一夏ちゃんに愛されて夜に眠れない   作:銭湯妖精 島風

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文化祭 あと

 

 

鈴の見た目からは想像出来ないチカラで叩かれた背中の痛みを感じながら一夏と文化祭を回っていたのだが、校内で堂々とプロダクションの人がスカウトしに来た

 

どうも さっきの演奏を聴いて一夏に歌の才能が有る事が発覚してしまった様だ、正直ウザいけど問題を起こすのは賢い選択では無い

 

「文化祭で父兄の方の入場を許可していますが、その様な行為が目的ならば即刻退場をお願いします」

 

スカウトに困っている所に運良く教頭先生が現れ静かに威圧して撃退する

 

この教頭、見た目はヤクザか何かにしか見えないし口数は多くないが見た目に反して融通が利き生徒の良き理解者で良く相談をされている、俺もした事がある

 

「教頭先生、ありがとうございます」

 

「生徒を守るのは当たり前の事、あの様なモノを速やかに片付けて君達に安心を与えるのが私達 大人、教師の仕事です。さ、行きなさい」

 

 

頭を下げ お礼を言うと教頭先生は そう言い微笑む

 

いや教頭先生 格好良過ぎじゃね?風の噂では教頭は中間管理職で めっちゃ忙しいし大変らしい

 

それから改めて お礼を言って教頭先生から離れ文化祭探索を再開する

 

 

幾たびのスカウトを見て俺は一夏が好きなのを再認識した、だから気持ちを打ち明けたい訳だがタイミングが分からない

 

鈴や弾達があからさまに気を使ってくるから皆んなにはバレバレなんだろうし、多分一夏も気付いてる・・・原作の一夏は鈍感で朴念仁だったけど目の前にいる一夏は鈍感じゃない筈だ、多分

 

今日は文化祭、タイミング的にさ悪く無いのか?

 

悪くは無いけど、何も用意してないしな・・・待てよ?交際を申し込むだけなら何もいらないか、プロポーズじゃないし

 

そんな訳で一夏と文化祭の出し物を周り屋上に上手く誘導する

 

「人混みは少し疲れた」

 

「お疲れ様、ナユどっちかと言えばインドア派だもんね」

 

少し疲れたので屋上にあるベンチに座り言うと立っている一夏が労い俺の頭のを撫でる

 

「ナユの髪は何でサラサラしてるのかな?」

 

撫でるのを辞めて隣に座り俺の髪を弄り一夏が尋ねてくる

 

「さぁ?遺伝?俺が特別な事はしてないの知ってるでしょ?」

 

この会話、数ヶ月前に束と似た会話した気がするけど まぁいいか

 

嗚呼改めて想いを口にするのは緊張する、でも今日を逃したらズルズルと何かに理由を付けて先送りにしそうだ

 

確かにまだ早いのかも知れない、世間が許してくれないのかも知れない、それがどうした? 俺は一夏が好きだ、もう俺は止まるつもりは無い。一夏が誰かのモノになるなんて許さない

 

「ナユ?どうしたの?」

 

一夏の言葉で気が付き大丈夫と答え、ベンチから立ち上がり一夏の前に立って深呼吸をする

 

そして一夏を真っ直ぐに見つめ

 

「一夏、好きです。俺と結婚してください、お願いします」

 

頭を下げると同時に右手を差し出して一夏の様子を伺うが一夏に動く気配が無いので少し顔を上げて様子を見ると、両手で顔を覆いなんか微振動と言うか身悶え?ていた

 

どーするかな、と考えた瞬間、一夏が俺の名前を呼び抱き着いて来て勢いのまま後ろに倒れてしまう

 

「ナユ、私と結婚しよう! そして幸せにして? 」

 

俺の上で身体を起こし馬乗り状態の一夏が嬉しそうに笑みを浮かべて言う、その問いに対して俺の答えは決まっている

 

「当たり前でしょ? 絶対に幸せにする」

 

背中の痛みなんて一夏の笑顔を見たらなんとも無い、神様 俺は一夏を必ず幸せにします

 

だから見ていて下さい

 

 

 





お待たせしました


いつ告白させるかを悩んでいたのですが、今回告白させてみました


はやまった可能性も有りますね、はい

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