一夏ちゃんに愛されて夜に眠れない   作:銭湯妖精 島風

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始めの一歩

 

 

 

悪ガキの騒動から数ヶ月が経ち夏休みになった、俺は この数ヶ月 就職?しても実家で暮らしているは束の元へ何度も通っている

 

ちなみに千冬も実家に住んでいるが、忙しくなってきたのか最近は帰って来ていない、もっと忙しそうな束が大体 篠ノ之邸にいるのは何故か気になるが、何か裏技でも使っているのかも知れない

 

まぁ俺としては、好都合だから良いが

 

そんな訳で夢の実現の為に今日も束を訪ねて篠ノ之邸へ来た

 

境内を掃除をしていた篠ノ之母は俺を見て束が自室にいる事を告げてくる、それにお礼を言い束の自室へ向かう

 

数分で束の自室に着き扉をノックすると、束の入室の許可する声が聞こえたので中に入り

 

「束姉こんにちわ、原案を何パターンか書いて来たよ。お願いしてた奴は出来てる?」

 

冷房が適度に効いた部屋でラフな格好の束に挨拶し、尋ねる

 

「いらっしゃいユタ君、一通りは出来ているよ?最初期型の原案が何個かと設定、いやぁ楽しくて堪らないね!」

 

ファイルを差し出してニマッと笑む束に お礼を言いファイルを受け取って中身に目を通す

 

「君のお陰で私の夢が叶ったから君の夢の手伝いをするって言ったのは私だけど、そこまで細かく設定を作る必要があるの?」

 

束は苦情とかでは無く純粋に疑問に思ったのだろう、尋ねてくる

 

「俺には必要かな?ストーリーの構成上、コレで何が出来て何が出来ないのか、どの様に動くのか、どの様に壊れてるのか、それを知っていたいんだ」

 

俺は束に答え、束から貰ったファイルをカバンに仕舞い、代わりに原稿用紙の入った茶封筒を束に渡す

 

「それだけ本気って事だね?この分だと書籍化の先も見てるのかな?」

 

もう成人している筈なのだが、少女の様に無邪気に笑み束は言う

 

「ん〜・・・その先、か」

 

束の言葉に書籍化、つまり今 束に協力を頼み書いている作品が出版社から出版された先の事を考えていなかった事に気が付いた

 

俺の目標は小説家になる事、それだけだった訳だ

 

だが、この作品は小説として出版した後、売れれば映像化やコミカライズも夢では無いかも知れない

 

いや、むしろ映像化した方が面白い作品なのかも知れない?

 

「小説家なる事で頭いっぱいだったから、その先の事は考えてなかったよ。でも束姉が協力してくれているから、絶対に この作品で作家デビューしてみせるよ」

 

俺の言葉に束は楽しそうに笑み頷き

 

「楽しみにしているよユタ君、本当に楽しみだ」

 

俺は強く頷く

 

原案は書いた、作中に出てくる重要な武装の設定と原案画も手に入れた

 

次の出版社が企画する新人発掘企画の締め切りは来春

 

時間は有る、意欲もある、未だ見ぬ登場者が どう動いてくれるかワクワクが止まらない

 

さぁ、最初の一歩を踏み出そう

 

とりあえず受賞するまで束以外には秘密にしとこう、サプライズって大切だし

 

 






お待たせしました

台風×2回&激務&風邪にやられていました

全然風邪が治ってる気がしないっす


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