一夏ちゃんに愛されて夜に眠れない   作:銭湯妖精 島風

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夕陽 に

 

一夏に悟られない様に彼女と会話しながら校舎を出て道なりに進む、途中で競技者志望の人達と部活をしている人達が練習をしているのが見える

 

グラウンドの外縁を走る人、バットで素振りをしている人、道具を運んでいる人

 

その向こう側に見えるアリーナの上を飛んでいるIS

 

「・・・俺達は本当にIS学園に入学したんだね」

 

漸く実感が持てた俺はポツリ呟く

 

「うん、私達はIS学園の生徒になったんだよ?ナユ」

 

そう優しく言い一夏は俺の頭を撫でる

 

やっぱり俺は一夏には勝てないな、色々な意味で

 

それから他愛ない話をしながらIS学園から出て駅に行き電車を待つ、IS技術により様々な物が進歩を続けている

 

最近では空間投影された広告や案内は当たり前の物になりつつあるし、技術が使われているデバイスも少し高価ではあるが一般人にも普及している

 

2年前の文化祭で使用した瞬時に衣装や楽器を出したり換えたりする奴、アレは正にIS技術を使った物だったわけだ

 

俺の目にはISによって世界が歪んでいる様には見えない

 

でも本当に歪んでいないのかは、分からない

 

束には悪いが、俺は一夏と六夏、家族や仲間の幸せを最優先させて貰う事にする

 

「ナユ、電車来たよ?」

 

一夏が俺と腕を組み軽く引いた事で思考から現実に戻り一夏にお礼を言って電車に乗り座席に座る

 

「また考え事?最近多いね?」

 

座ってすぐに一夏が心配そうに尋ねてくる

 

「大丈夫だよ、新作とか これからの事とか色々と考えてしまってるだけ。君や六夏の為にも次もヒットさせたいからね」

 

一夏を安心させる為に嘘では無いが真実では無い事を言う、一夏は軽く疑っている眼差しを俺に向け

 

「・・・嘘じゃない、でも何か隠してるよね?」

 

俺は一生、一夏には勝てない。色々な意味で

 

一先ず一夏をどうにか小1時間掛けて説得して電車を降りて帰路を歩み家に辿り着き玄関を開けると

 

「おかえりなさい、ユタ君、いっちゃん」

 

「おかぁ」

 

某管理局の白いホニャララさん(2×歳)の私服みたいな年相応の姿で束が六夏を抱っこして立っていた

 

「た、ただいま。なんで束姉いるの?箒も今日入学式でしょ?」

 

「ただいま、束さん。六夏ママだよ〜ただいま〜」

 

束は靴を脱いで家に上がった一夏に六夏を渡して

 

「いやぁ買い物してたら彩乃さんに会ってさ〜良かったら一緒にどう?って誘われてね?お父さんもお母さんも友達らしくて、箒ちゃんも一緒に来たのさ」

 

俺は束の説明を聞いて納得する、一夏の実母で俺の義母に当る彩乃オバさんなら言う

 

まぁ祝い事は人数が多い事は悪い事じゃないし、我が家は広いから問題ない

 

俺も靴を脱いで家に上がり一夏に抱かれご満悦の六夏に

 

「ただいま六夏、良い子にしてた?」

 

「あぃ〜」

 

俺の問いに返したのか分からないが、にぱーっと笑んだので凄く癒された

 

やっぱり俺は一生一夏には勝てないわ、こんな可愛い娘産んでくれたし

 

神様、俺 頑張ります

 

 





お待たせしました


六夏ちゃん出しました

1歳児って、どんぐらい喋るんだろ?

確か掴まり立ちぐらいするって聞いた気はするのですがね

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