彼女ができなかったから、物語の女の子連れてきてハーレム作る 作:大賢者こんすけ
やっぱり主人公はたらしとかが良いな。こんな悪魔みたいな主人公嫌だな。
では、お楽しみください
「お父様は殺されたのよ」
乙姫の一言で空気は一変した。
「殺されたって………おま………」
「あれは病死なんかじゃない、お父様は誰かに殺されたのよ!」
こんなシリアスな状況で、頭の中に火サスのBGMが流れてきたことをここで謝っておくとして、俺の頭に子供の頃の思い出が蘇る。
「………そんな険しい顔して………大丈夫?」
乙姫が心配そうに此方を見る。
「いや、俺と同じだなぁって」
「同じって………ダーリンもお父さんを?」
「と言うか、両親をだな。ちょっと長話になるけど良いか?」
と、乙姫に了承を得てから話し始める。
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昔、父さんと母さんが二人で旅行に行ったんだよ…温泉街だったんだけど、山から源泉が流れてきてて、源泉かけ流しって宣伝文句だったから夫婦水入らずで行ってきなって言って俺と姉さんが送り出したんだけど…まさかのその温泉街で水蒸気爆発が起こってな、その水蒸気爆発では特に被害は無かったんだけど二次災害で山崩れが起きて温泉街が丸ごとペシャンコになったんだよ。死者458名、行方不明者46名………今でも忘れられない…でも、唯一助かった姉弟が温泉街のど真ん中の川を流れて助かったらしくて、案外うちの親ならそうやって逃げれたんじゃねぇの?って思ったんだけど、その助かった二人が「髭のおじさんと優しそうなお姉さんに救命胴衣着せられて川に投げ込まれた」って言ったらしくてその話を元に警察がモンタージュ描いたら完全にうちの両親だった訳よ……
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「………災害で……」
乙姫が悲しそうな顔をする
「いや、でもうちの親らしいなって思ってさ。ちょっと誇らしかったんだぜ?」
俺が無理矢理にでも笑って応える
「ダーリンは悲しくなかったの?」
「普通に悲しかったよ、当たり前じゃん。でも、ずっと悲しがってても駄目だなって、前向いて涙拭いて進まなきゃなって思ったからこうして生きてる、ってかずっと姉さんが励ましてくれてたのもあるんだけどな」
両親が死んだ後、俺は不登校になった。あぁ、かぐやと出会う前の不登校では無く、人生最初の1度目の不登校。姉さんが高校生3年で俺が小5の時だな、あの時は学校で担任が、
「刀童君?ご両親が亡くなって大変でしょう?これ、良かったら使って!」
って言ってくれたノートをびりびりに引きちぎって捨てるぐらい荒れてた。
なんで特別扱いするんだ!って普通にいつも通り学校に通えて、いつも通り友達とゲームの話して、いつも通り給食食べて、いつも通り友達と遊びながら帰ってるだけなのになんでそんな俺だけ可哀想だからって特別扱いされなきゃいけないんだ!ってなってだんだん学校に行かない日が出来て、いつの間にか不登校になってた。そしたら姉さんが
「今日も休むの?じゃあ私の代わりに掃除と洗濯と晩御飯作っといてね?私、今日
って、普通に接してくれる人が姉さんしか居なかったからそれが一番嬉しかったんだよね…でも、俺知ってたんだ、姉さんが俺達が普通の生活を出来るように学校終わってからずっとバイトしてお金稼いでくれてたって、一応、父さんと母さんの分の保険金とかも出たけどほとんど使ってなくて、姉さんが寝ずに稼いでくれたバイトの給料で小学校通って、食事して風呂入れて暖かい布団で寝れてたんだよ……ほんとに姉には感謝してもしきれないよ……
「まぁ、そんなだから今の俺が居るんだよね…」
そう言いながら乙姫のほうを見ると大号泣していた。
「………そんな泣く話か?」
「な゛く゛は゛な゛し゛よ゛グスッ……うぅ………グスッ」
大号泣している乙姫の頭を撫でる。
「でも、大丈夫。俺にはみんなが居るから。親がいなくてもかぐやもシーナも姉さんも……もちろんお前も居てくれるだろ?」
うわぁ、自分で言っておいてこのセリフくさすぎるだろ……
「グスッ………てことは、私には………グスッ」
「俺がついてるよ」
そういうと乙姫の目に涙が溜まっていく
「……!!ウワァァァァァン!!!タ゛ー゛リ゛ン゛!!!」
また大号泣しながら俺に抱きついてくる行き遅r……乙姫。
「大丈夫だって、どこにも行かないよ」
「チーン」
「おい……」
この状況でお約束してるんじゃねぇよ………服鼻水でドロドロじゃん……
「ダーリン!結婚しよう!」
「急だな……でも、その前にお前のお父さんの事件をどうにかしないと」
「お父様なんてどうでもいい!ダーリンの気が変わらないうちに早く既成事実を!」
…………なんかこの人と結婚するの不安になってきた……
「そうもいかないでしょ?でも、告白ぐらい俺から言わせてよ」
そう言って、一度月を見る。綺麗な満月を。
「月が綺麗ですね」
ド〇ちゃん「法廷で遊べるドン!」