一夏ちゃんに愛されて夜に眠れない   作:銭湯妖精 島風

33 / 55
夏だ

 

 

レゾナンスで諸々を購入して数日、頼れる天災が頑張ってくれた お陰で俺達は別荘付きのプライベートビーチに来ている

 

流石に未成年だけでは色々と問題がある為、保護者として三春オバさんと利一オジさん、たまたま帰省が重なった父さん、五反田食堂看板娘こと蓮さんが参加している

 

都合をつけてくれた束はモンドグロッソに向けて千冬の専用機 白騎士の調整などで忙しいらしく不参加、もちろんモンドグロッソ出場者である千冬も不参加だ、残念

 

 

そんな訳で保護者もいるから公平な部屋割りになり、俺は数馬と2人部屋になった、流石に女子と相部屋は不味い気もするから良かった

 

 

一先ず荷物を部屋に置き、水着に着替えてプライベートビーチに出る

 

 

「すげー晴れてる」

 

 

先日レゾナンスで買ったラッシュガードとサーフタイプの膝丈の海パンを身につけて快晴の空を見上げて呟く

 

新作には水着回を入れようと心に決めておく

 

日差しが強いのでパラソルを立ててレジャーシートを敷いてその上に胡座で座り皆んなを待つ、数馬は水着を入れた場所が分からないと言って荷物を広げていたので俺だけ先に来た

 

「・・・蒼、海原、か」

 

目の前に広がる蒼い海を見て数年前に見た悪夢をフと思い出してしまう

 

約3年後の7月7日 七夕の日に一夏が銀の福音に撃墜される夢、原作では無事に復活したが、こちらでも無事に復活出来る保証なんてない

 

 

白騎士事件同様、福音の暴走事故が起こらない事を祈るしかない・・・いや まぁ束は味方だから十中八九は起こらないだろうけど、不安要素が居るからなぁ

 

この辺は束に相談しておこう

 

そんな感じで物思いに更けていると

 

「ナユお待たせ、あれ?数馬は?」

 

「数馬は水着捜索してたから俺だけ先に来たんだ」

 

日焼け対策に俺同様ラッシュガードを羽織って髪をお団子にしている一夏の問いに答え

 

「いつもの一夏も良いけど、髪を纏めてる一夏も良いね。似合ってるよ」

 

残念ながら女性の水着に疎い俺は一夏が着ている水着が何と言う水着なのかが分からない、取り敢えずワンピースタイプでは無い事だけは分かるけど、それ以外は分からない

 

「そ、そうかな?」

 

珍しく照れた表情をしている一夏に頷き

 

「日差し強いから入りなよ」

 

「え?うん」

 

一夏が日焼けをして痛い思いをするのは可哀想なので俺の隣を軽く叩き一夏に言うと、少し顔を赤くして隣に座る

 

ん〜もう日焼けしちゃったかな?一夏は肌そんなに弱くなかった筈だけど

 

「ねぇナユ、海・・・来れたね」

 

「そうだね」

 

海を眺めながら一夏がポツリ呟く様に言い俺は それに答える

 

 

「去年はプールにも行けなかったから、ナユ悔しがってたよね」

 

一夏は去年の事を思い出しながら話している様で少し笑う

 

「あーそうだったね、いや去年は去年で充実してはいたけどさ」

 

 

そういえば、一夏と こうして本当の意味で2人っきりで話すの初めてかも知れない

 

なんか不思議と嬉しい気持ちを感じている、と思う

 

これが好きって事なんだろうか?

 

俺には分からない、この気持ちが本物なのか否か

 

分かるまで一夏には悟られてはいけない、一夏は優しいから きっと俺は甘えてしまう

 

だから今はまだ、俺は何もできない

 

 





お待たせしました

プールと海で迷って、海にしました

水着に関しては、2時間ぐらい調べたのですが不可解過ぎて諦めました、すみません


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。