とあるアークス達の(非)日常   作:アインスト

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お久しぶりです()

とりあえずほんへ置いてきますね(*´ω`*)

では、どうぞ。


リュー「可愛い子にはオシャレさせたいじゃん!?」

 

 

「そんじゃあ、いこっか!」

 

「う、うん」

 

「案外珍しい組み合わせじゃない」

 

「ヒツギちゃん、行くよー?今日はクレアさんを綺麗にオシャレさせてあげなきゃ!」

 

「はいはいわかったわよコオリ。アル、行くわよ?」

 

「はーい!」

 

 

 

ああ、どうしてこうなったの‥‥‥。

 

私、どうしてこんな場所(オシャレな服屋)に来てるの‥‥‥(困惑)

 

いつからだったっけ‥‥‥?

 

 

 

 

さかのぼること数時間前。

 

いつものように指令を受けて森林地帯で任務を遂行していた時のことだ。

 

私が愛用している"ワルキューレR25S"でエネミーにトドメを刺していたところでリューちゃんがやってきた。

 

 

 

「おー、やってるねぇ」

 

「あ、リューちゃん。あなたも任務?」

 

「んーん、ちょっと探し物‥‥‥っていうか‥‥‥」

 

「‥‥‥?」

 

 

 

じろじろと私の身体を見つめるリューちゃん。

 

私、変なかっこしてるかなぁ‥‥‥?

 

最近になって販売されたコンバットシリーズなんだけど‥‥‥。

 

これを見たとき"これだ!"って感じがしてすぐ買っちゃったんだよね。

 

おかげさまで貯金が三割程吹っ飛んだけど‥‥‥。

 

でもこれすごく戦いやすい服だからちょうどいいと思ったの。

 

そうしてじろじろと見ていたリューちゃんが一言。

 

 

 

「─────ない」

 

「?」

 

「可愛さが足りないよっ!クレちん!」

 

「‥‥‥へ?」

 

「せっかく顔も整ってて可愛いのにもったいない事するかなぁ!?そんないかにも"戦ってます!"みたいな服着ちゃってさぁ!あーもったいない!」

 

「ちょ、ちょっと落ち着こう?今日のリューちゃん、なんだか変よ‥‥‥?」

 

「それは問題にならないからだいじょーぶ!とにかく、任務終わったらチームルームに来ること!おっけぃ!?」

 

「あ、う、うん‥‥‥」

 

「待ってるからねー!!」

 

 

 

あらかた言いたいことを言ったのか、走って何処かへ行ってしまった。

 

うーん、少し面倒だけど‥‥‥行こう。

 

もし行かなかったらヘソ曲げちゃうかもね‥‥‥。

 

 

 

それから30分後。

 

キャンプシップから戻ってきた私はそのままチームルームに移動。

 

そこでは待ってましたと言わんばかりのリューちゃんと、女の子二人と男の子一人がいた。

 

私が入ってきたのがわかったのか、ものすごい速度でリューちゃんが駆け寄ってきた直後、こう言った。

 

 

 

「クレちん、東京行こう!」

 

「‥‥‥えっ」

 

「そうと決まれば善は急げ!コオリちゃん、ファッションチェックはおっけぃ!?」

 

「いつでもー!!」

 

「よっしゃあ行くわよー!!」

 

「えっ、ちょ、ちょっと待って、お願いだから待ってよぉ!?」

 

 

 

 

そうして連れてこられてしまったんだった。

 

ああ、あの時の私に言ってやりたい。

 

"チームルームには行かない方がいいよ"って‥‥‥。

 

まぁ、悔やんでも仕方がない。

 

なるようになる、よね‥‥‥?

 

 

 

 

「それでこういうのはどうよ?」

 

「おおー、いいかも!クレアさん、どうですか!」

 

「え、いや、そのぉ‥‥‥い、いいんじゃないかな‥‥‥あはは」

 

「こらぁー!クレちん可愛いんだからもっと自信を持てー!」

 

「そんなの無理だよぉ‥‥‥」

 

「はぁ‥‥‥何かと思えばそういう訳、かぁ」

 

「おねーちゃん、どういう訳なの?」

 

「そうねぇ‥‥‥オシャレに無頓着な人に教え込むダメな守護輝士の図、かな」

 

「ちょっ、ヒツギちゃんひどい!」

 

「そう言われても仕方のない状況だと思うけど?そこんとこどうなのよ」

 

 

 

ヒツギちゃんがそう言うと、コオリちゃんとリューちゃんが縮こまって「返す言葉もございません‥‥‥」と頭を下げてしまった。

 

ヒツギちゃん、すごいね‥‥‥。

 

 

 

「さて、と。それで?どうするの?」

 

「そりゃもちろんクレちんを着せ替え人gゲフンゲフン、合いそうな服を見繕うよ!」

 

「私も頑張りますっ!」

 

「ぼくも何か手伝えるかなぁ?」

 

「アルくんはそこにいていいよ!いるだけで可愛いから!」

 

「コオリ?」

 

「ヒェッ」

 

 

 

ヒツギちゃん目が怖いよ。

 

そんなこんなで色々と見繕ってもらったんだけど‥‥‥。

 

 

 

 

──────────────────────

 

「こんなのどう!?」

 

「こ、これはちょっとひらひらしすぎかなぁ‥‥‥」

 

「いやいやこれくらいが可愛いんだよ‥‥‥!」

 

「えぇ‥‥‥?」

 

 

──────────────────────

 

 

「これはどうです!」

 

「え、いや、これちょっと露出高くないかな‥‥‥?」

 

「これくらいがセクsゲフンゲフン、可愛いので無問題ですよ!」

 

「(もうどうにでもなれー‥‥‥)」

 

 

──────────────────────

 

 

「疲れた‥‥‥」

 

 

 

服を選ぶだけなのにすごく疲れた‥‥‥。

 

あの後、選び終えて会計をすませた私達は帰りに"クレープ"を買って食べながら帰路についた。

 

身体も疲れているのがわかっているせいか、とても甘く、美味しく感じた。

 

 

 

「でも、楽しかったな」

 

 

 

任務で赴く訳ではなく、単純に遊ぶだけ。

 

最近そんな任務ばかりだったから、こういう感覚は久しぶりかも。

 

‥‥‥また、一緒に行きたいな。

 

 




いかがだったでしょうか。

楽しんでいただけたなら幸いです。

では、次回の更新でお会いしましょう。

ではでは(*´ω`*)ノシ

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