ルフィが首長竜に食われた。
今、俺とルフィ、ビビで新しい島の探索をしている。
王女であるビビの護衛にルフィ1人ではあまりにも不安なのでついてきたのだ。
で、首長竜を見つけたはしゃいだルフィが頭の上に飛び乗っていたら、一口でパクりといかれたわけだ。
言わんこっちゃねぇ。
「ルフィさーーーん!?!?」
「みごとに食われたなぁ」
「シュライヤさん!感心してる場合じゃないでしょ!?早く助けないと!!!」
「あぁ、……っと、その必要はなさそうだ」
ルフィを食った首長竜の背後にバカでかい人影が迫っているのが見えた。
ありゃ巨人族だな、デカイ剣の一振りで首長竜の首を断ち切った。
「巨人族……ッ!?」
「本物の巨人族見たのは初めてだなぁ、あんなデケェのか」
「……なんだかルフィさんが仲良くなってるみたいだけど」
「まぁ、ルフィを助けてくれたみたいだし、悪い人じゃねぇんじゃねぇか?ルフィがこっち指差してるし、逃げるのも無理っぽいぞ」
「……そうみたいね」
ビビが呆れてるみたいだけど、ルフィの船に乗っちまったんだから慣れてもらうしかない。
あとカルー、死んだふりしても意味ねぇからさっさと起きろ。
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「いやぁ!恐竜の肉もうめぇんだなぁ!」
「ゲギャギャギャギャ!お前らの海賊弁当もなかなかのもんだ、ちと少ねぇがなぁ!そっちのふたりも遠慮しねぇで食え食え!」
さすがルフィ、メチャクチャ仲良くなってる。
恐竜の肉はいただいてます、美味しいです。
「ビビも食っとけ、恐竜の肉なんて滅多に食えねぇぞ?」
「それもそうね、……あ、美味しい」
早くもルフィに関しては諦めるという術を学んだらしい、たくましい王女様である。
巨人のドリーさんの話曰く、巨兵海賊団の元船長だったドリーさんは、もう1人の元船長ブロギーさんと喧嘩になり、百年近く決着のつかない決闘をしているらしい。
すげぇなぁ。
あ、山が噴火した。
「お、真ん中山が噴火したか。じゃあ俺ぁちょっくら行ってくるぜ。ゲギャギャギャギャ!!!」
どうやら決闘の合図だったらしい。
ドリーさんは立ち上がり、剣を抜いた。
足元から見ると、ドリーさんのデカさをあらためて痛感する。
……こりゃ、俺じゃ勝てそうにねぇなぁ。
攻撃は大振りだから当たらねぇだろうけど、決定打になる攻撃手段がねぇからなぁ。
こっちは一撃もらったらアウト、相手の体力ゲージはミリしか削れない。
なんてクソゲー?
まぁ、今の感じなら仲良くできてるし大丈夫だろ。
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現在、ドリーさんとルフィが殴り合いを繰り広げている。
ドリーさんがブロギーさんからもらってきた酒が爆発した、それで疑われたのが俺達というわけだ。
まぁ、百年も決闘続けてきた相手がそんなコスい真似するとは思えねぇしな。
しかし俺達でもない、となると俺達とは別の奴らが仕掛けたことになるな。
……爆発っていうと、この前の男が浮かぶんだよなぁ。
もしかしてあいつか?
「やめてルフィさん!ドリーさん!」
「無駄だビビ、ありゃなに言ったって聞こえやしねぇ。珍しくルフィが正しい」
「でもっ、あの傷じゃあドリーさんが!!!」
「だから動けねぇようにしてぇんだよアイツは。……それよりも、誰が酒に爆弾なんて仕掛けたのかだ。俺達じゃねぇのは確かだが、……こんなことできるようなやつについ最近会った気がするんだが」
「それって……ッ!?まさか、バロックワークスがこの島に!」
「まだ推測だがな、気をつけておいた方がいいって話だ」
しっかし、巨人族の攻撃食らって無事ってのは、さすがゴム人間だな。
……いいなぁ、悪魔の実いいなぁ。
俺も能力者になりてぇなぁ。
あ、ルフィがロケットみてぇにドリーさんの腹に突き刺さった。
……強ぇなぁ。
「で、どうするよ船長」
満身創痍で地面に倒れているルフィに指示を仰ぐ。
「巨人のおっさん達の大事な決闘に水差した奴等を見つけ出してぶっ飛ばす」
「……了解船長。どうする?俺はちょっくら敵を探しに行ってくるけどよ」
「頼んだシュライヤ、俺も動けるようになったら探しに行く」
ルフィもだいぶキレてるみたいだし、さっさと見つけ出してお灸を据えてやらねぇとな。
「ビビはどうすんだ?ついてくるか?」
「いえ、私はルフィさんとドリーさんを見ておくわ。……シュライヤさんも気をつけてね」
「わかった、じゃあそいつらよろしく」
さぁて、2度目のジャングル探検の始まりだ。
!щ(゜▽゜щ)