豪華絢爛たる緑谷出久のヒーローアカデミア   作:両生金魚

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折角40人しか居ないA組B組だし、もうちょっと原作でも交流が欲しい……けど40人の交流描くのは大変だしなかなか難しいか……小説でも難しいし。

そして、誤字報告で何度か間違ってると突っ込まれているので、感想だけでなくここで説明を。
緑谷が持っているのは「超軽量」コンピューターでなく、「超重量」コンピューターです。
普通の小型軽量化されている持ち運び可能なコンピューターと違って、I・アイランドの超技術で圧縮され、ベルトポーチに入る程に小さい割に性能・稼働時間共に良好。しかし、代償として重さが10キロ以上も有る、とんでもコンピューターです。緑谷は、フィジカルに任せてこれをヒーロースーツに組み込んで活動しています。


A組B組有志合同特訓の一コマ

 一週間の職場体験が終わり、久々にクラスメイト全員が雄英に揃った。そして、厳しい授業を終えて放課後。久々に多くが残って話が弾む。皆がそれぞれの職場で様々な体験をしてきたようで、有意義な体験をしてきたものも居れば……

 

「何でだああああああああああああ!? 何でオイラはあんな目に遭ってるのに、何でお前らだけええええええええええええ!」

 

 他人を羨むものも居る。どうやら、女子中学生や女子高生と写真を撮ったのは、緑谷だけでは無いようだ。轟や夜嵐など、上位勢は写真をねだられSNSにアップされたりしている。

 一方峰田は、Mt.レディの所で……女性の闇を見たようだ。ぶつぶつと呟きつつ爪を噛み、とても怖い。

 

「雄英体育祭上位は流石だよなあ。俺なんて、あっちこっちでドンマイコールだぞ……」

 

 瀬呂が遠い目をしつつ、ため息をつく。彼自身、地味に器用で成績も良いのだが、どうも巡り合わせが悪い。体育祭でもせめて轟に当たらなければ、もっと上位に行けたかも知れない。

 

「………正直どうしたら良いか分かんねえ」

 

「右に同じッス!」

 

「ひ、左に同じかな……」

 

 だが、モテてるのはよりによって女性との付き合い方がよく分からない3人である。女の子に興味津々な上鳴や峰田には中々相手が来ないのはなんたる皮肉であろうか。

 

「がっつかないから逆に好感度高くなってるんじゃない?」

 

「そーそー、峰田とか怖いよ?」

 

「「がはっ!?」」

 

 女子からの心に痛すぎる一言に、二人が撃沈し机に突っ伏し、その様子を苦笑してみる回り。実にA組らしい光景である。

 

「でも、外回りで活躍した結果で人が集まったのでしょう? 羨ましいですわ……」

 

「そーそー。私達なんて、ほとんど芸能活動ばっかりだったしね……」

 

 二人して遠い目をしているのは、八百万と拳藤の二人だ。B組の生徒がA組に来たり、その逆もそれなりにある。

 

「俺達は色々と参考になったぜ!なあ!」

 

「おう! フォースカインドさん、バリバリ戦闘もこなすのに、地道な活動も欠かさなくてヒーローの心構え色々と教えてくれたんだ!」

 

 任侠ヒーローフォースカインドの所に行っていた切島と鉄哲のガチゴチコンビも中々に有意義だったようだ。

 他に、空気が変わっている者は……

 

「私も……すっごい勉強になったよ……!」

 

 一週間ですっかり武闘派に目覚めてしまった麗日だ。コォーなんて独特な呼吸をしながら、格闘の構えの形を次々変えている。麗日の個性は格闘や拘束にもとても有用で、一度浮かせてしまえば踏ん張れなくなり、対応できる個性で無いと、そのまま無力化出来てしまうからだ。

 

「……我は……ホークスの後始末ばかりだった……」

 

 一方常闇は、わざわざ九州まで飛んだのにやらされたことは後始末ばかり。――だが、自在に翔ぶホークスが羨ましく、新技を考えているようだ。

 

 と、皆がそれぞれ教室に残って雑談している理由は一つ。体育館γが使用できる時間まで待つことだ。ただいま3時50分。4時には使えるようになるので、そろそろだとA組とB組の時間が有る有志一同がバスへ揺られて移動する。そこには既にセメントスが待機していた。

 

「やあ、よく来たね。今日も頑張っていこう」

 

『よろしくお願いします、セメントス先生!』

 

 自らを鍛えてPLUS ULTRAしようとする生徒を嫌う教師は雄英には一人も居ない。セメントスだけでなく、手の空いている教師が見に来る事も多々有る。特にミッドナイトがそうだ。

 セメントが敷き詰められた体育館は、セメントスの意のままに形を変える。そしていくら壊しても無限に再生し作り変えられる。派手に暴れて壊すヒーロー科の教師として、セメントスはとても貴重な存在だ。

 

 そして今日は、職場体験をしてきたことも踏まえて、更にステージが変わる。

 

「うおおおおおおおおおおおおっ!」

 

 例えば夜嵐は、重さも形も様々なセメントのブロックを大量に作ってもらい、それを同じ速度で同じ方向に飛ばすようコントロールしたり。

 

「あいでででっ!? ま、また失敗か……」

 

 工場のように入り組んだ地形を作ってもらい、そこにもぎもぎを沢山くっつけてトランポリンとして利用して跳ね回る峰田。

 

「でりゃあああああああ!」「どりゃあああああああああ!」

 

 分厚い分厚いセメントを、ひたすら殴り倒している切島と鉄哲。

 

「よっ……ほっ……はっ……!」

 

 高いアスレチックを、無重力を利用しながら上りながら、途中途中の人形を無重力状態にして投げ飛ばしていく麗日など、利用方法は千差万別である。さて、そんな中緑谷はと言うと……

 

「それじゃあお願いしマース!」「お願いするわね」

 

「うん、こっちこそ!」

 

 B組の角取ポニーと柳レイ子と対峙していた。現在の緑谷の骨を折らない上限は50%。やや余裕を持って40%に落とすとしても、そんなパワーで暴れたら体育館γに迷惑がかかる。よって、緑谷は主にそれぞれ個性の、実戦訓練形式で、代わる代わる同級生たちの相手をしていた。今度の相手は、角取ポニーと柳レイ子。4本の角を自由自在に操る角取と、物を自在に浮かせる柳。その相手をするのは骨だが、二人にも接近戦という弱点が有る。

 

 緑谷はヘルメットを被り手足にガントレットを実体化させると、ファイティングポーズを取る。合図は、側に居たセメントスだ。

 

「じゃあ……スタート!」

 

 開始と共に、緑谷は一気に距離を詰める。それを8割ほど予測していた二人は、角取の角2本で距離を離し、残りの角2本と、回りに有る沢山のセメントボールで対応する。四方八方から押し寄せる角とセメント玉を、緑谷は躱し、空かし、いなし、時には殴り砕く。

 

「オーノー!? 彼の目は後ろにもついてるですかー!?」

 

「どうなってんの……!?」

 

「死角を狙いすぎて逆にわかりやすいよ二人共!」

 

 視線の動きや身体の動きで、二人の思考を誘導し、わざと弱いと思わせるところを見つけ、そこを迎撃する。そして、暫く角や玉を砕いた後、逆に指弾で二人を狙う。

 

「うわっ!?」

 

 その速さに柳が慌てて指弾を止めるが、変わりにセメント玉の動きが疎かになる。

 

「ほら、そこ甘いよ!」

 

 操れる飛翔物は、数は柳に長があり、自在さは角取に長が有る。緑谷は指弾で柳の玉を減らした後、角取の角を1本掴んで逃さないようにし、そのまま突撃する。

 

「うわわわわっ!?」「わ、私の角が取られたデース!?」

 

 接近戦してくる緑谷に、慌てて玉を殺到させようとするもあっという間に懐に入られ、慌てた二人の玉と角は時には同士討ちさえする。その混乱のまま二人共、あっという間に緑谷に距離を詰められ拘束され、アウトとなった。

 

「課題は明白だね。接近戦に弱い。緑谷君に有利を押し付けられっぱなしだよ、二人共。それに、そばで見ていた僕にも動きが読みやすかった」

 

「ううぅ……」「次は、頑張るデース!」

 

 セメントスに反省点を指摘されて、落ち込む柳に更に気合を入れる角取。個性を伸ばすだけでなく、実戦形式の中で見えてくるものも有る。その練習台として、近・中・遠とどの距離でも対応できる緑谷はうってつけだった。それに、緑谷としても様々な"個性"を相手に戦えるとあって、この実戦訓練がとても好きだった。

 

「えっと、二人共、ありがとうございました!」「ありがとう」「サンキューデース!」

 

 深々とお辞儀する緑谷に、同じくお辞儀するB組二人。彼女らはまた独自訓練に戻っていくが、緑谷はまた他の同級生の訓練に付き合う。次は、常闇だ。闇を克服するため、セメントスにドームを作ってもらい、その中で必死にダークシャドウを抑えている。

 

 そのドームに穴を開けてもらい、ヘルメットの暗視機能をONにして中に入る。一切の光が届かない闇の空間、そこで常闇はダークシャドウを操るのに苦戦していた。

 

「み、緑谷……今日も宜しく頼む……!」

 

「うん、任せて!」

 

 暗闇の中で、ダークシャドウは常闇の意に反し暴走する。もし、この弱点をヴィランに突かれて一般人に被害が出たら大変だ。故に、闇の中で他の人と居ること、また戦うことで少しずつ手綱を握っていく。

 

「ヒャッハー! ブッコロシテヤルゼー!」

 

「そんな事しちゃダメだ! 常闇君!」

 

「言うことを、聞けっ……!」

 

 棒立ちする緑谷に力を奮おうとするダークシャドウを、必死に抑え込む常闇。

 

「ムダムダムダァー! オトナシクオレニカラダワタシヤガ「スマアアアアアアッシュ!」グアアアアアッ!?」

 

 手に負えなくなりそうだったら、無理やり殴りつけてコントロールを常闇に戻す。暗闇の中、とても危険な訓練であり、付き合える人間がほとんど居ない。だからこそ、緑谷は献身的に常闇に付き合っていた。"個性"の暴走のせいで友達がヒーローでなくなるかも知れないなんて、絶対に嫌だからだ。そして20分後。

 

「はい、そろそろ終わりだよ。今日もよく頑張ったね」

 

「あ、はい、ありがとうございます」「感謝します、先生……」

 

 内側がぼろぼろになったドームを、セメントスが解体してダークシャドウに光が当たる。途端に、小さくおとなしくなった。この特訓は二人の疲労がとても大きく、隅っこに行くと二人共勢いよく水分を取り込んだ。汗だくの身体に、染み込むような心地よい感覚感覚で、一息をつく。

 

「緑谷……今日も助かった……」

 

「どういたしまして!」

 

 疲れるけど、暴走する相手を抑える訓練にもなるし、緑谷としても有意義だ。体験全てを力に変えていく緑谷にとって、どんな経験も無駄にはならない。

 

「──友とは良いものだな」

 

 かつて、中学までは誰も自分に敵うものは居なく、故に一緒に訓練なども出来なかったこの悩み。だが、自分を指導してくれる教師が居て、自分と苦楽を共にしてくれる友がいる。それが、とても心地よかった。

 

「緑谷、もしもの時は我を呼べ。すぐにでも駆けつけよう」

 

「ありがとう。君ももし、ダークシャドウが暴走しても、僕が止めに行くから!」

 

 微笑ましい、二人の友情。

 

「(あああああああああ~ん♡良いわぁ……♡)」

 

 そして、そんな様子を見たいからこそ峰田にムチを打ちながら、ミッドナイトはここに居るのだ。

 

 

 そして、ここに来るのはヒーロー科だけではない。

 

「緑谷さーん! 今日も私のドッ可愛いベイビーをお願いします!」

 

「あはは……了解」

 

 やってくるのはサポート科の発目明。最近、I・アイランドのメリッサとよく交流をして、アイディアがわきまくって絶好調の彼女である。そこで実験体に、一般的な人の形をしており、身体も頑丈で力持ちな緑谷が選ばれるのだ。

 

「今日のベイビー達はこれです!」

 

 背負式のブースターに、足裏のブースター、各爆弾系アイテムに、ガッチガチの装甲服まで色々だ。しかし、最初の頃の発目のアイテムたちよりは、安全性が上がっている。これはメリッサの

 

「私達の発明品は、ヴィランとの対峙中に使うの。だから、求められる時に求められるだけの働きをする、頑丈な作りにしなきゃダメなんだよ」

 

というお説教のお陰だろうか。先輩に当たる天才技術者の意見だからか、その後の発目のアイテムに影響を与え、少なくともいきなり爆発することはなくなった――が。

 

「えーと、これは……臭い爆弾?」

 

「はい! 動物型の個性に特に効きます!」

 

「……えーと、効果範囲は?」

 

「とっても広いです!」

 

「ボツですよ!? バブルガールみたいにせめて狭い範囲にできるように!」

 

「ええっ!?」

 

 とまあ、時々暴走を抑えなければならないのもご愛嬌だろうか。ただし、真面目な衣装改良にも取り組んでおり、今も早速飯田のコスチュームの相談を受けていた。ステイン戦を経て、色々と改良点が見つかったようだ。生徒たち直々の意見を聞けるとも有り、実に上機嫌だ。

 

 

 しばらく発目に付き合った後は、次は連携の訓練。"個性"は、他の人の個性と組み合わせれば相乗効果で何倍にも強くなる。

 

「本日もよろしくお願いしますわ、緑谷さん」「よろしく~」

 

「うん、こちらこそ!」

 

 続いては、八百万、そしてB組の小大唯との連携だ。緑谷と合わせこの3人、相性がとても良い。

 

 小大の"個性"サイズは、八百万が創造で作り出す物を大きくできるので、結果的に八百万の脂質の消耗を抑えられる。また緑谷は作り出した物を正確無比に標的に当てれるので、八百万がヴィランに合わせた物を創造で作り、それを緑谷が投げ、それから小大の個性で大きくする。このコンボが、兎に角強力だった。ネットだろうとトリモチだろうと、少量作ればそれが大型のヴィランでさえ抑えるガジェットに早変わりするからだ。

 

 この訓練はセメントスがつきっきりになり、様々な大きさの的をあちこちに出すので、緑谷はその的に狙って投げ、小大は相手の大きさに合わせて、即座に物の大きさを変える。八百万は、ヴィランの形に合わせて玉やら槍やらをひたすら創造――と、実に効率が良い訓練だ。

 

「中!大!えっと……大!小!」

 

「シュート!シュート!シュート!あ、ずれたっ、シュート!」

 

「う、うわわっ、あ、間違えたっ!?」

 

 だが、この訓練は3人の息が合ってなくてはならない。八百万が即形を判断し、その作られた物に合わせて緑谷が投げ、大きさを小大が即座に変える。ゆっくりならば問題ないが、速度を上げると中々に難しい。これは、八百万の脂質がなくなるまで続けられる。

 

「す、すみません、もう……」

 

「わかった。向こうにチョコが有るからちゃんと食べるんだよ。お疲れ様」

 

『ありがとうございました』

 

 終わると疲れからぐったりとした八百万は、小大に支えられて隅にチョコを食べに行く。

 緑谷も皆を手伝ってクタクタで、横に座って休憩だ。甘いものが、とても身に染みる。

 

「疲れるけどすっごい為になるな~この訓練。とっさの判断が磨かれるっていうか」

 

「はい。そこは私の課題でも有るので、とても有意義です」

 

「僕も、形によって投げ方変えないといけないし……。弾がなくなった時の訓練にとってもいいよ」

 

 男の子一人に女の子二人。だけどする会話は色気がない。とてもヒーロー候補生らしい会話。

 

「そう言えば、入試の時にも緑谷さんに救けられましたわね」

 

「………あ、そんな事もあったね!」

 

「忘れていらっしゃったのですね。まあ、緑谷さんのことだからきっとたくさんの人を救けていたのでしょう。何せ、一般入試トップですからね」

 

「お、流石入試一位。すごいよね~、あの試験で一位取るなんて」

 

「うん、No.1ヒーローを目指しているからね。」

 

 ぐっと拳を握り、見据えるのは遥か遠く。あのオールマイトさえ超えると言う緑谷は、普段の地味な感じとはまるで違う決意を感じさせる。そして、その決意に見合うだけの実績も見せつけ続けてきた。

 

「……羨ましいですわ」

 

「……へ?」

 

 暗い顔でポツリと漏らす八百万に、首をかしげる緑谷。それと小大。

 

「え、でも八百万さん、個性凄いし、体育祭でもトーナメント出れていい成績残せてたじゃん?」

 

「う、うん。八百万さん、すごい個性だと思うよ!」

 

「あ、いえ、そうでなくて……緑谷さんのその、判断力の事ですわ。とっさの判断でも直ぐに頭が回って、他の人の個性も把握して戦えて……私も、そんな風に出来たら……」

 

 実に切実な悩みのようだ。八百万は、個性で出来ることの選択肢が多すぎる故、とっさの判断にどうしても遅れが出る。

 

「……えーと、それじゃあとりあえず、"必殺技!" みたいなのを作ってみると良いかも」

 

「必殺技、ですの?」

 

「うん、ヒーローは大抵必殺技を持ってるし、とりあえず困った時にはこれをとっさに出せる! みたいな技を作っておくと、その技の優先順位が高くなって、判断も早くなるんじゃないかなって……」

 

「必殺技──」「あ、私も作りたいな」

 

 緑谷の言葉に、考え込む二人。確かに、それも一つの手かもしれない。

 

「……なるほど、後で早速試してみますわ!」「私も! ……でも何にしよう?」

 

 必殺技は一朝一夕では出来ない。しかし、きっと役に立つだろう。そう思うと、緑谷も自分の技を更に磨こうと思うのだった。

 

 PiPiPi! PiPiPi! PiPiPi!

 

「あら、緑谷さん鳴っていますわよ?」

 

「あ、ホントだ。ちょっとごめん!」

 

 電話が入ったので、そそくさと隅に行く。相手は――印照才子だ。いきなりの女性の電話におっかなびっくり取ると、耳の近くに優しい声が。

 

「どうもこんばんは。お時間、大丈夫かしら?」

 

「あ、はい! 今休憩中だったんで、大丈夫です!」

 

「あら、まだ授業中でしたか?」

 

「いえ、放課後に残って特訓を。先生方も付き合ってくれてるんです!」

 

「特訓……流石、頑張っていますのね」

 

 ふふっと優しく笑う声に、ちょっとドギマギする。同じお嬢様でも、八百万とはまた違うタイプだ。

 

「そ、それで御用は……?」

 

「実は、あなたのガジェットの数々に興味がありまして……その製作者の方を紹介して欲しいんですの」

 

「せ、製作者をですか……!?」

 

 発目の顔が思い浮かび、大丈夫かなと冷や汗が浮かぶ。

 

「ひょっとして何か不都合がおありですか?」

 

「い、いえ、その、かなり個性的な人なんで……」

 

「あら、技術者さんとはそういう人も多いでしょう? 大丈夫ですわ」

 

「そ、そうですか……じゃ、じゃあ、紹介してみますね!」

 

「はい。是非お願いします」

 

 一つの出逢いから、他の出逢いへ人の輪は繋がっていく。この輪が果たして何処まで繋がり広がっていくかは、まだ誰にも分からなかった。

 

 

 

 

 




あっちこっちに話の種を植えていく……。幾つかは使えないままに鳴っても、残ったものが使えれば万々歳!
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