一夏ちゃんに愛されて夜に眠れない   作:銭湯妖精 島風

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とある休日 ②

 

 

いつもと別方向にテンションが高い感じの束に引っ張られレゾナンスにやって来た、だいたい最寄りの駅から電車で30分ぐらいだった

 

 

レゾナンス内は休日、しかも時期に夏になる為 夏物を求めた人とか明らかにカップルな人達で溢れていて少し居心地が悪い、良くも悪くも束は人の目につくので

 

「さ、今日は楽しも〜」

 

もう慣れたけど、相変わらず年齢不相応な仕草で言う束に返事をして服を見るらしく移動を開始する

 

そういえば原作のインパクトが強くて勘違いしそうになるが、束は普通に服選びのセンスが良いと思う

 

その辺り無頓着な千冬に服を選び買わせたりしている様だし

 

今思えば原作の束がコスプレみたいな格好をしていたのは、何か意図が有ったのかも知れない、マジックとかみたいに意識を誘導させるタネの1つ的な?

 

そんな訳で女性物の売り場に到着して服選びが始まり久しぶりに束が真面目な表情をしているのを見る

 

「・・・ふむふむ、なるほど」

 

彼女の頭の中がどうなっているのか、俺にはサッパリ分からないが、正直 居心地が悪いし 嫌な予感がする

 

「コレとアレ、あとは・・・ふむ」

 

両手に服を持ってブツブツ呟き束はチラチラ俺を見てきて、更に嫌な予感が募る

 

「よし、ユタ君? ちょっとお着替えしよう? ね?」

 

束は両手に童貞を殺しそうな清楚系の服一式を持ち俺に満面の笑みを浮かべて言う

 

「束姉、とうとう正気を失ったの?」

 

ジリジリと距離を詰めてくる束から後退り言うと

 

「大丈夫、安心して? 少し、少しだけ」

 

「いや大丈夫じゃないでしょソレ!! 流石にソレを着たら決定的な何かを無くす気がする」

 

警察に職質されそうな事を言う束に言うと彼女は手に持っていた服をカゴに入れ、いつのまにか用意していたのか違う服一式を見せてくる

 

 

「ならコッチ!! コレからズボンだから大丈夫だよね!!」

 

いつも以上にグイグイくる束が持つ服一式を見る、当たり前だけど女物です、はい

 

身長は高い方では無いけど、低くは無いから身長自体は束とあまり変わらないし少し女顔かも知れないけど、そこまで華奢じゃないんだ俺

 

まぁ束なら色々な技術を使って誤魔化せそうで怖い

 

結局 束の勢いに負けて束が選んだ服を着る事になった訳だが逆に作品の肥やしにしようと考え受け入れる覚悟を決めた

 

さすがに童貞を殺す清楚系の服一式は着なかったけど

 

一通り俺を着せ替えて満足したのか束は自分の服をササっと選び購入して、今はフードコートでアイスカフェラテを飲んで寛いでいる

 

「次はどうしようかな?ん〜」

 

腕組みして考える束を眺めつつ俺も自分のアイスカフェラテを飲み、アイディアが閃いたので手帳を開き書き込む

 

歳上のお姉さんとデート、作品のネタとしてはアリじゃないか?

 

 

さーて、一夏に知られたら怖い気がするけど、大丈夫・・・だよな?

 

 






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