ。
だが、向こうは向こうでカール自走臼砲などという反則のものまで持ち出してきたせいで頭数がどんどん減っていく。
流石にその時は諦めるのを覚悟したよ。でも会長は決してそのような目は見せなかった。まるでだれかを待っているかのように今か今かと空を見ていた。
そんな時だったよ。サンダースの輸送機のエンジン音と共に『流星』が降りてきたのは。
イギリス製の巡航戦車、コメット。私自身、学園艦の奥深くで眠っていたのは知っていたさ。
だが、先に言った通り私と会長だけでは、戦車道の規定上、戦車に乗ることはできない。
でも、そのコメットには既にもう一人が乗っていたんだ。
他でもない、冷泉その人だった。奴は病院を抜け出し、鎮痛剤をうつというまさに身を削るほどのことをしながら試合に馳せ参じてくれたんだ。
その時は馬鹿野郎と思いながらも、嬉しかったな。その言葉でしか表現のしようがない。
コメットに搭乗し、試合に参入してからは会長と冷泉の二人ともえげつない勢いで相手の戦車を撃破していったな。まるで、今まで手を抜いていたかと言わんばかりのことだった。
だって25輌近くいた相手チームの車輌、その約3分の2の16輌を1輌で蹴散らしたんだぞ?
しかもなんだ車体を急ブレーキで浮かせてそこからの超信地旋回で回転させて戦車を蹴り飛ばすなど聞いたことがないだろう!?
挙げ句の果てに空中にぴょんぴょん飛び回ったんだぞ!?普通の車でも難しいことを冷泉は戦車でやっているんだぞ!?
会長も会長でさも当然のように空砲を使って加速するのは当たり前、極め付けに地面に砲弾をこすらせることで軌道を変えて車体下部に直撃させるとか正気の沙汰じゃないだろう!!
…………はっきり言って、これでも二人のやらかし度合いはまだ言い足りないくらいだ。
ここだけの話、戦車道界隈でまことしやかに言われている砲弾に砲弾をぶつけたり、戦車でボディプレスをかましたなどという噂があるが、両方とも事実だ。
実際に二人はそれをやってのけている。
だから、これだけは覚えておけ、あの二人にまともな手段は通用しない。絶対にだ。
…………む、もうこんな時間か。すまないがインタビューはまた次の機会にさせてくれ。
少しでも練習を怠っているとあの二人に合わせる顔がなくなるからな。
これでも曲がりなりにも冷泉と会長、そして西住が乗っている戦車の装填手をやっているからな。
河島が部屋から出て行った後、部屋に残された記者はメモにペンを走らせ、インタビューの内容を簡単にまとめあげていた。
その段落が一息ついたのか、記者は走らせていたペンを止めると一つ、大きくため息を吐いた。
「いやいや、そのお二人について行っている貴方も貴方ですよ。河島さん。」
乾いた笑みを浮かべながら、額にペンを乗せ、大洗女子学園の卒業生である王 大河はポツリと悩ましげに呟いた。
今回あとがきで書かせてもらうのは、度々感想にて見られる最終章についてです。
ぶっちゃけて言います。この小説では極めて難しいです。
理由は皆様お分りだと思いますが、この小説本編では無限軌道杯に参戦するきっかけでもある桃ちゃんが普通に大学で推薦でいけてしまっているからです。
そのため、作者の発想力が足りないのもありますが、どうやってもこの本編では無限軌道杯に参加する理由がないのです。
それでもどうしてもレイ泉とシャ杏がいく無限軌道杯を見たい方。
そんな方々の声に応えるため、ない頭を振り絞って考えた結果ーーー
原作本編にトリップする案が浮かびました。
つまり、まんま原作通りの展開を迎えた原作世界にレイ泉とシャ杏(with桃ちゃん)が行くわけです。
ですが、ぶっちゃけ賛否両論あることだと思いますので、今回はアンケートという形を取りたいと思います。
その回答次第で、最終章を原作世界にトリップするという形で無限軌道杯を書けると思います…………できればお答えしていただければ幸いですm(._.)m
最終章、見たいですか?(モモチャンズリポートのあとがき要参照)
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見たいです
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見たくないです