二人して出口から出ると、そこは草原だった。
「で、説明は?」
「ブック」
ビスケがブックと言うと、目の前に本が出てきた。
「ブック」
無もブックと言うと、目の前に本が出てきた。
「ブック」
ビスケがもう一度ブックと言うと、本が消えた。
「ブック」
無ももう一度言ブックと言うと、本が消えた。
「こういうことだわさ」
「なるほど、奥が深いな」
「しっかり聞いてなかったから、後は知らないわね」
「まあ、ゲームだし、適当にやればわかるんじゃね?」
「そうだわね!早く宝石を捜しに行くんだわさ」
「おー!で何処に?」
「とりあえず、どっちが良い?」
「あえて真ん中で!」
「あっちの方が視線が多いからあっちから行くよ」
「俺の意見!?」
「無に意見はないのよ、ほほほー」
「まあ、良いけどね」
そう言って草原を歩き出した。
「ところで、無はどうやって入ってきたのさ?」
「普通に入ってきたけど」
「それにしては、不法侵入って言われてたわよ」
「小さいことは気にしちゃ駄目って言われなかったのかい!」
「小さいことじゃないわね」
「いや、普通に念能力で入った」
「話し聞くだけなら、普通だわね」
「でしょう!お、街が見えてきたね」
「早く行くわさー!」
そういうと、街に駆けて行った。
街に着くと、人が沢山居た。
「とりあえず、どうするの?」
「情報収集よ!」
「アンタ達、初心者だね」
急に無とビスケは知らない男性に声を掛けられた。
「そうだけど、アンタは?」
「俺はニッケス」
そう名乗る男は顔はぶっちょうひげで身長も平均より高め程度のそこらへんに居そうな30台後半のような男だった。
「用事は?」
「今クリアーの為に仲間を集めててね、興味がないかい?」
「だってよ、ビスケ」
「はい、興味があります」
「キャラ変わってない?」
「そうか、興味があるか、今、他にも2人ほど人が来ててね、もう一組誘ってから説明を始めるよ」
「ふーん、でどこで?」
「あっちだ、と、この男が案内するよ」
そう言うと、ちょっと太った男が付いてきてと歩き始めた。
ニッケスはもう一組の所で聞いてくるよと走っていった。
そして、だらだらと歩く男に付いて行くと広場にでた、広場の横に階段があり、そこに集まっているようだった。
ビスケがおとなしく階段に座ったので、その隣に無が座った。
それから数分すると、さっきのニッケスと言う男がゴンとキルアを連れてきた。
無は二人が話しかけてこなかったので、とりあえず、おとなしく説明を聞いた。
ニッケス達が説明をしだし、聞いていた人が質問したりして話は進んだ。
説明は簡潔にすると、500億ジェニーを山分け、勝負は3ヶ月ということだ。
そして、入るか入らないかの話になった、無とビスケ、キルアとゴンを入れて全部で6人の説明を聞いていた者が居たのだが。
名前も知らない2名は入ると言い、ゴンは入らないと、キルアと去って行った。
最後に、ビスケと無に入るかどうか聞くが、ビスケもすみません、自力で最初はがんばってみますと、断り参加しなかったので、無も参加しないとビスケに付いて行った。
「情報集めついでに入れば楽だったんじゃない?」
「ふっふっふー、面白い子達が居たじゃない?興味がでてね」
「あー、ゴンとキルアか」
「え!?知ってるの?」
「まあ一応ね、声かけてこなかったけど」
「ふふー、まあ良いだわさ、自分の目で見るさね」
「って、そんなこっそりゴンとキルアに付いて行くのかよ」
「無も付いてくるなら、ばれないようにしなさいよ」
「はいはい」
二人でゴンとキルアの後を付けていった。
途中ゴンとキルアが話をしていたのを、ビスケが盗み聞きして、そういうことねとつぶやき、にやにやしていた。
無はその様子を見て、マチも可愛いが、ビスケも可愛いなと別の事を考えていた。