「はぁ、はぁ、はぁ、し、しつこい。はぁ、はぁ、はぁ、い、いつまで、はぁ、はぁ、追ってくるのよ」
「おい、いたぞ。逃がすな」
「ちっ、もう追手が・・・なっ!」
と黒髪の少女は追手から逃げようと後ろを向いたとき、目の前が壁で逃げ道が無い事に気付き他の逃げ道を探すがもう回りは追手によって阻まれていた
「観念しな、お譲ちゃん」
「俺たちが可愛がってやるからヨォ」
「へへへ、もうだれもこねぇよ」
「なんてたってここは滅多に人が来る場所じゃねぇからな」
と追手の男たちに告げられ、少女は座り込んでしまう。
「わ、わたしは、まだ死ねないのに・・・いやだ・・・だ、だれかぁー、誰かタスケテェー!!」
「だれもこねェって言ってんだろ」
男たちが少女に、襲いかかろうとしたその時、
「なにやってんだ、おまえら」
「あぁ?どこにいやがる、でてこい」
「お、おい。上だ、上」
「え?」
わたしは、男たちが指差すほうを見た。そこには、謎の板?に少年が胡坐をかいて、座っていたのだった。その少年が、わたしの方を見て
「あんたか?助けをよんだの」
涼が、何故そこにいたのかと言うと時は少し遡り、涼は街に向かってスカイボードを飛ばしていた時の事
「あぁー結構距離あるなぁ。立ってるの疲れてきたな、よし座れるか試してみよ」
と涼はスカイボードに座ろうと下を見たときに、山の中を走る人影を見つけた。
「へぇー、やっぱり山で特訓とかしているのかな」
「誰かタスケテェ-!!」
「へ?どこから・・・ってあれやん。女の子を数人で囲んでるし、絶対あれやん」
涼は、その少女がいるところまで行き、声を掛けた
「あんたか?助けを呼んだの」
「え・・・あ、は、はい」
「了解。じゃあ、そっち行くわ」
涼は、スカイボードの高度を下げた。そして、少女の前まで降りて涼は、スカイボードを指差しながら
「ほれ、はよ乗り」
「は、はい」
と少女はスカイボードに乗り、涼は少女が乗ったのを確認すると「よし」といってもう一度飛ぼうとした時に、男の一人が涼の肩を掴んで
「おい。まてや」
「逃がすと思っとんか」
「はぁ、メンド」
といい涼はめんどくさそうな顔をして、自分の肩を掴んでる手を払ってスカイボードから降り、一歩前へ出た。男たちは五人で涼を囲むように並んでいる。
「あんたら、恥ずかしないんか?大の大人がそろいも揃って」
「うるせぇ、ぶっ殺してやる」
「はぁ、女の子に手出すやつに負ける気がせんわ」
「言わせておけば、調子乗りやがって」
「ええから、はよこい」
「舐めやがって、おい。やっちまえ」
男五人全員が涼に飛びかかったその時、涼はニヤリと笑って『宝物庫』と唱え、そこから先端に宝玉を付けた魔法の杖を取り出しそのまま杖を上にかざすと、宝玉が紫色に輝き始めた。
「いまさら、なにやっても遅ぇんだよ」
「さぁ、それはどうかな?」
「しねぇぇぇ」
「あほめ、くらえ重力魔法【グラビティ】」
涼がそういって杖を振ると、男たちの頭上に魔法陣が出現したと同時にいきなり男たちが地面に叩きつけられた。
「な・・・なんだ、これは」
「動けない」
「おい、おまえ何しやがった」
「あ?何したって、ふつうにお前らに重力掛けてやっただけだが」
涼は簡単に説明すると、そのままスカイボードにまたがり少女に「いくぞ」というとコクッと少女は頷き、スカイボードを浮上させようとした時
「お、おい。どこに行く」
「おれたちをこのまま置いておくつもりか」
「そ、そうだ。さっさと開放しろ」
涼は男たちのことばを聞いて、はぁと溜息をつきめんどくさそうにしながら、答えた。
「いやだ」
「え?」
「だから、いやだと言ったんだ」
「ふざけるなぁ、さっさと解きやがれぇ」
「知るか。俺はなんもする気はなかったけど、おまえらからやってきたんやろが、自業自得じゃ。」
涼はいいかげんめんどくさくなってきたので、無視して浮上しようとした時に
「おまえその女の事しって助けているのか」
「あ?しらねぇよ。困ってそうだったから助けるだけだ」
「なら、教えてやるよ・・・その女の正体を」
「っ!やめて」
「そいつはなぁ、獣人族なんだよぉ」
男の一人が少女の正体を暴露し、どうだと言わんばかりに涼を見上げ、少女は正体を暴露され顔を俯かせた。
「で、それがどうしたんだよ」
「は?獣人族だぞ。あの忌々しい獣人族だぞ。」
「そ、そうだ。考え直せって」
「ゴミ同然のやつを助けてなにになる」
男たちがそういうとさっきまで俯いていた少女が男たちを睨んで
「貴方達、いいk」
「黙れ」
「ひぃ」
涼の一言に少女は小さく悲鳴を上げ、ブルブルと体を震わせながら涼を見た。それを見ていた、男たちは涼が考え直したんだと思い、涼に話しかけた。
「やっと分かってくれたか。じゃあはやく解いてk」
「お前らに言ったんじゃ、ボケェ」
「え?」
「何が、忌々しいじゃ、何がゴミ同然じゃ、お前らのほうがゴミやんけ、いやゴミ以下や」
涼はそれだけ言うと少女の方を見ると、少女はビクッとさせ涼を見上げた、涼は少女と目が会うとニッコリと笑い、少女の頭を優しく撫でた。
「ほな、今度こそほんまにいくでぇ」
「え?あ、はい」
「しっかり捕まっときや」
そういってスカイボードを浮上させた。男たちは慌てて涼に戻ってくるように言うが涼は聞こえてないかのように飛び去ったのであった。
すこし長くなってしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございます。
引き続き、誤字脱字や感想、アドバイスなどあれば募集していますのでよろしくお願いします。