とあるアークス達の(非)日常   作:アインスト

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クッッッッッッソお久しぶりです( ´-ω-)

なんというかこう、なかなか書けなくてね(汗)

という訳でほんへ、どぞ。


テオドール「お願いだからあの歌でいじらないで‥‥‥(泣)」

ある日のアークスシップ。

そのカフェエリアの一角で、数人のアークスが雑談を楽しんでいた‥‥‥一人を除いては。

 

 

「へー、そんな事があったんだ。楽しかった?」

 

「うん、凄く。自分の気持ちを歌にするのって悪くないかなって思ったの。ブレイドにも聞いてほしかったな‥‥‥」

 

「悪かったな。その時はそこのバカと任務だったものでな」

 

「こらブレさん、バカとはなんだバカとは!私はこれでもスーパーなヒーローなんだぞぅ!」

 

「ヒーロー(笑)」

 

「ぬぬぬぅぅぅぅ!!」

 

 

そんな会話の横で、気弱な青年デューマンが口を開く。

 

 

「───あの、さ」

 

「ん?」

 

「む?」

 

「どうして、僕がここにいるのかな」

 

「え、どうしてってそりゃあれよ。マトちゃんだけじゃ面白くないし。だったら恐らく面白いであろうテオドール君も招いてキミは何を歌ったのか聞こうかなって」

 

「え"っ」

 

 

うーん、この女守護輝士ホント畜生。

鬼畜の所業である。

例のあの歌を歌ったテオドールにとってそれはまさに傷口を抉るようなぶっ飛んだ発言と同義なのだ。

それ故にテオドールは困惑した。

 

 

「(どうしよう‥‥‥あれはとてもじゃないけど恥ずかしくて自分からじゃ言えないよ‥‥‥というかリューさんもリューさんだよ‥‥‥どうして平然とそんな事聞けるかなぁ‥‥‥まぁそれとなくはぐらかしておけば多分大丈夫だよね‥‥‥?)」

 

 

そんな事を考えていた矢先、隣の席に座っていたブレイドから、テオドールにしか聞こえないような一言をぼそりと呟いた。

 

 

「──"那落のメシア"」

 

「ひぇあっ!?」

 

「ん?何?どしたの?」

 

 

テオドールは咄嗟に隣のブレイドの顔を見やる。

ブレイドの顔は常にネメジストヘッドで表情はわからないが、テオドールは確信した。

‥‥‥この男、全て知っている‥‥‥と。

となればブレイドがその気になればテオドールの小っ恥ずかしい事‥‥‥すなわち己の歌った歌を目の前の二人にバラすことができる。

それだけはさせてはならない、とテオドールは何気に深く決意した。

 

 

「何か言っていたみたいだけど‥‥‥ブレイド、何か言ったの?」

 

「気になるのか?なら言ってやってもいいが‥‥‥」

 

「わーわーわー!!と、とりあえずそれは置いといて、そこまで言っていたのならブレイドさんたちも来たら良かったのにって僕は思いますよ‥‥‥?」

 

「ほう‥‥‥」

 

 

テオドールの意図的な話題変換に二人は対して追及しなかったが、ブレイドは確信した。

‥‥‥この男、やはり隠したいようだ‥‥‥と。

ならばとブレイドはそれを挑戦状として受け、この小さな情報戦を制してやろうとクックッと笑みを浮かべた。

 

 

「あー、確かに言われてみればねー。でもブレさんが歌うと思う?」

 

「うーん‥‥‥どうだろうね‥‥‥?」

 

「じゃあ逆にマトちゃんは私がどんな歌を歌うと思う?」

 

「やっぱりリューちゃんは明るいから、活発的な歌になるんじゃないかな?雰囲気も合ってそうだよ?」

 

「なーるへそ。だったらブレさんは‥‥‥そうだなぁ、なんとなーくだけど闇が深そう」

 

「そうだね、なんとなーく、わかる」

 

「なんというか、一人になってもやってやんよみたいなね」

 

「そうかなぁ?」

 

 

テオドールはこの時安堵していた。

良かった、思ったように話題がそっちにそれたみたいだ、と。

ブレイドすらもちょっとした情報戦とはいえ一枚上手と感じたのか、あっさりと引き下がろうとした。

‥‥‥だが。

 

 

「でもさぁ‥‥‥テオドール君ってあれよね」

 

「な、何かな?」

 

「"そういう"性格だから意外と自己嫌悪に陥ってそうな感じの歌ありそうだよね」

 

「───!?」

 

 

意外ッ‥‥‥しかも真正面にずっと隠れていた伏兵ッ‥‥‥!

テオドールとブレイドはこの時察した。

‥‥‥この女も、全て知っているッ‥‥‥と。

ニヤリとリューはテオドールを見やると、テオドールはブレイドに助けを求めるが如くアイコンタクトを試みた。

 

 

「(た、助けて下さいブレイドさんッ!)」

 

「(仕方がない、助け船を出してやる)」

 

 

この間僅か二秒。

 

 

「そうとも限らんかもしれんぞ、リュー」

 

「ほほー、じゃあ聞こうじゃないのよ」

 

「確かにテオドールはこう、あれだ。気弱だ」

 

「そこまでストレートに言わなくても‥‥‥」

 

「だが、そう見えてもこいつは優しいだろ。ならそこまで自己嫌悪には陥らんと思うのだが」

 

 

ふぅん、とリューが納得するかのような息を漏らすと、テオドールは一先ず安堵した。

 

少しして、カフェに新たな客人が現れる。

 

 

「あ、いたいた。おーいテオー!」

 

「あ、ウルク‥‥‥どうしたんだい?」

 

「いやぁ仕事が少し落ち着いたからカフェに寄ったらテオたちがいたからさー。何話してたの?」

 

「あーその、それは‥‥‥」

 

「以前のレクリエーションの話をな」

 

 

一人増えてさらに会話がはずむが、この数秒後、他でもないウルクから爆弾が投下される。

 

 

「あ、そういえばさ」

 

「?」

 

「ついこの間ね、カスラからこんなのもらったんだよね」

 

「音楽データ‥‥‥?」

 

 

空間にディスプレイを投影し、いくつかの表示を見せたのち、テオドールが硬直する。

ブレイドも気にしたのか、画面を見るとその画面にはいくつかの楽曲名とその歌い手が表示されており、その中に"那落のメシア Vo,テオドール"と表示されていた。

 

 

「これ、テオが歌ったんだよね?」

 

「あ‥‥‥あぁ‥‥‥」

 

 

一番知られたくない人に知られた、そんな顔である。

それからと言うものの、テオドールはこの時だけは口を貝殻のように閉じ、多くは語らなかった。

 

 

「‥‥‥リュー」

 

「何かなブレさん」

 

「お前は、知っていたのか?」

 

「ん?なーんにも。なんか隠したそうな感じはしてたから本人から聞こうと思ってさ」

 

「この鬼畜めが」

 

「なははー、それほどでもー」

 

「誉めてないぞ」

 

 

 




という訳で久しぶりの日常回でした。

まぁ久しぶりに書いたので内容は薄いかもしれない
( ´-ω-)

楽しんでいただけたら幸いかなと思います。

ではでは、次回の更新でお会いしましょうー( -ω-)ノシ
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