一夏ちゃんに愛されて夜に眠れない   作:銭湯妖精 島風

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だしん

 

 

 

瑞鳳を後にして商店街を抜けて駅に行き電車に乗って出版社へ向かう、だいたい1時間ぐらいで出版社に着き受付で名前を告げ中に入り雨宮さんのいる編集部へ行く

 

エレベーターから降りると、編集部の入り口に雨宮さんが立っていた 受付から連絡が行ったらしい

 

「こんにちわ雨宮さん、すみません時間を取らせてしまって」

 

「構いませんよ天草先生、むしろ願ったり叶ったりです」

 

雨宮さん、雨宮燕さんは俺の担当編集で出来る女性な人だ、少し表情は固めだが話せば面白い良い人だ

 

雨宮さんに応接ブースに案内され着席した所で新作の構想と初期プロットを渡して読んでもらう

 

 

今日持ってきたのは今書いてるSFバトル物とは違い、ファンタジー系のラブコメだ

 

俺の中で・・・いや、物語の登場人物(かれら)終着点(おわり)へ辿り付こうとしているので次は何が良いかと考えてファンタジー系ラブコメを選んだ訳だ

 

 

数分黙って読んでいた雨宮さんが顔を上げ俺を見て

 

「今までの作風と大分違う様ですね、何というかドロドロしていない」

 

雨宮さんの感想は尤もだと思う、SFバトル物(緋色の戦火)はラブコメ展開とか皆無で火薬の匂い立ち込めるシリアスな戦場の話がメインだから凄くドロドロしている

 

対して新作の方はシリアス少な目で如何にもなラブコメ展開を織り交ぜた構成になっているのだから

 

「確かに そうですね、まだ構想段階の試し書きなので悪しからず」

 

俺が そういうと雨宮さんは ふむ と呟いて

 

「個人的には充分出版可能な内容だと思います、プロットを見た限りある程度最後の辺りまで構想もある様ですし・・・どうしますか?」

 

雨宮さんは真っ直ぐ俺を見て尋ねてくる

 

彼女の言う どうしますか? は緋色の戦火を書きながら新作を書くか?って意味だろう

 

結論から言えば両立は可能だろう、だが調子に乗って徹夜とかして学業に影響する可能が高い

 

それは両親との約束を違える事になる、それはダメだ

 

それに俺は雨宮さんに、お願いしたい事が有った

 

「本格的に書くのは暫く先にします、両親との約束を守りたいですし。お願いも有るんです」

 

「分かりました、お願いとは?」

 

俺の言葉に頷き、聞き返してくる雨宮に

 

「この新作なんですが、出版用を書くまでの間でデビューした新人のイラストレーターの人に挿絵や表紙を描いて欲しいんです。だから候補を集めて欲しくて、お願いします」

 

俺は頭を下げて雨宮さんに お願いすると

 

「分かりました、では再来年を目処に何名か候補を選出してみます。私の独断と偏見になりますが構いませんか?」

 

「はい、よろしくお願いします」

 

なんか漲ってる瞳をしている雨宮さんの言葉に頷き了承する

 

 

よし、一先ずは好評だったし帰りに お土産を買って帰ろう

 

せっかく出版社に来ているし高級和菓子とか買って帰ろうかな?いやケーキとかの方が良いだろうか?

 

 






お待たせしました


編集部の話でした

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