一夏ちゃんに愛されて夜に眠れない   作:銭湯妖精 島風

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休暇

 

 

天災との邂逅から1ヶ月が立った、季節は真夏になり世間一般では夏休みに突入した

 

 

毎日決まった時間に寝て決まった時間に起きる、もはや習慣になっているので苦では無い

 

さて、夏休みは決して学生だけに訪れる訳ではない、つまり

 

 

「おかえり、父さん」

 

「ただいま那由多、少し大きくなったか?」

 

単身赴任中の俺の父親、言峰 蓮二(ことみね れんじ)を玄関で迎えている

 

「まぁまぁかな?」

 

「そうか、霞は?」

 

父さんと会話をしながら廊下を進み両親の部屋に荷物を置いて居間に行く

 

「母さんは、どうしても外せない仕事が発生したから帰るのズレるってさ」

 

「相変わらず忙しそうだな」

 

苦笑しながら適当に座り父さんは言う

 

ちなみに俺の両親の職業は、父さんが自衛官で 母さんが研究職らしい

 

 

母さんが何の研究をしているのかは分からないが、月に1〜2回程は帰ってくる

 

父さんは、年2回程度だったりする

 

「おかえり蓮二」

 

「おう、ただいま兄貴」

 

夏休みとあって教師をしている利一オジさんは家にいたらしく居間に入ってきて父さんを見つけ話しを始める

 

まぁ兄弟だし、いつもの事だ

 

そういえば、一夏と千冬の両親も時期的に そろそろ帰ってくる筈だが、まぁそのうち分かるか

 

一夏と千冬の両親は考古学者をしている

 

今は海外で遺跡発掘を指揮しているらしく、年に1回ぐらい帰ってくる

 

何の遺跡だったかは、興味が無かったから覚えていない

 

 

そんな訳で昼食を食べて大人達は雑談を始めた為、千冬が俺達に暇だろうと言い腹ごなしの散歩がてら篠ノ之神社へ行く事になった

 

もしかして束に呼ばれてるのか?とか考えたが、千冬は俺達が束に呼ばれているなら素直に俺達を連れていくだろうか?

 

とか考えつつ準備をして千冬の先導の元、篠ノ之神社へ向かう

 

30分ほどで篠ノ之神社に着き、境内を抜け奥側にある剣道場の扉を開けると、剣道の試合が行われていた

 

しっかり礼をして中に入り壁際で正座をしている同世代の美少女の横に正座をして静かに試合を見る

 

激しい攻防が繰り広げられていたが、数分後に決着が着いた

 

「強くなったな束、いつ負けてもおかしくない」

 

「次で勝ってみせるからね、お父さん」

 

面を外し、なんかイメージと違う感じの事を言う束と、千冬の剣の師匠である束と箒の父親の会話を聞いていると、箒が立ち上がり

 

「父さん、私も姉さんの様に強くなりたいです」

 

なんかスポ根作品みたいなノリの事を言っているが、まぁ箒だしいいか

 

とか考えていると

 

「いらっしゃっい、ちーちゃん。連れて来てくれたんだね?」

 

「あぁ、珍しくお前が私に頼み事をしたからな?何で那由多を連れて来させたんだ?」

 

防具を脱いで剣道着の束が話し掛けて来て千冬と会話をする

 

あーやっぱり束が俺を呼んだのか

 

仕方ない、腹を括ってしまおう

 

「んふふ〜ちょっとね?」

 

束の返答に千冬は怪訝そうな表情をして、俺は更に不安が増す

 

めっちゃ怖いんだけど

 

 






おまたせしました

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