一夏ちゃんに愛されて夜に眠れない   作:銭湯妖精 島風

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灰被り

 

 

 

幾つもの照明に照らされ、数多の視線を浴び俺は任された(ヒロイン)の演技をして王子様(いちか)を見つめて考える

 

 

夏休みも終わり新学期が始まり、すぐに学芸会の時期がやってくる。ウチの学校は運動会は涼しくなってからと言う事で10月の末頃にやる事になっている為、学芸会が先にくる

さて、小学生の学芸会は何をするのか?

 

個人的な意見だが、大抵は劇をする事になる、現に俺のクラスは劇をする事になった、やる劇はシンデレラ

 

まぁそこまでは良かった、ただ普通にやるのでは芸が無いと言う事で一捻り入れる事になり、登場人物を逆の性別の人がやる事になった

 

つまりシンデレラを男子が、王子様を女子がやる訳だ

 

はい、クジ引きで俺がシンデレラ、一夏が王子様をやる事になった

 

うん、軽く絶望して何分か動けなかった、いやマジで

 

とはいえ此処で我儘を言って配役を変える事も出来ないので腹をくくり一旦受け入れる事にし、気持ちを切り替える

 

なに普段してるコスプレの延長だ、少し演技(ロール)が入るだけ、そう、それだけだ

 

そう自己暗示をかける

 

それからアッと言う間に日が流れ学芸会 当日がやって来てしまった

 

 

転生して初めて学校に行きたくなかった日だが(すこぶ)る健康で、むしろこれまで風邪をひいた記憶が無いぐらいな為、問題無く登校し、劇の準備と最後の打ち合わせをする

 

とりあえず衣装を着る訳だが、シンデレラ役の俺は途中で衣装を着替える必要が有るので少し特殊な方法を使う事にした

 

俺達に甘く、二つ返事で了承する天才に頼みISの基本機能を応用した衣装を作って貰った

 

一体それだけで諭吉さん何十人 必要なのか想像もしたくないし、そんな高額品を束は二つ返事で用意する事に驚くばかりだ

 

作家として売れたら必ず恩返ししよう、そうしよう

 

 

結果から言えば、問題無く劇は終わり、問題は劇が終わってからだった

 

流石に着替えたりするのを体育館の混雑する通路などでは出来ないので教室で着替える為に廊下を歩いていると、束と千冬が待ち伏せていた

 

「待ってたよナユ君!!」

 

「お疲れ様 那由多、シンデレラ似合ってるぞ?」

 

束は言うが早いかデジカメで連写を始めたのでスルーし千冬の労いに「ありがとう」と答える

 

一夏と俺は別々の出口から来た為、一夏は2人には有って無いらしい

 

つか、シンデレラの衣装は滅茶苦茶 動き辛いし歩き辛い

 

昔の人には敬意を評しないといけないかも知れない、うん

 

「束姉、もういいかな?早く着替えたいんだけど?」

 

「えー」

 

それから担任の先生が、いつまでも教室に戻らない俺を探しに来るまで束による撮影会は続き、束は先生に注意されていた

 

 

しばらくは女装は遠慮したい、とくにシンデレラ系統の衣装は特に

 

 






お待たせしました

短めで申し訳ないです

次のネタが思い浮かばなかったら小学校時代は終わって、中学校時代つまり本番?が始まります、多分

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