さて、しばらくジャングル探検したけどなんの成果も得られませんでしたって感じ。
サーベルタイガーとか恐竜とかは腐るほど襲ってくるんだけどな、人っ子一人いやしねぇ。
「ガぁぁぁぁぁぁ!?!?」
うお!?ビックリした、なんかえげつねぇ叫び声聞こえたな。
とりあえず声した方に行ってみるか。
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ゾロとナミとビビがバースデーケーキに刺さってた。
なんだありゃ?
近くにはドリーさんが倒れていて、その横には手足を串刺しにされた別の巨人族がいる。
さっきの叫び声はあの巨人っぽいな。
他にはウィスキーピークでシメた2人組と、3って髪型のメガネとせんべい食ってる女の子。
ありゃたぶんMr3とそのパートナーだろうな、たぶん。
あ、ナミがこっちに気づいた。
「あ!シュライヤ!ちょっとそんなとこでなにしてんのよ!早く助けなさいよ!!!このままじゃ私達蝋人形になっちゃうのよ!!!」
……ピンチなのはわかるけど、敵に位置バレしちったじゃねぇか。
ほらぁ、こっち見てるし。
「奴等の仲間かね?」
「「アイツは!?」」
「知ってるのかね?」
「……気を付けろ、アイツはあんたでも倒せねぇかもしれねぇぞ」
「ええ、私達は手も足も出なかったわ」
「フン!バカバカしい、君達と私を一緒にしないでほしいんだがね」
敵さんが話してる間にジャングルの方が騒がしくなってきた。
近くの茂みが揺れたと思ったら、カルーに乗ったウソップとルフィが表れた。
「おぉ、お前らは無事だったのか」
「シュライヤ!……ってえーーーーッ!?!?なんでゾロ達がバースデーケーキに刺さってるんだーーー!?!?」
「なんだありゃ、食えんのか?」
「食ったら腹壊すと思うぞ」
「「「いいからさっさと助けろよ!!!」」」
なんだアイツら元気いいな。
「で、どうするよルフィ。どうやらあの3野郎が頭っぽいけど」
「そうなのか?じゃあ、アイツが巨人のおっさんを。……シュライヤ、お前は手ぇ出すな」
「了解船長。じゃあ俺は周りの奴等に邪魔させねぇようにするわ」
「おう、頼んだ」
「お、おい、俺達はいったいどうすりゃ……」
「ウソップとカルーはあの3人助けてくれ。それとも俺の手伝いしてくれるか?」
「よーしカルー!!!全力であの3人を助け出すぞーーー!!!」
「クワァァァァァ!!!」
じゃ、俺は俺の仕事するとしますか。
「ルフィ俺はあの2人組持ってくけど、あのせんべい食ってる子はどうする?」
「1人も2人も変わらねぇ、俺に任せろ」
「おけ、任せた」
なんちゃって剃で2人組を抱えて離脱。
「グハッ!?テメェいきなり!!!」
「キャッ!?」
ここら辺ならルフィの邪魔にゃならねぇだろ。
「で、どうするよ、またやるかい?」
「……やらねぇわけにはいかねぇんだよ、どっちにしろお前らを殺さねぇと俺らが殺されるんだ!!!」
「そうよ!覚悟しなさい!!!」
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「まぁ、昨日の今日で結果は変わらねぇよなぁ」
そりゃそうだ、2、3日で強くなれたら俺だって苦労してねぇし。
2人組はとくに手こずることもなく無力化できた。
さて、問題はこいつらどうするか……。
「で、どうするよ?また任務失敗しちまったけど」
「クソっ!、……まだだ、まだMr3が!」
「あんな性格悪そうなヤツにゃうちの船長はやられねぇよ」
「……もうどうしようもないじゃない、ボスは2度も失敗した私達を許すほど優しくない。どうせ消されるわ」
「それについては大丈夫だと思うぞ?お前らのボス、クロコダイルはうちの船長が倒すって決めたからよ」
たぶん大丈夫だろ、だって主人公だし。
……ん?なんでこいつら固まってんだ?
「お、おい。お前今、俺達のボスのことなんて呼んだ?」
「キャ、キャハハハ!わ、私達の聞き間違いよ!そうに決まってるわ!まさか王下七武海が私達のボスなんて……」
「……あ、お前らも知らなかったのか」
勢いで言っちまったなぁ。
どうしよ、こいつら口開けたまま固まっちまったよ。
「……おーい、戻ってこーい」
「テメェ!?なんてこと教えてくれやがる!!!そんなこと知っちまったら間違いなくボスに消される!!!」
「そうよ!!!絶対に助からないわ!!!そもそもアンタらの船長だってあのクロコダイルに勝てるわけ……ッ!?」
「ありゃウィスキーピークにいたラッコとハゲワシじゃねぇか。……おー、相変わらず絵がうめぇなぁ、お前らの似顔絵じゃねぇか」
「アンラッキーズ……、終わった、もうおしまいだ。ボスの正体を知ったことがバロックワークスに伝わっちまう」
「もうおしまいよ……、ボスに消されるわ……」
……なんか申し訳なくなってきたな。
「あー、なんかすまんかったなぁ。……なんなら面倒見てやろうか?」
「うるせぇ!第一、お前について行ったところで結局はクロコダイルに殺されるだろうが!王下七武海に勝てるわけがねぇ!」
「いくらあんたが強くたって殺されるに決まってるわ!」
「いや、クロコダイルを倒すのはルフィの仕事だ、うちの船長はアイツだからな。アイツならやってくれる」
「できるわけねぇ!一体なにを根拠に……」
「根拠なんかねぇよ。ルフィは俺達の船長だ、そんでもってアイツがクロコダイルをぶっ飛ばすって言ったんだ。クルーは黙ってその手伝いをするだけよ」
「そんなバカみたいな話信用できるわけないじゃない……」
まぁ、そうなるわな。
「そんじゃ、俺はもう行く。あんま悪さすんじゃねぇーぞ」
「……ちょっと待って」
ルフィ達に合流しようと背中を見せたところで、女に呼び止められた。
「……もしアンタ達について行ったら、私達は強くなれるの?」
「ミスバレンタイン……」
「真面目にやりゃ、今よりは間違いなくな」
「Mr5、どっちにしろこのままじゃ私達はボスに消される。……だったら私はコイツらについて行って、自分の身を守れる力を手に入れるわ」
「……ちくしょう!本当にクロコダイルをぶっ倒すんだろうな!!!」
「なんだ、女が腹くくったってのに男はやけくそか?」
「うるせぇ!クロコダイルがぶっ倒れるまでだ!!!それまではお前らの世話になってやる」
「なんだ?口の聞き方がわかってねぇなぁ、これから俺達の世話になんだから『お世話になります』だろうが。第一、お前ら一応ビビの敵だったんだからな?」
「お、お世話になります……」
さてと、勝手に決めちまったけどどうしよう。
……とりあえずアイツらに話してみるか。
!щ(゜▽゜щ)