一夏ちゃんに愛されて夜に眠れない   作:銭湯妖精 島風

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時は来たれり

 

 

 

曇天を走る二筋の光の軌跡、それは雷では無く2つ・・・否、2人が描いている

 

己の刃で相手を斬る為に彼女達は激しく斬り結び火花と、彼女達が纏うMSの推進エネルギーが煌めく

 

彼女達を止める物は無く

 

彼女達を止める者も無い

 

彼女達自身すら最後を、最期を迎えるまで戦う事を止めない

 

己の信念と護りたいモノ、譲れないモノの為に彼女達は敵を屠る為に刃を奮う

 

 

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「・・・よし、こんなものかな?」

 

俺は鉛筆を置き伸びをして呟き時計を見てノートを閉じる

 

束が試作機こと零式(ぜろしき)を完成させてから約1年が経った

 

 

アレから千冬への勧誘をして、テストパイロットを引き受けて貰う事に成功し、俺は更なるデータ収集の為にクラスメイトを言葉巧みに誘い彼等には黙って適性検査を行った

 

まぁコアを触って貰っただけだけども

 

とにかく束曰く充分なデータが取れたらしく、原因の究明が出来たとの事

 

 

「いよいよ明日か」

 

明日、世界へISが発表される

 

ISは現行技術では作れない非常識の塊だ、だが束には作り出す事が出来た

 

きっと実物を見なければ信じる事が出来る人間は少ないだろう

 

「でも実物は確かに有る・・・寝よう」

 

布団を敷き電気を消す

 

願わくば、優しい世界を作る礎とならん事を

 

 

 

暁の空を白銀と白が光の軌跡を描きながら時に交わり、時に離れたりする

 

それを追う様に紅・青・桃・橙・赤黒・黒も軌跡を描く

 

激しく火花を散らして入り乱れて続く戦いに生まれた一瞬の隙、白銀の攻撃に晒された紅を庇い白を纏う彼女(・・)が墜ちる

 

そして紅を纏う箒が彼女の名を呼び

 

「一夏!!」

 

バッと身体を起こし手を伸ばし一夏の名前を呼んでいた

 

伸ばした手を数秒眺めた後、深く息を吐き出し夢だった事に安堵する

 

 

「はぁ・・・碌でもない夢、だったな・・・はぁ」

 

目覚まし時計を見ると目覚ましが鳴るまでには少し時間が有ったが寝直すには足りない微妙な時間だったので布団から出て布団を畳み押し入れに入れカーテンを開けて空を見上げる

 

先程の夢で見た様な、アニメの最終回や原作3巻に出てくる あの美しい空が目に映る

 

「・・・一夏、か」

 

夢で良かったが、なぜ約6年後の夢を見たのか、なぜ約6年後の一夏の姿・・・成長し女子高生になった一夏の姿を夢に見たのだろうか

 

 

モヤモヤする感覚を感じながら俺は洗面所へ行き歯磨きをして顔を洗い鏡を見て

 

「髪伸びたな・・散髪行かなきゃな」

 

 

でも散髪する度に束と千冬が残念がるので、少し気後れするし最近ではコスプレにも慣れて来たのか、あまり羞恥心も感じなくなってきていて、むしろコスプレを楽しんできている

 

とりあえず束に男の娘になるナノマシンとか使われない様に気をつけておこうと思う、無駄かも知れないけど

 

それから台所に行くと既に三春オバさんと共に朝食を作っている一夏が居たが夢は夢だと自分に言い聞かせ、朝の挨拶をして俺も朝食作りの手伝いに参戦する

 

 

程なくして朝食の準備も整い食卓へ運び、相変わらず半分は夢の中のマドカと、今日は一段とキリッしている千冬、いつもと変わらず新聞を読んでいる利一オジさんに朝の挨拶をして配膳し、朝食が始まる

 

 

悪夢を見て不安だけど、無事に発表が終わる事を願おう

 

 

 





お待たせしました


いちかわいい・・・むずかしい・・・いちかわいい・・・ふやしたい・・・いちかわいい・・・
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