「ヒソカ、すごい人気だな?」
「君もストレートで、200階に来たって事で人気じゃないか」
話しているのは、天空闘技場200階クラスのリングの上だ。
昨日ヒソカと二人で受付に要望をだして、そのまま決まったのだった。
「君が来ないなら、いくよ?」
「どうぞ」
ヒソカが念の糸をあちこちに飛ばし始めた。
俺に飛んできたのはとりあえず避けたが、念が濃いのと薄いのがあった。
とりあえず、なんだろうと見たが、ヒソカが気付き。
「へえ、もしかして、全部見えるんだ?つくづく楽しませてくれそうだね」
そういうと、ヒソカが常人では見えないスピードで無の後ろに移動し、トランプで攻撃をしようとした。
しかし、無は余裕で気付いていたので、振り向かず殴ろうとするが、ヒソカは攻撃をしようとしてる格好で横に移動した。
そのまま無はヒソカの移動に付いていってヒソカを蹴るが今度は上に移動し、そのままトランプを無に投げた。
無がそのトランプを全て避けようとしたが、トランプ同士が念の糸でつながっており、尚且つ、念の糸がそこから至る所に伸びていたので、全部叩き落としてやった。
叩き落したときに、本来なら触れたのでそのまま無にバンジーガムが付くはずだったのだが、無には付かなかったのでヒソカは吃驚した。
もちろん、そんな事を顔に出すわけではないヒソカだが、そしてヒソカはあの纏が既に能力になっているのではないかと考えた。
ヒソカは考えながらもトランプを投げ、念を飛ばし、ヒソカ自身も無を攻撃していたが、無は全て避けた。
そして、お互いに一度距離をとった。
ちなみに観客はまったくこの戦いが見えてなかった。
観戦が騒がしく、司会者が、おおーっと、何をしたかわかりませんでしたが凄いスピードで移動しています・・よね、多分・・・とか言っていた。
「ああ、その糸そうやって使うんだ、便利だね」
「そうさ、いたる所で使い勝手のいい、伸縮自在の愛さ」
「は?技名?名前きも」
「バンジーガムって読んでよ」
「はいはい、わかったわかった」
「君は余裕だね?僕を前にして」
「まあ、さっきの程度なら余裕だし、尚且つ隙をついて俺に飛ばしてくる、バンジーガムも全て避けてるし」
「君位だよ、ここまで避けれるのは、普通はそんな風に纏の状態では見えないからね、特に僕の陰は」
「は?じゃあどうやってみるの?」
「凝を使うのさ」
「凝?」
ヒソカが目にオーラを集めた。
「これが凝さ」
「なるほど目に集めるのね」
無も真似るが、もちろんできない。
「君はできないみたいだな」
「出来ないね、そんな芸当は」
「これ位、常識さ」
「俺には常識じゃないけどね、そろそろ飽きたし、ヒソカ終わらせるよ」
「出来るならどうぞ?」
ヒソカが何かをしようとしたが、それより先に無がヒソカの懐に入り、ヒソカの腹を殴り飛ばす。
もちろん無は、スピードはヒソカでも反応しきれない速さで移動したし、殴った威力もズシならその場に塵しか残らないような威力だ。
ヒソカは反応出来ていなかったはずなのにオーラを殴られる腹に集め、硬をしていた。
「へえ、やるじゃん、もしかしてヒソカって相当強いんじゃないの?」
無がしゃべるが、ヒソカからは返事は無かった。
そして、ヒソカが戻ってくる事もなく試合は無の勝利となった。
余談だが・・天空闘技場では試合ごとにオッズがあり、どちらが勝つか賭けれるシステムがある。
ヒソカが1.1倍に対して、無は123倍だった。無は試合前にこっそり、自分の全財産を自分にかけていた。
もちろん、今回初めて賭けたわけでは無く、負ける気でやらないときは、常に無は自分に全財産賭けていた。
試合が終わり、ヒソカが運ばれた病室に行くとヒソカがやあ、と挨拶してきた。
「俺の勝ちだったね」
「そうだね、まさか君があんなにも強いなんてね」
「それにしても最後の良く気付いたね?」
「見えなかったよ、直感で無意識にだね」
「ふーん、ま、1階からが ん ば れ」
「今度は逆になっちゃたね」
「そうだな」
「まあ僕は適当に上るよ」
「がんばってー、あ、ちなみに怪我は?」
「医者の見立てでは1ヶ月程度だけど、絶をしてればすぐ治るさ」
「まあ、治してあげるよ」
「君、能力使えないのでは?」
「作ったよ!」
「へえ、戦いの最中にでも作ったのかい?」
「いや、今」
無は本当は今作ったわけじゃない、というか、念でもないんだけどねと心の中で付け足した。
「ふーん、じゃあ僕が実験台みたいなものかい」
「そうだね、いくよ!ベホマ」
ベホマ・・・効果はHUNTER×HUNTERの世界では全体力、傷回復。
ちなみに、腕が取れてようが、生きてさえいれば治る。
「凄い能力作ったね・・完全に治ったみたいだ」
ヒソカは自分の体を触り、少し動いてみている。
「でしょう?これで気に入った奴が居た場合殺さなくてすむよね」
「僕好みの考えだね、僕は死んだらそれまでと思うけどね」
「じゃ、がんばってー、ヒソカが来るまでどうにか念を覚えてみるよ」
「発と纏は使えるのにね・・」
ヒソカが最後何か言っていたようだが、無は気にせずにそのまま病室を出た。
さて、ヒソカが来るまでにビスケットとマチの情報を手に入れれないかなと無は考えながら自分の部屋に帰った。
もちろん無は、念は習得できればなー程度なので、思い立ったときしかやらないつもりだ。
こうして無はヒソカが200階まで上ってくるまで、たまに念を頑張ってみたり、情報を手に入れようと考えるだけで、何もしないだらだらした生活を送った。
余談
ヒソカが無が居なくなって考えていた事。
あの発・・・ベホマは協力すぎるにもかかわらず、短時間で発動し、効果も一瞬で聞くという恐ろしい発だね◆メモリは足りるのかな?
そして、無の纏はきっと身体能力アップと他人の念を干渉させない働きがあるのではないのかな?・・あれはきっと発の能力なのかな?しかも、天然の発みたいだね◇
無はきっとあれで全力ではないみたいだね★強い奴と戦うのは大好きだけど、彼とはもう戦いたくないな・・僕がもっと強くなったらまた戦いたいけどね☆
あぁ・・考えただけで、ぞくぞくしてきちゃったよ◆