試験会場に着くと緑色の豆見たいな顔の人間?に番号札をどうぞと言われ、番号札を渡された。
「必ず胸に付けて紛失されませぬようお願いします」
と言われたので胸に付ける。キルアが99番で俺が100番だった。
100とか、なんかいい番号じぇね?、と無がキルアに喋りかけたら、あーはいはい、と軽く流されていた。
すでに居た人は、新しく来た二人の様子をちらっと見ると、また各自自分に集中していた。
「キルア君、皆静かだね?」
「そうだね、無だっけ?俺のことはキルアでいいよ」
「了解、キルア」
二人で話しているとおじさんが声を掛けてきた。
「君達新顔だな?」
「だからなに?」
キルアが答えるとおじさんが、邪険にしないでくれよと始まり、何か長々と喋りだし、俺はベテランだからとか、色々勝手に話した。
そしてやっと話しが終わり、
「やっと話し終わったー長いよ、なんだっけトンバさんだっけ?」
「バじゃなくてパで、トンパだよ。気軽にトンパって呼んでくれればいいからさ、ジュースでも飲んでくれよ」
というとトンパはキルアと無にジュースを渡す。
「お、サンキュー」
とキルアは、貰ったジュースを一気に飲み干した。
「悪いねー」
と無も、一気に飲んだ。
キルアは飲んだ瞬間何か入っているなと思ったが、自分には効かないし良いかなと無にも教えてあげなかった。
そしてトンバは下剤入りを飲みやがったと心の中で笑う。
「二人とも口渇いていたのかい?もう一本あげとくよ」
と言ってジュースを一つづつ渡し去っていった。
キルアは貰ったもう一本もすぐ飲んでしまったが、無は特に口が渇いてるわけではないのでとりあえず貰っておいた。
去っていったトンバに無が目をやると、今度は胸に187番の番号札を付けている、小さいぼっちゃんおじさん、みたいな人と話していた。
その後キルアと無が何気ない話しをしていると、また口が渇いてきたとキルアが言ったので俺のジュースをあげたのだが、まだ飲みたいなとトンバを探しに行った。
無は特に用事がなかったので、またねとキルアと分かれた。
居なくなってから何処からか叫び声が聞こえた、見ると腕が無くなった人と変な格好の人・・・あの格好はヒソカだ!と無は気付き近寄っていく。
「44番さん、今のどうやったの?」
「ううん?誰だい?君」
「無って言うよ?」
「それで無、挑発してるのかい?」
そして、ヒソカは無を見るとオーラが綺麗に無の周りに纏って居たので、これはかなりのレベルだと思い、楽しみだなと念で、後で少し殺し合いでもしようよ、と書いてみた。
しかし、無は念を習得しているわけでも、その存在も知らないので、何も見えなかった。
「いや、別に挑発なんてしてないよ。どうやって消したのかなって思って」
「ふふ、君面白いね、そんな綺麗に纏っているのに、見えないなんて」
「え、何を纏っているって?」
「いや、何もないさ」
見えないって何なんだ!と無が言おうとした所で、気持ち悪い声が響き、一部の壁が上に上がっていった。
そしてその壁から、ダンディーなおじさんが出てきた。
ハンターの試験管らしく、今からハンター試験が始まると言う事だった。
最終確認と言って帰るか付いて来るかといい、歩き出した。
ヒソカはまた後でいいやと無は思い、無はあの変な歩き方の試験管が気になり隣まで走っていった。
話しかけようとしたら、試験管が自己紹介を始めた、名前はサトツと言うらしい、そして二次試験までは私についてくる事が試験だと言う事だった。
「サトツさん、走り方気持ち悪いね」
「そうですか?」
「俺の認識が違うのかなー、まあ暇だから話ながら行こうよ?」
「話しながら行けるほど余裕があるといいですけど」
「多分大丈夫だから話しながら行こう」
「貴方がそれでいいなら、私はかまいませんよ」
そうして無とサトツは喋りながらずっと走った。
60キロ走った所で、サトツは思った、この無と言う青年はここまでずっと喋ってきたが息一つ乱さないとは、後は・・後ろをちらっと見て、あの少年達もまだまだ余裕がありそうだと、今年は恐ろしいルーキーが揃ってますね。
そして走っていると階段が出てきた。
「サトツさん、階段とかだるいからペースを10倍位にしない?」
「いえ、倍位までしか上げませんよ」
「じゃあ先に上に行って待ってていいかな?」
サトツは行かせても良いか一瞬考えたが、まあここまで喋りながら来て疲れを一切見せてない、無の実力なら採点しなくても良いかと思い。
「ええ良いですよ、一本道なので迷わないと思います」
「じゃあ先に行くよ」
と言って無はペースを10倍とかそんな遅い速さではなく、まさに一瞬で階段の出口まで走っていった。
それを見たサトツは、あれが本気ですか、私でもまったく追いつけませんねと正直思った以上に凄い方だと上方修正した。
一方出口に着いた無だが、暇で何をしようと考えていた。
そして思いつく、そういえば物真似する猿がいたんだ!ちょっと捕まえれるだけ捕まえてみようと思って、周りを見る、霧が濃く周りは真っ白だが、無にそんな事は関係なくはっきりと周りが見える。
そして、一匹俺が試験管なんだと言ってきた人間が来たので、あーなんかそんなのがいたなと縄を出し、捕まえる。仲間は何処かな?と喋りかけると、絶対に言わないと言ったので拷問をすることにした。
足元からゆっくり切ろうと刀を出し、切ろうとすると、急に喋りだした、そしてサトツが来るまで人面猿を捕まえ続けるのであった。
人面猿以外にも面白い生物も居たのだが、人面猿を集めるのが楽しくなってしまい、人面猿ばっかり狙うのだった。
無があらかたこのあたりの人面猿を捕まえてお前達なんでこんな事してんの?と話して居ると、出口からサトツ、キルア、ゴンが一緒に出てきた。
サトツはキルアとゴンを見るも、無の異様な光景に唖然とした。
その光景とは無が立って人面猿に話しかけ、人面猿が皆無の前に10人づつ、何十列と並んでいた光景だった。
しかし、キルアは無を見つけると、ゴンとの話しを止め、気にせずに話しかける。
「無じゃん、何してるの?何この気持ち悪い猿は?」
「お、キルア!皆来るのが遅かったから、このあたりにこの猿が一杯居たから捕まえてみた」
キルアはこの話しを聞き、遅いということは無は大分前にここに到着していたのか、見た目とは裏腹にかなりの実力者なのかと考えた。
ゴンも近くで話しを一緒に聞いていたが特に気にしないで、うわーすごいね、無さんでした?こんなに一杯並べてたのしそうだねとか話しかけていた。
そしてサトツも我に返り、無にこの人面猿も試験に必要なので開放してやってくれませんか?と言うと無も素直に開放した。
そのときの人面猿は嬉しそうだったとか、なんとか。
結局、出口がしまるまで雑談は続き、ゴンとキルアと無は仲良くなった。
原作と違い、人面猿がでてこなかったことにより、スムーズに説明が進み、そのままヌメーレ湿原を走る事になった。
無はこのままゴンとキルアと話しながら行こうと思ったが、やっぱりサトツと話そうと考え、ゴンとキルアに別れをつげ、サトツの隣に並んだ。
サトツはやはり来ましたかと、さきほどの事を聞こうと思ったが、試験管である私からは質問するべきではありませんねと止めた。
そして、あいも変わらず無駄話をして、目的地に着くのであった。
着いてからも話しをしていたら、いつの間に周りには一杯の人が着いていた。
サトツは、無に次は二次試験なので、またと別れを告げ、扉の前に行き、喋りだした。
「みなさんおつかれさまでした、ビスガ森林公園が二次試験会場となります、それでは、皆さんの検討をお祈りします」
それだけを言い残して歩いて去っていった。
そうして1次試験は終了となった。