とあるアークス達の(非)日常   作:アインスト

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どうも(’・ω・`)

今回はエクシアに焦点をあてた話です。

今回からオリジナル設定盛りだくさんなんでついていけなさそうならそっとブラウザバックをお願いします・・・・・・(紳士)

それでも良いぞ、もっとやれって人は見てって下さい。

では、どうぞ。


エピソード"エクシア" ~戦う機兵に感情を~

 

数年前。

 

俺が初めて起動したあの日。

 

俺はそこで起きたことを生涯忘れることはないだろう。

 

まず俺は何者なのか。

 

俺はある研究施設で製造されたいわば人造兵器だ。

 

コンセプトとして、情報特化型キャストに次いだ戦闘特化型キャストの開発において、射撃面に優れた個体を造るというプロジェクトの最初の一体、というわけだ。

 

後に呼称されるハイキャストになぞらえて、俺はこう呼ばれた。

 

"ハイエンド・キャスト"────と。

 

 

《被験体、前へ》

 

「了解」

 

《こちらで調整した長銃は所持したか》

 

「所持している。確認も終了した」

 

《よろしい。ではこれよりダミーターゲットを射出する。5秒以内に全て的確に撃ち落とせ》

 

「了解」

 

《テストNo.62、開始》

 

《ダミーターゲット射出》

 

 

 

 

ダーカーを模したダミーターゲットが射出される。

 

数は15・・・・・・1秒につき3体か。

 

コンマ0.3秒で1体ずつ片付ける他はなさそうだ。

 

射出されて0.2秒後に構え、1体目のターゲットにサイトを合わせる。

 

トリガー。

 

発射・・・・・・命中。

 

次。

 

発射、命中。

 

次。

 

発射・・・・・・命中。

 

 

 

 

《やはり素晴らしいな・・・・・・》

 

《だがやはり駆動系がフィットしていない印象だな。他にないのか?》

 

《今準備出来る分ではあれが精一杯ですね・・・・・・》

 

《そうか・・・・・・惜しいな・・・・・・》

 

《5秒経過したな。被験体、どうだ?》

 

「悪くはない。だが反射速度が若干遅く感じる。早急な解決求む」

 

《わかった・・・・・・本日のテストは以上だ。下がって休め》

 

「了解」

 

 

 

 

テストを終えた俺は整備用ハンガーに身を預け、またしばらく眠りにつく。

 

そして、時間になればまた起きてテストをこなす。

 

そんな毎日だった。

 

だがそれも、半年後に唐突に終わりを告げることとなる。

 

戦闘特化型の新たな種族、"デューマン"の登場。

 

それによりハイエンドキャストの必要性が失われることになる。

 

そもそもの話、俺という存在を造り上げるのに莫大なコストが掛かっていることを後に知った。

 

そんな高コストでは量産の目処など立つ筈がない。

 

さらにいえば、この時点で高水準にまで性能が引き上げられているが、それではかなり遅かった。

 

つまり、己の体を鍛え上げる方が早い話、効率が良いのだった。

 

そうして俺はある程度の実験データを収集された後に、"廃棄処分"となる・・・・・・はずだった。

 

いよいよ廃棄処分になろうというある日の事だった。

 

俺が造られた研究施設にある男女が訪れた。

 

何かしらの見学だったのだろうか。

 

だが残念なことに俺はもうすぐ廃棄処分になる身だ。

 

日の目を見ることは、ないだろう。

 

そう思ってその日最期のテストに向かおうとしたその時だった。

 

 

 

 

「あれが件のキャストか?」

 

「は、はい・・・・・・ですがデューマンの登場によって日の目を見ることはもうないかと・・・・・・」

 

「ふむ・・・・・・」

 

「あなた・・・・・・どうするの?」

 

「・・・・・・そうさな、そいつを我々が引き取らせてもらってもいいか?」

 

「なっ・・・・・・それは構いませんが・・・・・・宜しいので?」

 

「何、丁度子供が欲しいと思っていた頃だ。ならば、問題はあるまい?」

 

「はぁ・・・・・・わかりました。被験体、こちらに来い」

 

 

 

ふと呼ばれ、その場まで移動するとそこには初老だろうか・・・・・・白色で彩られたボディを持った男のキャストと、その妻なのか、凛とした佇まいを見せる女のキャストが立っていた。

 

そして、研究員はこう続ける。

 

 

 

「この方たちがお前を引き取ってくれるそうだ。異議はあるか?」

 

「特にない、が・・・・・・急だな。何があった?」

 

「さぁな・・・・・・とにかく、お前はもう自由の身だ。好きなように生きて、好きなように朽ちると良い」

 

「・・・・・・それが、お前の最期の命令か?」

 

「そうだ。いいか、我々の事は出来る限り忘れろ。そこからは無理強いを言う奴等はいない。自分で考え、自分で進む道を決めろ。それでもなお、戦う道を行くのなら・・・・・・そうだな、アークスになればいい。後は、お前の自由だ」

 

「・・・・・・了解。最終命令を拝領した」

 

「ああ・・・・・・そうだ、あなたの名前をお聞かせ願えませんか?」

 

「私か。私は"アーク"。しがないただの老兵よ」

 

 

 

男の名前を聞いた瞬間、研究員は安堵したような表情になった。

 

それほどまでにこの男は信頼性が高いのか。

 

一考の価値はあるな・・・・・・。

 

 

 

「さて・・・・・・お主、名前は?」

 

「ただの被験体だ」

 

「随分と人間味のない名だな・・・・・・セラ、何か良い名前はあるか?」

 

「そうね・・・・・・そうだわ、あなたの名前は"エクシア"よ。それがいいわ。しっくりくると思わない?」

 

「そうさな。文句はないか?」

 

「ない」

 

「決まりだな。ではエクシア、帰るぞ」

 

「帰る・・・・・・?」

 

「わしらの家だ。今後はお前もわしらの家族なのだからな」

 

「困ったことがあれば気兼ねなく言ってちょうだいね。力になるから」

 

「・・・・・・了解した」

 

「もう・・・・・・固いわよ?そこは"わかった"でいいの。貴方はもう実験体じゃないんだから」

 

「そうだぞ。今後はもっとワシのように物腰を柔らかくだな・・・・・・」

 

「それをあなたが言えた口ですか、もう」

 

「ぬ、すまんすまん。では行くぞ、エクシア」

 

「・・・・・・ああ」

 

 

 

 

それから、俺にとって非日常が始まった。

 

最初は慣れなくて色々と悪戦苦闘したが・・・・・・。

 

だがそれでも二人は親身になって根気よく教えてくれた。

 

そうして俺にとって非日常が日常に変わっていったある日の事、俺はある疑問を投げ掛けた。

 

 

 

 

「アーク」

 

「ん?どうしたエクシア?」

 

「いや・・・・・・少し、疑問に思ったことが」

 

「何だ・・・・・・言ってみると良い」

 

「貴方は・・・・・・どうして俺を拾ってくれたんだ?ましてや他人で、人造兵器とも言える俺をなぜここまで?」

 

「・・・・・・放っておけなかったのだよ。このまま朽ち果ててしまうお前をな」

 

「放っておけなかった・・・・・・?」

 

「そうよ。この人、お節介なんだもの」

 

「セラ・・・・・・」

 

「そうでなきゃ私を支える、なんて言わないでしょ?それに彼の事だって、わざわざレギアスに聞いてまで行ったんだもの」

 

「そうなのか?」

 

「まあのぅ・・・・・・風の噂で人造人間のような物が造られとると聞いたからな。いてもたっても居られなくなってしまったのだよ」

 

「全く・・・・・・困っちゃうでしょ?」

 

「いいや・・・・・・感謝している。戦うだけしか能のない俺に、暖かい感情を教えてくれた貴方達に」

 

「気にするでない。お前はもはや我々の家族なのだから」

 

「そうよ。これからもずっと、ね?」

 

「・・・・・・ありがとう」

 

 

 

 

そして幾ばくか時を経て、俺はアークスになった。

 

元から培われてきた射撃センスを買われ、直ぐ様レンジャーとなった。

 

その中でも狙撃センスがずば抜けて高かったと後に語られた。

 

それから自立し、一時的に彼らから離れることになってしまったが、恩師であるアークからは"いずれまた会える。その時を楽しみに待っているぞ"と恐らく微笑みながら言っていたと思う。

 

さて、始めよう。

 

ここからまた再び新しい物語が始まるのだから。

 

時には苦難があるだろう。

 

だが、それすらも乗り越えられる。

 

そう、信じて。

 

 

─────────────────────────────

 

 

 

「あれ、あれあれあれー?どうしたんですかぁ?そんな所で突っ立っているとリサ、間違って撃っちゃいますよー?」

 

「─ん、すまない。少し感傷に浸っていた」

 

「昔の思い出を思い出すのは自由ですけど、今この状況で耽るのは勘弁してほしいですねぇ」

 

「それもそうだな・・・・・・どれ程経った?」

 

「ざっと10分ってところですねぇ。よくもまぁそんな長い間考え呆けられるものです。リサ、感心しちゃいましたよ」

 

「嫌みか?」

 

「さあてそれはどうでしょうねぇ?とりあえずこの状況をどうにかしないと流石に厳しいと思いますよー?」

 

「そうだな・・・・・・まさかここまで原生生物に集まられるとは思っていなかったが・・・・・・リサ、援護してくれ」

 

「はーいわかりましたー!一匹残らず足止めしていれば十分ですよね?ね?」

 

「問題ない」

 

 

 

惑星ナベリウスの一角で、背後は壁、前方は原生生物の群れ。

 

そんな絶望的な状況だが、俺はその場に伏せて狙撃姿勢を取る。

 

集中している間リサには足止めを頼んでいる。

 

言動にやや問題はあるが、それでも信頼できるパートナーだ。

 

彼女ならしっかりと足止めしてくれる。

 

さぁ、始めよう。

 

やることは昔やっていたダミーターゲット狙撃テストと同じだ。

 

だが動きが緩慢な奴等は俺にとってはただの的だ。

 

───狙い撃つっ!!

 

 

 

 

「ヒット、ヒット、ヒット・・・・・・やっぱりすごいですねぇ・・・・・・流石はかつて"ハイエンド"と呼ばれるだけの事はありますねぇ・・・・・・ふふ、ふふふふふふ、良いですねぇ。リサ、燃えてきました。私も負けませんよぉ!!」

 

「──次弾装填。カバー!」

 

「はいはいはーい!リサにお任せですよー!」

 

 

 

それから数分が経っただろうか。

 

あれほどいた原生生物は骸の山と成り果て、やがて消えていった。

 

これだけ倒したんだ。もう大丈夫だろう。

 

その場から立ち上がり、ふぅ、と息をつく。

 

 

 

「状況終了、だな」

 

「いやいやいやー、助かりましたよー。あのまま呆けられていたら貴方をデコイにして片っ端から撃って撃って撃ち殺してやろうかと思ったんですけどねぇ・・・・・・・」

 

「ぐ・・・・・・すまない」

 

「でもまぁ、いいです。久しぶりに楽しめましたからねー。さぁさぁ、早いとこシップに戻って報告することしちゃいましょうか」

 

「・・・・・・そうだな。帰還しよう」

 

「またこういう事があれば誘ってくださいねー。こういうことならリサは大歓迎ですよぉ」

 

「ああ。その時はまた頼む」

 

「はーい。お疲れさまですよー」

 

 

 

・・・・・・さて、とっとと帰って報告書を纏めるか・・・・・・。

 

だが最近どうも変だ。

 

誰かに見られているような・・・・・・?

 

・・・・・・考えすぎか?

 

だがこの時の俺は想像していなかった。

 

"地球"と呼ばれる惑星で、よもやあんな出来事が起ころうとは・・・・・・。

 

 

 

 

「なるほど、ね。あれが伝説のスナイパー・・・・・・でも、あんなNPCいたかしら・・・・・・"マザー"はそんなこと言ってなかったし・・・・・・もう少し、調べてみよう。そうすれば、あれも"バグ"だっていうことがわかるかもしれないし、ね」

 

 

 

 

Episode Exia...END

 

 

 




という訳で、エクシア編でした。

うーん、疲れた(白目)

ちなみにここから彼はEP4に干渉していきます。

その辺もしっかり書きたいな・・・・・・今後ね()

では、次回の更新でお会いしましょう。

ではでは(*’∀`)ノシ



(おまけ)

エクシアってこんな人(キャスト)
今のところこういうスマートな構成で落ち着いてる。
というかドラクレスヘッドがカッコいいんじゃ・・・・・・(尊)


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