一夏ちゃんに愛されて夜に眠れない   作:銭湯妖精 島風

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文化祭 まえ

 

 

束がIS技術を応用して作ってくれたスマホ型のデバイスを使い最初の衣装を選択すると今まで着ていた制服から衣装に換装され一つ結いにしていた髪がポニテに変わる

 

このデバイスは便利だが値段は高めなので、市場に出回るのは まだ先かも知れない

 

「よし、時間だね。行こうか皆んな」

 

俺が声をかけると各々が返事をして控え室から出て行き俺は最後尾を歩く

 

何も無い野外ステージに上がり自分のポジションに立ちデバイスを操作して楽器を展開してメンバーを見渡すと、準備が出来た人からOKのサインが見え全員の準備が整った所で口を開く

 

「皆さん こんにちは、文化祭は始まったばかりてますが楽しんでいますか?少なくとも俺達の演奏を楽しんで貰える様に頑張りたいと思います、では聞いてください」

 

鈴に目配せをすると鈴がベースを弾きながら歌い始める

 

「父さん 母さん 今まで ごめん 膝をふるわせ 親指しゃぶる 」

 

それに合わせ継ぎ接ぎだらけのパーカーを纏った俺達も演奏を始める

 

 

そしてミスもなく鈴は歌い終わり、箒が鈴と位置を代かり一度頷くとキーボードの一夏が前奏を弾き始めると同時に俺達の衣装が継ぎ接ぎだらけのパーカーから衣装が変わる

 

「ホワイトボードで ひしめき合う 落書き 自由な願い事 」

 

箒が歌い始める、割と静かな箒が歌う姿はギャップがあるかも知れないし、鈴も箒も歌うのが上手いんだよなぁ

 

そして箒も歌い終わり箒は中央から俺の居た場所に移動し、俺は自分の楽器を格納して一夏が使っていたキーボードに移動する

 

すると再び衣装が変わる、一夏は白っぽいワンピース。俺達は騎士の様な服だ

 

そして一夏と目配せしてタイミングを合わせて演奏を始める

 

「舞う雪は星の欠片 天体に手をのばして 行き交う願い 感じているね すべては今 モノクロームの中」

 

鈴と箒の歌もいいけど、やっぱり俺は一夏の歌が一番好きだ。可愛いし

 

そんな訳で割り振られた時間の都合で三曲が限界だったので俺達の第1回の出番は約15分もないぐらいだった

 

デバイスを操作して楽器を片付けてステージから裏に引っ込み衣装から制服に換装する

 

ほんと便利なデバイスだ、これ

 

 

「とりあえず 皆んな 1回目 お疲れ様、ミスもなく終わって良かった」

 

まぁあと数時間もしたら2回目が有るが、一先ずは1回目が成功した事を喜ぶ事にしよう

 

「んじゃワタシはヘルプ頼まれてっから行くわ」

 

そう言い弾は軽快な足取りで人混みに消えていった、それを見送っていると

 

「那由多、あんた一夏と文化祭回って来なさいよ。全く気が効かない奴ね」

 

鈴が俺の背中をバシンと叩き、そう言う

 

なんか理不尽な事を言われた気がするが気付かないフリしとこう、文化祭を口実に さっきからスカウトらしき人がチラホラ見えてる気がするしね

 

「行こっか一夏」

 

「うん」

 

手を差し出すと一夏は笑顔で俺の手を取り頷く

 

今日の一夏も可愛いです、神様ありがとうございます

 

 

 






お待たせしました

バンド名を入れようかとも思いましたが、今後使う予定が皆無なので やめときました


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