最強の魔法少女がまどかなら最弱の魔法少女はだれだろうか?   作:華鳩羽

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初日

転校初日の日。

外は晴れやかだってのに何か不幸だ。

いや、とある某小説のヒーローのフラグ建築士みたいな不幸ではない。

ただ……なんというか、テレビで

 

『今日のてんびん座のようでO型の貴女! 同性に告白され人生ウハウハでしょう』

 

ニュース番組の終了間際に放送される占いで一位でも最下位でもない日本じゃ存在しない

十三位という位置づけにてんびん座でO型と表示されてる番組にそう言い渡された。

 

「何? バグ? エラー? 同性にウハウハって嫌だわぁ……」

 

ツッコミがてら大きな溜息をつく。

 

言っとくが私はれっきとした女性だ。オカマでもニューハーフでもない。

喧嘩を売っているとして理解できているな。こいつ……。

 

「やめておこう。これ以上なにかあったら呪われる……」

 

私はまた溜息を着いて一昨日届いたばかりの制服に身を包み玄関を開け外に出て家全体を見る、

 

「一人暮らしには広すぎる一軒家かぁ……」

 

私はそう呟いて、私が通うことになった見滝原中学校に向かう。

 

 

晴れだ。

転校初日、洗濯日よりにはもってこいの晴れだ。

晴天ではない。

 

んで、身体が浮いた。

正確に言えば、

 

「こんにちはートラックでーす」

 

といいながらトラックにぶつかってしまうような不幸を持ち合わせている私なのですが

 

「大丈夫か!? お嬢さん」

 

トラックの運転手は慌てて降りて来て私を見る。

私は、身体を起こし砂砂利を払いながら笑顔で

 

「大丈夫です。無傷ですしカスリ傷すらしてない。制服も汚れてないし大丈夫」

 

と言ってその場を立ち去る。

 

トラック運転手は不思議そうな顔をしてから、再びトラックに乗り込み運転を再開。

私は学校へ向かう。

 

「手は動くし、腕も動く。足も問題なく動いているし膝も肘も曲がる。うん……問題ない」

 

軽い準備体操をその場でしながら進む。

しかし、

 

「スカート短い……膝上……んー嫌だわぁ……」

 

私が見滝原中学校を選んだ理由は二つある。

 

一つ目は、知り合いが見滝原中学校に通っているから。

二つ目は、親友が見滝原中学校に通うと聞いたから。

 

一つ目の知り合いと二つ目の親友は同一人物ではない。

別人。赤の他人なのだ。

 

その人たちと会えることを知って選んだ。

あっけない理由である。

 

んで、校門前に進んでまた後悔した。

 

ガラス張りの中学校。

そういえば、どこかの国の刑務所がガラス張りだと聞いた。

こうも似通ったのが日本にあったとは……

 

職員室に向かうと長髪で黒色でクールで美人な生徒が来客用の椅子に座っていた。

今時黒髪は珍しいなぁ……

私は若干赤みかかったゴールドだってのに……。

 

「貴女が暁美巴(あけみともえ)さんね? そこで待ってて」

 

メガネをかけた二十代後半だと思われる先生に指示され、私はそのクール系な少女の隣に座る。

 

「貴女……名前ってなんていうのかしら?」

 

座ると同時にクール少女に言われた。

 

「え? 暁美巴だけど……?」

 

「どういうふうに書くのかしら?」

 

その子にそう言われ近くに置いてあった鉛筆と紙を借りて『暁美巴』と書いた。

 

「苗字が一緒なのね。私は暁美ほむら。ほむらはひらがなのほうよ」

 

それを見せると笑顔でそう言った。

 

「そうなんだ。何だかかっこいい名前だよね。あ、私のことはモエか、マリモって呼んで。

 そのほうが呼びなれているから」

 

「そう? 分ったわモエさん」

 

ほむらはにっこりと微笑んだ。




時間軸の説明をするならば、11話当たりです。
そこで時間を巻戻したらの話なので
若干オリジナルが入ります。

追記:誤字脱字があったので書き直す。
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