一夏ちゃんに愛されて夜に眠れない   作:銭湯妖精 島風

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レッツ訪問

 

 

編集部へ行った日から数日、つまり平日の今日この頃の放課後 俺の目の前に座っている弾が振り向き

 

「那由多、今日ウチに来いよ。最近出たゲームで対戦出来んだ」

 

見た目は美少女なのにセリフが中学男子のノリの事を言う

 

「確か予定は無かった筈だけど・・・一夏、何か有ったっけ?」

 

俺・マドカ・一夏の中で長女的なポジションの一夏に尋ねるてみる

 

「ん〜特にはないかな、夕飯までに帰れば大丈夫だよナユ」

 

やはり一夏は頼れるなぁと感じつつ弾に

 

「だってさ、弾」

 

「よっしゃ、じゃあ決まりだな! お前らも来るよな?」

 

弾は一夏達の方を見て尋ねる

 

「ナユが行くなら行こうかな」

 

と一夏はニコリと笑み言い

 

「一夏とナユが行くなら私も行こう、家に1人では暇だし あまり寝過ぎると母さんが心配するしな」

 

マドカは何とも彼女らしい理由を言い

 

「有り難いが今日は姉さんと約束が有ってな、また誘ってくれ五反田」

 

箒は申し訳なさそうに言い鞄を持って教室を後にし

 

「アタシもパス、お母さんが風邪ひいたみたいだから手伝いしなきゃ」

 

言うが早いか箒を追うように教室を後にする

 

それを見送り

 

「用事あんなら仕方ないか、よし行くか」

 

弾を先頭に教室を後にする

 

道中何かあった訳でもなく商店街前の道を通り過ぎ少し先に行った道を曲がって少し歩く

 

「ここがワタシんち、店から入ると爺ちゃん五月蝿いからコッチ」

 

支度中の札が掛かった五反田食堂の入り口を素通りし、建物沿いに回り込み玄関に案内される

 

 

弾って、ちゃんと一人称ワタシなんだなぁ何か違和感がある様な気もするけど

 

「ただいまー、入ってくれ」

 

「「「失礼します」」」

 

挨拶をして弾を先頭に家の中に入り靴を揃える

 

そして彼女を先頭に階段を上がり部屋に入る

 

「狭いけど適当に座ってくれ、ワタシは飲み物取ってくるわ。あ、座布団はソコな」

 

そう言い弾は部屋を後にして階段を降りていく

 

とりあえず立ったままは変だと思うので座布団を2人に渡して適当に座り部屋を見渡してみる

 

一夏(女子)の部屋に比べて何と言うか(男子)の部屋に近い雰囲気を感じる

 

マドカの部屋は良くも悪くも物が少ない、本人曰く生活に困らないだけで充分だ、私が持っていなくても私以外に2人が娯楽を持っているからな、だそうだ

 

 

とりあえず あまり見過ぎると一夏に怒られそうなので見るのをやめておく

 

マドカは壁に背中を預けて器用に寝始めていたが、いつもの事なので放置しておく

 

数分して弾が飲み物とお菓子を持って戻って来てゲームを起動する

 

「ほい、コントローラー」

 

「ありがと」

 

テレビに映るゲームの映像を見て考える、どうやらISのゲームらしい

 

 

いつのまに出たんだろう?

 

まぁ普段からゲームしないから知らなかっただけかも知れないが

 

 

とりあえず一夏がニコニコしてるから大丈夫だろう多分

 

 






お待たせしました


もっと いちかわいい させたいです本当は


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