豪華絢爛たる緑谷出久のヒーローアカデミア   作:両生金魚

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皆さんが爆豪のこと気になりまくってるようなのでちょっと脳内設定を置いておきます。
爆豪は違う中学に行ったのですが、そこのクラスメイトには真っ当なヒーロー志望が居たり、まともな教師が居た結果色々と矯正させようとします。しかし、原作見ての通り閉会式に世界中にあの姿晒す筋金入りなんで、普通じゃ無理と判断。豪戒中学という、爆豪みたいな過激なやつが集められた、更に過激な教師陣が教えている中学に放り込まれ、毎日教師陣や学生たちと共に殴り合いしてました。

まあ、こんな有様なので雄英にやれねえってことでそのままエスカレーター式にヒーロー科の有る高校に放り込まれ、戦闘能力だけは毎日バチバチやりまくってるんで原作以上に強化されてます。ついでに、今回デクの活躍を見たことで更に発破がかかりました。

頑張って更新! していたらモリモリ平均評価が下がっていくのがちょっと辛い今日このごろ。
……でも、批判は甘んじて受け入れるにしても流石に「近接格闘ふやしてほすぃ」なんて書きつつ評価0付けるのは展開の強要になるんじゃないかな……?


誰よりも輝くように

 表彰式も終わり、みんなにもみくちゃにされながらの打ち上げも終わって、ようやく一息。すると、どっと疲れが出てきた。色々と有ったけど……宣言通り1位を取った! そう思うと、凄まじい達成感と心地良いだるさが身体にやってくる。

 この僕が、雄英体育祭で1位。無個性だった僕が。オールマイトの期待に応えられて……。ふと目についたソファーに座ると、色々とごちゃまぜな気持ちが眠気に流されて、だんだん、眠く―――

 

 PiPiPi! PiPiPi!

 

 うわっ!? この着信音はオールマイトからっ!? 慌てて跳ね起きてメールを見ると、貴賓室に来て欲しいって内容が。何があったんだろう……? と、兎に角急がなきゃっ!?

 

 慌てて走って、息を切らして貴賓室へ。

 

「お、遅くなりましたっ!」

 

 そこには、マッスルフォームのオールマイトとデヴィットさん、そしてメリッサさんが居た。

 

「おやおや少年、疲れた身体なんだからそこまで急ぐこともなかったろうに」

 

 オールマイトが苦笑しているけど、あこがれの人に呼ばれたら大体そうなると思うんだ。

 

「まあ、仕方ないさトシ。それにしても、イズク君、今日は本当に見事だった……おめでとう」

 

「ええ、イズク君は本当に凄かったわ! 熱くて! とっても輝いていて!」

 

 メリッサさんが近寄ってきて、手を取られて……ってうわわわわっ!? ち、近い、近いっ!?

 

「今日、ヒーロー科のみんなはガジェットを使えなかったけど、思ったの。あなたや、ヒーローを目指すみんなに私の作ったガジェットを使ってもらえたら、どんなにたくさん人を助けてもらえるんだろうって。発目さんが、あんなに頑張っていたんだもの。私も、何かしたくなっちゃって!」

 

「メ、メリッサさん……」

 

 夢を燃やす、熱い想い。それは僕にも覚えがある。そして、それを語るメリッサさんはとても綺麗で――ってマズい、顔が赤いっ!? そ、それにデヴィットさんの顔がなんだか怖くなってる!?

 

「――はっはっは。今日のことは、メリッサにもいい刺激になったようだね。……さて、その事もあって少しイズク君と話をしたいんだが、メリッサ、ちょっと席を外してくれるかい?」

 

「え? う、うん、分かった……じゃちょっとお友達のところ行ってくるね!」

 

 そういうと、パタパタと貴賓室から出ていくメリッサさん。すると、オールマイトがマッスルフォームを解く。今日はほとんどトゥルーフォームでいたとはいえ、やっぱり体の負担を減らすに越したことは無いだろう。

 

「さて、少年。改めて優勝おめでとう。見事、世界に「キミが来た!」ということを知らしめてくれたね」

 

「は、はい!」

 

 もちろんだ。受け継いだ個性にふさわしいと示すため、目指す場所に最短距離で突っ走るため、掴み取ったんだ。それが、凄く誇らしい。

 

「さて、今日デイヴを呼んだのは……メリッサが来たがったのももちろんなのだが、本命はそっちじゃない。君の事を、直に見てもらおうと思ってね」

 

「僕の、事を……?」

 

「ああ。デイヴには、私の秘密を話した。もちろん、ワン・フォー・オールの事も」

 

「えっ!? そ、それって……!?」

 

「ああ。つまり、君が私の後継者にふさわしいところを、ぜひ見てもらいたかったんだ」

 

 デイヴさんを見ると、やさしくこくりと頷いてもらった。

 

「イズク君、君は本当に素晴らしかった。個性の使いこなしは言うに及ばず、判断力、そしてライバルも救おうとする熱さ。――昔のトシを思い出してしまったよ」

 

 すこし、涙ぐむデイヴさん。

 

「もうすぐ、トシはオールマイト(ヒーロー)では居られなくなる。だが、その後――少し時間がかかってもいい。是非、オールマイトを継いで超えてくれ。そのためなら、僕の頭脳を君の為に使おう」

 

 っ! 世界最高峰の頭脳の、デヴィットさんの力を借りることができるなんて……!

 

「ただ、その役目はメリッサもしたいようだけどね。――トシの様なヒーローの手助けをするのが、メリッサの夢なんだ。是非、その夢の手伝いもお願いできないかな?」

 

「はい、勿論です! メリッサさんのフルガントレットには救けられましたから!」

 

 迷うことはない。メリッサさんだって、誰かを救ける立派なヒーローなんだから!

 

「良かった……。しかし、あのフルガントレットはトシの100%にも3回は耐えられるはずなんだが、まさか一発で壊れてしまうとは。――これは、大幅な改良が必要のようだね」

 

 そういうデヴィットさんの表情はワクワクしていた。そうか、デヴィットさんはこういうのが大好きな技術者なんだ。

 

「――是非、お願いします! オールマイトを狙ってくるヴィランに対抗するためにも!」

 

「ああ、早速I・アイランドに帰ったらメリッサと開発だ。忙しくなるぞ」

 

「ありがとう、デイヴ――」

 

 そう言って、安心したように笑うオールマイト。そうだ、もう、オールマイトだけに重荷を背負わせ続ける訳にはいかない。最短距離で、オールマイトに追いつき超えるんだ!

 

 

 体育祭が終わって2日。

 

「あ、あいつ、緑谷じゃん!」 「おっ、マジだヒーロー科の緑谷!」 「サイン頂戴! 将来、これ絶対レアアイテムになるよ!」

 

「わっ、わっ、わわっ!?」

 

 僕の回りは、ちょっと大変なことになっていた。かつてのオリンピックに匹敵すると言われる雄英体育祭。でも、オリンピックと違い、その頂点は1年、2年、3年の3人しか居ない。つまり、僕はその3人のうちの一人になってしまったわけで……

 

「ケッ、いいよな強"個性"持ちは」 「いい気になってやがる……」

 

 頂点を取った者の重さ。期待・憧れ・妬み・嫉妬……様々な感情が僕に向かってくる。でも、これがヒーローになってNo.1になることだと思うと、ひるんではいられない。

 

「ありがとうございます!」「はい、サインこれでいい?」「うわっ、ヒーローネームもう考えてあるんだ! これ超レア物!」「マジマジ!? 俺にもサイン一つ!」「あ、こっちにも!」

 

 と、電車に揺られながらこんな感じになって、毎日大変になりそうだ。……朝から疲れたぞ。

 

「何をのんきに歩いているんだ!!」

 

 後ろから……飯田君がっ!

 

「遅刻だぞ! おはよう緑谷君!!」

 

「カカカカッパに長靴!? 遅刻って、まだ予鈴5分前だよ?」

 

 何時もと変わらないように見える――けど。

 

「雄英生たるもの、10分前行動が基本だろう!!」

 

 と、僕の様子を察したのか振り向いて話しかけてくる。

 

「兄の件なら心配ご無用だ。要らぬ心労をかけた」

 

 何時もと同じに見えても、多分、何時もと同じはずがないと思うんだ。

 

 

 

「超声かけられたよ来る途中!!」

 

「私もジロジロ見られて何か恥ずかしかった!」

 

「俺も!」

 

「俺、でけぇって言われまくった!」

 

「俺なんか小学生にいきなりドンマイコールされたぜ」

 

 みんなそれぞれ、注目されていたようだ。

 

「そういや、トップを取った緑谷はどうだ? 何された?」

 

「ぼ、僕は満員電車に揺られてるからもみくちゃにされて……後、サインねだられて……」

 

「うわ、マジかよサインかよ!?」「緑谷君すごーい!」「流石トップは注目度ぱねぇ……」

 

 クラスメイトの皆からも注目度が上がったみたいだ。

 

 あっ、予鈴……と同時に皆がぴたっと静かに席に着く。もう慣れた感じだ。

 

「今日の"ヒーロー情報学"ちょっと特別だぞ」

 

 ヒソヒソ、不安そうに喋る何人か。でも、予想とは違って――

 

「「コードネーム」ヒーロー名の考案だ」

 

『胸ふくらむやつきたああああああああああ!!』

 

 盛り上がる皆。でも、相澤先生の一睨みに、一瞬でまた静かになる。

 

「というのも、先日話した「プロからのドラフト指名」に関係してくる。指名が本格化するのは経験を積み即戦力として判断される2,3年から…つまり今回来た"指名"は将来性に対する"興味"に近い。卒業までにその興味が削がれたら一方的にキャンセルなんてことはよくある」

 

「大人は勝手だ!」

 

 峰田君の震え……まあそう言いたくなる気持ちもよく分かるけど。

 

「頂いた指名がそのまま自身へのハードルになるんですね!」

 

「そ。で、その指名の集計結果がこうだ」

 

A組指名件数

 

緑谷  5121

夜嵐  3220

轟   3189

常闇  360

飯田  301

上鳴  272

八百万 108

切島  68

麗日  20

瀬呂  14

 

 

「例年はもっとバラけるんだが、三人に注目が偏った」

 

「だ――――白黒ついた!」

 

「見る目無いよね、プロ」

 

「1位2位3位は順当すぎるな……」

 

「ありがとう! 嬉しいッス!」

 

「特に緑谷の勝利宣言からの有言実行はそりゃ目立つわ……」

 

「緑谷ぁ、幾らか分けてくれよ……」

 

「む、無理だよ峰田君!?」

 

 

 そして、これを踏まえて、職場体験へ行くからヒーロー名をつけることとなった。この仮の名前が、そのままヒーロー名になることも多いから、適当につけたら地獄を見ちゃうとはミッドナイトの言だ。……で、でもなんだか僕や夜嵐君や轟君を見る目がちょっと怖い……。

 

「まァ、その辺のセンスをミッドナイトさんに査定してもらう。おれはそういうのできん。将来自分がどうなるのか、名を付けることでイメージが固まりそこに近づいていく。それが「名は体を表す」ってことだ。"オールマイト"とかな」

 

 悩んでる人も多いけど、僕はずっと温めてきた名前がある。15分経って、まだ悩んでる人もいるけど真っ先に発表させてもらおう。

 

「おっ、いきなり緑谷か」「流石No.1」

 

 オールマイトの様に、華麗に、豪奢に。豪快に、力強く。カッコよく。あの人のように、豪華絢爛に。

 

「HERO、"ゴージャスグリーン"。それが僕のヒーロー名です!」

 

 名は体を表す。なら――それを目指して、誰よりも輝くNo.1に!

 




流石にデクデク言わせるわけにも行かないのでヒーロー名、ニーギのゴージャスブルーにあやかり、ゴージャスグリーンにしました。
フランス語読みでリュクスグリュンの方が、短くて言いやすいかもだけど、ヒーロー名は大体英語が多いので悩みどころ。某筋肉緑谷君の、オールライトは素晴らしいヒーロー名でしたが、それみたいに皆さんにカッコイイと思って頂けるかな……?

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